「1ドル=155円83銭~155円85銭」
12月
13日
12日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに反落し、前日比25銭円安・ドル高の「1ドル=155円75〜85銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=156円10銭」、高値は「1ドル=155円68銭」でした。米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を受けた円売り・ドル買いが優勢でした。
米債券市場で10年債利回りが一時、債券価格は安くなる前日比(0.05%)高い(4.20%)に上昇でした。米連邦準備理事会(FRB)が来年も利下げを続け、米景気の底堅さとともにインフレ高止まりを招く可能性などが意識されています。「長期金利に上昇圧力がかかり、円売り要因となっているようです。
(FRB)が10日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを決め、11日発表の週間の米新規失業保険申請件数が市場予想以上に増加したのを受け、この数日は円買い・ドル売りが優勢でした。週末を前に円の買い持ち高を手じまう動きも出ています。
日本経済新聞電子版は12日に日銀が18〜19日に開く金融政策決定会合で政策金利を引き上げる最終調整に入ると報じています。ただ、市場では、日銀の利上げはすでに円相場に織り込まれているとされ、円の買い材料とはなりませんでした。
円の下値は堅く、ハイテク株への売りで米株式相場が下落したことが「低リスク通貨」とされる円を支えました。








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