今年の読書(147)『命の終わりを決めるとき』朔立木(光文社)
12月
3日
本書は、文庫本化に伴いタイトルが変わっていますが、『終の信託』と『よっくんは今』の2編が収められています。
『終の信託』は、呼吸器科の専門女医が、15年間治療してきたぜんそく患者との暗黙の安楽死の行動が、殺人罪として逮捕される内容で、『よっくんは今』は、一人の女性が婚約者を刺殺する過程が綴られています。
どちらも犯罪にかかわった女性の心理や感情を通して、読み手側に犯罪行為を通して<愛>とは何かと考えさせられる内容で、また検察官や刑事などの裏面の心理も良く表現されていました。
投稿日 2013-12-04 04:38
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2013-12-04 16:36
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