直木賞作家<辻村深月>がアニメ業界で奮闘する人々の姿を描いた小説『ハケンアニメ!』を映画化した『ハケンアニメ!』が、2022年5月20日より公開されます。
地方公務員からアニメ業界に飛び込んだ新人監督「斎藤瞳」は、デビュー作で憧れの天才監督「王子千晴」と業界の覇権をかけて争うことになります。「王子千晴」は過去にメガヒット作品を生み出したものの、その過剰なほどのこだわりとわがままぶりが災いして降板が続いていました。
プロデューサーの「有科香屋子」は、そんな「王子千晴」を8年ぶりに監督復帰させるため大勝負に出ます。一方、「斎藤瞳」はクセ者プロデューサーの「行城理」や個性的な仲間たちとともに、アニメ界の頂点を目指して奮闘します。
新人監督「斎藤瞳」を<吉岡里帆>、天才監督「王子千春」を<中村倫也>が演じ、<柄本佑>、<尾野真千子>が共演。『水曜日が消えた』(2020年)の<吉野耕平>が監督を務めています。
劇中に登場するアニメは『テルマエ・ロマエ』(2012年1月12日~26日・フジテレビ)の兵庫県西宮市出身の<谷東>監督や『ONE PIECE STAMPEDE』(2019年)の<大塚隆史>監督ら実際に一線で活躍するクリエイター陣が手がけ、そのキャストとして<梶裕貴>ら人気声優が多数出演しています。
北京2022冬季オリンピック・パラリンピックで開閉会式の総監督を務めた<チャン・イーモウ>監督が、映画をめぐるさまざまな思いを描いた『ワン・セカンド 永遠の24フレーム』が、2022年5月20日より公開されます。
1969年、文化大革命下の激動の中国。造反派に抵抗したことで強制労働所送りになった〈男〉は、妻に愛想を尽かされ離婚となり、最愛の娘とも親子の縁を切られてしまいます。数年後、「22号」という映画の本編前に流れるニュースフィルムに娘の姿が1秒だけ映っているとの手紙を受け取った〈男〉は、娘の姿をひと目見たいという思いから強制労働所を脱走し、逃亡者となりながらフィルムを探し続けます。
〈男〉は「22号」が上映される小さな村の映画館を目指しますが、ある子どもが映画館に運ばれるフィルムの缶を盗みだすところを目撃します。フィルムを盗んだその子どもは、孤児の少女「リウ」でした。
『最愛の子』・『山河ノスタルジア』の<チャン・イー>が主人公の〈男〉を演じ、少女「リウ」役を本作でデビューを飾った<リウ・ハオツン>、村の映画館を仕切る「ファン電影」役を『道士下山』などで知られる<ファン・ウェイ>が演じています。
埼玉県秩父市出身の落語家<林家たい平>(57)が主演を務める『でくの空』の公開日が、決定しています。7月29日より埼玉のユナイテッド・シネマ ウニクス秩父、8月12日から埼玉のユナイテッド・シネマ ウニクス上里でロケ地ということで先行上映。8月26日より公開されます。
本作の主人公は、長年コンビを組んでいた従業員の工事中の事故死によって、営んでいた電気工事店を畳んだ「周介」です。父「啓吉」のもとに身を寄せた「周介」は事故の真相を秘めたまま、死んだ従業員の母「冴月」の世話を焼きますが、彼女は打ち解けません。
そんな中、姉の「活美」が営むよろず代行屋「よろず代行 木偶の坊」に拾われたことから、さまざまな困りごとに投げ込まれる「周介」でした。心の痛手に苦しみ、助けを必要とする人々に活を入れられながら、次第に「周介」は立ち直りの兆しを見せ始めます。
<林家たい平>が「周介」、<結城美栄子>が「冴月」、埼玉県寄居町ふるさと大使でもある<熊谷真実>が「活美」、<林家ペー>が「啓吉」を演じたほか、<池田愛>、<遠山陽一>、<桐原三枝>、<原きよ>、<林家さく平>、<泉水美和子>、<村田綾>、<加藤亮佑>がキャストに名を連ね、<島春迦>が、脚本、監督、編集を担当しています。
今夜<21:00>より「BS-TBS」にて、2002年アメリカ製作の『原題:The Bourne Identity』が、邦題『ボーン・アイデンティティー』として2003年1月25日より公開されました作品の放送があります。
