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ツナ缶レビュー zu-mix3.0

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  • ハッシュタグ「#三洋食品」の検索結果13件

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■初めての方は、国産ツナ缶の面白いとこをつまみ食いできる #めずらしいツナ缶 がおすすめです。
ゴースト「ツナ缶にしき」にご用の方は、←からどうぞ。

 おしらせ
 ・zu-mix3.0自家通販でツナ缶解説本を手売りしています。クレカ対応。
 ツナ缶レビューに大ボリュームの解説を交えた「ツナ缶の本 The Unlimited」が人気です。

240缶 STIフードホールディングス ファイアポーツ ツナ・エルブドプロバンス 祝・ツナ缶ブログ十周年にふさわしいツナ缶

スレッド
STIフードホールディングス ...

STIフードホールディングス ファイアポーツ ツナ・エルブドプロバンス
みなみまぐろ調味液漬けチャンク・非売品



こんなツナ缶です



おねだん
STIフードHDの株主優待
(いただきもの)
魚の種類
ミナミマグロ(ライトミート)
液汁の種類
オリーブオイル調の調味液
身のほぐし方
ゴロゴロ肉

おすすめの食べ方
そのまま食べよう




ツナ缶ブログ10周年、ミナミマグロからの刺客



 STIフードホールディングスのすごいツナ缶。ミナミマグロの頭肉(鉢の身)を使った6号缶サイズのツナ缶である。鉢の身をオリーブオイルと特製の香辛料で仕立てたツナ缶だ。STIフードホールディングスの株主優待で送付された品で、一般流通はしていない。
 縁あって株主の読者から頂いたもの。大事に食べよう。2023.8製造。



 かたまり状の肉が3つ、小さな身が2つ入っている。肉は箸でつまむと崩れるほどやわらかく、噛むと独特の香味があふれてくる。
 さながらステーキのような風合いだ。身の中心部が赤いのもやはりステーキを連想させる。
得意料理は…そのままだろう。このまま手持ちの香草を添えてステーキ風に仕上げるのがよく映えると思う。湯煎してもよい。



 すごいツナ缶だった。10周年に合うツナ缶だった。
 ついにツナ缶は株主優待限定というレアリティまで登場したのだ。5千円や一万円といったプライシング、枕崎や那智勝浦まで行かないと買えない等場所限定といった様々なレアリティのツナ缶が現れたが、ひときわ極まったものがこれであろう。
 
 ツナ缶ブログやっててよかったと思うのが自分の手に届かないツナ缶を実食、ツナ缶ブログへ収蔵できたときである。下部スーパーリンクにも書いたが、これまで様々なツナ缶を頂いて実食している。
 今回ツナ・エルブドプロバンスを提供してくださった株主であり読者の氏に、この場を借りてお礼申し上げたい。



☆各種評価
・グレード ★★★★★ 5.0
・価格   【N/A】 #株優限定、もらいもの
・味覚評価 ★★★★★ 5.0  
・入手性  【N/A】 #通常の手段では入手できない
・原産国  国産

☆スペック
缶サイズ 6号缶 内容量 125g
408kcal/缶 タンパク質19.0g 食塩相当量0.95g
原材料 ミナミマグロ(日本、台湾、韓国)、オリーブオイル、たまねぎだし、にんにく、でん粉、食塩、香辛料
JAN:なし 製造固有記号/H ツナエルA
販売者 株式会社STIフードホールディングス(東京都港区南青山1-15-14)
製造者 株式会社STIサンヨー(静岡県焼津市焼津5-7-3)
Tuna canning review No.240
(いただきもののツナ缶です)


ツナ缶スーパーリンク!




(No.69)プリンス赤缶

→STIサンヨーが三洋食品だったころからの看板製品。筆者の最推しSTIサンヨーツナ缶だ。ヨドバシで買える

(No.185)本まぐろステーキ

→これも珍しい、本マグロのツナ缶。

(No.211)焼津水産高校まぐろ油漬

→これも「いただきもの」。ツナ缶ブログは読者と筆者の二人三脚であると強く印象づけられた。

(No.189)ワイルドプラネット

→これも「いただきもの」。輸入卸のない海外ツナ缶はだいたい貰い物でできている。
#STIサンヨー #みなみまぐろくろまぐろ #めずらしいツナ缶 #チャンク #三洋食品 #味付

ワオ!と言っているユーザー

215缶 2023基準だと安くておいしい、STIサンヨー・焼津港のかつお油漬けの実食

スレッド
水揚げ金額6年連続日本一の焼津... 水揚げ金額6年連続日本一の焼津港で水揚げされたかつおを使用! かつおの旨みがつまった缶詰です。

STIサンヨー 焼津港のかつお かつお油漬
かつお油漬フレーク・準廉価品


こんなツナ缶です


おねだん
まあまあ(250円ちょい)

魚の種類
カツオ(ライトミート)

