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神戸:ファルコンの散歩メモ

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  • ハッシュタグ「#昆虫」の検索結果1211件

ファルコン昆虫記(944)「ゾウムシ」

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ファルコン昆虫記(944)「ゾ...
体長15ミリ程度で特徴ある体形と経験則からコウチュウ目(鞘翅目)・ゾウムシ上科に分類される昆虫である「ゾウムシ」の一種だとすぐにわかりました。

「ゾウムシ」の名称は、【クヌギシギゾウムシ】のように口部が伸びた形をゾウの鼻に見立てての名称ですが、口部が長くない【ハリゲカシワクチブトゾウムシ】のような種も多く分類されており、残念ながら手持ちの資料では種の同定まではいきませんでした。

種名のあるものだけで日本で1000種以上、全世界では約6万種ともいわれ、多種多様な甲虫類の中でも特に大きなグループを形成しています。
#コウチュウ目 #ブログ #昆虫 #鞘翅目

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ファルコン昆虫記(943)【フタトガリコヤガ】の終齢幼虫

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ファルコン昆虫記(943)【フ...
背筋に黄色の帯が入る特徴とお尻に赤斑点があるチョウ目(鱗翅目)ヤガ科アオイガ亜科に分類されている【フタトガリコヤガ】の幼虫です。

食草となりそうな「オクラ」や「フヨウ」・「ムクゲ」・「ハイビスカス」・「タチアオイ」などが回りに見当たらない場所で発見、どこで大きく終齢幼虫まで成長したのか、不思議に思い眺めておりました。

成虫の姿は、昆虫記として撮影できていませんので、成虫として再会できるかなとささやかな期待をしています。
#チョウ目 #ブログ #幼虫 #昆虫 #鱗翅目

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ファルコン昆虫記(942)【ツクツクボウシ】

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ファルコン昆虫記(942)【ツ...
【クマゼミ】の鳴き声も静かになり、【ツクツクボウシ】の鳴き声が目立つようになってきました。【ツクツクボウシ(つくつく法師)】は、カメムシ目(半翅目)ヨコバイ亜目セミ科に分類されるセミの一種です。晩夏から初秋に発生するセミで、名称の由来だとわかる特徴的な鳴き声を聴かせてくれます。

体長は30mm前後と小さな蝉で、頭部と前胸部は緑色で、後胸部の中央にもW字型の緑の模様がありますが、他の後胸部と腹部は黒色が多く、また、オスの腹側の腹弁は大きく、縦長の三角形をしています。メスは産卵管が非常に長く、産卵管を収納する鞘のような部分がはみ出ています。ということで写真は「メス」になります。外見は「ヒメハルゼミ」や「ヒグラシ」にていますが、頭部の横幅が広く、腹弁が大きいことで区別がつきます。

小さいセミの抜け殻として、「ニイニイゼミ」は抜け殻に泥が付いていますので、これまたすぐに見分けられると思います。「ヒグラシ」は背中が盛り上がり殻に艶があります。「ツクツクボウシ」は、前後に細長く背中が平らで、殻は光沢がない淡褐色をしています。
#カメムシ目 #ブログ #半翅目 #昆虫

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ファルコン昆虫記(941)【キハダカノコガ】(2)

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ファルコン昆虫記(941)【キ...
「蜂」に擬態しているのでしょうか、黄色と黒の模様を持つ鱗翅目(チョウ目)ヒトリガ科カノコガ亜科に属する「蛾」の一種【キハダカノコガ】です。単なる【カノコガ】は黒い胴体に黄色の横じまが2本ですので、腹部の模様が大きく違います。

「カノコガ」の名前の由来は、黒い翅に白斑の模様が鹿の子模様に似ているところからつけられています。年2回発生。初夏から夏にかけて見られ、昼行性で吸蜜などを行っています。本種は腹部が大きいので雌かもしれません。

幼虫は、スイカズラ科の「ハコネウツギ」の花やつぼみ,その他キク科の「シロタエギク」などの植物などを食べるといわれています。
#チョウ目 #ブログ #昆虫 #鱗翅目

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ファルコン昆虫記(938)【ナナフシモドキ】(2)

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ファルコン昆虫記(938)【ナ...
昆虫の世界の幼虫や成虫の擬態にはいつも驚かせられます。網戸にへばりついたような枯れ葉の切れ端のような「トガリメイガ」も運よく観察できましたが、今回は残念なことに死んだナナフシ目トビナナフシ科エダナナフシ亜科の【ナナフシモドキ】を見つけました。

まるで木の枝に6本の脚がはえたような体型をしています。茶褐色、灰褐色、緑色と、体色は様々あるようです。「ナナフシ」に似ていますが、「ナナフシ」は触角が長いので、見分けられます。

日当たりの良い雑木林や、林縁の葉上、下草上で見られ、サクラ、ノイバラ、カシ、コナラなど、いろいろな植物の葉を食べます。あまりにも小枝にそっくりなので目にとまりにくいので、生きている姿を観察したかったです。
#ナナフシ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(937)【ベッコウハゴロモ】

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ファルコン昆虫記(937)【ベ...
網戸に止まっていた、開帳約15、6ミリほどの小さな「蛾」に悩まされました。

