16日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸して始まりました。米消費の底堅さが意識されたことで景気後退の懸念が和らぎ、買いが広がった前日の勢いが続いています。ただ、ダウ平均は前日に6カ月ぶりの高値水準となり、一部の主力株に目先の利益を確定させる売りが出ています。
15日発表の5月の小売売上高は市場予想に反し、前月比で増加しました。過度な景気への懸念が和らいでおり、株式相場を押し上げているようです。19日は奴隷解放記念日(ジューンティーンス)の祝日で米市場は休場となります。3連休前に持ち高を減らす売りも出やすくなっています。
また、<ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事>は16日の講演で、「一部の銀行の経営不振を心配して、金融政策のスタンスを変えることを支持しない」と述べ、利上げ長期化が意識され、相場の重荷となっています。
終値は反落し、前日比108ドル94セント(0.32%)安の3万4299ドル12セントで終えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は7営業日ぶりに反落し、前日比93.250ポイント(0.68%)安の1万3689.571でした。
16日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比179円53銭(0.54%)安の3万3305円96銭で前場を終えています。
衆院解散・総選挙への思惑が高まるなか、<岸田文雄首相。は15日夕、今国会での衆院解散について「考えていない」との発言があり、日本株は「選挙は株高」との経験則を材料に今週に入って前日までに1200円ほ上昇していた面もあり、目先の利益を確定する売りが優勢となり、一時「3万3186円93銭」の安値を付けています。もっとも、米国株の堅調さが支えとなり下げ幅は限定的でした。
前日にダウ工業株30種平均が年初来高値を更新するなど米株式相場は堅調で、日本株の支えとなりました。5月の米小売売上高は市場予想を上回り、個人消費の底堅さが示されています。
前引け後には日銀が金融政策決定会合の結果として、現行の金融緩和策を維持を公表しています。市場予想どおりの結果でしたが、後場にはイベント通過の安心感から買いが入り、値を上げています。
終値は反発し、前日比220円59銭(0.66%)高の3万3706円08銭で終えています。1990年3月以来、およそ33年ぶりの高値を更新しています。
15日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。米連邦準備理事会(FRB)が7月以降に追加利上げを決めるとの観測は株式相場の重荷となり、小幅反落で始まりましたが、業績が景気に左右されにくいディフェンシブ株の一角が買われ、ダウ平均を支えています。
(FRB)は、14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で11会合ぶりとなる政策金利の据え置きを決めています。累積的な金融引き締めの効果を見極めます。一方、2023年の政策金利見通しは年内に(0.25%)の利上げ2回を織り込む水準に切り上げました。また、欧州中央銀行(ECB)は15日の理事会で8会合連続の利上げを決め、主要国による利上げ長期化が意識されています。
金融政策の先行きは経済データ次第となるなか、朝方発表されました米経済指標は強弱が入り交じる内容でした。5月の小売売上高は前月比(0.3%増)と市場予想(0.2%減)に反して増えています。ニューヨーク連銀とフィラデルフィア連銀がそれぞれ発表しました6月の製造業景況指数はともに前月から改善。一方、週間の新規失業保険申請件数は26万2000件と市場予想(24万5000件)を上回っています。
終値は反発し、前日比428ドル73セント(1.26%)高の3万4408ドル06セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は6営業日続伸し、前日比156.344ポイント(1.15%)高の1万3782.821でした。S&P5指数はは、53.25 ポイント(1.22%)高の4425.84でした。
15日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前引けは前日比113円15銭(0.34%)高の3万3615円57銭で前場を終えています。主力のハイテク株が軒並み高となり、日経平均を押し上げました。半面、米金融引き締めの長期化観測から、一時「3万3386円01銭」の安値を付ける場面もありました。
米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)で今後の追加利上げを示唆し、金融引き締めに積極的な「タカ派」姿勢を強めたと受け止められています。14日の米株式市場ではダウ工業株30種平均株価が下落し、朝方は日本株の相場全体の重荷となりました。半面、米半導体関連などハイテク株は堅調で、東京市場では半導体や電子部品関連株に買いが波及しています。
