4日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前週末比215円46銭(0.64%)安の3万3216円05銭で前場を終えています。外国為替市場で円相場が円高・ドル安方向に傾き、自動車をはじめ輸出関連株を中心に売りが優勢でした。
日経平均は寄り付きから下げ幅を広げる展開となり、一時は400円強下げ「3万3023円04銭」の安値を付けています。<パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長>は1日に米大学のイベントで講演し、政策運営を慎重に進める姿勢を示しました。
これを受けて利上げ局面の終了観測が一段と強まり、同日の米債券市場で長期金利は(4.19%)と、3カ月ぶりの低水準でした。週明けの東京外国為替市場では日米金利差の縮小を意識した円高・ドル安が進み、円は「1ドル=146円24銭」と約3カ月ぶりの高値となっています。輸出関連株のトヨタやデンソー、ホンダなどに売りが優勢となり、日経平均を押し下げました。
終値は続落し、前週末比200円24銭(0.60%)安の3万3231円27銭で終えています。
1日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ局面が終了したとの見方が引き続き相場を支えていますが、1日は取引時間中に<パウエルFRB議長>が、午前に米スペルマン大学の懇談会に参加し、午後にも発言機会があり、内容を見極めたいと買いを手控える雰囲気が強い中で、ダウ平均株価は小幅に下げる場面もありました。
足元で米景気やインフレの鈍化を示す経済指標が目立ち、(FRB)の利上げ停止観測が一段と強まっています。11月に米長期金利は大きく水準を切り下げ、株式の相対的な割高感が和らいでいます。11月月間でダウ平均は2900ドル近く上昇し、前日には2022年1月以来の年初来高値「3万5959ドル89セント」で終えていました。
午前に米連邦準備理事会(FRB)の<パウエル議長>が米大学のイベントで発言があり、(FRB)による利上げ局面が終了したとの市場の観測を後押しする内容との受け止めから、10年債利回りは(4.268%)まで低下しました。株式の相対的な割高感が薄れたとみた買いが広がりました。ドルも売りに転じ、ドル・円は「1ドル=147円02銭」まで下落し日中安値を更新しています。
終値は続伸し、前日比294ドル61セント(0.82%)高の3万6245ドル50セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比78.81ポイント(0.55%)高の1万4305.03でした。
S&P500種は、前日比26.83ポイント (%)高の4594.63でした。
1日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比25円18銭(0.08%)安の3万3461円71銭で前場を終えています。(11月30日)の米株式市場でハイテク株の下落が目立ち、国内市場でも値がさの半導体関連株などに売りが出ました。もっとも、米ダウ工業株30種平均株価は年初来高値を更新したほか、外国為替市場の円安基調の支えもあって日経平均は上昇する場面もありました。
30日はハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数や半導体銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が下落し、東京市場では指数寄与度の大きいハイテク株の一角に売りが出て指数の重荷になっています。高値警戒感から利益確定売りが出やすかった面もありました。
しかし下値は堅く、日経平均株価は値を上げる場面も出ています。米ダウ平均株価が「3万5950ドル89セント」の年初来高値更新が支えとなったほか、前日夕に比べて円安・ドル高が進んだことで自動車株に買いが入ったのも支えとなっています。
終値は反落し、前日比55円38銭(0.17%)安の3万3431円51銭で取引を終えています。
30日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3営業日続伸して始まりました。朝発表の10月の米個人消費支出(PCE)物価指数がインフレ減速を示す内容でした。米連邦準備理事会(FRB)による利上げ局面が終了したとの見方が一段と強まり、株式相場の追い風となっています。ダウ平均は上げ幅を一時200ドルあまりに広げ、(8月1日)に付けました年初来高値(3万5630ドル68セント)を上回る場面がありました。
10月の米(PCE)物価指数は前年同月比で(3.0%上昇)でした。食品とエネルギーを除くコア指数は(3.5%上昇)と、市場予想と一致しました。9月(3.7%上昇)からも伸びが鈍化し、米国のインフレが沈静化していることを改めて示したとの受け止められています。
(FRB)による利上げ局面が終了したとの観測は根強く、ニューヨーク連銀の<ウィリアムズ総裁>も朝の講演で、(FRB)は政策金利を制限的な水準でとどめると語った一方、利上げ局面はピークまたはそれに近いとも述べています。
終値は続伸し、前日比520ドル47セント(1.47%)高の3万5950ドル89セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比23.27ポイント(0.16%)安の1万4226.22でした。
S&P500種は、前日比17.22ポイント (0.38%)安の4567.80でした。
30日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続落し、前日比65円85銭(0.20%)安の3万3255円37銭で前場を終えています。外国為替市場で円高・ドル安が進み、日本株の株価指数先物や輸出関連に売りが出ました。半面、主力のハイテク株の一角には買いが入り、日経平均は底堅さも目立っています。
前日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は小幅に続伸しています。一方、主力ハイテク銘柄の一角には売りが出て、ナスダック総合株価指数は反落しました。日本株は高値圏での推移が続いていたため、東京市場でも利益確定売りが優勢となる場面が多く、下げ幅は一時160円を超え「3万3161円07銭」の安値を付けています。
午後に入り、日経平均は徐々に上昇の勢いが増しました。主力半導体株の一角に買いが入り、米株価指数先物が日本時間30日に堅調に推移したことやアジアの株式相場が総じて堅調に推移したことが支援材料になりました。
終値は4営業日ぶりに反発し、前日比165円67銭(0.50%)高の3万3486円89銭と、この日の高値で取引を終えています。
29日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸して始まりました。米連邦準備理事会(FRB)による利上げ局面が終了したとの観測が一段と強まっています。米長期金利が低下し、株買いを促している模様です。
