【ショッピングセンター「プレンティ」一番館屋上「SKY PARK」(イメージ画)】
10月19日、神戸市営地下鉄「西神中央駅」前にある商業施設「プレンティ」(神戸市西区糀台5)がリニューアルオープンします。
今年5月から同施設の大規模リニューアルを進めてきました「こうべ未来都市機構」では、神戸市の都市ブランド向上と人口誘引につなげるプロジェクト「リノベーション・神戸」の「西神中央活性化プラン~進化する上質なまち~」の一環として工事が進められ、同施設を通じ、進化・多様化するニーズ、価値観、ライフスタイルに対応し、ポストコロナの社会環境や子育て世代のニーズに応じた施設や店舗が新たに入り、「多世代がゆったり時間を過ごすことができる未来志向のショッピングセンター」に生まれ変わっています。
エリア内には、フードコート、キッズフロア、コワーキングスペースを新設するほか、約3割が新規店舗、移転改装を含めて約6割の店舗がリニューアルしています。
オープン初日の19日は、プレンティ一番館パークアベニューでオープニングセレモニーを行う(9時10分~10時)。テープカット、神戸芸術工科大学と連携したアートプロジェトによる作品「未知の遺跡」の除幕式のほか、国内外で活躍する神戸出身インストゥルメンタルバンド「VINO」が生演奏を披露します。
21日(土)はプレンティ広場でオープニングイベント(11時~12時20分)を開催します。地域の子どもたちによるSDGsをテーマにしたダンスパフォーマンス、兵庫神戸市出身のモデル・タレント<貴島明日香>(27)によるトークショー、滝川第二高校吹奏楽部による演奏、約300人が「プレンティフラッグ」を使ってプレンティの巨大ロゴを作るマスゲームが予定されています。
大阪・関西万博の海外パビリオンについて少なくとも1カ国(スロベニア)が自前でパビリオンを建設する方式を断念し、実施主体の博覧会協会が建設する建物に複数の国で入る方式に切り替える意向を示しています。
大阪・関西万博では、60か国が自前でバビリオンを建設する「タイプA」と呼ばれる方式で、パビリオンを建設する予定になっています。
少なくともこのうち1か国が「タイプA」方式を断念し、実施主体の博覧会協会が建設する建物に複数の国で入って展示を行う「タイプC」と呼ばれる方式に切り替える意向を示していることがわかりました。
海外パビリオンをめぐっては建設準備が遅れている国もあり、博覧会協会が参加国の予算で箱形の建物を建て、内装や外装を参加国が行う「タイプX」を「タイプA」の枠組みの中で提示していますが、選択を明言したのは1カ国にとどまっています。
阪急電鉄(大阪市)と阪急阪神不動産(大阪市)は、兵庫県西宮市の商業施設「阪急西宮ガーデンズ」本館西側で建設中の複合施設が、9月21日に開業すると発表しています。名称は「阪急西宮ガーデンズ プラス館」。2008年の本館開業に始まりました阪急西宮北口駅南東エリアの開発が完了することになります。
地上14階建て、延べ床面積約1万8300平方メートル。1回~3階の商業フロアには『オイスターハウス西宮』・『くずし割烹 こまじろ』・『ニュー松坂』・『創作串揚 べにゑ』・『イタリアン・カフェ CAFFE PASCUCCI』などの飲食店が出店します。4回~9階はオフィスフロアですが、『日能研』や『アップ教育企画』などの学習塾や、N高等学校西宮北口キャンパス・健診センターなどの来店型テナントも入居予定。10階~14階は入居者間のコミュニケーションを促す共有施設が充実している賃貸マンションとなっています。
8階には阪急阪神不動産が運営する「安心・快適に集中できる個室空間」をコンセプトにした個室型サテライトオフィス『阪急阪神ONSオンズ西宮北口』も併設。15分330円で誰でも利用することができるコワーキングスペースがあり、リモートワーク需要に対応しています。2階は駐輪場となっており、10階以上の賃貸マンション(112戸)は9月25日から入居が始まります。9階に入居する不動産総合案内所『阪急阪神すまいのギャラリー』は10月開業予定です。
