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ツナ缶レビュー zu-mix3.0

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■初めての方は、国産ツナ缶の面白いとこをつまみ食いできる #めずらしいツナ缶 がおすすめです。
ゴースト「ツナ缶にしき」にご用の方は、←からどうぞ。

 おしらせ
 ・zu-mix3.0自家通販でツナ缶解説本を手売りしています。クレカ対応。
 ツナ缶レビューに大ボリュームの解説を交えた「ツナ缶の本 The Unlimited」が人気です。

199袋 想定外のおいしさにビビった トップバリュベストプライス・かつお油入り水煮パウチ

スレッド
片付け簡単なパウチタイプ 液切...
片付け簡単なパウチタイプ 液切り不要で、そのままサラダやサンドイッチなどに。


トップバリュ ライトフレークかつお油入り水煮
かつお油入り水煮フレーク・普及品


こんなツナ缶です


おねだん
やすい(100円ちょっと)
魚の種類
カツオ(ライトミート)
液汁の種類
油入り水煮(超あっさりのオイルタイプ)
身のほぐし方
細かいほぐし肉

おすすめの食べ方
そのまま食べても十分おいしい
価格に見合わないツナパウチ



解説:パウチになったライトフレーク


 トップバリュのツナ缶が軒並みベストプライスになったころ(グリーンアイ(No.168)は除く)、突然現れたツナパウチ版のライトフレーク。
 きわめてシンプルな原材料構成と、内容量の割に高いタンパク質の多さが特徴だ。
 
 製造所固有記号(Lot No.)に 210925 の記述があり、本品が2021年9月25日につくられた…というのがわかりやすい。2021.9製造。
 

缶を開けたところ



 全量取り出した。出すのは苦労しないと思う。どうしてライトフレーク(缶)とくらべるとボリューム不足が否めない。
 食感はカツオの割にやわらかい。そして椅子から転げ落ちそうになった。
 
 生臭くないし、ほかの原材料で味を隠していない。ギトギトしてない。廉価ツナ缶の問題点はすべてクリアしている。
 そして個性の面。魚の味がダイレクトに響く中、たしかに「おいしい」のだ。ギフト同梱品シーチキンマイルドの味と比肩しうる……というか、それよりちょっとおいしい。

 これよりおいしいカツオというと、6点評価をした「黒潮町缶詰製作所・黒潮オイルのごろっとカツオ(475円・No.85)」か、400円の「焼津の綱本カツオ(No.107)」くらいしか思いつかない。
 ツナパウチで並べると、同じ価格帯のシーチキンSmileは余裕で打倒できて、国産普及品のSSK液切りしない~と肩を並べ、国産準高級品のSKOホワイトミートフレークと食べ比べてようやく味の差がわかるような印象だ。
 
 廉価ツナ缶は修羅の道。値段的に無理をしてないツナパウチだとは思っていたが、まさかのTier4の価格帯からTier1上位に匹敵する味とは……
廉価品の中から、(味の意味で)安心して食べられる読者が見つける道しるべとしてツナ缶ブログが役立つことを期待したい。

 

☆各種評価


・グレード ★★☆☆☆ 1.9
・価格   ★★☆☆☆ 2.0 #105円/袋
・味覚評価 ★★★★★ 4.6 #この値段でこの味はヤバイ
・入手性  ★★★☆☆ 3.5 #イオン、マックスバリュなど
・原産国  タイ

☆スペック


内容量 60g
92kcal/缶 食塩相当量0.4g タンパク質13.0g
原材料 かつお、大豆油、食塩
(大豆油(大豆):遺伝子組換えのものと分けて管理しています)
JAN:4549414212044(単品) 製造固有記号S210925N S60
輸入者 イオントップバリュ株式会社(千葉県千葉市美浜区中瀬1-4) 製品ページ
Tuna canning review No.199

■「ツナ缶スーパーリンク!!」



(No.119)ライトフレーク(旧パッケージ)

→ベストプライスに改称した、フタの赤いライトフレーク。レビュー当時からベストプライスに変わったほか、原材料の一部がコミットされた。それでも予算と味のバランスが良い、トップバリュの隠れた名作だ。

(No.63)ライトフレーク(旧旧パッケージ)

→ライトフレークのあゆみ。

(No.107)いちまる 焼津の綱本カツオ

→本品の4倍高いするかつお油漬缶。さすがにこれと比べたらいちまるのほうがおいしい、ってなるけど。値段差考えよう。

(No.139)SKOホワイトミートフレーク

→値段高い&ビンナガ油漬が比較対象になる時点で相当な製品だぜ。カツオのおいしさを再発見させてくれたのがTVBPパウチってことだ。
#かつお #スーパーpb #ツナ袋ツナパウチ #油漬

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ツナ缶レビューブログで「瓶」を実食 宮古島の洋食てぃん・カツオビン

スレッド
宮古島近海で一本釣りしたカツオ... 宮古島近海で一本釣りしたカツオのオイル漬けの瓶詰めです。

洋食てぃん カツオビン(小)
かつお油漬けチャンク瓶詰・高級品

 