原作は人気作家<ロバート・ラドラム>のポリティカル・サスペンス3部作の第1作『暗殺者』です。
ある嵐の夜、イタリアの漁船が洋上に漂う意識不明の若い男を発見します。引き上げられたその男(マット・デイモン)の背中には弾痕があり、皮下にはマイクロカプセルが埋め込まれ、それにはスイスの銀行の口座番号が印されていました。男はなんとか息を吹き返しますが、記憶を失っており、自分の名前も分からない状態でしたが、自分の身元を探ろうとし彼は身元の唯一の手掛かりであるスイスの銀行に向かいます。その貸金庫には「ジェイソン・ボーン」名義を含め6ヵ国のパスポートや大金、そして拳銃が入っていました。
監督は<ダグ・リーマン>が務め、『ラン・ローラ・ラン』のヒロイン役<フランカ・ポテンテ>が主人公に協力する女性「マリー」役で共演しています。
今夜<19:00>より「BS12トゥエルビ」にて、1957年英・米合作製作『原題:The Bridge on The River Kwai』が、邦題『戦場にかける橋』として1957年12月21日より公開されました第30回アカデミー賞作品賞受賞作品の放送があります。
タイとビルマの国境近くにある日本軍の捕虜収容所では、連合軍捕虜を使って、国境に流れるクワイ河に橋を架ける準備が進められていました。しかし、英軍大佐はジュネーヴ協定に反するとして、所長と対立。英軍大佐の気骨に共感した所長は、捕虜の恩赦を条件に再度協力を要請します。
捕虜たちに生きがいを与えようと考えていた大佐はこれを承諾し、こうして建設工事が始まりましたが、同時に、収容所から脱走した米海軍少佐の手引きによって、連合軍による架橋爆破作戦も開始されようとしていました。
『旅情』・『アラビアのロレンス』・『ドクトル・ジバゴ』などの巨匠<デヴィッド・リーン>が監督を務め、戦下における人間の尊厳を描いています。出演は、<ウィリアム・ホールデン>、<アレック・ギネス>、<ジャック・ホーキンス>、<早川雪洲>、<ジェームズ・ドナルド>などが名を連ねています。
今夜<18:30>より「BSテレ東」にて、1983年8月6日より公開されました「男はつらいよ」シリーズ第31作目の『男はつらいよ 旅と女と寅次郎』の放送があります。
マドンナ役には<都はるみ>を迎え、「寅さん」は佐渡島の旅先で、多忙なスケジュールに嫌気が差して失踪していた人気女性演歌歌手「京はるみ」と偶然に出会い、一緒に旅をする様子を描いています。旅を続けるうちに「寅さん」は彼女の招待に気付くのですが、想いを抱くようになっていくのです。
マドンナ役を務めた<都はるみ>はこの映画に出演した翌年「普通のおばさんになりたい」と突如引退宣言をします。本作にはそんな彼女の苦悩が反映されていたのかもしれません。
映画中では『涙の連絡船』『アンコ椿は恋の花』など彼女のヒット曲をたっぷり楽しむことができ、さしづめ「寅さん版ローマの休日」といった風情の作品です。
1950年代に北朝鮮からポーランドへ送られた朝鮮戦争の戦災孤児たちの歴史をたどるドキュメンタリー『ポーランドへ行った子どもたち』が2022年6月18日より公開されますが、予告編が解禁されています。
監督の<チュ・サンミ>が脱北の過去を持つ大学生<イ・ソン>とともにポーランドを訪問しています。
予告映像には孤児を我が子のように受け入れ、今でも子供たちを思い涙するポーランドの教師たちの姿を収録。終盤には家族を思う<イ・ソン>が「お姉ちゃんはヒョクにとても会いたい」と海に向かって声を上げる様子も切り取られています。
監督として<チュ・サンミ>は、韓国でも知られていない歴史の闇に光を当てています。<ホン・サンス>監督の『気まぐれな唇』(2002年)や、<イ・ビョンホン>、<チェ・ジウ>と共演した『誰にでも秘密がある』(2004年・監督:チャン・ヒョンス)などに出演、出産・育児のため俳優活動を休止し、ドラマ『トレーサー』(2022年)で13年ぶりにドラマに復帰して注目を集める俳優です。演技を休止している間、大学院の映画制作科に進み、映画演出課程を修了しています。