「西宮ガーデンズ」は2008年の本館開業後、2018年に医療施設や薬局が入る「別館」と、飲食店などが入る「ゲート館」を増設しています。
「日本館」の外観イメージ(画像:経済産業省提供)
20日、2025年大阪・関西万博で、日本政府が設置するパビリオン「日本館」工事の入札が1月24日~5月11日に実施されていますが、不成立となっていることが公表されています。
日本館は鉄骨3階建てで延べ面積は1万1352平方メートル。万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を示す拠点と位置付けられ、来場した各国首脳らをもてなす場にもなります。
応札した事業者はあったものの、建設費用が予定価格を超過しており、不調に終わったといいます。
発注する国土交通省近畿地方整備局は、資材価格や人件費の高騰が不調の原因とみており、他のパビリオンでも入札不成立が続発。政府は再入札では令和7年4月の開幕に完成が間に合わなくなるとみて随意契約に切り替えましたが、今月中の予定だった着工を延期し、随意契約での発注に切り替えて複数の建設業者と協議。7月中にも契約し、当初の予定通り令和7年2月末の完成を目指します。発注額は50億円以上としています。
現在の「神戸市立須磨海浜水族園」(神戸市須磨区)は、5月31日で営業を終え、建設中の新施設に生き物を移送した後、建物は解体されます。建築士会の青年部会長の時に、竣工間際の水族園の見学会を企画して35年が経つ、思い出の建物でした。
水族園と須磨海浜公園の再整備を進める企業グループ(代表・サンケイビル)は、新たな水族館の名称を「神戸須磨シーワールド」とし、来年6月のグランドオープンを予定していると発表しています。
新水族館では、西日本で唯一となるシャチの展示のほか、イルカのショーを楽しんだり、触れ合えたりする仕掛けも計画されていますが、民営化後の利用料金が大幅に高額(大人3100円/小中学生・幼児1800円)となることが明らかになり、足が遠のきそうです。
水族館を含む同公園は約14ヘクタールあり、このうち再整備区域は約10ヘクタール。昨年1月から順次工事が進められており、今年9月には、カフェやレストランなど5店舗が入ったにぎわい施設が先行開業します。また、全室オーシャンビューの「神戸須磨シーワールドホテル」は新水族館とともに来年6月のオープンの予定です。
建築文化の向上に貢献した人物に贈られる今年の日本建築学会文化賞に、俳優の<鈴木京香>さん(54)が選ばれています。
この賞は、同学会の会員以外が対象になります。<鈴木京香>さんは、昨年取り壊しの危機にありました東京都渋谷区の住宅「ヴィラ・クゥクゥ(VILLA COUCOU・近藤邸)」を5月に購入し、保存再生と一般公開を視野に入れた改修を行ったことが評価されています。
およそ60坪の敷地に、1957年に完成したコンクリート造りの名建築「ヴィラ・クゥクゥ」は、世界的建築家<ル・コルビュジエ>に師事し、国立西洋美術館の建設に携わった日本人建築家1人<吉阪隆正>(1917~1980)の代表作の一つです。
「VILLA COUCOU」は、施主の夫人のニックネーム「COUCOUカッコウ」から名付けられました。
<吉阪隆正>のコンクリートによる自由な造形が、戦後モダニズム建築に与えた影響は計り知れません。
5日、愛知・名古屋市港区の再開発地区「みなとアクルス」に、ライブハウス型ホール「PORTBASE(ポートベイス)」が、2025年3月にオープンすることが発表されています。
東海エリアでは、2008年に愛知厚生年金会館(収容人数1666人)、2010年には愛知県勤労会館(1488人)が閉館しています。その後、名古屋市内に同等の会場新設がなく、Zepp Nagoya(スタンディング1864人、椅子使用741人)の年間稼働率ほぼ100%と、名古屋のエンターテインメントファンが音楽ライブや2.5次元ミュージカルなどの舞台公演に触れる機会がありませんでした。
ライブハウス型ホール「PORTBASE」の収容人数は、スタンディングで2280人、椅子使用で1082人を予定しています。音楽ライブだけでなく、演劇仕様も想定した機構を備え、長期公演にも対応します。
