舞台はアメリカからロシア移住してきた住人が住んでいた(村)を舞台としていますが、年代は定かに書かれていません。
背景には、放射能汚染で地球が廃墟となり、シベリアの「極北」に人間がポツリポツリと生存している近未来小説です。
女主人公<メイクピース>は、一人で(村)に住み、自らを警察官だと自覚して日課としてパトロールをしていますが、ある日<ピング>と名のる妊娠した女の子と出会い、共同生活が始まります。穏やかな生活も出産をすることなく<ピング>は病死、、自分も自殺をしようとした時に空を飛ぶ飛行機を発見して、まだ地球のどこかに文明が残っているんだと信じて旅に出かけるのですが・・・。
ツンドラ地帯の過酷な自然環境を舞台に、人間が生き抜いていく過酷さを感じさせながら、<メイピークス>の5年間の人生が語られていきます。壮大な叙事詩を読んでいるように語られ、最後に一抹の希望の灯りが見いだせる終わり方でした。
奇しくもこの作品は、2011年3月に起こった福島の原発事故以前に書かれた作品で、単なるフイクションとして読み流すことができない示唆にあふれています。
いつもは肉料理中心のワンプレート料理ですが、今宵は「鯛のアラ」がありましたので、和風にまとめてみました。
「鯛のアラ」料理としては、【鯛のアラ煮】しか思いつかなく、湯通しをして霜降り状態にして調理にかかりました。大好きな「牛蒡」も忘れずに皮をムキムキです。
水飴状のべったりとした甘めの【鯛のアラ煮】はあまり好きではありませんので、生姜を多めにあっさりと煮付けています。
あとは<茄子と牛肉の煮物>、<絹さやの玉子とじ>、<鶏肉とソーセージの野菜スープ>です。
「魚肉・牛肉・鶏肉」と3種類が揃い、色目はあまりよくありませんが、今宵もバランスよくまとめていただきました。
今回の<佐々木房甫>先生の作品は、白い<オランダカイウ(別名カラー)>と 前回 にも使用されていた紅紫色の <シラン(紫蘭)> を主体に生けられていました。
心臓系の「葉」は<オランダカイウ>の葉ですが、後側に伸びている長い葉は幅があり<シラン>の葉ではなさそうで、何が使用されているのか分かりませんでした。
生けられている「葉」が、必ずしも花の葉とは限りませんので、拝見するときに緊張を強いられる同定作業で、特に「葉モノ」には苦労させられます。
鶯色の敷き板と黒筋模様の花瓶とが、生けられている緑の葉と調和がとれてきれいな配色だと眺めておりました。
<餡かけ蟹玉>をご飯の上にのせれば「天津飯」、<八宝菜>では「中華丼」、<麻婆豆腐>では「麻婆丼」がありますが、なぜか【酢豚丼】はメニューで見かけることはありません。
というわけで、丼物の好きなB級グルメ派としては気になるところで、自作です。
一般的に<酢豚>は「豚肉」が大きいのが魅力的ですが、丼ということで食べやすさを考慮して小さめにしました。なんだか盛り付けの見栄えが悪い感じで、お店のメニューとしても、このあたりが問題なのかもしれません。
「鶏ガラスープ」を元に溶き卵で<玉子スープ>を作り、ネギを散らして完成です。
平地や山地に生息する大型のチョッキリ類で、体長10ミリほどです。
コウチュウ目(鞘翅目)オトシブミ科の昆虫ですが、吻の長い姿は 「クヌギシギゾウムシ」 や 「ヒゲナガホソチクゾウムシ」 などのゾウムシ科の昆虫ととよく似た姿をしています。
体色は濃い赤紫色で金属光沢があり美しい色合いを見せ、背面は黒褐色の短毛で覆われ、<吻>は太く長く、やや青みを帯びています。
前胸下面両側に突起がなく、<吻>の真ん中あたりから触角が伸びていますので、写真の【モモチョッキリ】は<メス>です。
モモやナシ、ビワ・リンゴなどの木の実が膨らみ始めた頃、<メス>は実に産卵、その実の付いた枝を 「チョッキリ」と地面に切り落とします。
