神戸市北区にあります切手文化博物館(神戸市北区有馬町663-3)で10月28日(水)より、世界有数の切手コレクター<金井宏之>さんの手彫切手を5年ぶりに公開する特集企画展「金井コレクション手彫切手」が始まります。期間は11月30日(月)までで、開館時間は、10:00~16:00となっています。
1871年(明治4)年から現代までに日本国内で発行された切手、約3000点を展示する有馬切手文化博物館は、世界有数の切手コレクターとして知られた<金井宏之>さんが2005年に創設し、自らが初代館長を務めました。
同館には日本最初の切手「龍文切手」や初の記念切手「明治銀婚(明治天皇ご成婚25周年)」(1894年)、菱川師宣の図案で知られる「見返り美人」(1948年)など、時代順・種類別に切手の移り変わりが紹介されているほか、世界最初の切手「ペニー・ブラック」や郵便の配達に使われた肩掛箱などの郵便資料もあります。
開館15周年を記念して企画された今回の展示では、金井コレクションより、かつて職人たちが手彫りで作った版を用いて印刷された貴重な手彫切手を紹介。額面文字〈十五銭〉の〈十〉の字を彫り忘れ、印刷後に抜けた〈十〉の字を手書きした「書き十」と呼ばれるエラーを含む「鳥切手15銭(ロ)シート」や、たった1シートのみが現存する「桜切手和紙仮名入り30銭(イ)シート」、日本で最初に使われた消印「大型検査済印」の押された「龍文切手100文カバー」など、ここでしか見ることができない貴重な切手が展示されます。
将棋界の最高棋戦で、<豊島将之竜王>(30)に<羽生善治九段>(50)が挑戦する第33期竜王戦七番勝負第1局が9日午前9時、東京都渋谷区のセルリアンタワー能楽堂で対局が始まっています。
<豊島竜王>は昨年<広瀬章人竜王>(当時)を破り、史上4人目の「竜王・名人」となりました。今年度は夏に名人防衛に失敗しましたが、秋には<永瀬拓矢二冠>(当時)から叡王を奪取し二冠に復帰したばかりです。今期は竜王初防衛をかけての七番勝負となります。
挑戦者の<羽生九段>は過去竜王7期の実績を持つ永世称号資格者。前人未到のタイトル獲得通算100期の偉業達成なるかに注目が集まっています。
振り駒で先手になったのは<羽生九段>。立会人の<森内俊之九段>が対局開始を告げ、<羽生九段>は▲7六歩と初手を指し、<豊島竜王>は△8四歩と応じています。竜王戦七番勝負は2日制対局で、本日午後6時の時点で手番の棋士が封じ手を行います。
8日18:01、観客数15616人のマツダ スタジアムで行われました対広島20回戦、 阪神は投打に広島を圧倒し「9-1」で大勝、対広島11勝6敗3分けとし、広島戦の2年連続勝ち越しを決めています。
先発の<西勇輝>は広島の先発ナイン全員から三振を奪うなど、今季初めて2桁12個の三振を奪う112球の快投。8回に<堂林>・<上本>の連打で1点こそ失ってこの回限りで降板しましたが、今季9勝目(4敗)を挙げています。広島にはこれで昨季から7連勝、マツダでは通算9試合登板で6勝無敗としました。
打線は初回に<北條史也>の2号2ランで先制すると、6回には<サンズ>&<ボーア>のアベック弾など打者一巡の猛攻で一挙6得点。9月10日DeNA戦以来、今季2度目の先発全員安打を記録するなど16安打9得点の猛攻で広島に大勝しています。
ブリティッシュエアウェイズのボーイング747型機(画像:ブリティッシュエアウェイズ)
イギリスの航空会社、ブリティッシュエアウェイズが保有する「ジャンボジェット」こと「ボーイング747型機」の、最後の2機のラストフライトが現地時間2020年10月8日(木)に実施され、同社のジャンボは全機が退役したことになります。
ラスト2機の機番は「G-CIVB」と「G-CIVY」、ともに「ボーイング747-400型機」です。「G-CIVB」は1994(平成6年)にデビューした機体で、最終旅客便はマイアミ~ロンドン線。現在復刻版の塗装が施されています。「G-CIVY」は1998(平成10)年にデビューし、最終旅客便はシカゴ~ロンドン線でした。また、新型コロナウイルスの影響下、医療品を運ぶ貨物便としても投入されたそうです。