液汁の種類
油漬け(濃い目のサラダ油)

身のほぐし方
大きめのほぐし肉

おすすめの食べ方
和食やオムライスなどジャンルを選ばない どうやってもうまい



 廉価品と普及品の間「準廉価品」の新しいツナ缶。昨今の値上げでこれまで普及品だったツナ缶が高くなり過ぎて、普及品レンジが空いてしまった。だが、そこに輸入廉価ツナ缶が入るのは…という感じで、価格帯の隙間を埋められる製品として生まれた。同社「キハダマグロ油漬」をもとに、魚と油をステップダウンして国産品&低価格を実現している。
 魚河岸シャツ風のデザインが特徴だ。自社通販のほか、ヨドバシで買える。2022.10製。


☆缶を開けたところ(開けてそのままの様子)
  
シーチキンマイルドより大きな身が入っている。
たまねぎの下味が効いている。臭みはなく、どの料理とも相性良く使っていけると思う。油漬の中では油が少ない方(カロリーが少ない)なので、どちらかというとツナサンドやサラダなどの冷たい料理のほうが本品の味がわかりやすいかもしれない。

 廉価品クラスのツナ缶に求めるのは「無理をしていない」ないし「(まずい恐怖がなく)安心して食べられる」ことにある。普及品ツナ缶が高くなってしまったことは残念だが、カツオを使うことでこの二つを両方満たしたちょっと安いツナ缶が生まれたのは嬉しい。リピートしたいツナ缶が増えて困っている……





☆各種評価
・グレード ★★★☆☆ 3.1
・価格   ★★★☆☆ 3.2 #255円/個
・味覚評価 ★★★★★ 4.6  #無難さとプレミアムを両立
・入手性  ★☆☆☆☆ 1.3 #自社通販とヨドバシで買える
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g

原材料 かつお(国産)、大豆油、食塩、野菜エキス/調味料(アミノ酸等)
JAN: 製造固有記号なし
製造者 株式会社STIサンヨー(静岡県焼津市焼津5-7-3) 製品ページ
Tuna canning review No.215


ツナ缶スーパーリンク!




(No.213)焼津港のかつおオリーブオイル

→本品の油をオリーブオイルに変えた兄弟モデル。得意料理が違うのでうまく使い分けたい。オリーブオイルの方が若干高い。

(No.108)きはだまぐろ油漬けフレーク

ヨドバシで買える。2023.6現在は同じ255円なので、食べ比べてもよさそう。

(No.69)プリンス赤缶

→STIサンヨーが三洋食品だったころからの看板製品。ヨドバシで買えるが373円をマークしており、準廉価品とうまく役割が分かれた。
#stiサンヨー #かつお #めずらしいツナ缶 #ヨドバシドットコムで買えるツナ缶 #三洋食品 #油漬

ワオ!と言っているユーザー

213缶 値上げラッシュで新ジャンル「準廉価品」あらわる STIサンヨー・焼津港のかつおオリーブオイル漬の実食

スレッド
水揚げ金額6年連続日本一の焼津... 水揚げ金額6年連続日本一の焼津港で水揚げされたかつおを使用! スペイン産エキストラバージンオリーブオイルを使用する事でオリーブオイルのコクが楽しめます!

STIサンヨー 焼津港のかつお オリーブオイル漬
かつおオリーブオイル漬フレーク・準廉価品






こんなツナ缶です



おねだん
ちょっと高い(280円)
魚の種類
カツオ(ライトミート)
液汁の種類
オリーブオイル
(スペイン産エキストラバージン)
身のほぐし方
おおきめのほぐし肉

おすすめの食べ方
パスタでフレンチ気分に
オリーブの香りが強いので、和食は相性が厳しい





☆物価高騰との戦い(2023.3開缶)



 2022年以降の物価高を受け、マグロ類の魚価と物価高騰に歯止めがかからない。多くのメーカーで値上げが発表され、かつて170円/缶(小さい缶、P4号)くらいだった普及品レンジの製品が190~220円/缶くらいまで底上げされてしまった。もはや準高級品レンジである。
 そんな中、カツオを使う、液汁の中身を改めるなどしてかつての普及品レンジの指標をカバーする製品がいくつか登場した。いなばヤンニョムツナ(No.207)などがそうだが、この潮流で一番新しく、2023年初頭ローンチの製品が本品「焼津港のカツオ」である。
 
 読んで字のごとく、焼津港で水揚げされたカツオを原材料にしたツナ缶だ。
 油漬、オリーブオイル漬、ガーリック(オリーブオイル)がラインナップされており、兄弟品ということになっている。
 
 (自社通販に限るが)200円を切る価格でオリーブオイル・国産ツナ缶という点が画期的だろう。ヨドバシでは1缶から買えて275円だった。2022.10製造。

☆缶を開けたところ(開けてそのままの様子)
  

