小型ヘリコプター「インジェニュイティ」火星で試験飛行@米航空宇宙局
3月
25日
地球以外の惑星での制御された動力飛行への初挑戦となります。
(NASA)のジェット推進研究所(JPL)は、「インジェニュイティ」には、<ライト>兄弟が1903年12月17日に地球初の動力飛行を達成した初号機「ライトフライヤー号」の片翼に使用されていた布の端切れが積まれていることを初めて明らかにしています。
「インジェニュイティ」は初飛行で、秒速約1メートルで3メートルの高さまで上昇し、30秒間ホバリングした後、地表に戻ります。火星の大気密度は地球の約100分の1で、得られる揚力は小さくなりますが、重力は地球の約3分の1のため、必要な揚力は小さくてすみます。