5日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前引けは前日比137円84銭(0.34%)高の4万1051円49銭でした。
前日の欧州株高の流れを引き継ぎ、東京市場でも幅広い銘柄に買いが先行しました。取引介護には「4万1100円13銭」まで上昇し、取引時間中としての史上最高値を更新していますが、日経平均はこのところ急ピッチで水準を切り上げており、短期的な過熱を警戒した売りで下げる場面も出ています。
4日の欧州株式相場はドイツ株価指数(DAX)と仏CAC40がともに続伸するなど堅調に推移しています。同日の米株式市場は独立記念日の祝日で休場でしたが、欧州株高が追い風となり、きょうの東京市場では株価指数先物の上昇と歩調を合わせて値がさの半導体関連の一角などが買われて日経平均を押し上げました。
後場に入り、前日4日に日経平均や東証株価指数(TOPIX)が終値で史上最高値をつけた大幅な上昇で、週末を控えた午後とあって、達成感や過熱感を背景とした利益確定売りが優勢になりました。外国為替市場で円相場が円高・ドル安方向に振れているのも重荷でした。
終値は6営業日ぶりに反落し、前日比1円28銭(0.0031%)安の4万0912円37銭でした。