全体的に淡い緑色の地に幅のある白い帯が2本、翅の両端に黒色の斑紋、これだけの特徴を持ちながら、同定できませんでしたが、そういえば同定できない〈迷宮の蛾〉の第1号として取り上げた昆虫は黒色の目玉模様が印象的でチョウ目(鱗翅目)ではなかったのを思い出しました。

誰が見ても「蛾」の姿だと思えるのですが、なんと「カメムシ」の仲間の半翅目>カメムシ目>ハゴロモ科の【ベッコウハゴロモ】でした。前回の姿とは色が違うので気が付きませんでしたが、全体の色は黄緑褐色から闇褐色まであるようです。前翅にくすんだ緑っぽい粉を吹くものがいるそうです。写真で前翅の乳白色に見える部分は半透明で透けています。この透けた模様と翅先の黒色の斑紋が本種の特徴です。
#カメムシ目 #ブログ #半翅目 #昆虫

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ファルコン昆虫記(936)<トガリメイガ>

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ファルコン昆虫記(936)<ト...
通り過ぎたときに、網戸に枯れ葉の切れ端が付いているのかと思いましたが、昆虫好きとしては「ん!?」という感じで足を止めました。

網戸の定規代わりになります網目(8コマ)からもわかりますように翅の全開張(横幅)が12ミリほどの大きさしかなく、一見茶色の枯れ葉のちぎれたものかなと思わせる完全な擬態で、見逃すところでした。

半面特徴ある形態なのですが、同定できずに悶々とした時間を過ごし〈迷宮の蛾〉となるかなと諦めかけていたのですが、メイガ科シマメイガ亜科の<トガリメイガ>の一種ではないかとたどり着きました。

日本には10種が分類されているようです。翅の開張15~20ミリメートル。その名が示すように、前翅の翅頂は鋭くとがり、はねの色は赤褐色あるいは紫褐色です。幼虫や生活史については、ほとんどわかっていませんが、いまのところ害虫は1種もいないようです。

これ以上は昆虫学者の世界になりそうで資料も少なく、一応、大枠ですが同定できたということで記録として残しておきます。
#チョウ目 #ブログ #昆虫 #鱗翅目

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ファルコン昆虫記(934)【ウシアブ】(2)

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ファルコン昆虫記(934)【ウ...
遠目では、体長30ミリほどの双翅目ということでハエ目シギアブ科の「ヤマトシギアブ」かなと近づきましたら、なんと一般的な「イエバエ」の3倍はあろうかと思えるハエ目(双翅目)ハエ亜目(短角亜目)アブ科の【ウシアブ】でした。

容姿は「シロフアブ」や、「ヤマトアブ」に似ていますが、複眼が緑色なので区別できます。

体は紫褐色を帯びる灰黒色~灰褐色です。背中の地色は黒色で、黄色の毛で覆われます。胸背の前半部に3本の褐色の縦線があります。腹は紫褐色で、中央に黄白色の三角の斑模様があります。

日本各地の山地で普通に生息するアブの仲間で、成虫は7~9月に出現し、メスは牛や馬から血を吸います。時に人を刺すこともあります。毒はありませんが、刺されますと結構な痛みを伴います。雑木林の樹液にも集まります。幼虫は肉食で、土中でミミズや小動物を捕食します。
#アブ科 #ハエ目 #ブログ #双翅目 #昆虫

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今年の読書(44)『昆虫学者はやめられない』小松貴(新潮文庫)

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今年の読書(44)『昆虫学者は...
本書は、2018年4月に『昆虫学者はやめられない 裏山の奇人 徘徊の記』に加筆・さい編集され、2022年7月1日に文庫本として発売されています。

ファーブル昆虫記ならぬ「ファルコン昆虫記(933)」を記録している昆虫好きとしては、素通りできない一冊です。

著者は、「アイヅカコオロギ」を研究されていますが、昆虫のみならず、リスやヘビ、カラスの分野まで、幅広く生物に対しての興味が綴られています。

本書は、「研究者でない、一般の人々に身近な生物の魅力を伝えるのが目的」とされていますので、自己の体験記を通しての記述が楽しめました。

また口絵のカラー写真のこんちゅうたちや、文中にも白黒写真が添付されていますので、飽きることなく楽しめる一冊だと思います。
#ブログ #文庫本 #昆虫 #生物 #読書

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ファルコン昆虫記(933)【スカシエダシャク】

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ファルコン昆虫記(933)【ス... ファルコン昆虫記(933)【ス...
ガラス窓に留まっていたチョウ目(鱗翅目)シャクガ科 エダシャク亜科の【スカシエダシャク(透枝尺蛾)】と遭遇しました。

表側の翅模様(上段)が、強すぎる光線の関係でしょうか翅の鱗粉がなく透けて見える模様が淡い黄色になっており、分かりづらいのが残念ですが、ガラス窓という利点を生かし室内側(下段)では、逆光撮影が幸いして白い透かし部分が確認できるとおもいます。

樹木などの葉に紛れ込めば、「枯れ葉」に擬態してわかりづらくなりそうです。止まるときは前翅と後翅の間にすき間を作るようで、バンザイをしているよう形が特徴的です。
 
大きさは、開張45ミリ程度、幼虫の食草はクスノキ科(クスノキ、ヤブニッケイ、シロダモなど)の葉を好み、活動時期は4~9月ごろです。
#チョウ目 #ブログ #昆虫 #鱗翅目

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