こんなツナ瓶です


おねだん
ものすごく高い(千円オーバー)
魚の種類
カツオ(ライトミート)
液汁の種類
油漬け(だいぶしょっぱい)
身のほぐし方
ブツ切りのようなかたまり肉

おすすめの食べ方
そのまま食べる。しょっぱいしあぶらっこいため、液汁の処遇はよく考えよう


宮古島発:とれたてカツオのツナ瓶


 東京からまっすぐ1800キロの南の島、宮古島。東京から1000キロ南の島・小笠原諸島父島より遠いが、空路の発達によって父島よりずっとずっと近い島になった。宮古島のすぐ近くに伊良部島・下地島があって、そこの滑走路を使ってLCC(格安航空会社)が東京と宮古島を(成田・下地島経由で)結んでいる。行こうと思うには遠い島だが、いざ行ってみれば精神的にあんがい近い島なのだ。
 宮古群島では伝統的にカツオの遠洋漁業が行われていて、立派なカツオをトビダイと呼ぶ。春のシーズンには伊良部島佐良浜でカツオの血肉が飛び交う祭り「オーバンマイ」があるくらい、カツオとともに発展してきた島だ。宮古島内においてもカツオ料理を出す飲食店は数多いし、現代は宮古・伊良部・下地島は道路でつながって一体的に観光できるようになった。
 その宮古島で、個人経営の洋食屋が作っている「カツオの瓶詰」が、このカツオビンである。宮古近海のカツオを使って、刺身のような大きさの肉を油・調味料とともに瓶に詰めた。見た目からして缶詰にない高級感と、カツオビンのラベルがレトロ調で異国情緒を演出している。
 
 スペックに着目しよ……食塩相当量とタンパク質が規格外だ! 食塩の3.6g・タンパク質の52.9g、いずれも一般的なツナ缶70g換算しても平均値の倍くらい。カロリーは誤字を疑ったが、瓶ラベルには一個あたり180kcalと書いてある。
 塩コショウとにんにくで味付け、ローズマリーで香味付けされている。化学調味料不使用、アレルギー27品目不使用。
 宮古島の洋食てぃん、下地島空港売店のほか、本州では焼津市のツナラボで購入可能。2021.9製。

 ☆瓶を開けたところ

 非常に大きなカツオの身が入っている。塩や香味が効いていて、身もほんのりやわらかい。とてもカツオを食べている感じがする。ごはんにあわせると、一切れ二切れ程度でおなかいっぱいになる。


 カルボナーラパスタに乗せて食べた。カルボナーラというといまいちツナとの相性がよくないとされるが、かたまり肉のボリュームとしょっぱさのおかげで良く個性が出てくれる開拓になった。カルボナーラのたまご感がカツオ感をつつみこむような印象。


☆各種評価
・グレード 【N/A】 ツナ缶ではない 評定不可
・価格   【 高 級 品 】 10.8 #1,080円/瓶
・味覚評価 ★★★★☆ 4.6
・入手性  ★☆☆☆☆ 0.5 #直売、本州なら焼津のツナラボ
・原産国  国産

☆スペック
固形量100g / 内容総量180g
180kcal/瓶 食塩相当量3.6g タンパク質52.9g
原材料 カツオ(宮古島産)、なたね油、オリーブ油、食塩、にんにく、カエンペッパー、ローズマリー(宮古島産)
JAN:4580080560022  製造固有記号なし
製造者 洋食てぃん(沖縄県宮古島市平良字西里397-1)
Tuna canning review No.X20211118
#xナンバー #かつお #めずらしいツナ缶 #チャンク #油漬

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198缶 二つ使ったらおいしいぞ ドンキの598円・情熱価格ライトフレーク かつお10缶パック

スレッド
驚き!!!の10缶パック!防災... 驚き!!!の10缶パック!防災用保存食としても最適です。

ドン・キホーテ 情熱価格 ライトフレーク かつお 10缶パック
かつお油漬けフレーク・超廉価品

198缶 二つ使ったらおいしい...

こんなツナ缶です


おねだん
10缶パック598円(税込645円)が定価
単価に直して驚安の64.5円/缶
魚の種類
カツオ(ライトミート)
液汁の種類
油漬(大豆油)
身のほぐし方
細かいほぐし肉

おすすめの食べ方
野菜炒め、チャーハン、炊き込みご飯などへ
2缶まとめて ドーンといこう


解説:定価598円の衝撃


 2020年からツナ缶の値上げが続く中、確か2019年頃に発売されたドンキの「すさまじい値段の」ツナ缶。10缶598円税抜、国産品でこんな値段は無理だろう。当然のように輸入品。
 読者からけっこう引き合いの強い製品だったが、廉価品10缶も使いきれない……と長らく二の足を踏んでいた。そんな矢先、ドンキからなんでも一品20%引のクーポンが届き、まあ10缶516円税込ならいいかな……と観念して、ついにツナ缶レビュー入りを果たした。
 パッケージには
 買い置きに便利な
 10缶パックにすることで
 一缶ずつのラベルコストを省いた
 価格破壊ツナ缶
 ライトフレーク 70g×10缶パック

 と書いてある。

 スペックに着目しよう。この値段でカツオ使ってるのはプラスポイント。お値段が安いなら、マグロよりカツオのほうが(魚価が安い分)全体的に品質の底上げが図れるから。ただし、カロリーと内容量に対してタンパク質が少ないのが不安。
 ハラル認証付き。シュリンクに栄養成分と一括表示をして、缶自体にはskipjack in oilの旨と、賞味期限しか書いてない。なんの缶詰かわからなくなるので「ドンキかつお」などと油性ペンで書いておくのをおすすめする。2021.10製造。
 

☆缶を開けたところ



 少なッ!
 
