28日に米国とイランが戦闘終結に向けた暫定的な合意に達したと伝わっています。28日、<バンス米副大統領>は米国とイランの交渉状況を巡り「(最終合意には)まだ至っていないが、とても近いところまで来ている」と述べていまた。<ベッセント米財務長官>も同日、「合意の素地が整いつつある」と語りました。交渉への期待感から株式に買いが先行しています。
もっとも、29日、イランの<ガリバフ国会議長>は自身のSNSに「譲歩を対話によってではなくミサイルで勝ち取る」と投稿しています。両国が最終合意に至るかどうか不透明とみる投資家も多く、主力株の一角に持ち高調整の売りが出ています。ダウ平均株価は28日まで連日で最高値を更新しています。高値警戒感から目先の利益確定の売りも出ています。
ダウ平均の構成銘柄ではありませんが、パソコンやサーバーのデル・テクノロジーズが急伸しています。28日夕に2027年1月期の売上高などの見通しを上方修正すると発表しました。人工知能(AI)サーバーの需要拡大で市場予想を上回る見通しとなることを好感した買いが集まり、ヒューレット・パッカード・エンタープライズなど同業の株も大幅に上昇しています。
ダウ平均の構成銘柄ではセールスフォースやIBM、マイクロソフトが上昇しています。アップルやビザ、ゴールドマン・サックスも上げていますが、、ナイキやプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、ボーイングが下落しています。
ダウ平均株価は、前日比363ドル49セント(0.72%)高の5万1032ドル46セントで終え、最高値を更新しています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比55.15ポイント(0.20%)高の2万6972.62で終え、最高値を更新しています。
S&P500種株価指数は、前日比16.43ポイント (0.22%)高の7580.06で終え、最高値を更新しています。
また、フィラデルフィア半導体株指数は、前日比0.24(0.0019%)高の1万2629.38で終えています。