【松屋】の新しいメニューとして、「牛すき焼き御膳」(490円)が出ていましたので、早速いただいてきました。
珍しく、「エッ!」と感じるぐらいの牛肉の量に、<豆腐・ネギ・しらたき・椎茸>がおさ皿に盛られています。具材的に入れたことがない<タケノコ>もあり、おいしくいただけることに驚きました。
すき焼きの定番の「生玉子」も付いていおり、これはコストパフォーマンスが高い定食です。
すき焼きはやや甘めの味付けですが、関東的なワリシタの醤油強さを感じることもなく、美味しくいただけました。
全国チェーンの【松屋】としては、関西と関東では味付けを替えているかもしれませんが、確かめようがありません。
「ししゃも(柳葉魚)」は、キュリウオ科シシャモ属の日本固有の魚です。
世界中でも、北海道の太平洋沿岸の一部でしか漁獲出来ません。
今では漁獲量も減り、「キュウリウオ」や「カラフトシシャモ(キャペリン)」が「シシャモ」の代用品になってしいました。今宵はその「ししゃも(?)フライ」(250円)が、肴です。
2003年のJAS法改正で正式な原材料を表記しなければいけなくなっていますが、飲食店や居酒屋ではいまだに「キャペリン」を「シシャモ」として呼び習わしているようです。
晩秋に産卵のために川を遡上する「子持ちシシャモ」が好まれているようですが、身の旨さは雄の方がいいと酒呑みには支持派が多いようです。
「子持ちシシャモ」尊重主義のためか、「キャペリン」に関しては100%が「子持ちシシャモ」で、オスはペットフードか水族園の餌となり、日本では食用としては流通していません。
鱗の大きさを見れば、明らかに「シシャモ」の方が大きくて一目で分かりますが、食べていて「子持ちで」でなければ、本物の「シシャモ」かもしれません。
「神戸の台所」と呼ばれている神戸市内最大市場東山商店街の突き当たりにあります再開発ビル(ミナイチ)ですが、空き店舗が目立っておりました。
そんな折、須磨区にあります<地子図製麺所>が、「うどん職人」を開店、一番安い「かけうどん」が(200円)です。
その後続けて、喫茶店的な「珈琲職人」、「焼そば職人」と連続して空き店舗を埋め、昨年9月に四店舗目の【ラーメン職人】を開店させています。
オーナーさんは、障害者の自立支援の援助の一環として店舗展開を考えられ、香川県出身ということもあり、「うどん店」を足がかりとして頑張られています。
ラーメンは「しょうゆ」と「しお」がありますが、今日は「しょうゆラーメン」(350円)にしました。
とろけるチャーシュウと茹でもやし・ネギと、神戸の中華そばの基本を押さえながら煮玉子まで入り、(350円)ですから驚かされます。
魚介系の和風だしのやさしい醤油味で、飲み飽きない味わいでした。
市場の中の空き店舗利用ですので背中側は通路として開放的ですが、下町風情を感じながらの食事も、また楽しからずやです。
前回も煮魚の 「赤魚うまから煮定食」 を選びましたが、今回も煮魚になりましたが「カレイの有馬山椒煮」(700円)を選びました。
焼き魚の「ホッケ」にも食指が動いたのですが、魚の煮付けの味はなかなか難しいので、プロの味で楽しみたいと考えてしまいます。
「有馬煮」と言われるのは、豊臣秀吉が好きだった有馬温泉のある有馬が、山椒の名産地だった所からの由来です。
<山椒は小粒でピリリと辛い>の言葉で有名ですが、3~5月の若葉は「木の芽」で楽しめ、黄色い花は「花山椒」、実は「実(粒)山椒」、挽いては「粉山椒」として単独で、また七味の脇役として利用されています。
<レタスサラダ>が付き、<ツナとコーンのマヨネーズ和え>の小鉢、<香物>、本日のフルーツは<リンゴ>でした。
骨だけを残し、本日も上品な煮付けの<カレイ>、山椒の粒と生姜まできれいにいただいてきました。
お昼がインスタント麺の 熊五郎みそ味「札幌ラーメン」 で軽めでしたので、少し小バラが空き、【せっしゃson。】にて、串かつを食べてきました。
「8本コース」(1180円)など、ありましたが、居酒屋使いで三種だけで引き上げです。
「エビぱん」(180円)・「トロリチーズ生ハム巻き」(160円)・「牛肉」(180円)にしました。
このお店だけに限らず、串かつのソースが四種類ないし五種類を出すお店が多くなりました。
古い関西人として、お店の人がいう「塩で」とか「ポン酢で」などとソースを命令口調で指定されるのには抵抗感があり、無視しています。
「牛肉」は、油取りの意味もあるのでしょうが、敷かれた懐紙にも上からソースが振りかけられており、見栄えだけでソースを付けることができず、なんだか抵抗感を感じました。
今宵は、神戸駅近辺で仕事も一段落ということで、久しぶりに【神戸かくうち】さんに訪問です。
ブログル仲間の<神戸のおいさん>が主催されています、「神戸角打ち学会」の発会式が行われた呑み屋さんで、たしかオーナーも会員だったかな。