身は大きく、オリーブオイルの香りがする。価格で無理をしていない風をひしひしと感じる。もちろん生臭くない。
オリーブオイルの実感が強いツナ缶が好きな人にはよく刺さると思う。パスタに添えてオリーブオイルだけのペペロンチーノを作っても高級感を出せる。そのまま食べてもおいしい。

オリーブオイル漬というカテゴリ自体、高級品と廉価品の二極化が油漬カテゴリの中で最も進んでいて気がかりだった。そのような中で「準廉価品」という普及品に近い価格帯がカバーされたことは歓迎すべきだろう。人に勧めやすくなった。




☆各種評価
・グレード ★★★☆☆ 3.2
・価格   ★★★☆☆ 3.5 #275円/個
・味覚評価 ★★★☆☆ 3.0  #無難さとプレミアムを両立
・入手性  ★☆☆☆☆ 1.3 #自社通販とヨドバシで買える
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g 大和製缶アルミ/P4号缶
190kcal/缶 食塩相当量0.98g タンパク質13.4g
原材料 かつお(国産)、オリーブオイル、食塩、野菜エキス/調味料(アミノ酸等)
JAN:4953685005159 製造固有記号なし
製造者 株式会社STIサンヨー(静岡県焼津市焼津5-7-3) 製品ページ
Tuna canning review No.213


☆ツナ缶スーパーリンク!




(No.133)プリンス銀缶

→より和食に強い。2019年に164円、2023年に237円。73円/缶高くなった。ツナ缶は40~90円近く値上がりしたと考えられ、グレード評価も執筆時点での物価スライドを考慮する。執筆時点でビンナガを使う銀缶のほうが安いのは①製造時期の違いと②新製品のほうは当面価格を改めずに済むようにするためである。つまりここまで読んだ人だけが得をするのだ。

(No.86)新オリーブオイルツナ

→さらに高級化したもの。2017年執筆当時216円で、2023年に259円。これも2023年春の時点で価格が逆転している。同じくここまで読んだ人だけが得をするのだ。読んでくれてありがとうね。
#STIサンヨー #かつお #オリーブオイル漬 #三洋食品

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184缶 5年ぶりの猫缶実食 STIサンヨー 何も入れない かつおだけのたまの伝説

スレッド
新鮮なかつおの白肉をたっぷり使... 新鮮なかつおの白肉をたっぷり使用し、贅沢に仕上げました。余計なものは何も入れない安心な国産缶詰です。

STIサンヨー(三洋食品) 何も入れない かつおだけのたまの伝説。
猫缶(キャットフード栄養補完食)・普及品

限りなくかつお水煮(食塩不使用)に近いキャットフード


 赤いツナ缶でおなじみ三洋食品が2021年4月に改称され、「STIサンヨー」という新しい名前に変わった。これにともない同月以降製造のツナ缶を探していたのだが、筆者のツナ缶網にヒットしたのは……
 
 「何も入れない かつおだけのたまの伝説」。

 うん。言いたいことはわかるよ。三洋食品は1969年に日本初の国産猫缶(キャットフード)を発売して、86年にたまの伝説シリーズ(プリンピア)ブランドでローンチ。血統種ブームの時代からグルメなイエネコたちを満足させてる同社もう一個の看板ブランドだからね。本品、何も入れないシリーズは2013年に発売され兄弟品にパウチタイプやまぐろ缶がいるのも飼い主のツナ缶を虎視眈々と狙うイエネコの読者はよく知っていることと思う。

 本ブログは人間用のツナ缶は猫にあげるべきでないし、猫缶は人間が食べることを想定していないと考えている。真面目な話だから聞いてほしい。
 
 猫缶(キャットフード)は人間用の缶詰と違い、チキンやビーフが混ざっていたり、それらのエキスで猫の食いつきを改善していたり、マグロカツオを使うものでも血合い(苦くて栄養ある)を主にしている。ガワは似ているが、人間用の缶詰と一線を画す中身になっている。
 もちろん猫缶に食塩や調味料は使われていない。人間用の味がついていると猫の健康によろしくない、大豆油など不要な油分も含まれてしまうから、とされている。つまり、人間用のツナ缶は猫にあげるべきでないし、猫缶は人間が食べることを想定していないのである。猫飯(ねこまんま)の時代からキャットフードが進化していったことが、猫の健康長寿を下支えしてる一つのファクターだと思っている。
 
 ……そう、"猫缶は人間が食べることを想定していない"。別に人間が食べること自体は何かの法律に反しているわけではない。当然メーカーは推奨していないが、後学のために、そして猫缶とツナ缶の違いを研究するために食べることは自由の中で認められているのだ。そういうのが禁じられている国家じゃなくてよかった。
 
