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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(147)『命の終わりを決めるとき』朔立木(光文社)

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( 2005年6月光文社より単... ( 2005年6月光文社より単行本、『終の信託』と改題されて2012年6月光文社文庫 )
著者の経歴等はまったく公表されていませんが、法曹界の仕事に携わっているのは確かなようで、作品も、裁判官の世界や女子中学生の誘拐事件による冤罪事件などを扱ってきています。

本書は、文庫本化に伴いタイトルが変わっていますが、『終の信託』と『よっくんは今』の2編が収められています。

『終の信託』は、呼吸器科の専門女医が、15年間治療してきたぜんそく患者との暗黙の安楽死の行動が、殺人罪として逮捕される内容で、『よっくんは今』は、一人の女性が婚約者を刺殺する過程が綴られています。

どちらも犯罪にかかわった女性の心理や感情を通して、読み手側に犯罪行為を通して<愛>とは何かと考えさせられる内容で、また検察官や刑事などの裏面の心理も良く表現されていました。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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内倉憲一
内倉憲一さんからコメント
投稿日 2013-12-04 04:38

なんか考えさせられる本ですね。

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2013-12-04 16:36

簡潔な文体で書かれていますが、内容は重たいですね。
治る見込みがなく本人が苦しんでいる状況でも、今の医療では延命処置を施術しなければいけない現状、考えさせられてしまいました。

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