昨年、鉢植えの 【章姫】 を見つけて紹介していますが、そのイチゴを食べることが出来ました。
この【章姫】は、静岡県のイチゴ栽培家の故萩原章弘さんが、1992(平成4)年に完成させた品種です。
まさか地元の神戸市北区の農家が、この品種を栽培されているとは、いままで知りませんでした。
北区には二郎(にろう)地区や大沢地区に多くのイチゴ農園があり、<二郎(にろ)イチゴ>や、兵庫県が開発した<夢甘香(ゆめあまか)>(2002年)が栽培されているモノとばかり思っておりました。
縦長の形ですが、ほんのりとした甘味を持ち、酸味が弱くて食べやすいイチゴでした。
池波正太郎の短編に『梅雨の湯豆腐』というのがありますが、やはり寒いこの時期に「湯豆腐」は似合う一品です。
久保田万太郎の名句、「湯豆腐や いのちのはての うすあかり」(1963年:昭和38年) は、人生の紆余曲折を経てきた冬の晩年の憧憬が目に浮かびます。
【鈴ぎん:福寿】の「湯豆腐」(350円)は、昆布出汁ではなく、寄せ鍋と同じ出汁を使い、豆腐が入っていますので「湯豆腐」となっているようですが、具だくさんの野菜で体が暖まります。
20日の<大寒>も過ぎ、これから春に向かう日々が続きますが、まだまだ「湯豆腐」の人気は続きそうです。
今宵の肴は、「ポテトサラダ」(200円)を肴に、キリンビールです。
隣のオネイサンが、「男の人は、ポテトサラダが好きやねぇ~」とのお声掛けがあり、とりとめもない会話が続きました。
オネイサン、徳之島出身で今年還暦を迎えられます。「オネイサンとそんなに歳は変わりませんよ」と言えば、「兄ちゃん、若く見えるやん」と返され、苦笑いです。
以前にいただいた、徳之島の「みかん(クニン)」がおいしかった話しをしましたら、送ってもらうクニンやニンニクの葉は、おいしいから誰にも分けないとのことで、「それなないやろ」と横合いからチャチャが入ります。
ニンニクの芽は知っていましたが、ニンニクの葉を食べるとは知りませんでした。
次回オネイサンにお会いした時、忘れずに料理方法などを教えていただくつもりです。
阪急神戸三宮駅西口側の階段を下りた向かえにある、細い通りの中にお店があります。
店名通り、大きなじゃがいもと人参・茄子が入った「やさいカレー」(500円)が名物ですが、あまりにもじゃがいもが大きすぎて、敬遠していました。
お昼ご飯をとブラついていましたら、「辛口カレー」が新メニューとして登場していました。<ピリピリ刺激、汗と涙の狂想曲>というキャッチフレーズに、辛党としては見逃すわけにはいきません。
辛口メニューとしては、「辛口かつカレー」・「辛口エビフライカレー」(700円)と「辛口チキンかつカレー」(600円)があり、「チキンかつ」にしました。
んん~、残念ながらキャッチコピーの期待とは程遠く、コップのお水も口を付けることなく返却です。
このレベルで<辛口>とすれば、普通のカレーではとてもわたしには甘すぎるとおもいます。
久し振りに「スモークチキン」(250円)が、おすすめメニューとして張り出してありました。
以前の「スモークチキン」 は、切れはし的な感じで量もありましたが、今回はきれいなスライスだからでしょうか、量が少ないように感じます。
辛い物好きと知っている<かずちゃん>が、たっぷりと辛子を盛り付けてくれました。
気遣いしてくれた<かずちゃん>には悪いのですが、せっかくのスモークの香りと味を楽しむには、多めの辛子は不要でした。
偶然に、立ち呑み「鈴ぎん:福寿」の酒呑み仲間の<ち~ちゃん>と遭遇、近くで一杯ということで、【おでぶ】まで足を伸ばしました。
<ち~ちゃん>、女性・推定年齢45歳・身長140センチ台と小柄ですが、大型トラックの運転手さんとして、忙しく日本各地を走り回っています。
<ち~ちゃん>が、かわいい名前に似合わずいつも呑んでいるのは「芋焼酎ロック」です。
当初、お店のオネイサン達も呑み方と容姿(顔)を見て、「男」だと思っていました。
