神戸ご当地(1455)起工式「(仮称)新長田キャンパスプラザ」
2月
8日
震災から30年を前に、兵庫県内全ての再開発事業が完了します。 震災2カ月後に都市計画決定しましたが、県内の同事業は六甲道駅南(神戸市灘区)、西宮北口駅北東(兵庫県西宮市)、宝塚市の3カ所の計5地区で完了しています。最後に残った新長田駅南地区(約20ヘクタール)は元々、神戸市が震災2カ月後の1995年3月に都市計画を決め、「西の副都心」として再開発ビル全44棟を建設し、商業床の売却などで事業費を賄う予定でした。 神戸市は2003年に事業完了を見込みましたが、土地の買収や床の売却が難航。多額の負債を抱え、2008年度以降はビル建設を民間事業者に委ねています。これまでに42棟が完成し、今月中に43棟目が完工します。市が建てたビル25棟は約5割の商業床が売却できていません。
新たな教育施設は鉄骨造り9階建て。総事業費は約64億円。1~4階に医療・介護の専門学校「県立総合衛生学院」、5階に兵庫県立大、6~8階に兵庫教育大が入り、9階は大講堂兼体育館となります。交流人口は1日千人程度が増えると見込まれています。