神戸残像(174)「豊雲記念館」
10月
15日
阪急 御影駅の北口からすぐの「深田池」を越えて山側に上がっていく斜面沿いにありました「豊雲記念館」(神戸市東灘区住吉山手4-12-70)の解体工事が行われています
『豊雲記念館』は、華道小原流の三世家元である<小原豊雲>の再現作品と、<小原豊雲>の美術コレクション約4000点があり、約6割をアンデス文明の遺物が占めていました。ほか、豊雲の復元作品と映像資料、民俗学者宮武辰夫から寄贈された東南アジアの民俗資料等を展示していました。
2010年以降は一般公開されておらず、2018年に閉館していました。
1970年に開設されました「小原流芸術参考館」を、1993年に改装した美術館で、透かし模様の入った外壁や曲線的なひさしが印象的な意匠は、1974年 神戸市建築文化賞を受賞しており、<清家清>の設計でした。