 前置きが長くなってしまったが、製品スペックに着目していこう。
 水色で製品名とたまの伝説マーク、たまの顔と肉球が書かれたシンプルなパッケージ。同社の541や長生きしてねはパッケージで飼い主に多くの情報が伝わるようデザインされているが、こちらは説明文をなるべく減らし、説明書きフォントのウェイトまで下げて、直感で原材料が少ないことをアピールしている。
 その原材料は、カツオのほかビタミンEが添加されている。これは猫のビタミンE欠乏症(筋力低下や皮膚疾患)をおさえるためで、カップ麺にビタミンB1が添加されているのと似たような意図(添加前はカップ麺偏食による脚気が社会問題になった)と考えられる。
 入手性は同社人間用のツナ缶・プリンスより良好で、大きめのペットショップやヨドバシドットコムで購入できる。もちろん自社通販もあるので、猫が気に入ったら自社通販で箱買いを検討しよう。
 筆者はズースクエア静岡店で購入した。2021.6製造。猫缶の賞味期限ポリシーは各社まちまちだが、STIサンヨーは製造日の3年後(ツナ缶と同じ)。

☆缶を開けたところ

(撮影のため、中身を箸でほぐした)
  
 開けるとカツオの香りが広がる。白身9:血合い1というところか。他の猫缶(マグロカツオ)にくらべて白身の割合がずっと多い。
 思っていた以上にしっとりした白身で、魚本来の下味だけついている。かみしめた時の食感食味ともに水煮(塩抜き)のツナ缶と大差ない──ツナ缶として評価しても差し支えないというか、人間用の激安水煮缶(塩入り)といい勝負してる点に驚いた。
 猫には適正体重分をよそって、余った分を人間がサラダとゴマドレでいってもバチは当たらないと思う。



☆各種評価
・グレード ★★★☆☆ 2.8
・価格   ★★☆☆☆ 2.5 #108円/個
・味覚評価 ★★★★☆ 4.0 #カツオ水煮(食塩不使用)にしても想定以上のポテンシャル
・入手性  ★★☆☆☆ 2.0 #おおきいペットショップ、自社通販
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g
53kcal/缶 粗たんぱく質15%以上 粗脂肪0.5%以上 水分84%以下
原材料 かつお、ビタミンE
JAN:4953685201148 製造固有記号なし
製造者 株式会社STIサンヨー(静岡県焼津市焼津5-7-3) 製品ページ
Tuna canning review No.184


☆ツナ缶スーパーリンク!
(No.69)赤缶

→こっちを食べられるヒト科ヒトに産まれてよかったと思うよ。

(No.52)哲学入門

→ヒト科ヒトに産まれてよかったと思うよ。本当に。本当に。
#STIサンヨー #かつお #ヨドバシドットコムで買えるツナ缶 #三洋食品 #水煮

ワオ!と言っているユーザー

179缶 三洋食品・パスタによく合うオリーブオイルツナ(トマト&バジル)

スレッド
良く見かけるオリーブオイルツナ... 良く見かけるオリーブオイルツナとは一味違ったバジル&ドライトマト入り。クセのあるオリーブオイルがとても食べやすくなります。

三洋食品 プリンス・オリーブオイルツナ
パスタによく合う トマト&バジル
びんながまぐろオリーブ油漬(トマト入り)フレーク・準高級品

あけるパスタソース


 三洋食品「○○によく合う」ツナ缶シリーズのひとつ。オリーブオイル特有の風味を乗りこなすため、トマトとバジルでおかず系缶詰にプロダクトデザインを寄せた。
 現在は新オリーブオイルツナに看板を譲っているものの、新オリーブオイルはオリーブオイルの風味を生かし、旧オリーブオイルはオリーブオイルの風味をいなした……という性格の違いによって棲み分けされている。

 三洋食品の直売所で購入した。2017.6製造。3年半の熟成をおこなっている。

☆缶を開けたところ


  
 大きな身とトマトの皮、バジルの葉(黒い点)が見える。パッケージから想像していたものと違い、バジルやトマトの風味は最前列から一歩引いていて、オリーブオイルやツナと調和がとれたものに仕上がっている。そのため、缶単体でそのまま食べても缶つまとして通用する味だ。もちろんご飯に合わせてもよい(リゾットにすると香味を活かせそう)し、市販の冷蔵ピザにのせて焼くだけでも大きなボリュームアップを図れる。
 
 もちろん、うたい文句の「パスタに合う」は伊達ではない。パスタとあえるだけでヨーロッパっぽい雰囲気のシーフードパスタができあがる。
 


☆各種評価
・グレード ★★★★☆ 4.0
・価格   ★★★☆☆ 3.0 #150円/個 
・味覚評価 ★★★★☆ 4.4 #うたい文句に偽りなし
・入手性  ★☆☆☆☆ 0.1 #直売所、清水駅のマックスバリュ
・原産国  国産

☆スペック
内容量 80g
236kcal/缶 食塩相当量0.9g
原材料 びんながまぐろ、オリーブ油、トマト、食塩、野菜エキス、バジル、調味料(アミノ酸等)
JAN:4953685003865 製造固有記号なし
製造者 三洋食品株式会社(静岡県焼津市焼津5-7-3) 製品ページ
Tuna canning review No.179

☆ツナ缶スーパーリンク!


