11日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は4営業日続伸して始まりました。朝発表の9月の米卸売物価指数(PPI)は市場予想を上回りましたが、前月から伸びが鈍化しています。米債券市場では長期金利が低下しており、株式相場の支えとなっています。
9月の米(PPI)は前月比(0.5%上昇)と市場予想(0.3%上昇)を上回ったものの、8月(0.7%上昇)からは伸びが減速しました。高インフレが鈍化する傾向にあるとみられています。
米長期金利は(4.6%台前半)と低水準で推移しています。このところ米連邦準備理事会(FRB)高官が相次いで追加利上げに慎重な姿勢を示しているうえ、11日に欧州主要国の国債利回りが低下しており、米国債の買いにつながっています。中東情勢を巡る地政学リスクの高まりで、相対的に安全な資産である米国債を支えています。
ただ、12日に9月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて様子見姿勢も強く、ダウ平均は下げる場面もありました。
終値は4営業日続伸し、前日比65ドル57セント(0.19%)高の3万3804ドル87セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日続伸し、前日比96.833ポイント(0.71%)高の1万3659.677でした。S&P500種は、18.71 ポイント(0.43%)高の4376.95でした。
10日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3営業日続伸して始まりました。米連邦準備理事会(FRB)による一段の利上げへの警戒が和らぎ、米長期金利が低下。株式相場を支えています。半面、中東情勢を巡る地政学リスクは重荷となっています。
9日、(FRB)の<ジェファーソン副議長>やダラス連銀の<ローガン総裁>が、相次いで追加利上げに慎重な見方を示しています。コロンバス・デーの祝日による休場明け10日の米債券市場で長期金利は(4.61%)と前週末の終値(4.80%)を下回っています。株式の相対的な割高感が薄れたことから、買いが入りました。
終値は3営業日続伸し、前日比134ドル65セント(0.40%)高の3万3739ドル30セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日続伸し、前日比78.605ポイント(0.58%)高の1万3562.844でした。 S&P500種は、前日比22.58 ポイント(0.52%)高の4358.24でした。
0日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。中東地域での戦闘が激化し地政学リスクの高まりが投資家心理の重荷となっています。原油先物相場の大幅な上昇による米国のインフレ再燃への警戒も、株式相場を下押ししています。半面、ディフェンシブ株の一部に買いが入り、ダウ平均は小幅に上昇しています。
7日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスはイスラエルへの大規模攻撃を開始しました。イスラエルは反撃し、戦闘は激しさを増しています。地政学リスクの高まりで、運用リスクを回避する動きが出やすい状況です。
中東の周辺国からの原油供給にも影響が及ぶリスクが意識され、9日朝の米原油先物相場は前週末に比べ(3%)あまり高い「1バレル=85ドル台」で推移しています。原油高で米国のインフレ圧力が高まれば、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めが長期化するとの見方につながります。9日は「コロンバス・デー」の祝日で米債券市場は休みですが、金利の先高観が意識されて株式相場を押し下げている面もあります。
終値は続伸し、前週末比197ドル07セント(0.59%)高の3万3604ドル65セントで終えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前週末比52.898ポイント(0.39%)高の1万3484.239でした。S&P500種は、前週末比27.16ポイント (0.63%)高の4335.66でした。
6日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続落して始まりました。6日米労働省発表の9月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数の伸びが市場予想を大幅に上回り、米長期金利が上昇し、株式の相対的な割高感を意識した売りが出ています。
9月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が前月に比べ33万6000人増と、市場予想(17万人増)を上回っています。失業率は前月から横ばいの(3.8%)でした。労働市場の需給引き締まりが続いていることを示唆する結果と受け止められています。物価上昇圧力がくすぶり、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長引くとの観測が広がりました。