 液汁ひたひた、身の量は明らかに80~90円台の輸入品より少ない。
 ちょっと生臭いが、廉価品なことを考えたら許容範囲。最低限「普通に食える」ツナ缶ではあるのだ。
 しかし、普通に食える・値段が安い……その分のしわ寄せは「クリーニング(けずり)の不完全と品質管理のブレ」「油で内容量を水増し」という点にあらわれている。カツオの色がちょくちょくにじんでいて、カロリーの割にタンパク質量が少ない。国産ツナ缶──同じカツオ油漬のシーチキンマイルドあたりと比べたら雲泥の差があるし、トップバリュのフタが赤い方(No.119)とも有意な違いを感じ取れると思う。
 
 なので、料理に使うなら、液汁をよくしぼって2缶まとめて使うのがおすすめだ。本末転倒に思える提案だが、これならしっかりボリューム出せるうえ(幸いなことに普通に食える味をしてるから)本品の欠点をあらかた克服できる。
 ダブルのうえで、チャーハンや炊き込みご飯など加熱系の料理に使えば、欠点はほとんど克服される。多くのご家庭において、このツナ缶のせいで不満が出ることはなくなるはずだ。

 廉価ツナ缶は修羅の道。本品もきわめて癖が強いし、「安さ」と「安さの代償」がわかりやすいツナ缶である。
 万人にすすめられる製品ではないが、 この値段で普通に食えるツナ缶になっているのは驚愕の一言に尽きる。「安さの代償」がなんなのか、それをどうしたらうまく付き合えるのか理解したら、ツナ缶生活の一助になる……かもしれない。

 私はリピートしない。生食したいから。
 廉価品・生食目的の条件で、フタが開けやすいライトフレークえらぶ。すごいとは思うけど、ごめんね。

☆各種評価


・グレード ☆☆☆☆☆ 0.2
・価格   ☆☆☆☆☆ 0.1 #51.6円/個(10缶516円)、定価は10缶645円
・味覚評価 ★★☆☆☆ 1.6 #これでも「普通に食える」のは感心
・入手性  ★★★★☆ 3.6 #どこのドンキにもあるはず
・原産国  タイ

☆スペック
内容量 70g
235kcal/缶 食塩相当量0.7g たんぱく質11.1g
原材料 かつお、大豆油、野菜エキス、食塩、粉末タマネギ/調味料 (アミノ酸)
JAN:4549777400560(10缶シュリンク・ばら売りなし) 製造固有番号TOP-S 70 SKIPJACK IN OIL AND BROTH
輸入者 株式会社パン・パシフィック・インターナショナル(東京都目黒区青葉台2-16-10) 製品ページ
Tuna canning Review No.198

☆ツナ缶スーパーリンク!!



(No.131)ドンキの三連パック

→66円。カツオのツナ缶は。

(No.119)トップバリュのフタが赤くて黄色いほう

→80円ちょっと。お値段に応じて。

(No.171)ローソンセレクト

→100円ちょっと。少しずつ。

(No.180)シーチキンマイルド

→140円くらい。ここから国産ツナ缶。中身がよくなって。

(No.113)福島・海の宝

→150円弱。いきます。

(No.107)焼津の綱元カツオ

400円。そしてこれがカツオの最終形態。
#かつお #スーパーpb #哲学 #油漬 #激安ツナ缶

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161缶 さらば音代漁業 鰹 あらほぐしフレーク油漬の実食

スレッド
音代漁業 鰹 あらほぐしフレー...

音代漁業 鰹 あらほぐしフレーク油漬
(刺身用原料使用 一本釣りかつお使用)
かつお油漬けフレーク・準高級品



こんなツナ缶です


おねだん
終売品のため、購入不可
魚の種類
カツオ(ライトミート)
液汁の種類
油漬け(薄い目のサラダ油)
身のほぐし方
大きなほぐし肉

おすすめの食べ方
そのまま食べたい。わかめの酢の物に合わせるのもよさそう。



音代漁業のわすれもの


 音代漁業という会社を覚えている読者はいるだろうか。かつて二度ツナ缶ブログで取り上げたことがあり(No.04、No.19)、その際に品質で一歩先を行くツナ缶を輩出していた……と記していた。しかし、2017年に閉業、そして同社の幹部がオトスイという会社を立ち上げ現在に至っている。
 音代漁業だった頃も販路が非常に狭かったが、オトスイのツナ缶になったあとも、ヨドバシドットコムや清水駅の清水魚市場いちば館「ふかくら」に販路があった程度で、あまり広く販売されている様子はない。清水のツナ缶を蒐集してやまないドリプラからもスルーされているといえば、その影の薄さがわかるだろうか。
 
 そんな音代漁業には、ミドルレンジ「音代丸のツナ(現:オトスイのツナ)」と、ハイエンド「鮪・鰹(刺身用原料使用)」があった。
 前者はオトスイのツナとして現在もツナ缶市場に身を寄せ、後者はバローPBのVクオリティとして瓜二つのパッケージに引き継がれたが、2021年に見たころには真っ黒で音代漁業の面影は無くなっていた。

 本品は、純粋な音代漁業のハイエンドかつ、加工用でなく刺身用のカツオを用いることで、カツオ油漬の高級品を目指した、そして消費者の耳目にたどり着けなかった「わすれもの」である。
 表題の会社は解散した今、なんの根拠もないが、印字から駒越食品のような気がしてならない。2015.12製造。六年熟成するくらいには大事に思っていた。
 

