31日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、午前終値は前日比366円21銭(0.90%)高の4万1020円91銭でした。前日の米ハイテク株高や国内で決算を発表した個別銘柄の物色を追い風に、日経平均は次第に上げ幅を広げました。
前日に決算を発表した日産自動車やOLC(オリエンタルランド)が買われています。韓国サムスン電子が31日発表しました2025年4〜6月期の事業別業績でスマートフォン部門が増収増益となり、村田製や太陽誘電、TDKなど電子部品株に買いが波及しています。
日銀が昼に政策金利の据え置きを発表しましたが、市場の想定通りだったため相場の反応は限定的でした。投資家の関心は個別銘柄の業績に向かい、午後に決算を発表したアイシンや住友商事が買われ、フジクラが連日の最高値を付けるなど好業績期待が大きい銘柄に買いが入っています。
終値は5営業日ぶりに反発し、前日比415円12銭(1.02%)高の4万1069円82銭で取引を終えています。