円相場が一時「1ドル=141円台前半」と円安・ドル高に進んだことも、海外勢の断続的な日本株買いを誘いました。日経平均はハイテク株高や円安を受けて前場中ごろからは強含む場面がありましたが、日経平均は前日まで連日でバブル経済崩壊後の高値を更新していたとあって、目先の利益を確定する売りに押されました。
終値は小幅ながら5営業日ぶりに反落し、大引けは前日比16円93銭(0.05%)安の3万3485円49銭で終えています。
14日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は7営業日ぶりに反落して始まりました。
医療保険のユナイテッドヘルス・グループが大幅安となり、ダウ平均を押し下げています。ユナイテッドヘルスは一時(9%)下げています。経営陣が「外来患者数が増えている」と述べ、保険支払いが会社の想定より増える可能性に言及しました。収益を圧迫するとの見方から、売りが出ています。
朝方に発表されました5月の米卸売物価指数(PPI)はエネルギーと食品を除くコア指数の上昇率が(0.2%)と市場予想と一致しています。
米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)後に発表した2023年の政策金利見通しの中央値が市場予想以上に上方修正され、米利上げ長期化が意識されました。
(FRB)は(FOMC)で11会合ぶりに政策金利の据え置きを決めました。参加者の2023年の政策金利見通しは年内に(0.25%)の利上げ2回を織り込む水準に切り上がりました。市場では(0.25%)の利上げ1回を織り込む水準となるとの予想が多く、(FOMC)後にダウ平均は400ドルあまり下げ「3万3783円55銭」の安値をつける場面がありました。
終値は7営業日ぶりに反落し、前日比232ドル79セント(0.68%)安の3万3979ドル33セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は5営業日続伸し、前日比53.156ポイント(0.39%)高の1万3626.477と、昨年4月以来の高値でした。
S&P500種株価指数は小幅に5営業日続伸し、前日比3.58ポイント(0.082%)高の4372.59と、昨年4月以来の高値でした。
14日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比288円78銭(0.87%)高の3万3307円43銭で前場を終えています。世界的な株高機運の高まりから、海外投資家が引き続き日本株に買いが入り、日経平均は朝方の寄り付きには「3万3478円21銭」まで値を上げています。
米連邦準備理事会(FRB)が14日まで開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送るとの憶測から前日の米株式相場が上昇したのを追い風に買いが優勢でした。半面、直近までの上昇で高値警戒感が高まっており、上値では利益確定売りも出ています。
また、岸田文雄首相が近く衆院を解散するとの思惑が広がり、総選挙に向けた経済対策を期待した買い注文が膨らんでいます。
終値は4営業日続伸し、前日比483円77銭(1.47%)高の3万3502円42銭で終えています。連日でバブル崩壊後の高値を更新し、1990年3月以来の高水準を付けています。
13日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は6営業日続伸して始まりました。13日朝発表の5月の米消費者物価指数(CPI)は市場の予想通り物価上昇圧力の緩和を示す内容でした。米連邦準備理事会(FRB)が13~14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送るとの見方が改めて意識され、買いが入っています。
(CPI)の上昇率は4月(4.9%)から鈍化し前年同月比(4.0%)と、市場予想と一致しました。伸び率は11か月続けて縮小していて、去年、一時(9%)を超えた物価上昇の勢いに減速感が出てきています。食品とエネルギーを除くコア指数も市場予想並みの(5.3%)上昇となり、4月の(5.5%)から伸びが鈍っています。インフレ圧力が和らぐ方向にあることが確認され、14日に結果が発表されます(FOMC)で政策金利を据え置くとの見方を補強する材料と受け止められています。
米景気の先行きへの不安が後退し、景気敏感株に買いが入りました。ダウ平均の構成銘柄では化学のダウや建機のキャタピラーなどが上昇しています。映画・娯楽のウォルト・ディズニーやホームセンターのホーム・デポといった消費関連株の一角も高い。
もっとも、米株相場は上値の重さも意識されています。ダウ平均株価は前日までの5営業日で500ドルあまり上昇しており、(6月12日)には(4月28日)の「3万4098ドル16セント」以来の高値「3万4066ドル33セント」を付けています。利益確定売りも出やすい状況です。
終値は6営業日続伸し、前日比145ドル79セント(0.43%)高の3万4212ドル12セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸し、前日比111.400ポイント(0,89%)高の1万3573.321でした。 S&P種500は、前日比30.08 (0.69%)高の4369.01でした。
