本日、「NHK BSプレミアム」<13:00>より、第143回直木賞を受賞した<中島京子>の小説を<山田洋次>が映画化、2014年1月25日より全国で公開されました『小さいおうち』が放映されます。
昭和11年、田舎から出てきた純真な娘「布宮タキ」は、東京郊外に建つモダンな赤い三角屋根の小さな家で女中として働き始めます。家の主人で玩具会社に勤める「平井雅樹」(片岡孝太郎)、その妻「時子」、2人の5歳になる息子の「恭一」とともに穏やかな日々を送っていたある日、「雅樹」の部下で「板倉正治」(吉岡秀隆)という青年が現れ、「時子」の心が「板倉」へと傾いていきます。
それから60数年後、晩年の「タキ」が大学ノートにつづった自叙伝を読んだタキの親類「荒井健史」(妻夫木聡)は、それまで秘められていた真実を知ります。
「平井時子」を演じる<松たか子>は、<山田洋次>監督とは、『隠し剣 鬼の爪』(2004年)以来、9年ぶりのタッグです。若き日の「タキ」に<黒木華>、晩年の「タキ」を<倍賞千恵子>が演じています。若き日の「タキ」に扮した<黒木華>は、第64回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(女優賞)に輝いています。また国内でも、第38回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞しています。
冷戦時代のソ連を舞台に、宇宙飛行士の体内に潜んだ未知の生物が巻き起こす恐怖を描いた2020年ロシア製作SFホラー『原題:Sputnik』が、邦題『スプートニク』として、2021年3月26日より、公開されます。
1980年代、全体主義で固められたソビエト。宇宙船スプートニク号で謎の事故が発生し、ほぼ全ての乗組員が死亡します。唯一生還した「コンスタンチン」は、カザフスタンのソビエト秘密軍事施設に監禁されます。政府や学会から疎まれる女性医師「タチアナ」は、軍の命令によりこの施設へ送り込まれます。そこで彼女が目にしたのは、「コンスタンチン」の体内に生息する{何か}でした。
「タチアナ」役に『リリア 4-ever』(2002年・監督: ルーカス・ムーディソン)の<オクサナ・アキンシナ>が演じ、『アトラクション』シリーズの<オレグ・マロビチュコ>と<アンドレイ・ゾロタレフ>が脚本を手がけ、同シリーズで監督を務めた<フョードル・ボンダルチュク>が出演。監督は、<エゴール・アブラメンコ >が務めています。
クリエイター<堀貴秀>が独学で7年の歳月をかけて制作し、カナダ・モントリオールで開催されるファンタジア国際映画祭で最優秀長編アニメーション賞を受賞するなど世界的に高く評価されたSFストップモーションアニメ『JUNK HEAD』が、2021年3月25日より公開されます。
原案、絵コンテ、脚本、編集、撮影、演出、照明、アニメーター、デザイン、人形、セット、衣装、映像効果のすべてを<堀貴秀>監督が1人で担当し、総ショット数約14万コマという膨大な作業を経て完成させました。
環境破壊が進み、地上はもはや人間が住めないほど汚染されました。人類は地下開発のための労働力として人工生命体「マリガン」を創造しますが、自我に目覚めた「マリガン」が反乱を起こし地下を乗っ取ってしまいます。それから1600年後。遺伝子操作で永遠に近い命を手に入れた人類は、その代償として生殖能力を失いました。
絶滅の危機に陥った人類は、地下で独自に進化を遂げた「マリガン」の調査を開始。政府が募集した地下調査員に名乗りをあげたダンス講師は、調査中に死と隣り合わせになったことで命を実感し、「マリガン」たちと協力して人類再生の道を探ります。
『山守クリップ工場の辺り』がロッテルダム国際映画祭とバンクーバー国際映画祭でグランプリを受賞するなど国際的に高く評価された<池田暁>監督が、不条理な世界で生きる人間たちをユーモラスかつシニカルに描いた長編第4作『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』が、2021年3月26日より公開されます。