缶を開けたところ



 「あらほぐし」と名乗るだけあって、身は大きい。カロリーから想像できるように油はやや少なく、油入り水煮ほどではないがさっぱりした食味。
 原材料の品質はよく、熟成によってさらにカツオらしさが際立っている。わかめの酢の物と合わせたくなった。
 
☆各種評価
・グレード ★★★★☆ 3.7
・価格   ★★☆☆☆ 1.9 #99円/缶(3缶298円)
・味覚評価 ★★★☆☆ 4.0 #普通にカツオが強い
・入手性  【EOL】 #終売
・原産国  国産

☆スペック
内容量 80g
180kcal/缶 食塩相当量0.7g タンパク質14.5g
原材料 かつお、大豆油、野菜スープ、食塩、調味料(アミノ酸)
JAN:4580252445102 製造固有記号OTS1
販売者 音代漁業株式会社(静岡県静岡市清水区袖師町1974-39)
Tuna canning review No.161

■「ツナ缶スーパーリンク!!」



(No.180)シーチキンマイルド(とほぼ同じ)

→日本一売れてるカツオのツナ缶。カツオっていう先入観はまず捨ててほしい。

(No.113)JF福島 福島海の宝

→カツオ油漬で、だいぶキャラの近いツナ缶。こっちは福島水揚げのカツオを使うぞ。

(No.04)音代丸のツナあおラベル

→音代漁業のツナ缶をしずてつストアで捕捉していた。って……04番!?
#かつお #油漬 #音代漁業 #駒越食品

ワオ!と言っているユーザー

184缶 5年ぶりの猫缶実食 STIサンヨー 何も入れない かつおだけのたまの伝説

スレッド
新鮮なかつおの白肉をたっぷり使... 新鮮なかつおの白肉をたっぷり使用し、贅沢に仕上げました。余計なものは何も入れない安心な国産缶詰です。

STIサンヨー(三洋食品) 何も入れない かつおだけのたまの伝説。
猫缶(キャットフード栄養補完食)・普及品

限りなくかつお水煮(食塩不使用)に近いキャットフード


 赤いツナ缶でおなじみ三洋食品が2021年4月に改称され、「STIサンヨー」という新しい名前に変わった。これにともない同月以降製造のツナ缶を探していたのだが、筆者のツナ缶網にヒットしたのは……
 
 「何も入れない かつおだけのたまの伝説」。

 うん。言いたいことはわかるよ。三洋食品は1969年に日本初の国産猫缶(キャットフード)を発売して、86年にたまの伝説シリーズ(プリンピア)ブランドでローンチ。血統種ブームの時代からグルメなイエネコたちを満足させてる同社もう一個の看板ブランドだからね。本品、何も入れないシリーズは2013年に発売され兄弟品にパウチタイプやまぐろ缶がいるのも飼い主のツナ缶を虎視眈々と狙うイエネコの読者はよく知っていることと思う。

 本ブログは人間用のツナ缶は猫にあげるべきでないし、猫缶は人間が食べることを想定していないと考えている。真面目な話だから聞いてほしい。
 
 猫缶(キャットフード)は人間用の缶詰と違い、チキンやビーフが混ざっていたり、それらのエキスで猫の食いつきを改善していたり、マグロカツオを使うものでも血合い(苦くて栄養ある)を主にしている。ガワは似ているが、人間用の缶詰と一線を画す中身になっている。
 もちろん猫缶に食塩や調味料は使われていない。人間用の味がついていると猫の健康によろしくない、大豆油など不要な油分も含まれてしまうから、とされている。つまり、人間用のツナ缶は猫にあげるべきでないし、猫缶は人間が食べることを想定していないのである。猫飯(ねこまんま)の時代からキャットフードが進化していったことが、猫の健康長寿を下支えしてる一つのファクターだと思っている。
 
 ……そう、"猫缶は人間が食べることを想定していない"。別に人間が食べること自体は何かの法律に反しているわけではない。当然メーカーは推奨していないが、後学のために、そして猫缶とツナ缶の違いを研究するために食べることは自由の中で認められているのだ。そういうのが禁じられている国家じゃなくてよかった。
 
 前置きが長くなってしまったが、製品スペックに着目していこう。
 水色で製品名とたまの伝説マーク、たまの顔と肉球が書かれたシンプルなパッケージ。同社の541や長生きしてねはパッケージで飼い主に多くの情報が伝わるようデザインされているが、こちらは説明文をなるべく減らし、説明書きフォントのウェイトまで下げて、直感で原材料が少ないことをアピールしている。
 その原材料は、カツオのほかビタミンEが添加されている。これは猫のビタミンE欠乏症(筋力低下や皮膚疾患)をおさえるためで、カップ麺にビタミンB1が添加されているのと似たような意図(添加前はカップ麺偏食による脚気が社会問題になった)と考えられる。
 入手性は同社人間用のツナ缶・プリンスより良好で、大きめのペットショップやヨドバシドットコムで購入できる。もちろん自社通販もあるので、猫が気に入ったら自社通販で箱買いを検討しよう。
 筆者はズースクエア静岡店で購入した。2021.6製造。猫缶の賞味期限ポリシーは各社まちまちだが、STIサンヨーは製造日の3年後(ツナ缶と同じ)。