13日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前引けは前日比512円49銭(1.58%)高の3万2946円49銭でした。6月6日に付けました「3万2506円78銭」のバブル経済崩壊後の高値を前引け時点で上回っています。
前日の米ハイテク株高を受け、東京市場では朝方から買いが優勢でした。主力の値がさ株の上昇が指数を押し上げています。
前日の米市場では主要な半導体銘柄で構成する米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が(3.11%)上昇したほか、主要な株価指数が軒並み上昇しています。東京市場でも半導体関連株の上昇が目立ち、ソフトバンクグループ(SBG)やトヨタは年初来高値を更新しています。
13日には5月の米消費者物価指数(CPI)の発表、14日のアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表、<ジェローム・パウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長>会見(経済見通し発表)、15日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会の結果発表、<クリスティーヌ・ラガルド総裁>会見、そして16日は日本銀行の金融政策決定会合結果発表、<植田和男総裁>会見が続けざまに控えているだけに、重要イベントを前に持ち高調整の動きが出やすい局面ですが、値がさ株の力強い上昇が相場をけん引しています。
終値は3日続伸し、前日比584円65銭(1.80%)高の3万3018円65銭で終えています。1990年7月19日の終値「3万3055円」以来以来およそ33年ぶりに節目の3万3000円台を回復しています。
12日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は、5営業日続伸して始まりました。米連邦準備理事会(FRB)が、13~14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送るとの観測が根強く、相場を支えています。
13日には5月の米消費者物価指数(CPI)が発表されます。市場予想では、前月比の上昇率が(0.1%)と、4月(0.4%)から鈍化するとみられています。市場では(FRB)が(FOMC)で政策金利を据え置くとの見方が広まっています。
また、今週は日米欧の「中央銀行ウィーク」を迎えます。14日のアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表、<ジェローム・パウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長>会見(経済見通し発表)、15日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会の結果発表、<クリスティーヌ・ラガルド総裁>会見、そして16日は日本銀行の金融政策決定会合結果発表、<植田和男総裁>会見が続けざまに控えているだけに、今後の主要な国・地域の金融政策の方向を見極めようとする雰囲気が出ています。
終値は5営業日続伸し、前週末比189ドル55セント(0・56%)高の3万4066度ル33セントで終えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、前週末比202.778ポイント(1.53%)高の1万3461.921でした。
12日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前引けは前週末比220円39銭(0.68%)高の3万2485円56銭で前場を終えています。
米株式相場の堅調推移を受け、買いが優勢でした。前週末の株価指数先物・オプション6月物の特別清算指数(SQ)算出を無難に通過したのも、引き続き買い安心感になっています。
前週末の米株式市場ではハイテク株の上昇が相場を支えました。この流れを引き継ぎ、東京市場では朝方から成長(グロース)株の一角に買いが集まりました。業種別では精密機器や電気機器の上昇が目立ち、日本時間12日の米株価指数先物が堅調に推移したのも支えとなり、日経平均の上げ幅は一時250円を超えて6日に付けました年初来高値「3万2506円78銭」を上回り「3万2517円68銭」を付けています。
終値は続伸し、前週末比168円83銭(0.52%)高の3万2434円00銭で終えています。
今週は日米欧の「中央銀行ウィーク」を迎えます。14日のアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表、<ジェローム・パウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長>会見(経済見通し発表)、15日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会の結果発表、<クリスティーヌ・ラガルド総裁>会見、そして16日は日本銀行の金融政策決定会合結果発表、<植田和男総裁>会見が続けざまにあるだけに、欧州株やダウ平均株価と共に株価の動きが気になる週になります。
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