『父と家族とわたしのこと』@<島田陽磨>監督
3月
11日
戦争トラウマを題材に、受け継がれた痛みと向き合う人々の姿を静かに見つめたドキュメンタリー『父と家族とわたしのこと』が、2026年3月14日より公開されます。
近年、帰還兵の多くPTSDをを抱えていたという事実が明らかになりつつあります。彼らの心に刻まれた深い傷は、DVや依存症という形で子や孫へと受け継がれることがあり、肉親間の断絶を引き起こすこともあります。
父から激しい虐待を受けて育ち、自らもまた娘を虐待してしまう女性。幼少期に帰還兵の父が母に浴びせた罵声が胸に刻まれ、その心の傷が妻への暴力につながった男性。新興宗教に傾倒した母からの虐待により複雑性PTSDを発症し、自身も娘との関係に迷い続ける女性。3人が抱える「生きづらさ」の原因を求めて取材を進めるうちに、彼らの父や祖父が、いずれも戦争に従軍していたという共通点が浮かび上がってきます。
監督は、『ちょっと北朝鮮まで行ってくるけん。』・『生きて、生きて、生きろ。』などのドキュメンタリー作品で、戦争や国家分断という巨大な力に翻弄されながらも自らの足で立とうとする個人を記録してきた<島田陽磨>が務め、『舟を編む』の<渡邊崇>が音楽を手がけています。








