昨年4月29日に松竹映画で配給された同タイトル『八日目の蝉』の原作で、第2回中央公論文芸賞受賞作品ですが、<成島出>監督、<永作博美>・、井上真央>等の出演で、映画化されています。
自らが母親になれない主人公の<希和子>は、不倫相手の乳児を誘拐して、母子家庭を装いながら、我が子として3年半の逃亡生活を送ります。
同級生の家、見知らぬ女性宅と点々としながら、女性だけの集団生活を送る「エンジェルホーム」に居着きます。最後は小豆島で安定したかに見えた生活を送りますが、偶然祭りのときに顔を写された写真が入選してしまい、警察に知られ捕らえられてしまいます。
誘拐された子供は、無事に4歳で実の親元に戻るわけですが、その後育ての親が誘拐犯だったと知り心を閉ざして成長してゆきます。21歳になり、自らもまた妊娠しますが、その相手もまた家庭のある男でした。
最後はどのような結末になるのかと、一気に読ませる力量は、さすがに数々の賞に輝いている実力だと思いました。
何気ない文庫本の表紙ですが、小豆島の防波堤にたたずむ寂しそうな親子の姿、読み終わり納得すると共に、タイトルである『八日目の蝉』の意味も深く、これは読んだ者だけの特権として、あえて触れないでおきます。
11時から開店しているお店ですので、朝ご飯を食べないわたしには、早めに出向けてありがたい【萬家園】さんです。
本日のおすすめと言うことで、「天津飯定食(ミニラーメン付き)」(500円)と「チャーシュー飯定食(ミニラーメン付き)」(500円)が出ていました。
天津飯はよく食べますので、後者を選びました。
刻んだチャーシューにネギ・ニンジンが合わさり、少し甘めの出汁がかけられています。
個人的には、出汁はなくてもいいかなと思いましたが、面白い感触が楽しめました。
ミニラーメンにも、しっかりと八角味の効いたチャーシューが入っており、もやし玉ねぎの具材も一杯です。
どちらのメニューも(100円)足せば、「ミニラーメン」が「普通サイズ」のラーメンになりますが、このミニサイズで十分です。
舗道を歩いていましたら、見かけぬ「葉」が目にとまりました。
車道との間の植え込みですが、何だろうと足を止めました。
幸いなことに品名が書かれた札が置かれていて、【イタリアンジャイアントパセリ】だとすぐに分かりましたので、嬉しかったです。
品名が分かり、改めて見てみますと確かにパセリの葉の形状です。
セリ科のパセリは、縮み葉のパセリも、平たい葉のイタリアンパセリも大好きですが、このジャイアントパセリ、茎の長さが60センチ以上もある大きさですので、驚きます。
茎から枝分かれした葉の大きさが、手のひらサイズですので、食べ応えがありそうです。
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