(No.86)新オリーブオイルツナ

→気取らないオリーブオイルツナ缶。本品とは全く異なる着想で2010年代後半のツナ缶トレンドをつかみ、いよいよ製品化。名前が似てて仕様が全く違う。オリーブオイル漬”ソリッド”は王者ホワイトシップ印とオーシャンプリンセスが睨みをきかせる超レッドオーシャン市場で後発品の食い込む余地はないかと思われたが、なんとオリーブオイル漬”フレーク”は王者不在だった。ほどほどな価格とほどほどな高級感で市場に受け入れられた。パスタに混ぜるとオリーブオイルパスタになる。

(No.40)ミヤカン ピリ辛ツナ

→パスタにあうツナ缶第一の選択肢。こちらも調味ベースにトマトが含まれる。パスタに混ぜるとペペロンチーノみたいになる。

(No.130)黒潮町缶詰製作所 トマトで煮込んだカツオとキノコ

→パスタにあうツナ缶、第二の選択肢。パスタ100gに対してちょっと量が少ない。パスタに混ぜると和風味のトマトパスタ。
#びんながまぐろ #オリーブオイル漬 #三洋食品

ワオ!と言っているユーザー

133缶目 三洋食品 プリンス銀缶(まぐろフレーク油漬・アミノ酸等無添加)

スレッド
"味のよい旬獲りのびんながまぐ... "味のよい旬獲りのびんながまぐろを主体とし、そこに加えた天然由来の産地指定こだわり調味料(北海道産ホタテの甘味や焼津産の鰹節の風味、利尻産昆布のうま味、沖縄の塩シママースのまろやかな塩味)がポイント。落ち着いた色合いのパッケージは冠婚葬祭にもおすすめです。"

三洋食品 プリンス・まぐろフレーク油漬(銀缶)
アミノ酸等無添加
びんながまぐろ綿実油漬フレーク・普及品

 

事実上セカンドグレードとなった無添加系ツナ缶


 三洋食品が誇るエース・赤缶(No.69)のサポート役として一定の存在感を放つのが、この銀缶。油漬としては珍しく「無添加」を大々的に押し出し、魚介系のエキスで味を整えている。
 原材料名などスペックに出てこない部分で差異があり、赤缶と違って魚体の小ささを指定していない。赤缶と銀缶で銀缶のほうが一回り安いのは、魚体の小さいビンナガが高騰して18年の暮れに値上げを敢行(銀缶は据え置き)したためで、元からセカンドグレードだったわけではない。
 赤缶より多くの実店舗に置いてあり、直売所は勿論、静岡SAやJR清水駅前のマックスバリュエクスプレス辺りで常時置いてある。2017.7製造。

☆缶を開けたところ


  
 身は白く大きい。似たような価格帯・グレードの他社製品に比べ一切れのサイズが大きく、歯ごたえもある。
 いろいろなエキスで味付けされているはずなのだが、筆者の貧乏舌でこれを感じ取ることはできなかった。よって、赤缶とブラインドテストされたら身の大きさと食感でしか判別できないと思う。
 そのままでは味が薄いので、醤油垂らしてごはんにかけたり、公式のアレンジレシピみたくオムレツの具にするのも良いだろう。
 
 赤か銀かは完全に好みの世界。なお、冠婚葬祭では(落ち着いた見た目から)銀缶のほうが人気らしい。
 


☆各種評価
・グレード ★★★★☆ 4.0
・価格   ★★★☆☆ 3.0 #164円/個
・味覚評価 ★★★☆☆ 3.8 #お値段以上
・入手性  ★★☆☆☆ 2.0 #赤缶より販路広い
・原産国  国産

☆スペック
内容量 80g
233kcal/缶 食塩相当量0.5g
原材料 びんながまぐろ、綿実油、食塩、野菜エキス、かつお節エキス、ホタテエキス、利尻昆布エキス
JAN:4953685003872 製造固有記号なし
製造者 三洋食品株式会社(静岡県焼津市焼津5-7-3) 製品ページ
Tuna canning review No.133

■「ツナ缶スーパーリンク!!」



(No.69)プリンス赤缶

→ミスター・ホワイトミート。1952年生まれで、現在販売されている国産ツナ油漬缶の中でもっとも古い歴史を持つ。兄より優れた弟など存在しない昨今の消費者意識の高まりから銀缶が枝分かれした。