そこで孵化した幼虫は果実の実を餌として育ち、成熟した成虫は地面に穴を掘り<蛹>となり、秋の終わりごろ羽化した成虫は、そのまま穴の中で越冬、春先にまた表れてきます。
道路脇の植え込みに、桃色の【ゴテチャ】がきれいに咲いておりました。
写真を撮っておりましたら、お世話されているおばあちゃんから話しかけられ、しばらくお花談義です。
花たちが道路側に飛び出していると、車に迷惑だと言うことで、きれいに咲いている花たちを切り取るのがかわいそうだと、残念がられていました。
アカバナ科クラーキア属の一年草で、日本には明治時代初期に導入されています。
属名はスイスの植物学者<Godet>にちなみ、表記的に「ゴデチア」とも書かれ、和名では「イロマチヨイグサ(色待宵草)」です。
花弁は4枚で大きく、穂状もしくは円錐花序につき、蕚はじょうご状、草丈は80センチほどになり、透明感のある花弁と質感が独特で、花色も赤色・赤紫色・白色・覆輪と多彩です。
関西で「かりんとう」といえば、硬めに練り上げた生地を用いて揚げるため、歯応えのある感触で硬く、駄菓子としてのイメージが強い製品ですが、関東では関西に比べて生地の発酵を長めに行い、高級菓子として流通しているようです。
今宵<えっちゃん>からおすそ分けとしていただいたのは、<鎌倉五郎本店>の「かりんとう」で、食べ慣れた黒くて硬いものとは両極端の味わいでした。
上側の紫色のモノが「紫芋」で、手前の緑色は「えんどう豆」を原材料としています。
どちらもサクサクとした柔らかさで、植物油で揚げずに焼きあげた「かりんとう」らしく、素材そのものの甘味が感じられる風味がありました。
今宵は、<えっちゃん>が頑張って焼いたとおもわれる「手羽先」が肴です。
包丁で関節を切り分けてくれていますので、とても食べやすかったです。
パキスタン原産の岩塩「HIMARAYAN PINK SALT」を出してくれましたが、そのままでも十分においしくいただけました。
お店までの道中、道路脇の植え込みにたくさんのお花をお世話されているおばちゃんと少しお話しをしてきたと言えば、「ああ~、パーマ屋さんのおばあちゃんやわ」と、<えっちゃん>から教えていただきました。
車の邪魔になるため仕方ないけど、道路側にはみ出したお花を切るのがとても残念ですと言われていましたが、切られる前の「ゴテチャ」(明日の朝アップします)を撮影できたのは、幸いでした。
前回は同じ<徳山物産>のスープで食べる冷麺「ムルレンミョン」の 「大阪鶴橋徳山冷麺」 を食べましたが、今回はスープなしの混ぜ冷麺「ピピムネンミョン」の【大阪鶴橋ピビム麺】(2人前:410円)です。
やや麺が茶色いのは、蕎麦粉が入れられており、長さ15センチと食べやすい長さにカットされています。
キムチはありませんが、<茹で玉子・キュウリ・メンマ>で具材を揃えました。
コチジャンベースのタレを、よく混ぜていただきました。
辛口を期待していたのですが甘さが際立ち、少しがっかりする味付でした。
月曜日に<生きた化石>として 「ホソマダラシリアゲ」 を紹介しましたが、同じシリアゲムシ目(長翅目)シリアゲムシ科シリアゲムシ亜科の【ヤマトシリアゲ】です。
体は黒色で体長15ミリ前後、翅に2本の太い黒帯が入り、白く抜ける斑紋の形は多少個体差があります。
この時期に現れるモノは比較的大きく、晩夏に現れるモノは小さくて黄色っぽい体色ですので、「ベッコウシリアゲ」と呼ばれ、昔は別種と考えられていました。
オスの腹部先端は「ハサミムシ」のように鋏(交尾器)がありますので、写真は細く尖っていますのでメスです。
オスはメスに餌を与え、メスが食べている間に交尾するといいう、面白い習性を持っています。
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