『俺たちに明日はない』@NHK-BSプレミアム
5月
26日
大恐慌時代のアメリカに実在した強盗カップル、「ボニー」と「クライド」の破滅的な青春を描き、アメリカン・ニューシネマの原点となった<アーサー・ペン>監督の傑作犯罪映画です。
1930年代のテキサス、退屈な日常に飽き飽きしていたウェイトレスの「ボニー」(フェイ・ダナウェイ)は、刑務所帰りの青年「クライド」(ウォーレン・ベイティ)に興味を抱き、彼が食品店を強盗する姿にすっかりほれ込んでしまいます。それ以来行動をともにするようになった2人は、盗んだ車で各地を移動しながら銀行強盗を繰り返していきます。
やがてガソリンスタンドの店員「C・W・カウ」(マイケル・J・ポラード)やクライドの兄「バック」(ジーン・ハックマン)その妻「ブランチ」(エステル・パーソンズ)も加わり、5人組強盗団として世間から注目を浴びる存在となります。
壮絶なラストは映画史に残る名シーンとして知られ、主演の<ウォーレン・ベイティ>と<フェイ・ダナウェイ>を一躍スターの座に押し上げました。第40回アカデミー賞で「ブランチ」役の<エステル・パーソンズ>が助演女優賞と撮影賞を受賞した作品です。