いつの時代でもない、架空の町。この町は川の向こう岸にある町と、目的も分からない戦争を何十年も続けています。毎日、朝9時から夕方5時までが戦争の時間です。町で兵隊として暮らす「露木」は、向こう岸から聴こえてきた音楽に心ひかれるように。そんな中、町に新しい兵器と部隊が来るという噂が広まり、彼らの生活は変化していきます。
主演は『あゝ、荒野』の<前原滉>。若手映画作家を支援する「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」の一環である「長編映画の実地研修」として製作されました。第21回東京フィルメックスで審査員特別賞を受賞した作品です。
『スリー・ビルボード』のオスカー女優<フランシス・マクドーマンド>が主演を務め、アメリカ西部の路上に暮らす車上生活者たちの生き様を、大自然の映像美とともに描いたロードムービー『ノマドランド』が、2021年3月26日より全国で公開されます。
<ジェシカ・ブルーダー>のノンフィクション『ノマド 漂流する高齢労働者たち』を原作に、現代西部劇『ザ・ライダー』(2017年)で高く評価された新鋭<クロエ・ジャオ>が監督を務めています。監督<クロエ・ジャオ>は、1月27日、本作でパーム・スプリングス国際映画賞で女性として初めてディレクター・オブ・ザ・イヤー賞を受賞しています。
ネバダ州の企業城下町で暮らす60代の女性「ファーン」は、リーマンショックによる企業倒産の影響で、長年住み慣れた家を失ってしまいます。キャンピングカーに全てを詰め込んだ彼女は、{現代のノマド(遊牧民)}として、過酷な季節労働の現場を渡り歩きながら車上生活を送ることになります。毎日を懸命に乗り越えながら、行く先々で出会うノマドたちと心の交流を重ね、誇りを持って自由を生きる彼女の旅は続いていきます。
2020年・第77回ベネチア国際映画祭で最高賞にあたる金獅子賞を受賞、第45回トロント国際映画祭でも最高賞の観客賞を受賞、 第78回ゴールデングローブ賞の作品賞・監督賞を受賞 した作品『原題:Nomadland』です。
ゾンビに支配された世界を旅する父娘を描いた『アンデッド・ドライバー 怒りのゾンビロード』が、2021年3月26日より公開されます。
世界中にゾンビが蔓延し、生き残ったわずかな人類はコミューンを作って生活していました。コミューン内で治安維持を担当する「ザ・ドライバー」は妻や娘とともに静かに暮らしていましたが、コミューンの支配をもくろむ仲間が殺戮を開始。その混乱に乗じてゾンビも乱入し、妻を殺されてしまいます。
「ザ・ドライバー」は娘を連れて愛車のBMWで脱出しますが、自身もゾンビに噛まれ、人間でいられるのはあとわずかになります。限られた時間の中で、娘に戦いの術を教えつつ当てのない旅が続きます。
『ジョン・ウィック パラベラム』の<マーク・ダカスコス>が「ザ・ドライバー」を演じ、『クライング・フリーマン』の<ジュリー・コンドラ>が共演。『鉄拳 Kazuya’s Revenge』(2014年)の<カオス・本名:ウィッチ・カオサヤナンダ>が監督を務めています。
2004年の第1作発売以降シリーズ累計6500万本を売り上げるカプコンの大ヒットゲームシリーズ「モンスターハンター」を、ハリウッドで実写映画化した 『モンスター・ハンター』 が、2021年3月26日より全国で公開されます。
同じくカプコンの人気ゲームを原作に大ヒットを記録した「バイオハザード」シリーズの主演<ミラ・ジョボビッチ>と監督<ポール・W・Sアンダーソン>が再タッグを組んでいます。
エリート特殊部隊を率いる軍人「アルテミス」は砂漠を偵察中、突如発生した超巨大な砂嵐に襲われ、必死に逃げるものの一瞬にして巻き込まれてしまいます。強烈な突風と激しい稲光の中で気を失った「アルテミス」が目を覚ますと、そこは元いた場所とは違う見知らぬ異世界でした。その世界には近代兵器の通用しない巨大なモンスターが跋扈し、そんなモンスターの狩猟を生業とするハンターがいました。「アルテミス」は元の世界に戻るため、次々と迫りくる巨大モンスターと激闘を繰り広げていきます。
『ワイルド・スピード SKY MISSION』などのハリウッド作品でも活躍するタイのアクション俳優<トニー・ジャー>や、『ヘルボーイ』の<ロン・パールマン>が共演。日本からも<山崎紘菜>が参加し、ハリウッドデビューを飾っています。