店長さんはしっかり者の女性店長さんで、そのせいか女性客も結構目立ちます。
オーナーは、お昼間は酒屋さんの跡取りとして頑張られておられ、酒屋さんはわたしの生家からも近く、また青年会議所(神戸JC)の後輩ということもあり、たまの顔出しでも気兼ねなく呑めるのがありがたいです。
オーナーの好みで、置かれている瓶ビールは「サッポロ赤星」です。
肴としては、「チーズとサラミの盛り合わせ」(250円)・「鶏の塩ハラミ炒め」(420円)・「平目の刺身」(420円)・「のどぐろひらき」(330円)の四種で楽しんできました。
「のどぐろ」は、注文しますと切れていたようで諦めかけていたのですが、帰り間際にオーナーが届けに来られ、また瓶ビールの栓を抜くことになってしまいました。
昨年12月に、新メニューとして登場していた「焼鳥つくね丼(並)」(390円)です。
「焼味豚丼:十勝仕立て」 や 「牛焼肉丼」 等を食べてきていますが、どちら甘いタレ仕様で、わたし的には馴染みませんでした。
宣伝用の出来上がり写真では、この新メニューもあきらかに「タレ味」の雰囲気でしたので、敬遠しておりました。
年明けの新聞広告で、全国で「300万食」の売り上げだと知り、B級グルメ派を謳う以上食べておかなければと考えなおし、いざ出陣です。
「つくね」は写真左下のひとつだけで、あとはすこし大ぶりの「鶏もも肉」が盛られています。
炭火で焼き上げたとありましたが、もう少し「良く焼き」のほうが、鶏肉の旨みが増す感じでした。
タレにどうやら豆板醤が隠し味に使用されているようで、多少は甘みは押さえられていましたが、刻みショウガと七味のお世話は必要でした。
ご飯のサイズを選べるように、タレにも<甘め・辛め>が選べるシステムであればいいのになと感じます。
一般的には「肉じゃが」の表記ですが、関西で「肉」といえば「牛」に決まっていますので、「豚じゃが」と正しく書いていないとクレームが出てしまいます。
本日の肴は、「豚じゃが」(300円)です。
一般的な家庭料理だと思われていますが、横須賀基地の名物である「カレーライス」と同様に、旧海軍の食事として普及しました。
材料が、「カレーライス」と同じ<牛肉・玉ねぎ・じゃがいも・人参>等であることが海軍食として都合がよく、定着したようです。
東郷平八郎が司令長官として赴任した京都府舞鶴市は、1995(平成7)年10月に、「肉じゃが発祥の地」を宣言していますが、広島県呉市も対抗宣言を行っています。
「おふくろの味」の代名詞のようにいわれていますが、戦後の空白時代を経て、1960年代ごろから家庭に出始め、普及したのは1970年代とされ、歴史がある家庭料理ではありません。
「カレーライス」と「肉じゃが」は、旧海軍の双壁ですが、「竜田揚げ」や青森県むつ市の「大湊コロッケ」等、海軍の寄港地から普及した料理が多いことに驚かされます。
「ポテトサラダ」は、ジャガイモを主材料にしたサラダですが、家庭料理はもとより、惣菜店や弁当屋さんでは定番の副材ですし、定食のカツ類の付け合わせとしても一般的です。
外食が多いので、いつも定食などで「ポテトサラダ」を食べている感じがしているからでしょうか、居酒屋さんで酒の肴に頼むのは少ないのですが、本日は「ポテトサラデ」(250円)にしました。
ジャガイモの形を残したモノと、マッシュポテト状に仕上げたモノと大別できると思いますが、【福寿】は後者の方のタイプです。
食べ方にもそのままはもちろん、「七味」・「コショウ」を振りかける方から、「ソース」派まで千差万別です。
ファルコンシェフとしては、ロシア風といいますか「オリヴィエ・サラダ」的に、固く茹でた玉子を入れまぜ、隠し味としてアメリカ的に「マスダード」を入れた、日米合作の「ポテトサラダ」です。
今週の外食は 「スペシャルステーキ弁当」 や 「チキンカツ定食」 と洋風が続きましたので、和風にと【文平】さんに足を向け、旬の素材が楽しめる「刺身定食」(700円)にしました。
刺身としては、<貝柱・カンパチ・鯛・甘エビ>が盛られています。
小鉢は、<油揚げと小松菜の煮物>でした。
女性のお客さんが多いのでご飯茶碗は小さめですので、今日はご飯のお替りをいただきました。
注文を通してから短冊から切られ増すので、刺身の面が鮮やかで食欲をそそります。
刺身のツマといえば、大根の千切りという固定観念がありますが、胡瓜の皮とか人参、ピーマンなどを千切りにしてありますので、色合いも鮮やかでした。
大将は調理場にほとんど隠れていますが、愛想のいいオネイサンと女将さんが客席に気を配ってくれていますので、食べていて安心できるお店です。
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