☆缶を開けたところ

(撮影のため、中身を箸でほぐした)
  
 開けるとカツオの香りが広がる。白身9:血合い1というところか。他の猫缶(マグロカツオ)にくらべて白身の割合がずっと多い。
 思っていた以上にしっとりした白身で、魚本来の下味だけついている。かみしめた時の食感食味ともに水煮(塩抜き)のツナ缶と大差ない──ツナ缶として評価しても差し支えないというか、人間用の激安水煮缶(塩入り)といい勝負してる点に驚いた。
 猫には適正体重分をよそって、余った分を人間がサラダとゴマドレでいってもバチは当たらないと思う。



☆各種評価
・グレード ★★★☆☆ 2.8
・価格   ★★☆☆☆ 2.5 #108円/個
・味覚評価 ★★★★☆ 4.0 #カツオ水煮(食塩不使用)にしても想定以上のポテンシャル
・入手性  ★★☆☆☆ 2.0 #おおきいペットショップ、自社通販
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g
53kcal/缶 粗たんぱく質15%以上 粗脂肪0.5%以上 水分84%以下
原材料 かつお、ビタミンE
JAN:4953685201148 製造固有記号なし
製造者 株式会社STIサンヨー(静岡県焼津市焼津5-7-3) 製品ページ
Tuna canning review No.184


☆ツナ缶スーパーリンク!
(No.69)赤缶

→こっちを食べられるヒト科ヒトに産まれてよかったと思うよ。

(No.52)哲学入門

→ヒト科ヒトに産まれてよかったと思うよ。本当に。本当に。
#STIサンヨー #かつお #ヨドバシドットコムで買えるツナ缶 #三洋食品 #水煮

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180缶 はごろもフーズ CO-OP(CO-OPはごろも)シーチキンマイルド[にがり塩使用]の実食

スレッド
かつおフレークトップブランドの... かつおフレークトップブランドの「シーチキン・マイルド」を生協仕様でCO・OP化しました。 はごろもフーズ CO-OP(C...

はごろもフーズ CO-OP(CO-OPはごろも)


シーチキンマイルド[にがり塩使用]
かつお油漬けフレーク・普及品

 ※CO-OPライトツナ、はごろもシーチキンマイルドとは異なる製品です。

生協基準のシーチキンマイルド


 全国の生協で販売される普及品レンジのツナ缶その2。COOPはごろもシーチキンLフレークやCOOPライトツナフレークとの大きな違いは、魚種にある。こいつはカツオ。
 COOPがつかない一般的なシーチキンマイルド(70g・国産)とは、食塩とGMO表記の細かさで差別化されている。
 
 生協PBのライトツナフレーク群、COOPはごろもシーチキンLフレークと同じく、たいがいの全国生協に置いてある。前述のとおり、塩とGMO表記を除いて通常のシーチキンマイルドと緒元は同じなので、
 ・生協のツナ缶から選ぶとして
 ・カツオが好き or よりコストパフォーマンスを高めて
 ・シーチキンを名乗るものが良い
 という場合に選択肢となるだろう。勿論、値段だけで選んでも差し支えない。
 
 富士冷缶詰のOEMと明記されているほか、生協の情報ページでカツオ原産国が「日本等」という記述がある点が特徴か。リサイクルマークのロゴが省かれている。2020.11製。

☆缶を開けたところ



(撮影のため、中身を箸でほぐした)
 身は細かい。下味はシーチキンLやシーチキン(ホワイトミート)群より強く、たまねぎのような酸味を伴う。
 通常のシーチキンマイルド(70g・国産品)とくらべても、味の違いはほとんどない。この細かさに対する自己主張の強さを活かして、液汁絞ってツナマヨの種や、高菜飯に混ぜるのもありかもしれない。シーチキンL群より、揚げちくわ天に詰める具、豚肉を省いたチャーハンに適している。

☆各種評価


・グレード ★★☆☆☆ 2.5
・価格   ★★★☆☆ 2.5 #143円/缶(3缶429円)
・味覚評価 ★★★☆☆ 2.8 #驚くほど普通で無難
・入手性  ★★★★☆ 4.0 #全国の生協実店舗、一部の生協系宅配サービスなど
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g
210kcal/缶 食塩相当量0.5g たんぱく質13.2g
原材料 かつお[日本等]、大豆油(遺伝子組換え不分別)、食塩、たん白加水分解物
JAN:4902220312900(単品)/4902220312917(3連シュリンク・SP3) 製造固有番号/FZ +SO28
販売者 日本生活協同組合連合会(東京都渋谷区渋谷3-29-8) 製品ページ
製造者 株式会社富士冷(静岡県焼津市惣右衛門1281-2) #富士冷缶詰工場
Tuna canning Review No.180

■「ツナ缶スーパーリンク!!」



(No.115)シーチキンマイルド(キャノーラ油)

→こっちはギフト品。身の大きさに注目。同じ富士冷OEMのシーチキンマイルドではあるが、量販品とギフト品でカツオの細かさを分けている気がする。

(No.13)シーチキンNewマイルド

→同じシーチキンマイルドの名前を持つが、中身は月とすっぽん。それでもシーチキンNewLフレークやシーチキンLフレーク(N)に対するLフレーク(国産品)の落差と比べたらマシなほう。シーチキンマイルド系列のほうが(国産と輸入で)味と中身の落差が小さいように思う。