<庵野秀明>に密着した『プロフェッショナル 仕事の流儀 庵野秀明スペシャル』が、明日3月22日(19:30~20:45)にNHK総合で放送されます。
この番組では、3月8日より公開中の 『シン・エヴァンゲリオン劇場版:❘❙』 で総監督を務めた<庵野秀明>に独占密着。これまで長期取材が決して許されなかった<庵野秀明>の制作現場を4年間取材し、彼の実像を75分にわたって紹介されます。
<庵野秀明>のほか、妻である<安野モヨコ>、<鈴木敏夫>、<鶴巻和哉>、<樋口真嗣>、<宮﨑駿>も登場しています。
なお、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ「:序」「:破」「:Q」が、下記の日程でNHK・BS4系で放送されます。
●「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」2021年4月4日(日)23:20~24:59 ●「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」2021年4月10日(土)22:15~24:07 ●「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」2021年4月11日(日)23:20~24:55
今夜、1984年西ドイツで製作されました『原題:The Neverending Story』は、1985年3月16日より邦題『ネバーエンディング・ストーリー』として公開されていますが、「BS日テレ」にて<21:00>より、(字幕)にての放送があります。
幻想の国が無に襲われ危機に瀕するというファンタジーと、その物語に読みふける少年を並行して描きます。
<ベルント・アイヒンガー>と<ディーター・ガイスラー>がノイエ・コンスタンチンのために製作。アメリカのWBが配給会社PSOを通じて製作費を出資しています。監督は『U・ボート』の<ヴォルフガング・ペーターゼン>が務めています。<ミヒァエル・エンデ>の『はてしない物語』(岩波書店)に基づいて<ペーターゼン>と<ヘルマン・ヴァイゲル>が脚本を執筆。ただし、原作者は、オリジナルの話とは終わり方が異なっているため映画の出来に不満で、法廷に訴えて自分の名前をクレジットから削らせています。
出演は<ノア・ハサウェイ>、<バレット・オリヴァー>など。本国での題名は 『Die Unendliche Geschichte』でした。
本日夕方、「NHK BSプレミアム」にて<16:46>より、1968年1月27日より公開されました1967年イタリア製作の『原題:Quien Sabe?』、邦題『強盗荒野を裂く』の放送があります。
<サルバトーレ・ラウリーニ>の脚本を、サン・セバスチャン映画祭で最優秀映画賞を獲得した『禁じられた恋の島』【1962年)の<ダミアーノ・ダミアーニ>が監督を務めた、メキシコ革命を背景にしたアクション映画です。
革命軍と政府軍の戦いが激化、混乱の続くメキシコが舞台です。「エル・チュンチョ」(ジャン・マリア・ヴォロンテ)率いる盗賊団は、政府軍の武器・弾薬を略奪、革命軍の「エリアス」将軍に売り渡していました。盗賊団は、アメリカ人青年「ビル・テイト」(ルー・カクテル)を仲間に加え、「チュンチョン」は革命軍によって解放された町サンミゲルを政府軍から守ろうとします。
撮影は<トニ・セッチ>、音楽は『続荒野の用心棒』の<ルイス・エンリケス・バカロフ>が担当しています。なお『続・夕陽のガンマン 地獄の決斗』(1967年・監督:セルジオ・レオーネ )の<エンニオ・モリコーネ>が音楽監修者として名をつらねています。
出演は『夕陽のガンマン』(1965年・監督: セルジオ・レオーネ)の<ジャン・マリア・ヴォロンテ>、『007/サンダーボール作戦』(1965年・監督: テレンス・ヤング)の<マルティーヌ・ベズウィック>が出ています。
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