(No.92)トンナートソース風ツナ

→とってもイタリアな感じのツナマヨみたいな缶。これパンにのっけてオーブン焼くだけで専門店の惣菜パンになる。

(No.101)伊藤食品・あいこちゃんの給食

→本物の「ゴールド」ってやつを教えてやる。
#びんながまぐろ #めずらしいツナ缶 #三洋食品 #綿実油漬

ワオ!と言っているユーザー

JF福島漁連 福島・海の宝を食べたレビュー

スレッド
"太平洋北部海域で第1寿和丸が... "太平洋北部海域で第1寿和丸が漁獲し、小名浜港に水揚げされたカツオを原料としています"


JF福島漁連 福島・海の宝
かつお油漬フレーク・普及品

 

風評被害払しょくのために生まれ、復興の象徴に育ったツナ缶


 最初に、筆者は福島びいきで酪王カフェオレを定常的に摂取する福島ファンであることを示しておきたい。本節はポジショントークになってる。
 2011年に東日本大震災で起こった原発事故により、福島の第一次産業が大打撃を受けた。カツオの水揚げ集積地として知られていたいわき市小名浜港も同じで、発災直後から当面の間沖合での漁業を自粛することになる。
 その後、県を挙げてモニタリング調査が継続しておこなわれ、沿岸・沖合で獲れた魚介類の線量を追跡した。その結果、秋ごろまでに大方の魚(カツオやサンマも含まれる)で生物濃縮が起こらず測定限界未満となっていることがわかり、幾つかあった線量が国の示すガイドラインを超えた魚も13年頃までに測定限界未満に至っている。
 名実ともに「風評被害」を受けたのがカツオである。水揚げ地の小名浜港から500km以上離れている海で漁獲されていて、発災直後のモニタリング調査においても測定限界未満(<10Bq/kg)だったのにかかわらず、「福島で水揚げされたこと」を理由に市場では捨て値で取引されてしまった。
 しかし、農業漁業ともに生産者・販売者がたゆまぬ努力を続け、一歩ずつ歩み続けた。現在は首都圏イオンで福島の鮮魚を継続的に販売する(PDF)など、市場での受け入れ、消費者の意識ともに風評被害の払しょくへ仕上げに入ろうとしている。
 その「意識の復興」の象徴はサンマであり、モモであり、もっとも離れた場所でで最大限の風評被害を負ったカツオである──筆者は思っている。
 
 筆者の記憶する限り、本品は2013年頃から宮城・福島のイオンの一部で試験的に販売されていたと推測する。そのころに船岡(宮城県南部、白石のちょっと北)のイオンで見かけ、ごく少数を購入していた。その後2018年夏まで製品を見なかった。
 現在ではいわき小名浜のイオンスタイル(福島県産商品売り場)に並んでいるほか、JF福島漁連でも直売を行っている。後者で直接買い付けるほうが数十~百円ほど安価。
 そして、2013年の発売から1年半ちょっとで42万缶ほど販売したらしい。月換算2万缶ってけっこう大きい数字なのに、当時見つけた人のブログ記事とか出てこなかったのは不思議だ……

 パッケージも「安心・安全・美味しいね!」と小名浜水揚げカツオの安全性を大々的にかたる文字があしらわれてる他、缶胴はいわきをイメージしたフラガールが描かれている。
 発売当初の個体は三洋食品石巻工場(YSSK2)製造だったが、本個体は三洋食品の製造だ。今どきちょっと珍しいP4号缶の80g入り。2017.11製造。

☆缶を開けたところ


  
 身はやや大きい。非常に細かい身の多いかつお油漬缶(普及品)に属しながら、きはだ油漬(普及品)クラスのサイズにまとまっているのが特徴か。
 一般的なスペックが示す通り、下味も一般的。やや塩気が強いことを除けば、普遍的な味のツナ缶となっている。
 
 国産カツオ油漬缶としてバランスの良い仕上がりとなっていて、特に違和感なく使用できる。
 箱入り3缶・箱入り9缶での販売なので、ちょっとした折のあいさつ回りにも重宝するかもしれない。


☆各種評価
・グレード ★★★☆☆ 3.3
・価格   ★★★☆☆ 2.9 #144円/個
・味覚評価 ★★★☆☆ 3.8 #お値段以上
・入手性  ★☆☆☆☆1.2 #一部イオンか、JF福島に電話して通販
・原産国  国産

☆スペック
内容量 80g
224kcal/缶 食塩相当量0.4g
原材料 かつお(小名浜港水揚げ)、大豆サラダ油、食塩、野菜エキス、調味料(アミノ酸等)
JAN:4582438030010 製造固有記号YSSK
販売者 福島漁業協同組合連合会(福島県いわき市中央台飯野4-3-1) [PDF]製品ページ
(製造所 三洋食品株式会社(静岡県焼津市焼津5-7-3)
Tuna canning review No.113

■参考資料
・[PDF]「復活した“常磐もの”を全国に先駆けてお届け!6月より、『福島鮮魚便』コーナーを東京・埼玉の「イオン」限定5店舗で展開」福島県、JF福島、イオンリテール 2018.5
https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/269978.pdf
・[PDF]「福島県の水産物の現況と課題・取組について」全国漁業協同組合連合会 2014.9
http://www.maff.go.jp/kanto/syo_an/seikatsu/iken/pdf/h260919tokyoshiryou2.pdf
・「福島・小名浜港に水揚げされた初ガツオ 築地市場で値段がつかない風評被害の深刻」ダイヤモンド 2012.6
https://diamond.jp/articles/-/19388
#かつお #めずらしいツナ缶 #三洋食品 #油漬

ワオ!と言っているユーザー

三洋食品 プリンス・きはだまぐろ油漬けフレークを食べたレビュー

スレッド
三洋食品 プリンス・きはだまぐ...