前日の講演で、(FRB)の<ウォラー理事>が経済を減速させ物価をインフレ目標の水準まで引き下げるのに現在の金融政策が「適切な状態にあるとの確信を深めつつある」との見方を示しています。インフレ率が一段と低下すれば、「利下げを始められる」とも述べていました。
米国の利上げ局面の終了や来年以降の利下げの可能性が意識され、米長期金利が低下しています。29日朝の米債券市場で長期金利は(4.2%台後半)と前日終値(4.32%)を下回って推移しています。未明には一時(4.25%)と、9月中旬以来の低水準でした。金利の低下で株式の相対的な割高感が和らいでいます。
朝発表の7~9月期の米実質国内総生産(GDP)改定値は、前期比年率(5.2%増)と、速報値(4.9%増)から上方修正されています、市場予想(5.0%増)を上回っています。ただ、10~12月期に成長が減速するとの見方が大勢で、株式相場に目立った影響は出ていません。
終値は、前日比13ドル44セント(0.03%)高の3万5430ドル42セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比23.27ポイント(0.16%)安の1万4258.49でした。
S&P500種は、前日比4.31ポイント (0.095%)安の4550.58でした。
29日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反発し、前日比41円93銭(0.13%)高の3万3450円32銭で前場を終えています。日米の長期金利低下を好感して値がさのグロース(成長)株の一角が買われ、日経平均を押し上げました。円高進行を受けて朝方は幅広い銘柄に売りが先行しましたが、売り一巡後に上昇に転じています。
金利低下を背景に年末高を意識した個人投資家が半導体関連や電子部品など値がさのグロース株の一角に押し目買いがみられました。
朝方は売りが先行し、下げ幅は200円を超え「3万3179円07銭」の安値を付ける場面がありました。「タカ派」で知られる米連邦準備理事会(FRB)の<ウォラー理事>の発言を受けて(FRB)の早期利下げ観測が広がり、米長期金利が低下し、円買い・ドル売りを招き、午前の取引で「1ドル=146円台後半」まで大幅に円高が進んでいます。輸出関連を中心に朝方は幅広い銘柄に売りが先行しました。米景気の悪化懸念も根強く、景気敏感株への売りも目立っていました。
終値は3営業日続落し、前日比87円17銭(0.26%)安の3万3321円22銭で取引を終えています。
28日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。米連邦準備理事会(FRB)高官の発言を前に様子見の投資家が多く、積極的な売買が手控えられており、小幅に下落する場面がありました。
28日は(FRB)の<ウォラー理事>など複数の高官の発言が予定され、市場では(FRB)の利上げ局面が終了したとの見方が広がっており、投資家の関心は利下げの時期に向かっています。(FRB)が高い政策金利を長く維持するとの観測が広がれば株式相場の重荷になる可能性があり、様子見の雰囲気となっています。
ダウ平均株価は前日に小幅「56ドル68セント」(0.16%)安となったものの、(8月1日)に付けました年初来高値「3万5630ドル68セント」に近い水準にあるため、主力株を中心に利益確定売りが出やすく、相場を押し下げています。
終値は、前日比83ドル51ドルセント(0.24%)高の3万5416ドル98セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比40.73ポイント(0.29%)高の1万4281.76でした。
S&P500種は、前日比4.46ポイント (0.078%)高の4554.89でした。
28日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比77円27銭(0.23%)安の3万3370円40銭で前場を終えています。前日の米株式相場が小幅安で終えたほか、外国為替市場では、円相場が円高・ドル安方向に振れたのが重荷となりました。一方、海外勢による日本株の買い意欲は根強く、下値を支えています。朝方は株価指数先物主導で上昇する場面もみられました。
日本株が上値を追う材料に欠くなか、年初来高値圏で推移する足元の相場の高値警戒感も意識されやすい状況でした。今週は相場の方向性を左右するイベントが少なく、国内機関投資家などによる利益確定売りがやや強まったことで日経平均は下げ幅を150円程度まで広げ「3万3298円04銭」の安値を付ける場面もありましたが、海外勢による日本株の買い意欲は根強く、一方的な下値模索とはなりませんでした
終値は小幅続落し、前日比39円28銭(0.12%)安の3万3408円39銭で終えています。
27日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。ダウ平均株価は前週末24日に8月上旬以来の高値「3万5390ドル15セント」で終え、主力銘柄の一部に目先の利益を確定する売りがやや優勢となっていますが、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ局面が終了したとの観測は引き続き相場を支えており、小幅に上昇する場面もありました。
ダウ平均株価は前週まで4週連続で上昇し、3000ドル近く値を上げています。米主要株価指数が年初来高値に迫るなか、主力銘柄には持ち高調整の売りも出やすく、今週は<パウエルFRB議長>を含む複数の高官の発言機会が予定されているほか、10月の個人消費支出(PCE)物価指数など注目指標の発表が控えています。年末商戦の消費動向を見極めたい雰囲気もあり、買い手控えにつながっている面が出ています。
相場の下値は限られています。(FRB)が今回の利上げサイクルを終えたとの見方は根強く、米長期金利は(4.4%台前半)と前週末終値(4.47%)をやや下回って推移し、株式の相対的な割高感が薄れたとみた買いも相場を支えているようです。
また、年末商戦が本格化した24日の「ブラックフライデー」でネット通販の販売額が過去最高になったと伝わり、消費の底堅さが改めて意識されています。(FRB)の利上げサイクルが終了したとの見方と共に、米経済の先行き不安は後退しているようです。
終値は3営業日ぶりに反落し、前営業日比56ドル68セント(0.16%)安の3万5333ドル47セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前営業日比9.83ポイント(0.069%)安の1万4241.02でした。
S&P500種は、前営業日比8,91ポイント (0.20%)安の4550.43でした。
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