(No.172)COOPライトツナフレークまぐろ油漬(国産)

→生協で選べるツナ缶のひとつ。こちらはキハダ油漬だが、COOPはごろもシーチキン系列と値段はほぼ変わらない。よく似た見た目のタイ産もあるので、買う時は気を付けよう。

(No.08-6)令和最新版 シーチキンLフレーク70g

→水先案内記事。シーチキン系の記事への網羅を兼ねる。COOPはごろもシーチキンLフレークは……そのうち書くんじゃない?
#かつお #はごろもフーズ #スーパーpb #油漬

ワオ!と言っているユーザー

119缶 トップバリュベストプライス ライトフレーク(かつお油漬)(2021) フタ開けやすくて良心的なカツオ缶

スレッド
開けやすいアルミはくのフタを採...
開けやすいアルミはくのフタを採用!かつお原料使用。


トップバリュベストプライス ライトフレークかつお油漬フレーク
かつお油漬けフレーク・廉価品

(2021.5.3追記):2021年初めにトップバリュツナ缶がリニューアルして、旧トップバリュのフタが開けやすいライトフレークが値段そのままでトップバリュベストプライスに改称。悪名高かった旧トップバリュベストプライス(No.16)は「サラダに使いやすい ライトフレーク」となっている。調味液から野菜汁とたまねぎ粉末がオミットされているものの、味の評価点に変化はない。

良心的な方のライトフレーク


 トップバリュベストプライスで展開されるフタが開けやすいツナ缶三兄弟のうち、末弟に属するカツオ油漬缶。2017年ツナ缶ブログで取り上げたフタが開けやすいライトフレーク(No.63)のリニューアル品で、「フタが開けやすい」の副題がなくなっている。実は三兄弟の中で液汁の品質が良いという疑惑があり、本品のみ大豆油が”遺伝子組み換えでない”と示されている(まぐろ油漬とまぐろ水煮は遺伝子組み換え不選別)。
 フタが開けやすい系列共通の「つまみを斜めに引っ張るとつまみがちぎれてフタが開けられなくなる」というアキレス腱は本品にもあるので、注意して開けること。万が一ちぎれてしまったら缶切りやナイフで開けられる。
 同じブランドで似た名前のトップバリュベストプライス サラダに使いやすいライトフレークとは味が雲泥の差なので、特にこだわりがない限りフタが開けやすい本品をおすすめしたい。見分け方は、フタが真っ赤で「まっすぐ引く」と書いてあるのが本品である。
 
 なお、海外製造品なのでトップバリュの製造所固有記号検索システムでは工場が追跡できない。2019.9製造。

缶を開けたところ


 
 
 値段の割に大ぶりな身。魚が臭くない。油も(値段の割には)くどくない。
 シンプルなツナ缶に仕上がっていて、これだけを食べるならシーチキンNewマイルドを上回っているというのが筆者の所見だ。
 
 原材料のコストの制約をなんとかして味に反映させようとした努力は伝わる。少なくとも、これを毎日食べ続けても情緒不安定になることはないし、サラダに使いやすいヤツ(非推奨)に20円足すとこの味になるという点は評価できる。おねだん以上の味なのは保証しよう。
 
 廉価ツナ缶は修羅の道。それでも安心して食べられるような銘柄を読者が見つける道しるべとしてツナ缶ブログが役立つことを期待したい。
 

各種評価・スペック


・グレード ★★☆☆☆ 2.1
・価格   ★★☆☆☆ 1.9 #80.2円/缶(4缶321円)
・味覚評価 ★★★☆☆ 2.8 #同ライトツナフレークより好評価してる
・入手性  ★★★☆☆ 3.5 #イオン、マックスバリュ、一部ミニストップなど
・原産国  タイ

☆スペック
内容量 70g
186kcal/缶 タンパク質11.2g 食塩相当量0.8g
原材料 かつお、大豆油、食塩/調味料(アミノ酸)
(大豆油:遺伝子組み換えではありません)
JAN:4902121054336(単品)/4902121979363(4缶シュリンク) 製造固有記号A3I
輸入者 イオントップバリュ株式会社(千葉県千葉市美浜区中瀬1-4) 製品ページ
Tuna canning review No.119-2
(2018.10.17初版作成/2021.05.03ブランド改称にあわせ画像と解説差し替え)

■「ツナ缶スーパーリンク!!」



(No.25)マグロ油漬(旧パッケージ)

→及第点。多くの輸入ツナ缶と比べたら「まだ良い」方のまぐろ油漬。これと同価格で中身がひどいのは幾らでもある。今も中身はほぼ一緒のはず。

(No.63)カツオ油漬(旧パッケージ)

→良心的なほうのライトフレーク。これも、多くの輸入ツナ缶(カツオ)と比べたらまだ良い方。スペックは本記事のやつとほぼ同じ。

(No.16)サラダに使いやすいライトフレーク

→良心的じゃないほうのライトフレーク。単品で食べるには堪えない。見分け方は「フタが開けやすい」かどうか。

(No.107)いちまる 焼津の綱本カツオ

→本品の5倍高いするかつお油漬缶。同じかつお原材料なんて信じられます?
#かつお #スーパーPB #油漬

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177缶 ストレートな辛さが効くぞ「伊藤食品・ピリッと辛い美味しいツナ」実食レビュー