米債券市場では、長期金利が前日に比べ(0.16%)高い(4.88%)まで上昇し、4日に付けた約16年ぶりの高水準に並ぶ場面がありました。
金利上昇を受け、相対的な割高感が意識されやすい高PER(株価収益率)のハイテク株などに売りが出ていましたが、米長期金利が上げ幅を縮めたのに加え、週末を控えた持ち高調整や売り方の買い戻しで上げに転じています。
終値は反発し、前日比288ドル01セント(0.87%)高の3万3407ドル58セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反発し、前日比211.507ポイント(1.60&)高の1万3431.341でした。 S&P500種は、前日比50.31 ポイント(1.18%)高の4308.50でした。
5日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。6日発表の9月の雇用統計次第で米利上げ観測や米長期金利の上昇基調が強まるとの懸念から、投資家が買いを手控えています。半面、米長期金利の上昇が一服し、投資家心理を支えました。
6日の雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比17万人増と8月(18万7000人増)から伸びが鈍化する一方、失業率は8月の(3.8%)から(3.7%)に低下すると市場で予想されています。賃金は前月比で伸びが小幅に加速するとの見方が多く、内容次第で米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測が強まる可能性があります。
朝方発表の週間の米新規失業保険申請件数は20万7000件と前の週(20万5000件)から小幅に増えたものの、市場予想(21万件)を下回りました。3週連続で20万件前後となり、「依然として解雇が少ない」と受け止められておます。米長期金利は前日終値は(4.73%)でしたが、朝方に一時、(4.77%)に上昇し、その後は(4.71%)前後に低下しています。
終値は小幅に反落し、前日比9ドル98セント(0.030%)安の3万3119ドル57セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に反落し、前日比16.176ポイント(0.12%)安の1万3219.834でした。 S&P500種は、5.56 ポイント(0.13%)安の4258.19でした。
4日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。米長期金利の上昇が一服し、投資家心理の支えとなっています。半面、米国の財政運営を巡る不透明感は根強く、主力銘柄への買いが一巡した後、ダウ平均は下げに転じています。
4日朝の米債券市場で長期金利は(4.7%台半ば)で推移しています。米東部時間の4日未明に(4.88%)と連日でおよそ16年ぶりの高水準を付けた後は低下しています。金利上昇の一服で、相対的な割高感が薄れた高PER(株価収益率)のハイテク株を中心に買い直す動きが入りました。
4日発表の9月のADP全米雇用リポートでは非農業部門の雇用者数が前月比8万9000人増と、市場予想(16万人増)を下回りました。労働需給の軟化を示す内容との受け止められていますが、6日発表の9月の米雇用統計の内容を見極めたいという雰囲気もあり、株式市場では積極的な買いは限られています。
米連邦議会下院は3日、野党・共和党トップの<マッカーシー議長>の解任動議を可決しました。9月30日に成立したつなぎ予算の期限となる11月中旬までに、それ以降の予算が成立するかどうかは不透明な状況です。政府機関の一部閉鎖の可能性がなくならず、株式相場の重荷となっています。
終値は4営業日ぶりに反発し、前日比127ドル17セント(0.39%)高の3万3129ドル55セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、前日比176.544ポイント(1.35%)高の1万3236.010でした。 S&P500種は、前日比34.30 (0.81%)高の4263.75でした。
3日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3営業日続落して始まりました。米長期金利が連日でおよそ16年ぶりの高水準を付け、株式の相対的な割高感が相場の重荷となっています。
米長期金利は朝方に債券価格は安くなる前日比(0.07%)高い(4.75%)と、2007年8月以来の水準に上昇しています。このところ高水準の政策金利をより長く維持する必要性に言及する米連邦準備理事会(FRB)高官が増えています。
2日発表の9月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が(49.0)と市場予想(48.0)を上回って示され、3日発表されました8月の米雇用動態調査(JOLTS)では非農業部門の求人件数が(961万件)と市場予想(890万件)を上回っています。米経済の底堅さを示す経済指標の発表もあり、金融引き締めが長期化するとの観測が根強くあります。
終値は3営業日続落し、前日比430ドル97セント(1.29%)安の3万3002ドル38セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに反落し、前日比248.307ポイント(1.87%)安の1万3059.466でした。S&P500種は、前日比58.94 ポイント(1.37%)安の4229.45でした。
