住宅街の路地で見つけた鉢植えの<ユリ>ですが、遠目からは色合い的に「オニユリ」かなとも思えたのですが、近付きます横向きや下向きの花姿が多いなか、上向きに咲いていますので<スカシユリ>の一種だと思うのですが、品種の同定まではできません。
ユリ科ユリ属は、北半球のアジアを中心にヨーロッパ・北アメリカなどにかけて広く分布しており、原種は100以上、日本では15種が自生しており、そのうち6種<ウケユリ・ヤマユリ・ササユリ・イワトユル・タモトユリ・オトメユリ>は日本固有種です。
欧米での<ユリ>の改良品種の歴史は浅く、19世紀に日本や中国から「ヤマユリ」や「カノコユリ」の原種が紹介されてからになります。
日本では秋植えの球根草として扱われ、5~8月頃にかけてが開花時期ですので、これからあちらこちらで<ユリ>を見かける機会が増えそうです。
「アジサイ」も多くの品種があり、また土壌の酸性度により桃色から青紫色などに変化しますので、本種の同定はできませんでした。
装飾花の<蕚片>に、鋸葉が入る咲き方を「ナデシコ咲き」と呼んでいるようですが、確かにナデシコ科ナデシコ属の 「セキチク(石竹)」 などとよく似た花弁(蕚)が密集して咲いています。
密集した淡青紫色の色合いが、涼しさを呼ぶのにふさわしい形をしており、ギザギザの縁が、軽やかさ感を引き出しています。
後記 : 【モナリザ】という品種でした。
1952(昭和27)年4月、アメリカで公開されたミュージカル映画のタイトルと同じ名前が付けられています、園芸品種の【雨に唄えば】です。
タップダンスを踊りながら<ジーン・ケリー>が、雨の中で唄う場面は、映画史上に残る名場面だとおもいます。
白い覆輪が入る八重咲きの花姿で、踊り出しそうな軽快な花姿に「なるほど」と納得できる名称です。
「ピーター・パン」は、スコットランドの作家<ジェイムズ・マシュー・バリー>の戯曲『ピーターパンまたは大人になりたがらない少年』の主人公の名前ですが、写真の園芸品種【ピーター・パン】とどう結びつくのか、眺めていてもわかりませんでした。
白色の覆輪が入る八重咲きで、土壌の酸性度により、桃色か青紫色のぼかしが入った花弁(蕚)の色になる、面白い花姿をしています。
静岡県掛川市にある「加茂花菖蒲園」が、2008年に作出した比較的新しい品種で、人気が出始めているようで、ようやく見かけるようになりました。
野草で埋め尽くされていた近所の空き地、気が付きませんでしたが、きれいに刈り取られているのですが、そのなかでこの【アメリカオニアザミ(亜米利加鬼薊)】だけがそのままでした。
軍手をしていても鋭い「棘」がありますので、引っこ抜くのは至難の業で残されたようです。
キク科アザミ属の多年草で和名には「アメリカ」と付いていますが、原産地はヨーロッパ、アメリカに渡り、穀物の輸入時に紛れ込み1960年代に北海道で初めて確認されています。
茎の高さは1.5メートルにも達し、花径4センチばかりの紅紫色の頭状花を咲かせます。
葉や茎、球状に膨らんだ総苞片には鋭い棘があり、頭状花よりも大きい姿です。
種子は、「タンポポ」のような綿毛で飛散して繁殖していきます。
花姿は一見小ぶりの「アサガオ」といった雰囲気で、同じヒルガオ科の 「エボルブルス・ピロサス(アメリカンブルー)」 とも似た感じです。
「コンボルブルス」は、地中海を中心に200種以上が分布しているつる性植物で、一年草と多年草の二種類に分かれます。
本種はヒルガオ科セイヨウヒルガオ属に分類され、多年草の代表格で、園芸品種として「ブルーカーペット」という名称で広く普及している品種です。
花色は淡い紫色で花径は2~3センチ、5~7月頃が開花期で、昼間は開花していますが曇りの日や夜間は花を閉じています。
名称はラテン語の「コンボルボ(巻き付く)」に由来し、つる性の性質を表し、匍匐性がありますので株は横に広がって繁殖していきます。
幹(茎)の表面に残る枝(葉柄)が落ちた跡が面白く、漢字の「八」の字を逆さまにして「丸」で囲んだ模様に似ているところから【マルハチ】と名が付いています。
ヘゴ科ヘゴ属の常緑性木性シダで、小笠原諸島原産です。
葉は鮮やかな緑色、より成長した葉はより色が濃くなり、長さ2メートルにも達します。
葉柄は葉長よりも短く、長さ30~70センチ程度で、基部が少し幅が太くなり幹(茎)に取りついています。
属名の「Cyatheaceae(シアテア)」は、ギリシア語で「コップ・盃」を意味する「キアトス」に由来、葉の裏に付く<胞子嚢>の形がコップのように水を受ける形にちなみます。
世界的に有名な牧草として、明治時代に導入されました【カモガヤ(鴨茅)】ですが、今では空き地や土手などに広く野生化している帰化植物です。
イネ科カモガヤ属の多年草で、園芸業界では「オーチャードグラス」として流通、別名「キヌイトソウ(絹糸草)」とも呼ばれています。
葉は10~40センチほどの長さで幅は5~15ミリ程度、茎の先の節々から枝を出し、その先に小穂を多数つけ、円錐花序を形成しています。
小穂は長さ5~9ミリで平たく、3~6個の小花からなり、花色は淡い緑色もしくは淡い茶色をしています。
花期は5~7月頃で、花粉症を引き起こす花粉が飛散しますが、「スギ」や「ヒノキ」に比べて飛散距離は数10メートルと短いため、局所的に症状が現れます。
園芸の流通では「アイリッシュモス」との名で流通していますが、「モス」とは「苔」の意味です。
以前にも「クッションモス」と呼ばれる 「セラギネラ」 を紹介しましたが、こちらも「苔」ではなく「イワヒバ」の仲間です。
地面を這うようにマット状に広がりながら生育していきますので、見た目は苔っぽいですが、ナデシコ科サギナ属の植物です。
葉は小さく、線状披針形で草丈は10センチ程度、花は花径2ミリと小さくて5枚の花弁ですが、花を観賞するよりもグランドカバー的な利用が多いかもしれません。
写真の大部分は、淡い色合いのライムグリーンですが、左下には濃いグリーンの【サギナ】が見え、2種類の色があります。
歩道の割れた隙間から、【ヒナキキョウソウ(雛桔梗草)】が顔を出していました。
キキョウ科キキョウソウ属の一年草で、北アメリカを原産とする帰化植物の野草です。
花は初夏に咲き出し、花径15ミリ前後、伸びた茎の先端に付き、可憐な青紫色の5弁花です。
同じ仲間の「キキョウソウ」とよく似ていますが、こちらの葉は丸く、本種の葉は細長く先が尖っていますので、すぐに見分けることができます。
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