三洋食品 プリンス・きはだまぐろ油漬けフレーク
きはだまぐろ綿実油漬フレーク・廉価品

"赤缶の調味料はそのまま、お魚はさっぱり味のキハダマグロです。"

(2019.7追記:2019夏季から正式パッケージのキハダマグロ油漬フレーク(インスタ)に昇格。中身は同じだが、見た目と価格が変更された(白缶→印刷缶、100円→130円)。本記事掲載内容は2018.6のキハダマグロ油漬フレークが白缶だったころの解説である)

 

徹底的なコストダウンで驚異のスペックを実現したツナ缶


 ツナ缶の、そして自社ブランド缶の歴史が長い三洋食品。伝統を守りながらも2017末~2018上半期は立て続けに新製品を輩出しており、
 ・デュカ&ギー、バジル、トンナート
 ・(本記事)プリンス きはだまぐろ缶
 ・リエッツナシリーズ(ケッパー、チーズ、アーモンド)
 と、1社で7品目という怒涛のペースだ。リエッツナは販路を広げる予定とされているが、生まれたばかりの製品で現状目立った動きは確認されていない。

 そして、今回取り上げる「きはだまぐろ油漬けフレーク(カタログ名:無印キハダツナ缶)」は、直売所・自社通販のみを販路として、日常的に三洋食品のプリンス赤缶(No.69)を補給するヘビーユーザー向けのツナ缶となっている。自社通販では24入・48入から購入できる。
 原材料まぐろを赤缶のビンナガからキハダに変えた「のみ」でコストダウンを図っているが、明らかに単価がおかしい。
 
 

綿実油漬で税込100円なのだ。


 
 前代未聞である。もともとプリンス赤缶が仕切り同然の単価(145円/缶)で、そこから原材料まぐろを変えれば確かにこのくらいの金額にはなりそうだが、1缶100円は一般的なきはだまぐろ+大豆油ツナ缶(国産)の中央値に近い。油漬缶は液汁のほとんどが油だから、綿実油と大豆油を比較すると1缶あたりの単価がけっこう開く。
 なぜこんな芸当ができたか。そのヒントとして「簡素なパッケージ」が挙げられる。

 製品は何も印刷・ラベルのない白缶で、法律上必要な原材料や栄養成分などの一括表示は外袋や箱にラベルで貼ってある。トンナート風などに貼られているのと同じP4号缶の天面に合わせた丸いラベルだ。24缶それぞれに貼るのと外袋に1つ貼るのとでは、単純計算で貼るコストも印刷費も1/24になる。ラベルの印刷費はスケールメリットが効きやすいとはいえ、軽視できない。ターゲットがヘビーユーザーとするなら、白缶でも何ら差し支えないと個人的に思う。
 このパッケージの簡素化とまぐろ変更、販路を自社オンリーにすることによって、綿実油漬ながら税込100円での販売を可能としたのではないだろうか。品質に妥協せずコストを下げるという命題を、まとめ売りで個包装の印刷を省くというコロンブスの卵的発想で克服した。2018.2製造。

☆缶を開けたところ


  
 見た目は一般的なキハダ製品とほとんど同じ。味も赤缶と大差ないし、塩味の強さも同様。
 正味何が違うのか…と聞かれたら、「魚が違う」としか答えようがない。そのくらい味は整っている。綿実油のしっとりさに輪をかけてキハダ由来のしっとりさが重なっているため、塩気も含めてソフトなディティールとなっている。塩のトガリとの向き合い方で山梨罐詰の油漬フレーク(No.64)と対極をなしているように思う。
 ビンナガと比べ相応に身が固い。チャーハンのような火力のある料理との相性が期待できる。
 
 さすが固定ファン向けの製品といったところか。お値段以上のコストパフォーマンスも見逃せない。
 


☆各種評価
・グレード ★★★★☆ 3.5
・価格   ★☆☆☆☆ 1.7 #100円/個 綿実油最安
・味覚評価 ★★★☆☆ 3.8 #お値段以上(2019現在終売)
・入手性  ★☆☆☆☆0.3 #直売所限定
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g
225kcal/缶 食塩相当量0.5g
原材料 きはだまぐろ、綿実油、食塩、野菜エキス、調味料(アミノ酸等)
JAN:なし 製造固有記号キハダ
製造者 三洋食品株式会社(静岡県焼津市焼津5-7-3)
Tuna canning review No.108
#きはだまぐろ #めずらしいツナ缶 #三洋食品 #気合の入ったツナ缶レビュー #綿実油漬

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三洋食品 トンナートソース風ツナフレーク(プロトタイプ)発売前の実食レビュー

スレッド
三洋食品 トンナートソース風ツ...