運営会社の合同会社「ポートベイス」は、サンデーフォークプロモーション、アミューズ、チケットぴあ名古屋、ソニー・ミュージックエンタテインメントのエンターテインメント産業にかかわる4社と、地元放送局のCBCテレビ、東海テレビ、名古屋テレビ放送、中京テレビ放送、テレビ愛知が出資。東海エリアでさまざまなコンサート事業を年間約1700公演実施するサンデーフォークプロモーションと、名古屋の民放テレビ局全局が初めて参画しています。
イタリアの<ジョルジャ・メローニ>政権は、第2次世界大戦中のナチスドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を後世に伝える博物館を首都ローマに建設することを決めています。
文化省によれば建設開始に当たり1000万ユーロ(約14億円)を拠出。プロジェクトの建築家は、3年以内の開館を目指すと語っています。
第2次大戦中、ナチスは欧州の600万人のユダヤ人を虐殺したとされています。ローマのユダヤ人コミュニティーは欧州最古の一つで、2000人近くが強制収容所に連行されました。
1943年まで独裁を続けた<ムッソリーニ>政権下ではユダヤ人の市民権を剥奪する法律も制定されました。今回の博物館は<ムッソリーニ>の邸宅があった場所に隣接する土地に造られる点で象徴的だといいます。
三宮地域の再開発事業に伴い、2022年(令和4年)6月30日に開館していました「神戸市立勤労会館」(神戸市中央区雲井通5丁目1-2)の解体工事が進み、建物が無くなっています。
JR三ノ宮駅や阪急三宮駅・阪神三宮駅から歩いて5分もかからないところにある、よく目立つ茶色の9階建ての建物でした。建物には、多目的ホールや美術室、大ホール、そして体育館やトレーニングルームまで備わっていました。またここには様々な広さの会議室がありますので、業界の講習会や講演会などでよく利用しておりましたが、なんといっても1階にありました「三宮図書館」が時間つぶしに利用しやすく、駅チカということもありよく利用させてもらいました。
図書館機能は、2022年7月26日より神戸市中央区小野浜町1-4にあります「デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)2階」に移転済みで、駅から随分遠くなってしまいました。
この地域の再開発事業の影響なのかどうかは分かりませんが、「神戸ラーメン第一旭 三宮本店」が3月末で閉店・移転のお知らせが店頭に出ていました。神戸の街並みも徐々に姿を変えていくようです。
「(仮称)新長田キャンパスプラザ」完成予想図(画像:兵庫県)
阪神・淡路大震災後に進めた復興市街地再開発事業の最後となる教育複合ビル「(仮称)新長田キャンパスプラザ」(神戸市長田区腕塚町5)の起工式が7日に行われています。資材不足の影響で予定より約1年遅れ、2024年6月に完成予定となっています。
震災から30年を前に、兵庫県内全ての再開発事業が完了します。 震災2カ月後に都市計画決定しましたが、県内の同事業は六甲道駅南(神戸市灘区)、西宮北口駅北東(兵庫県西宮市)、宝塚市の3カ所の計5地区で完了しています。最後に残った新長田駅南地区(約20ヘクタール)は元々、神戸市が震災2カ月後の1995年3月に都市計画を決め、「西の副都心」として再開発ビル全44棟を建設し、商業床の売却などで事業費を賄う予定でした。 神戸市は2003年に事業完了を見込みましたが、土地の買収や床の売却が難航。多額の負債を抱え、2008年度以降はビル建設を民間事業者に委ねています。これまでに42棟が完成し、今月中に43棟目が完工します。市が建てたビル25棟は約5割の商業床が売却できていません。
新たな教育施設は鉄骨造り9階建て。総事業費は約64億円。1~4階に医療・介護の専門学校「県立総合衛生学院」、5階に兵庫県立大、6~8階に兵庫教育大が入り、9階は大講堂兼体育館となります。交流人口は1日千人程度が増えると見込まれています。
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