ローソン、ツナ缶をシャレオツに 2020年春から自社プライベートブランド品のデザイン刷新を図ったローソン。冷凍食品や紙パックお茶、カレーなど区別が難しくなったことで波紋を呼んだことは記憶に新しいが、以前からPB扱いのあったツナ缶もリニューアルを受けている。 これによって、シュリンクには丸皿にのったサラダとツナ、缶ラベルにはカツオのイラストがあしらわれることとなった。この価格帯で缶ラベルの写真を廃すのは珍しく、単品だけ見たらおしゃれなツナ缶に見えなくもない。 せっかくなのでデザインに着目しよう。およそ輸入卸のNB、いなばライトフレークと同等のスペックを持ち、製造所固有記号も同製品に近い。なんとJANコード上7桁までいなば製品と同じ4901133を使っている。 そのJANコードもシュリンクにだけ記載され、店舗でのバラ売りをしないと割り切ったことで缶ラベルデザインの自由度を大きく引き上げた。表面のデザイン部(一括表示や栄養成分、アレルギー表示などを除いた部分)は幅100mmに達し、余白を活かしたゆとりのある意匠を実現した。 ローソンの中でツナ缶は(お茶や冷凍めんと違い)PBの種類が多いものではないため、当面の間はこのデザインのまま販売され続けるだろう。近所のローソンの棚で見かけると思う。2020.3製造。 缶を開けたところ 身はやや大きい。口に含むとたまねぎの香りがして、噛むときちんと下味ついてるとわかる。味が濃く、生臭さは感じない。 加熱、非加熱どちらの料理にも合うが、個人的には加熱系……チャーハンなど火力で押す料理に向いていると思う。 ていねいな暮らしが好きな人には受けるのかもしれない。 各種評価・スペック ・グレード ★★☆☆☆ 2.0 ・価格 ★★☆☆☆ 2.5 #107円/個 ・味覚評価 ★★☆☆☆ 2.4 #廉価品としてみたらまあまあ、普及品としてみると微妙 ・入手性 ★★★★★ 4.8 #多くのローソン ・原産国 タイ ☆スペック 内容量 80g 223kcal/缶 食塩相当量0.8g たんぱく質13.4g 原材料 かつお、大豆油、食塩、野菜エキス、/調味料(アミノ酸等) JAN:4901133984624(3連シュリンク)/単品JANなし 製造固有番号Y2L T1 輸入者 いなば食品株式会社(静岡市清水由比北田114-1) 販売者 株式会社ローソン(東京都品川区大崎1-11-2) 製品ページ Tuna canning Review No.171