ダウ平均株価(6月12日)終値3万8712ドル21セント
6月
13日
12日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反発して始まりました。朝発表の5月の米消費者物価指数(CPI)は上昇率がおおむね市場予想を下回りました。インフレが再加速し、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ転換まで時間がかかるとの警戒が後退し、主力株に買いが入り、ダウ平均株価を押し上げています。
5月の(CPI)は前月比の上昇率が横ばいと、市場予想(0.1%)下回りました。エネルギーと食品を除くコア指数は前月比(0.2%)上昇と市場予想(0.3%上昇)に届いていません。コア指数は前年同月比の伸び率が(3.4%)と、市場予想(3.5%)を下回り、前月(3.6%)から鈍化しています。
市場では、(FRB)が市場の想定よりも(金融緩和に積極的な)ハト派の姿勢を取る可能性が意識されたとの受け止められています。米債券市場では長期金利が大幅に低下(債券価格は上昇)。一時は前日比(0.13%)低い(4.27%)を付けています。金利の低下で相対的な割高感が薄れたとして、ハイテク株を中心に買いが入っています。
同日午後には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表があり、7会合連続で政策金利を据え置くことを決定、また、会合の参加者による政策金利の見通しが示され、年内の利下げ想定がこれまでの3回から1回に減り、結果を受けて米連邦準備理事会(FRB)が利下げ開始を慎重に判断するとの見方が広がり、ダウ平均は下げに転じています。
ダウ平均株価は、前日比35ドル21セント(0.091%)安の3万8712ドル21セントでした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比264.89ポイント(1.53%)高の史上最高値となる1万7608.44でした。
S&P500種株価指数は、前日比45.71ポイント (0.85%)高の史上最高値となる5421.03でした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比264.89ポイント(1.53%)高の史上最高値となる1万7608.44でした。
S&P500種株価指数は、前日比45.71ポイント (0.85%)高の史上最高値となる5421.03でした。