ブリティッシュエアウェイズは最大で56機の「ボーイング747型機」を保有し、「空の女王」とも呼んでいました。しかし新型コロナウイルスの影響もあり、2020年7月17日に前倒しでの即時全機退役を発表。順次退役が進められているなか、この2機が最後になります。
当初は、2機がヒースロー空港を離陸時、並行した2本の滑走路から同時に飛び立つという「デュアル離陸」で飛び立つ予定でしたが、気象条件により実施できませんでした。なお、2機のラストフライトの便名は、「G-CIVB」がBA400便、「G-CIVY」がBA747便という「ジャンボ」らしい便名がつけられていました。
日本国内で8日、新たに「626人」の新型コロナウイルス感染者が確認されています。国内の累計の感染者はクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員(712人)を含め8万8381人となっています。
死者は東京都1人と神奈川県で2人、計「3人」が報告され、死者数の累計は1632人となりました。
新たな感染者は、東京都248人、神奈川県65人、大阪府49人、埼玉県44人などとなっています。
鹿児島県は5日に感染者として発表した1人が、陰性と判明したとして累計感染者数を修正しています。
兵庫県では、新たに「27人」の感染者を確認しています。20人以上の新規感染者が判明するのは今月2日(29人)以来で、県内の累計患者数は2865人になっています。
発表自治体別では、神戸市「10人」、姫路市「9人」、尼崎市「2人」、西宮市「2人」、明石市「3人」、県所管分として「1人」です。
囲碁の最年少棋士<仲邑菫初段>(11)が8日、都内の日本棋院東京本院で第9期 ドコモ杯女流棋聖戦本戦1回戦の対局に臨み、 <上野梨紗初段> (14)に236手で白番6目半勝ちしています。11歳7カ月での本戦勝利は全棋戦の最年少記録。これまでの記録は後に王座、十段を獲得する<村川大介初段>(当時)の13歳1カ月でした。
この日の対局相手<上野梨紗初段>も14歳3カ月で、日本棋院所属では<仲邑菫初段>に次ぐ2番目の年少者。2人合わせて25歳10カ月の対局は昨年4月22日、<仲邑菫初段>と <大森らん初段>(18)とが対局した竜星戦予選B の26歳9カ月をこちらも更新しています。
<仲邑菫初段>は8強に進出。26歳年上の<鈴木歩女流棋聖>(37)への挑戦権獲得まで、あと白星三つとしました。挑戦してタイトルを取れば、<藤沢里菜女流立葵杯>(22)が持つ最年少タイトル獲得記録、15歳9カ月を大幅に更新することになります。
5日午前9時に日本の南海上で発生した時点より進路予想の予報円が大きく、また予報する機関により進路が大きく違っていました「台風14号」も、ようやく今後の針路が狭まってきたようです。
強い勢力の「台風14号」は、日本列島の南側を発達しながら北上しています。9~10日に西日本、10~11日には東日本に接近、上陸する恐れがあり、気象庁は警戒を呼びかけています。
気象庁によりますと、「台風14号」は8日午後9時現在、種子島の東南東約260キロを時速15キロで北上。中心気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は秒速35メートル。中心から半径110キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いている状況です。
台風の北上に伴い、非常に強い風が吹く恐れがあります。9日にかけて予想される最大風速は、九州・奄美地方、四国、近畿、東海、伊豆諸島で20~25メートル。10日は四国、近畿、東海、伊豆諸島で25~29メートルの最大風速が見込まれていますので、みなさんご注意してください。
