1988(昭和63)年の3月13日、「青函トンネル」 が開業し、東京の上野駅と北海道の札幌駅を結ぶ寝台特急「北斗星」がデビューしました。
「北斗星」は、食堂車やロビーカー、個室寝台を連結し、「日本初の豪華寝台特急」ともいわれました。
当初は1日あたり定期列車2往復、臨時列車1往復での運転でしたが、翌年には3往復とも定期列車になっています。ただ、誕生からちょうど27年後の2015年3月13日発車分を最後に「北斗星」は臨時列車化され、臨時運転自体も2015年(平成27年)3月14日のダイヤ改正にて、8月22日札幌発をもって定期運行を終了しています。
北海道と本州を結ぶ青函トンネルが本日、開業30年を迎えます。津軽海峡を行き来した青函連絡船に代わる形で鉄道が主役となり、2016年3月には北海道新幹線(新青森-新函館北斗)の運行が始まりました。
新函館北斗駅(北海道北斗市)では3月10日(日)、4月に同じく開通30年となる 瀬戸大橋 を通り、四国の今治駅(愛媛県今治市)まで列車を乗り継いで旅をする記念イベントの出発式が行われています。
青函トンネル(53.85キロ)は1964年に掘削が始まり、総工費約6900億円を掛け、1988(昭和63)年3月13日に開通しましたた。当時としては世界一長い鉄道トンネル記録でしたが、2010年10月15日にアルプス山脈を通る57㎞のゴッタルドベーストンネルが貫通(開通は2016年6月1日)しています。
利便性を向上するため、携帯電話がトンネル内で「圏外」になる通信環境を20年までに解消することを検討。時速140キロに制限しているトンネル内の最高速度を160キロに引き上げる試験走行も18年度から始めることが予定されています。
2011(平成23)年の3月12日に博多駅 ~新八代駅間が開業し、整備計画の決定から38年を経て全線で営業運転を開始、同時に山陽新幹線との直通運転を開始しています。
2012年3月17日ダイヤ改正時点では、博多駅 ~鹿児島中央駅間を最高速度260㎞/h、所要時間最速1時間17分で結んでいます。(九州新幹線は「鹿児島ルート」と「長崎ルート」の2ルートがあります)。
ただその開業式典は、前日に発生した東日本大震災を受けてすべて中止になりました。
開業から100日後の同年6月19日に改めて「百日(ももか)祝い」を行うことで、その開業が祝われています。
< 新幹線「Max」E1系(画像:座席探訪より) >
鉄道博物館 (さいたま市大宮区大成町)の新館が、2018年7月5日(木)にオープンします。
本館の南側で建設が進められていた新館には、山形新幹線400系や、東北・北海道新幹線E5系(モックアップ)が展示されるのをはじめ、仕事、未来、歴史についての展示や体験ゾーンが新たに設けられます。4階にはレストランや展望デッキもオープンします。
新館の建物は地上4階建て、延床面積約6000平方メートル、展示面積約3500平方メートルです。本館と合わせた総展示面積は、現在のおよそ1.3倍にあたる約1万3500平方メートルになります。
新館オープンに先立ち、本館南側では3月14日(水)から新幹線「Max」E1系(E153-104)の屋外展示が始まります。E1系は1994(平成6)年から2012(平成24)年まで東北・上越新幹線で使用された世界初のオール2階建て新幹線(高速鉄道)車両です。展示では、全高約5.4mの「Max」を間近で体感できます。入館料のみで見学が可能です。
なお、新館のオープンにあわせ7月5日(木)から入館料や駐車料が改定されます。入館料は、個人の一般が1000円から1300円に、小中学生が500円から600円に、幼児が200円から300円に。団体(有料入館者20人以上)の一般も800円から1040円に、小中学生が400円から480円に、幼児が100円から150円にそれぞれ値上がりします。駐車料は、大型車は2000円で据え置かれますが、一般車は500円から800円に改定されます。
JR東海は昨日10日、東海道新幹線の新型「N700S」が試験走行を始めるのを前に、完成した車両を同社の浜松工場(浜松市)で16編成状態で公開しています。空気抵抗を減らすため従来のN700系に比べて両端の縁を立たせたシャープな形の先頭車両や、車体側面に表示された 金色のシンボルマーク が特徴的です。
モーターなど走行に必要な機器を軽量化したほか、緊急時に短い距離で停車できるようにブレーキ性能を向上させています。ヘッドライトに発光ダイオード(LED)を採用した上で2割大きくしています。
室内も改善し、これまで普通席では原則窓側にしかなかったコンセントを全席に設置されています。
JR東海は3月20日から試験走行をスタートさせ、性能の確認を進め、2020年度に営業運転を始める予定です。
< (画像:JR東海旅行パンフレット) >