2日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続落して始まりました。米長期金利が高水準で推移しており、米景気が悪化するとの懸念が株式相場の重荷となっています。
2日の米債券市場では長期金利が(4.6%台前半)と、前週末の終値(4.57%)を上回って推移しています。米景気が底堅さを保つ中で、米連邦準備理事会(FRB)が高い政策金利を長期にわたって維持するとの見方が根強くあり、米株式市場では景気悪化への懸念から、景気敏感株や消費関連株の一部に売りが出ています。
10月1日から始まる新しい会計年度の予算を巡っては、9月30日夜に米連邦議会の上下両院が予算執行を11月中旬まで継続できるつなぎ予算案を可決し、<バイデン大統領>が署名し成立。政府機関の一部閉鎖が回避されています。ただ、2024会計年度の本予算は成立しておらず、先行きの懸念は残っているため、株式市場の反応は限られています。
終値は荒い値動きで続落し、前週末比74ドル15セント(0.22%)安の3万3433ドル35セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日続伸し、前週末比88.451ポイント(0.67%)高の1万3307.773でした。 S&P500種は小幅に続伸、0.34ポイント (0.0079%)高の4288.39でした。
29日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸して始まりました。朝方に発表されました米連邦準備理事会(FRB)の重視する物価指標が市場の想定の範囲にとどまりました。このところ株価の重荷となっていた米長期金利の上昇が一服し、株式投資家の安心感につながりました。
29日朝発表の8月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前月比で(0.4%)上昇した。一方、食品とエネルギーを除くコア指数は前月比(0.1%)上昇と、市場予想(0.2%上昇)を下回っています。コア指数の前年同月比の上昇率は(3.9%)と、7月の(4.3%)から伸びが鈍化し、市場予想と一致しました。
市場では、(PCE)物価指数の発表を受け、米国のインフレの沈静化が進んでいるとの受け止めが広がりました。29日朝の米債券市場では長期金利が(4.5%台前半)で推移しており、前日終値(4.57%)を下回っています。金利の低下で、株式市場では幅広い銘柄に買いが入りました。
買い一巡後は、共和党幹部が提案したつなぎ予算案を可決できなかったと伝わりました。新しい会計年度が始まる10月1日が迫っており、政府機関の一部閉鎖を避けられないとの見方が強まり、米政府機関の一部閉鎖のリスクが意識され、高水準の米政策金利が長く維持されるとの見方も根強く、ダウ平均は下げに転じ、一時「3万3407ドル45セント」の安値を付けて終えています。
終値は反落し、前日比158ドル84セント(0.47%)安の3万3507ドル50セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、前日比18.045ポイント(0.14%)高の1万3219.322でした。 S&P500種は、11.65ポイント (0.27%)安の4288.05でした。
28日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。前日にほぼ4カ月ぶりの安値「3万3550ドル27セント」で終えており、主力株の一角には押し目買いが入りやすく、米長期金利の上昇や原油価格の先高観が引き続き株式相場の重荷となっており、ダウ平均は下げる場面もありました。
米長期金利は28日朝に一時前日比(0.07%)高く債券価格は安くなる(4.68%)と、2007年10月以来の高水準を付けています。米原油先物相場は27日夜に「1バレル=95ドル台」と期近物として昨年8月以来の高値を付けました。28日朝は上昇が一服しているものの、需給の引き締まり観測が根強く、原油価格の先高観が懸念されています。インフレ抑制に向けた米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めが長期化するとの見方が高まっています。
朝方発表の週間の米新規失業保険申請件数は20万4000件と前週から増えまったが、市場予想(21万4000件)を下回っています。労働市場は依然として底堅いと受け止められています。2023年4~6月期の米実質国内総生産(GDP)確定値は前期比年率(2.1%増)と改定値から変わらず、市場予想(2.2%増)を下回りました。
終値は3営業日ぶりに反発し、前日比116ドル07セント(0・35%)高の3万3666ドル34セントセントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比108.428ポイント(0.83%)高の1万3201.277でした。S&P500種は、前日比25.19 (0.59%)高の4299.70でした。
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