9日の東京外国為替市場で、円相場は続落でした。17時時点では前日の同時点に比べ11銭の円安・ドル高の「1ドル=158円22〜24銭」で推移しています。
<トランプ米次期大統領>の関税政策をめぐる思惑から8日に米長期金利が上昇し、日米の金利差拡大を意識した円売り・ドル買いを促しました。国内実需筋の円売り・ドル買い観測も相場を下押ししています。
8日、米CNNは<トランプ次期米大統領>が全世界一律の輸入関税を導入するため、就任後に「緊急事態宣言」を出すことを検討していると報じています。関税の引き上げが米インフレの再加速につながるとの見方から、米長期金利は8日に一時(4.73%)と2024年4月下旬以来の水準に上昇し、円売り・ドル買いにつながりました。