スレッド
味わい深いカツオの身をピリッと... 味わい深いカツオの身をピリッと辛みの効いた油漬けにしました。辛みを強くしすぎず、広く好まれるようなあとをひく辛さがくせになるツナ缶詰です。

伊藤食品 ピリッと辛い美味しいツナ
かつお油漬フレーク(唐辛子入り)・普及品

お酒についてくる辛いツナ缶


 百式のツナ缶とサバ缶で有名な伊藤食品が、2018年の缶詰王国静岡で電撃リリースした「唐辛子を主たる調味ベースにした(ピリ辛の)ツナ缶」。ひとくちにピリ辛と言ってもメーカーや原材料によってだいぶ味に幅があり、本品はカツオで価格競争性と食感の個性をもとめたツナ缶といえる。
 製品自体は無難にプロダクトデザインをまとめているが、プロモーションの仕方が独特。発泡酒6缶セットのおまけになっている本品を見てセットを買った、弊ブログにたどり着いた消費者もいると思う。これまでツナ缶の食べ方として提案されながら売り場で対面してこなかったものを「おまけにする」という形でくっつけ、知名度向上と元製品への購買意欲を並立した。見せ方が興味深いツナ缶だ。

 本品単体を直接買うルートは限られている。スーパーではめったに見かけない。 ただし、ヨドバシで3缶セットを買える(2022.12現在527円、1缶175円)から「手に入りやすい」ツナ缶といえる。2020.5製造。

☆缶を開けたところ


  
 身は細かく液汁が多い。身の中が辛く、ストレートな辛味が口に広がる。そのぶん辛さ以外の味の情報量は少ない。
 辛いのが好きな人であれば、既存レシピのツナ缶をコレに置き換え、ツナ料理のレパートリーを増やす…という使い方ができる。「暴君ハバネロを彷彿させるストレートな辛さ」……辛さの情報量が少ないながら頭にすぐ「辛ッ」と伝わるこの感覚は、キムチ鍋や大辛カレーに入れて他の辛味と共演させるのが案外ツウかもしれない。

 なお、個人的には辛さの引っ込んだミヤカン・ピリ辛ツナや、(同系列の)オーシャンプリンセス赤唐辛子ツナが好み。記事下部のツナ缶スーパーリンクで解説している。
 
 

☆各種評価


・グレード ★★★☆☆ 3.0 
・価格   ★★★☆☆ 2.9 #182円/缶
・味覚評価 ★★☆☆☆ 2.5 #辛口と中辛の間
・入手性  ★☆☆☆☆ 1.8 #ヨドバシで買えるのは強い
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g
219kcal/缶 食塩相当量0.7g タンパク質10.1g
原材料 かつお、大豆油、ローストオニオン、食塩、米発酵調味料、にんにくパウダー、野菜エキス、唐辛子、唐辛子ペースト
JAN:4953009113546 製造固有記号/XF
製造者 伊藤食品株式会社(静岡県静岡市清水区幸町2-67) 製品ページ
Tuna canning review No.177

☆「ツナ缶スーパーリンク!」



(No.40)ミヤカン ピリ辛ツナ

→ミヤカンの顔。油漬スタイルのツナ缶に唐辛子をあわせ、補助調味料で味を整えた「ピリ辛系ツナ缶」のモデルケースだ。
情報量を増やして辛さのパワーをおさえたことで、多くの料理に対応。完成度の高さが数多くの派生ツナ缶を生み出した。宮城のツナ缶を語るうえで欠かせない。

(No.136)モンマルシェオーシャンプリンセス国産唐辛子ツナ

→ピリ辛ツナのフォロワー。缶の耳が天地についたF3号缶にビンナガと国産唐辛子を詰め、スペックアップさせたもの。製造は同じミヤカン。辛さの情報量(コクの深さ)はオーシャンプリンセス赤唐辛子≒ピリ辛ツナ>サスナガーリックツナ>伊藤食品ピリッと辛いという順位になる。高級品で辛いツナ缶って少ない印象。

(No.87)サスナ ガーリックツナ

→唐辛子で調味してる点はピリ辛系ツナ缶と同じだが、得られた味はまったく違う。解釈違いってあるじゃん?あれだよあれ。
日本酒なら私はこっちだな。辛さのボリュームはガーリックツナ>伊藤食品ピリッと辛い>ピリ辛ツナという順位になる。これもかなり美味しいので、ツナ缶沼のお供にどうぞ。
#かつお #伊藤食品 #油漬

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175缶 いなば・ライトツナアイ[ℐ] こうじの効いたツナ缶の実食

スレッド
いなば ライトツナ ℐ[アイ]...

いなば ライトツナ ℐ[アイ] フレーク
(オイル無添加)
かつお水煮フレーク・普及品

変革する健康志向ツナ缶


 いなばのちょっとマイナーなツナ缶、ライトツナアイ。1985年頃から販売され続けている製品で、[アイ]の表記をどうしようか悩んだが、ラテン文字のアイ(ℐ)と企業沿革に明示されていた。私の目にはグラムのgにしか見えなかった……
 かつていち早く健康志向に着目したツナ缶として市場に送り込まれたが、現在は「ライトツナスーパーノンオイル」という水煮缶がいなばツナ製品の屋台骨になったため、歴史のわりに存在感が薄い。かつて健康志向のツナ缶のシリーズとして複数の製品がラインナップされていたが、本品は公式の製品情報に載ってない。
 本品は同名のライトツナスーパーノンオイルのカツオ版という趣で、魚を変えた分で塩こうじを入れるなど液汁にも差異がある。いなばはカツオ製品にライトと命名するのだが、本品はその法則に反している。筆者の推測だが、ライトツナ[アイ]だから許されたのだろう。
 綾瀬(東京)のイトーヨーカドーで購入した。静岡のヨーカドーにはなかったため、販路が絞られている様子。
 
