「1ドル=158円88銭~158円90銭」
3月
12日
11日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比90銭円安・ドル高の「1ドル=158円90銭〜159円00銭」で取引を終えています。一時は「1ドル=158円98銭」と1月下旬以来の円安・ドル高水準を付けました。円の高値は「1ドル=158円32銭」でした。
中東の緊迫が続くなか、流動性が高いドルに買いが入っています。原油高が日本の経済に悪影響を及ぼすとの懸念も根強く、円売り・ドル買いが優勢でした。
米国・イスラエルとイランの軍事衝突が続くなか、ホルムズ海峡を含むイラン周辺で複数の船舶が攻撃を受けたと11日に伝わりました。イラン側は報復攻撃から積極的な継続攻撃に転じる姿勢を示しているとも報じられています。
11日、国際エネルギー機関(IEA)は加盟国が石油備蓄の4億バレル協調放出で合意したと発表しました。米原油先物相場は下げる場面もありましたが売りは続かず、ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)の期近の4月物は前日比(4.6%高)の「1バレル=87ドル台前半」で取引を終えています。原油価格の先高観が強く、エネルギー輸入に依存する日本経済を下押ししかねないとの観測も円相場の重荷となりました。
米連邦準備理事会(FRB)が追加利下げに動きにくくなるとの見方も円売り・ドル買いにつながりました。11日発表の2月の米消費者物価指数(CPI)は市場予想並みの上昇率となりましたが、アパレルや宝飾品など一部のモノの値上げが目立ちました。市場では(FRB)が重視する米個人消費支出(PCE)物価指数でコア財の比重が大きい項目の価格が上昇し、追加利下げに動きにくくなるとの受け止められています。
米債券相場は売りが優勢でした。長期金利は価格が安くなる前日比(0.07%)高い(4.23%)と約1カ月ぶりの高水準で取引を終えています。日米金利差の拡大観測も円相場の重荷となりました。