1989(平成元)年の3月11日。JR九州の特急「ゆふいんの森」が登場しました。
キハ58形、キハ65形という急行形気動車を改造したキハ71系を使い、久大本線由布院駅経由で博多駅と別府駅を結ぶ臨時列車として運転を開始。
そして眺望の良い車両、ビュッフェの連結などから高い人気を集め、翌年には3両編成から4両編成に増結されます。現在隆盛するJR九州の「観光特急」を確立した列車、といえる車両の登場でした。
< (画像:東京メトロ) >
東京メトロは、銀座線1000系電車の特別仕様車を使用した「桜トレイン」を3月12日(月)から運行すると発表しています。
アサヒビール協賛の「東京メトロに乗って桜を見に行こう!!」キャンペーンの一環として登場。「桜トレイン」は、特別仕様車2編成のうち1編成(1140編成)の内装を桜に装飾し、4月8日(日)まで銀座線の浅草~渋谷間で運行されます。
特別仕様車は、1927(昭和2)年登場の1000形電車をモチーフにした車両です。木目調の壁や室内予備灯など、レトロな演出が施されています。
キャンペーンではこのほか、東京メトロ各駅のラックに、お花見スポットや寄り道スポットを掲載した冊子「東京お花見ガイド」が設置されます。
東海道・山陽新幹線 とは、新幹線 東京駅 ~博多駅間の通称です。1975(昭和50)年のこの日、山陽新幹線岡山~博多が延伸開業し、東京から博多までの新幹線が、全線開通しています。
新大阪駅を境に東側の東京駅 ~新大阪駅間が東海道新幹線 (515.4㎞) 、西側の新大阪駅 ~ 博多駅間が山陽新幹線 (553.7km) で、総延長は1069.1㎞(営業キロは1174.9㎞)です。
国鉄分割民営化によって大阪鉄道管理局管内である新大阪駅場内を含む東海道新幹線区間の運営を東海旅客鉄道(JR東海)が、新大阪駅西方場外以西の山陽新幹線区間を西日本旅客鉄道(JR西日本)が管轄しています。
直通列車は定期列車だけで「のぞみ」(東京駅 ~広島駅・博多駅間)が毎時3本、「ひかり」(東京駅 ~ 岡山駅間)が毎時1本運行されています。かつては「こだま」も定期直通運転が行われていましたが、1999年に終了しています。
また、2011年3月12日から九州新幹線とも直通運転を行っており、総称して「山陽・九州新幹線」という標記や、さらにこれらの3路線を総称して「東海道・山陽・九州新幹線」という標記もみられます。
昨日から、平昌冬季パラリンピック が開催されていますので、、本日の<グーグルロゴ>はその関連かなと予想していましたが、外れてしまいました。
開催地「韓国」平昌とは違う「台湾」の話題として、「阿里山森林鉄路開通106年」でした。
阿里山森林鉄路は、台湾嘉義市・嘉義県・南投県 に現存する森林鉄道です。阿里山や玉山(旧新高山)観光の足としても利用されています。台湾の山林の豊かな木材の資源活用を目的として「1906」年に建設を開始、まずは平地の路線から施工を始め、「1912年」に「嘉義~二万平」間の「67㎞」が完成したことで1912年10月1日開業しています。
阿里山としての最高峰は大塔山の2663m。面積は約32700ヘクタールで、その内1400ヘクタールが「阿里山国家森林遊楽区」に指定されており、日の出・夕霞・雲海・鉄道・神木の「五大奇観」が有名である。また、3・4月には桜が満開となり「桜の名所」としても名高いところです。
< (画像:JR東海) >
JR東海は、東海道新幹線の新型車両「N700S」のシンボルマークが決定したと発表しています。
N700Sの「S」は、JR東海によると700系シリーズのなかで最高の新幹線車両を意味する「Supreme(最高の)」を意味しているといいます。
シンボルマークは、この「Supreme」の高級感、上質感を白地に金色の配色で表現。「S」の字は、先頭車の形状を彷彿とさせる優雅で伸びやかな曲線と、「Supreme」の一体感を感じさせる勢いのある曲線とされています。また、「S」を中心に文字をバランス良く配置することで、鉄道としての安心感、安定感を表現しています。
このマークは、奇数号車に2か所(両側)ずつ、1編成(16両)あたり計16か所に配置されます。
N700Sはグリーン車と普通車の全座席に電源コンセントを用意。ブレーキ性能や省エネ性の向上、機器の小型軽量化、「デュアルスプリームウイング形」の先頭形状採用による騒音の低減などを実現するほか、編成を路線に応じて柔軟に組むことが可能で、国内外さまざまな場所で使える「標準車両」であることが特徴です。
編成記号は「J」編成とされます。2018年3月20日(火)から東海道新幹線内で試験車の試運転を開始し、2020年度に営業運転を開始する予定です。
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