 2020年冬現在はライトツナアイ(オイル無添加)パウチタイプに置き換わっている模様。2019.10製造。

☆缶を開けたところ



身は細かく、液汁も多い。水煮の割に味が濃く、塩とスモーク風でできた下味の自己主張がある。大多数のほか水煮缶よりは強い方。おそらくこれが塩こうじの自己主張だろうか。
生臭さもほとんど感じない。お茶漬けと一緒に入れる、コンソメスープ等で調味するとよさそう。味的にうどんスープには向かないイメージ。
(撮影のため身をほぐした,自然光で撮影)

サラダに水煮缶を入れるなら、ツナ缶の銘柄よりドレッシングを見たほうがいいと思う。(ごく一部の例外を除き)値段が似てると味も似たり寄ったりなので、個性を出しづらい。

☆各種評価


・グレード ★★★☆☆ 3.0
・価格   ★★★☆☆ 2.6 #143円/個(3缶429円)
・味覚評価 ★★★☆☆ 2.5 #自己主張あるくない?
・入手性  ★☆☆☆☆ 1.9 #首都圏のヨーカドーにで見た
・原産国  国産

☆スペック(国産品)
内容量 70g
51kcal/缶 食塩相当量0.8g たんぱく質11.6g
原材料 かつお、野菜スープ、食塩、帆立貝エキス、かつお節エキス、塩こうじ/調味料(アミノ酸等)、紅藻抽出物
JAN:4901133941450(3缶) 製造固有番号なし
製造者 いなば食品株式会社(静岡市清水由比北田114-1)
Tuna canning Review No.175


■「ツナ缶スーパーリンク!!」



(No.158)いなばライトツナスーパーノンオイル(国産)

→いなばの看板商品。ライトツナアイよりカロリーが若干高い。しょっぱくない。

(No.135)モンマルシェ 水煮ソリッド

→高ァァァァァい説明不要! ライトツナアイ3缶セットの値段でコイツ1缶。
#いなば食品 #かつお #水煮

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171缶 ローソンセレクト ライトフレークかつお油漬 シャレオツの実食

スレッド
かつおの油漬けフレーク。大豆油... かつおの油漬けフレーク。大豆油と野菜エキスを使用。美味しさを引き立てました。

ローソンセレクト ライトフレーク
かつお油漬けフレーク・廉価品

ローソン、ツナ缶をシャレオツに


 2020年春から自社プライベートブランド品のデザイン刷新を図ったローソン。冷凍食品や紙パックお茶、カレーなど区別が難しくなったことで波紋を呼んだことは記憶に新しいが、以前からPB扱いのあったツナ缶もリニューアルを受けている。
 これによって、シュリンクには丸皿にのったサラダとツナ、缶ラベルにはカツオのイラストがあしらわれることとなった。この価格帯で缶ラベルの写真を廃すのは珍しく、単品だけ見たらおしゃれなツナ缶に見えなくもない。
 
 せっかくなのでデザインに着目しよう。およそ輸入卸のNB、いなばライトフレークと同等のスペックを持ち、製造所固有記号も同製品に近い。なんとJANコード上7桁までいなば製品と同じ4901133を使っている。
 そのJANコードもシュリンクにだけ記載され、店舗でのバラ売りをしないと割り切ったことで缶ラベルデザインの自由度を大きく引き上げた。表面のデザイン部(一括表示や栄養成分、アレルギー表示などを除いた部分)は幅100mmに達し、余白を活かしたゆとりのある意匠を実現した。
 ローソンの中でツナ缶は(お茶や冷凍めんと違い)PBの種類が多いものではないため、当面の間はこのデザインのまま販売され続けるだろう。近所のローソンの棚で見かけると思う。2020.3製造。

缶を開けたところ



 身はやや大きい。口に含むとたまねぎの香りがして、噛むときちんと下味ついてるとわかる。味が濃く、生臭さは感じない。
 加熱、非加熱どちらの料理にも合うが、個人的には加熱系……チャーハンなど火力で押す料理に向いていると思う。
 
 ていねいな暮らしが好きな人には受けるのかもしれない。

各種評価・スペック


・グレード ★★☆☆☆ 2.0
・価格   ★★☆☆☆ 2.5 #107円/個
・味覚評価 ★★☆☆☆ 2.4 #廉価品としてみたらまあまあ、普及品としてみると微妙
・入手性  ★★★★★ 4.8 #多くのローソン
・原産国  タイ

☆スペック
内容量 80g
223kcal/缶 食塩相当量0.8g たんぱく質13.4g
原材料 かつお、大豆油、食塩、野菜エキス、/調味料(アミノ酸等)
JAN:4901133984624(3連シュリンク)/単品JANなし 製造固有番号Y2L T1
輸入者 いなば食品株式会社(静岡市清水由比北田114-1)
販売者 株式会社ローソン(東京都品川区大崎1-11-2) 製品ページ
Tuna canning Review No.171
#かつお #スーパーPB #油漬

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