<ポール・トーマス・アンダーソン>監督作『リコリス・ピザ』が、2022年7月1日より公開されますが、ポスタービジュアルが解禁されています。
本作では、1970年代の米ロサンゼルス・サンフェルナンドバレーを舞台に、写真技師アシスタントの「アラナ」と高校生「ゲイリー」の恋模様が描かれています。「アラナ」を<アラナ・ハイム>、「ゲイリー」を<クーパー・ホフマン>が演じたほか、<ショーン・ペン>、<トム・ウェイツ>、<ブラッドリー・クーパー>、<ベニー・サフディ>がキャストに名を連ねています。
ポスタービジュアルは、海外と同じイラストを使用した日本ローカライズ版です。「アラナ」が中央に大きく描かれており、彼女の手のひらにちょこんと乗った「ゲイリー」、そして個性豊かな登場人物たちがちりばめられています。
本国アメリカでは、そのデザイン性の高さとともに、1970年代の懐かしさをも呼び起こすデザインが評判を呼び、IndieWireの「2021年のベストフィルム・テレビポスター25枚」、The Playlistの「2021年のベストフィルムポスター」などに選ばれています。
今夜<21:00(~22:54)より>日本テレビ系 『金曜ロードショー』にて、2003年には製作50周年を記念して「製作50周年記念デジタル・ニューマスター版」でリバイバル公開され18年ぶりに『ローマの休日』(1953年)が、デジタルリマスター版で放送されます。
『ローマの休日』は、ある国の王女「アン」が主人公の物語。彼女はローマ滞在の夜にこっそり街へ飛び出し、偶然通りかかったアメリカ人の新聞記者「ジョー」と出会います。そしてともに名所を巡る2人の間に、恋心が芽生え始めるさまが描かれます。
<ウィリアム・ワイラー>が監督を務め、「アン」を<オードリー・ヘプバーン>が演じ、1953年のアカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞、「ジョー」を<グレゴリー・ペック>が演じています。
今回の放送ではオリジナルの新たな吹替版となっています。<早見沙織>が「アン」、<浪川大輔>が「ジョー」に声を当て、そのほか<関智一>、<関俊彦>、<茶風林>、<すずき紀子>が共演しています。
<オードリー・ヘプバーン>の胸像が設置されたり、<ヘレナ・コーン>が監督を務めたドキュメンタリー映画『オードリー・ヘプバーン』が5月6日より公開されたりと、なぜか話題に事欠かない<オードリー・ヘプバーン>です。
『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』の<バズ・プーンピリヤ(ナタウット・プーンピリヤ)>が監督を務めた『One for the Road(英題)』が、邦題『プアン/友だちと呼ばせて』として、2022年8月5日に公開されます。
『プアン/友だちと呼ばせて』は、<バズ・プーンピリヤ>の半自伝的な物語です。ニューヨークでバーを経営する青年「ボス」のもとに、バンコクで暮らす友人「ウード」から何年ぶりかに電話が入ります。がんによって余命宣告を受けたので、帰ってきてほしいというのでした。
バンコクに戻った「ボス」が頼まれたのは、元恋人たちを訪ねる旅の運転手。カーステレオから流れる思い出の曲が、2人が親友だった頃の記憶を呼び覚まします。忘れられなかった恋への心残りに決着をつけた「ウード」を、「ボス」がオリジナルカクテルで祝い、旅を仕上げるはずでした。しかし「ウード」は、「ボス」の過去も未来も書き換える〈ある秘密〉を打ち明けます。
<トー・タナポップ>、<アイス・ナッタラット>、<プローイ・ホーワン>、<ヌン・シラパン>、<ヴィオーレット・ウォーティア>、<オークベープ・チュティモン>が出演しています。
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