スウェーデン・アカデミーは8日、2020年のノーベル文学賞を、米国の女性詩人<ルイーズ・グリュック>さん(77)に授与すると発表しています。ノーベル賞の選考委員会は「厳粛な美を伴う、まぎれもなく詩的な声で、個の存在を普遍的なものにした」と評価しています。
女性の受賞は2018年の<オルガ・トカルチュク>さん(58・ポーランド、昨年発表)以来で、通算16人目になります。米国人では2016年のシンガー・ソングライター、<ボブ・ディラン>氏(79)以来の受賞です。
<ルイーズ・グリュック>さんは1943年、ニューヨーク生まれ。大学を中退後の1968年に最初の詩集 「Firstborn(ファーストボーン)」を発表して以来、孤独やトラウマ(心的外傷)、家族関係などをテーマに数々の作品を生み出しています。
『ワイルド・アイリス(野生のアヤメ)』(1992年、未邦訳)で1993年にピュリツァー賞を受賞、2014年には「Faithful and Virtuous Night(誠実で清らかな夜)」で全米図書賞を受賞するなど、アメリカ現代詩で最も著名な詩人の一人とされ高い評価を受けています。現在はイエール大學教授です。
米テキサス州タイラー郡の検察当局が、少女を過剰に性的対象とし、子どもをみだらに描いているとしサンダンス映画祭で初めて公開され、ワールド・シネマ・ドラマ部門で監督賞を受賞したフランス映画原題『 Mignonnes』の『キューティーズ!』(2020年)を配信したとして、動画配信大手米ネットフリックスを起訴したことが6日、明らかにされています。9月中旬から、ネットフリックスに対する大陪審の審査が開始されているようです。
フランス・パリに住む11歳の少女「アミ」を描いた映画は、セネガル系フランス人<マイムナ・ドゥクレ>(35)が監督したもので、9月9日オンライン配信されました。
映画の中で、近所に住む3人の少女が結成したダンスグループに加わった同じくセネガル系フランス人の「アミ」は、他の少女たちと共に時折、挑発的なダンスを踊っています。
タイラー郡の大陪審は、ネットフリックスが「全身または体の一部が衣服に覆われてない子ども、あるいは衣服に覆われている子どもの性器または恥部をわいせつに見せる」ことを禁じる法律に違反したとして、起訴を決めています。
物議を醸しているこの映画は、政治的利用もされています。共和党は大統領選でテキサス州の保守票を獲得するため利用しており、<ドナルド・トランプ>大統領の選挙対策チームは、伝統的キリスト教的価値観の共和党と、よりリベラルで因習打破のイメージの民主党を対比させる手段としてこの映画を取り上げようとしています。
ドラマ化もされた<曽田正人>の漫画『め組の大吾』の新作『め組の大吾 救国のオレンジ』が、6日発売の『月刊少年マガジン』(講談社)11月号より連載が開始されています。記念すべき第1話は、救急にちなみ「119」ページのボリュームで掲載されており、『め組の大吾』完結(1999年)から21年ぶりの復活となっています。
『め組の大吾』は、『週刊少年サンデー』(小学館)で1995年~1999年にかけて連載していた漫画で、幼いころに巻き込まれた火災で消防士に助けられた過去がある新米消防士「大吾」の姿を描いた物語です。
1996年に第42回小学館漫画賞、1998年に第2回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞、2004年に<山田孝之>主演で『FIRE BOYS ~め組の大吾~』としてテレビドラマ化(2004年・フジテレビ系)もされた人気作品です。 また、『め組の大吾 火事場のバカヤロー 』は、<西澤晋>監督により映画化され、1999年7月27日に公開されています。
新連載『め組の大吾 救国のオレンジ』は、再び消防官の物語となり、自身の壁にぶつかり奮闘する「斧田駿」、数少ない女性隊員を目指す「中村雪」、卓越した才能と唯ならぬ覚悟を持つ「十朱大吾」、〈特別救助隊員(通称:オレンジ)〉を目指す若き3人の消防官の姿が描かれます。
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