放浪写真家であり詩人である父親<三里>はほとんど家に帰らない生活で、4度の離婚歴があり、異母兄弟の男5人女1人、中学生から30歳までが一緒に暮らしいます。
父親代わりとしての30歳の長男<四寿夫>は「遺言代行業」を職業とし、依頼主が亡くなりますと最後の夢を叶えさせるために兄弟の協力を得ながら、全力で依頼をこなしています。
ある日6人兄弟の所に、<三里>の隠し子かとおもわれる小学生<十遠(とお)>が母親が亡くなり藤川家に引き取られてきますが、唯一の女性<七重>は、同性として父親の隠し子を受け入れることが出来ません。
依頼された遺言の代行と合わせ、家族とは何かを問う構成で、「絆」とは何かを改めて感じさせてくれる一冊でした。
今回の<佐々木房甫>先生の作品は、葉物の「タニワタリ」が使用されて、大胆な迫力ある構成でした。
縁が波打つ「タニワタリ」の葉が、全体的にも波打つ感じで迫ってきます。
深紅の「バラ」が要所を締め、面白い構成です。
左下に垂れ下がる「タニワタリ」が、少しアンバランス差を生み出しており、<生け花>全体に緊張感を持たせている感じを受け、なるほどと拝花しておりました。
ローマの北東約100キロほどに位置する山間の町「アマトリーチェ」が名前の由来ですが、ローマ料理の代表的なソースです。
一般的には<グアンチャーレ(豚ほほ肉の塩漬け)> ・ <ペコリーノ(羊乳のチーズ> ・ <トマト>を使用していますが、この【アマトリチャーナ】(312円)は、<グアンチャーレ>の代わりに<パンチェッタ(豚ばら肉の塩漬け)>を使っています。
ソースとしては、完熟トマトの「ブロック」が見受けられ、<玉ねぎ・ブラックオリーブ>がたくさん入り、<パンチェッタ>の角切りが楽しめました。
<完熟トマトのピリ辛ソース>とありましたが、わたしには普通のトマトソース味でした。
風に揺れている 「ヤナギハナガサ」 で、一生懸命蜜を吸っている【クマバチ】です。
大きな黒い体に、胸部背には黄色い毛を生やしていますので、なかなか凶暴なイメージがありますが、攻撃性は低く、メスだけが毒針を持っています。
写真の【クマバチ】、翅の先端部分が損傷しているようで、天敵がいるのかと驚いてしまいます。
ミツバチ科クマバチ属に分類され、日本固有種ですので、姿を見かけますと応援したくなる昆虫のひとつです。
歩道の割れた隙間から、【ヒナキキョウソウ(雛桔梗草)】が顔を出していました。
キキョウ科キキョウソウ属の一年草で、北アメリカを原産とする帰化植物の野草です。
花は初夏に咲き出し、花径15ミリ前後、伸びた茎の先端に付き、可憐な青紫色の5弁花です。
同じ仲間の「キキョウソウ」とよく似ていますが、こちらの葉は丸く、本種の葉は細長く先が尖っていますので、すぐに見分けることができます。
今宵の肴は「ほうれん草」(180円)を選び、ポン酢でおいしくいただきました。
食べていますと呑み仲間から、「ファルコンさん、ほうれん草の漢字わかりますか?」と聞かれ、いままで気にしたこともなく、うろたえました。
和名の漢字表記では「菠薐草」と書き、これはとても読めないですし、「ほうれん草」を漢字で書いているお店には、いまだ遭遇したことがありません。
「ほうれん草」の原産地は中央アジア~西アジアとされており、シルクロードを通って7世紀頃に中国、日本には江戸時代初期に渡来した野菜です。
「ほうれん草」は<シュウ酸>を含んでいますので、食べすぎるのは良くなく、削り節などのカルシュームと一緒に食べますと、体外に排出してくれますし、多量の水で湯でこぼすと、茹で汁に<シュウ酸>が溶けだしますので、先人の生活の知恵がつまった調理方法には、驚かされるばかりです。
立ち呑み「鈴ぎん:福寿」には、コロッケ形状の 「ハッシュドポテト」 がありましたが、今はひとくちサイズの小さなフライが5個、お皿に盛りつけられて出てきます。
平等に数を数えてオネイサンたちはフライヤーで揚げていますが、最後のほうにもなりますと、一人前の数が揃いません。
運良く今宵も最後の場面に遭遇、<かずちゃん>が注文品と一緒に揚げてくれて、半端な1個をおすそ分けとしていただきました。
手づかみでお行儀が悪いのですが、正式な注文の肴ではなく、わざわざお皿や箸を使うのもはばかられ、ありがたく菜箸から貰い受けました。
今日のお昼ご飯は、定食メニューの制覇を目指しています【サカエ】に足を向けました。
定食としては、9品目の「豚キムチ定食」(600円)です。
見本の写真では小皿物がなんの料理なのか分かりませんでしたが、「イカマヨ」でした。
「エビマヨ」は4月に亡くなられた広東料理の<周富徳>さんが広めた料理ですが、「イカ」バージョン版も、なかなかおいしかったです。
辛い「豚キムチ」を食べ、甘い「イカマヨ」を食べ、また「豚キムチ」と甘・辛の味を交互に楽しみながら、「冷奴」を口直しに、おいしくいただいてきました。
手に持つとズッシリと重さが感じられる「レーズン・ブレッド」が目につき、製造が長野県北佐久群軽井沢町にあります【FONZ(フォンス)】と遠方のメーカーであることにも驚きました。
普通の食パンよりもひと回り小さく、厚み8センチばかりで(410円)です。
使用されている材料は<小麦粉・レーズン・全粒粉・塩・モルト・酵母>で、フクァフワ感はなく、しっかりと詰まったパンの仕上がりです。
切りだした断面に<レーズン>がたくさん入っており、そのままでいただきましたが、噛むほどに旨みが出てくる味わいでした。
ソフトボール大の球形の散形花序を形成する面白い花姿の【アリウム・ギガンチウム】が、植え込みに咲いていました。
ユリ科ネギ属に分類される多年草で、中央アジアを中心に「アリウム」は約700種の野生種が分布、「ニンニク」や「ネギ」も同じ仲間です。
「アリウム(Aliium)」は、「ニンニク」の古いラテン名で、「匂い」という意味を持ち、別名「ハナネギ(花葱)」と呼ばれています。
葉のない長さ1メートルほどの花茎の先に、花被片が6枚ある小さな花が集合したボール状の花姿は、多の草花にない面白さがあります。
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