ハンガリー製作のアニメーション映画『ペリカン・ブルー ~自由への切符~』が、2026年4月10日より公開されますが、予告編が解禁されています。
第3回新潟国際アニメーション映画祭のコンペティション長編部門で上映された本作は、1990年代のハンガリーで起きた実話をアニメーション化した作品です。
〈鉄のカーテン〉が崩壊し、海外旅行が自由化された当時のハンガリーは、多くの人々が外の世界に目を向けたものの、国際列車の切符は高額で庶民にとっては手の届かない夢でした。そんな中、「アコシュ」、「ペーチャ」、「ラチ」の若者3人は、切符に使用されているペリカン社製の青いカーボンインク=ペリカン・ブルーを家庭用洗剤で溶かし、行き先を書き換える方法を発見します。偽造した切符で海外旅行を満喫した彼らは、同じ境遇の若者たちにも偽造切符を配ることを決意します。
公開された予告編の前半では、1990年代のハンガリーの社会情勢や国際列車のチケットを偽造する手口が、記録映像を織り交ぜたアニメーションで描かれています。後半には、「アコシュ」らの活動が国家を揺るがす大騒動へと発展していくさまが収められました。
本作は10年にわたる綿密なリサーチを敢行し、記録映像やインタビュー音声といったドキュメンタリーの素材と手描きアニメーションを融合して製作されています。
声のキャストには<ノルマン・レーヴァイ>、<コルネール・テジ>、<アーゴシュトン・ケネーズ>が名を連ね、監督は、独特なアニメーション表現に定評のある<ラースロー・チャーキ>が務めています。