「1ドル=159円54銭~159円56銭」
4月
3日
2日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比85銭円安・ドル高の「1ドル=159円55〜65銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=159円73銭」、高値は「1ドル=159円23銭」でした。
米国とイランの軍事衝突が早期に収束するとの観測が後退した。中東情勢を巡る不確実性が意識され、「有事のドル買い」が優勢になりました。米原油先物の急騰を受け、エネルギーを輸入に頼る日本の貿易収支が悪化するとの見方から円売り・ドル買いが出ています。
米東部時間1日夜9時(日本時間2日午前10時)、<トランプ米大統領>は演説し、「今後2〜3週間にわたって(イランを)かなり激しく攻撃する」と語りました。イランとの協議が合意に至らなければ、発電所を攻撃するとも述べ、紛争の終結に向けた具体的な時期などは明らかにしませんでした。当面は軍事衝突が激化した状況が続くとの見方が広がり、幅広い通貨に対してドル買いが入りました。
2日の米原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近5月物は一時「1ドル=1バレル113ドル台後半」と、前日から(13%あまり)上昇する場面がありました。エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡の事実上の封鎖が続くとの観測で原油価格は大幅に上昇でした。エネルギー価格の上昇で日本の貿易赤字が拡大するとの見方から、円売りが出ています。
円は下げ渋る場面がありました。イランはオマーンとともにホルムズ海峡を通過する船舶の監視を目的とした協定を作成していると、米ブルームバーグ通信がイラン国営メディアの報道を引用して伝えています。船舶の安全な航行を確保するためだという。ホルムズ海峡の正常化を巡る思惑から2日の米株式相場が下げ幅を縮小すると、リスク回避で買われていたドルに持ち高調整売りが出ました。
2日には、米新規失業保険申請件数がありました。円安・ドル高が加速すれば、日本の通貨当局による円安けん制姿勢が強まるとの見方もくすぶり、円売り一巡後は底堅く推移しています。







