米卸売物価指数「0.5%」上昇@米労働省
5月
15日
14日、米労働省が発表しました4月の米卸売物価指数(PPI)は前月比の上昇率(季節調整済み)が「0.5%」となりました。市場予測(0.3%上昇)を上回りました。
品目別でみると、サービスの価格が(0.6%上昇)しています。4月は資産運用サービスの価格が(3.9%上昇)し、全体をけん引しました。機械及び装置の卸売販売サービス、住宅用不動産サービス、トラック運送サービスなどの価格も上昇していますが、旅客航空サービスの価格は下がっています。
製品の価格は前月から(0.4%上昇)でした。4月はガソリン価格が(5.4%上昇)し、エネルギー価格が(2.0%上昇)となっています。軽油や鶏卵の価格も上昇でしたが、一方で、生鮮・乾燥野菜の価格は(18.7%)下がり、住宅用天然ガスの価格も下がっています。
前年同月比(季節調整前)では(2.2%上昇)でした。伸び幅は下方修正された前月の改定値(1.8%上昇)から拡大しています。上昇幅は3カ月連続で拡大でした。変動の激しい食品・エネルギー・物流を除いた価格指数は前年同月比(3.1%上昇)でした。