今宵はわたしも「芋焼酎ロック」でお付き合い、「富乃宝山」に始まり、「喜六」・「海」・「愛子」と杯を重ねながら、<バサの天ぷら・おでぶ餃子・明太子入りオムレツ>などをいただいてきました。
お客さんが落ち着いた頃、女将さんに「<おでぶ>は、なにか意味があるのですか?」と聞けば、「昔太っていたんで、亡くなった主人から<おでぶ>と言われていたんです」とのこと。
今の女将さんの体型からは、とても想像ができません。
【妙樹(しょうき)】は、ランチタイムが11:30から16:00までと長いのが、ありがたいお店です。
「ハーフ&ハーフ定食」 など、色々な「カツ」の組み合わせのメニューがありますが、お得なランチとして(400円)の「トンカツ定食」や「ハンバーグ定食」等の中から、「チカンカツ定食」を選びました。
値段からみますと、小さな「カツ」だと思いがちですが、立派な大きさで大葉まで挟み込まれて揚げられています。
盛合せとして、大好きなキャベチュの千切りもたっぷりあり、マカロニサラダまで付いています。
ご飯もたっぷりとした盛り付けで、採算が取れるのかと心配してしまう内容です。
今宵の肴は、「モツの味噌煮込み」(300円)です。
以前にもよく似た 「牛すじ土手煮」 がありましたは、今回は<モツ>とコンニャクを味噌で煮込んでいます。
<モツ>といえば、鳥獣肉の内臓を指し、一般的には「ホルモン」と呼ばれる方が多いかもしれません。
中国語では、「下水」となんだか意味深なニュアンスの表記になります。
代表的な<モツ>として、<ハツ(心臓)>・<キモ(肝臓)>・<バサ(肺臓)>・<ミノ(牛の第一胃)>・<ハチノス(牛の第二胃)>・<センマイ(牛の第三胃)>などがあげられ、今回は<テッチャン(小腸)>の味噌煮込みです。
豆板醤が隠し味に使われているのか、少しピリ辛の味噌味でしたが、それでも七味を振りかけておいしくいただいてきました。
荒田町から今は新開地1丁目に進出して大きなお店になっている 「こだわりや・隠れ家」 ですが、以前のこじんまりとした居酒屋「こだわりや」のあとに開店しているのが【どんどん】です。
店長さんは、「こだわりや」さんでも働いていたとかで、【どんどん】では昨年の12月から頑張っているとお聞きしました。
飲み仲間と新年会ではありませんが、店名が変わっていることで覗いてきました。
瓶ビールが珍しく小瓶です。「シマアジの造り」・「のどぐろ一夜干」と居酒屋メニューで呑んでおりましたが、途中から「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール2011 / カーブ・ド・リュニ」に切り替えました。
「トマトと豆腐のカプレーゼ」とか「牡蠣のエスカルゴバターソテー」など洋風的なメニューも多く、なかなか楽しめるメニューがまだまだありそうです。
年明け初めてのカレー専門店の最初の訪問は、【味善】にしました。
お店が開店して10年ほどたちますが、民家風の落ち着いた和風の空間でいただくカレーは、心が落ち着きます。
「スペシャルサラダとビーフカレー」は(1785円)といいお値段で、「デミタスコーヒー」(210円)を飲みますと<野口英夫>が2枚という贅沢なランチになりますが、今回はお得な「牛すじとろカレー」(750円)にしました。
レタスたっぷりの「サラダ」を食べ終わりますと、頃あいを見て女将さんがカレーを出してくれます。
名に負けない「牛すじ」がたっぷりと溶け込んだカレールー、まるで「ビーフシチュー」と間違えそうな味わいで、辛さとは別の満足度100%です。
牛すじの脂っぽさを弱めるためでしょうか、ご飯には麦が混ぜられており、テーブルに置かれた<ラッキョウ・福神漬け>の薬味共々、おいしくいただいてきました。
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