『はだしのゲンはまだ怒っている』@<込山正徳>監督
11月
11日
<中沢啓治>の不朽の反戦漫画『はだしのゲン』の誕生から現在を見つめるドキュメンタリー『はだしのゲンはまだ怒っている』が、2025年11月15日より公開されます。
数々の賞を受賞したBS12トゥエルビ放送の番組『「はだしのゲン」の熱伝導 ~原爆漫画を伝える人々~』を基に映画化されています。番組の演出を担った<込山正徳>が企画・監督・編集、同番組の<高橋良美>がプロデューサーを務めています。映画化に際して『なぜ君は総理大臣になれないのか』の<大島新>と『NO選挙,NO LIFE』の<前田亜紀>が共同プロデューサーとして参加しています。
広島に落とされた原子爆弾で被爆し、家族を失った少年「ゲン」が貧困や偏見に苦しみながらも力強く生き抜く姿を描いた漫画『はだしのゲン』です。主人公「ゲン」のモデルは6歳で原爆を体験した作者<中沢啓治>です。
1973年より『週刊少年ジャンプ』で連載が始まり、その後25ヶ国で翻訳出版され、世界中で読まれ続けています。だが近年は、当時の道徳的価値観の違い、表現の過激さ等を理由に、学校図書館での閲覧制限を求める声が上がり、広島市の平和教材からも消えるなど、大きな議論を巻き起こしました。
そうした逆風のなか、いまなお『はだしのゲン』の熱を伝える人々がいます。戦後80年を迎えるいま、この不朽の反戦漫画の誕生から現在を見つめ、私たちが生きている世界に溢れる怒りや悲しみ、そして優しさを映し出しています。










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