ファルコン昆虫記(1098)【ミナミヒメヒラタアブ】
5月
23日
カミツレの花に体長9ミリほどの ハエ目 ハナアブ科 ヒラタアブ亜科の【ミナミヒメヒラタアブ(南姫扁虻)】が吸蜜に訪れていました。
胸部は銅黒色の金属光沢があり、周囲は黄色で縁取られています。「オス」の腹部は細長い筒状ですが、「メス」では、腹部の先端が細くすぼまっている形状ですので、本種は「メス」のようです。
幼虫は肉食性でアブラムシ類を捕食するため天敵として重宝されています。成虫は各種花の蜜を吸います。
従来、国産の本種は【キタヒメヒラタアブ】とされていましたが、近年【ミナミヒメヒラタアブ】であることが判明しています。