三洋食品 プリンス(Prince)印・トンナートソース風ツナフレーク
まぐろ味付けフレーク・プロトタイプ!



 焼津水産高校すぐ近くに立地する、三洋食品。
 11月に取材へ赴いたのだが、担当者Y氏からお土産として試作品のサンプルをいただいた。11月下旬プレ発売開始する品で、レビューを公開しても構わないということだったので、公開させていただく。
 
 トンナートという言葉を初めて聞いたので調べたが、おおざっぱに言うと「肉にツナを混ぜた白いソースをかけるイタリアの料理」で、トンナートソースはその「ツナを混ぜた白いソース」のことを指す。
 そのレシピ自体に大きな差異があり、オイルヒーターとか作ってるデロンギ社の解説では「ツナにゆで卵の黄身やアンチョビ、ケーパーを混ぜたもの」となっているが、純正ごま油で有名なかどやの解説では「ツナとマヨネーズとケッパーと香味を混ぜたもの」となっており、とりあえず「冷やした肉にかける用の、ツナとケーパーを使ったすっぱくて白っぽい液体」という認識で合っている。はずだ。たぶん。
 
 なぜこんなあいまいな書き方かって?
 
 「これはプロトタイプのツナ缶!」
 
 つまり白缶にこのラベルが貼ってあるだけで、製品ではない。したがって、原材料名等も書いていない。
 わからないのだ。開けるまでどんなツナなのかわからないのだ。トンナートで調べても、イタリア料理に明るくない筆者は更に混乱してしまった。
 やむを得ない。答えは目の前にあるのだ、開けよう。2017.10製造。ツナ缶ブログ初「発売前のツナ缶レビュー」の瞬間。

☆缶を開けたところ
  
  …ん? この香りは? たまねぎとマヨネーズの混ざった……この香りは覚えがある。

  
 中身を箸でほぐした。なおのことマヨネーズの香りが広がる。
 口に含むと、マヨネーズのすっぱさとツナのフレッシュな塩味、ちょっとの苦みがある。このピクルスめいた色をした実、ケーパーが隠し味程度の苦みを付与しているものと思われる。まぐろはびんながまぐろと思われる。
 思いついた使い方として、マカロニを混ぜてチーズ載せてオーブンで焼けば「トンナート風グラタン」が出来上がる。酸味の強い個性的なグラタンだ。
 味のディティールを一行で言えば:
 

レベル高いツナマヨ!


 トンナートの名前通り、イタリア料理風の白いツナ入りソース。そして、ツナマヨにない味の重厚感。
 おそらく三洋食品はこの重厚感を出したくて、そして単なるツナマヨで終わらせないようトンナートソース風という名前で差別化をはかったのだろう。
 
 イタリア料理を日本の家庭で手軽に再現できる、普段使いのツナマヨをパワーアップできる、日本人好みの和食にも適性があるという点で、小売の新しいレーンを切り拓けるかもしれない。
 赤缶のようなオーソドックスで高品質な製品を作るさなか、このような挑戦的ツナ製品を作って世に送り出す姿勢。その姿勢はかっこいいのだが、フルーツナ同様にうまくプロモーションを打てるか……という課題が残る。個人的には味の想像がまったくつかなかったし、それはバイヤーも消費者も同じだろう。
 スーパー等で試食ができるよう展開して「パンにも合う」「ごはん三杯いける」ということを消費者に訴求できれば、より販路を広げられるのでは…と思った。

※これは試作品の提供を受けて執筆したものであり、実際に発売する製品と仕様が異なる可能性があるため、注意されたい。
 


☆各種評価
・グレード 【試作品】
・価格   【試作品】
・味覚評価 ★★★★☆ #ツナマヨのレベル高い版
・入手性  【試作品】
・原産国  国産

☆スペック
内容量 --g
---kcal/缶 食塩相当量-g
原材料 (試作品のため、表記なし)
JAN:なし 製造固有記号なし
製造者 三洋食品株式会社(静岡県焼津市焼津5-7-3)
Tuna canning review No.92
#びんながまぐろ #三洋食品 #味付 #気合の入ったツナ缶レビュー

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三洋食品 プリンス 新オリーブオイルツナを食べたレビュー

スレッド
三洋食品 プリンス 新オリーブ...
“最高の素材を使用して製造。そのまま食べて、美味しい。後を引く味。”


三洋食品 プリンス(Prince)印・オリーブオイルツナ(プレ販売品)
びんながまぐろオリーブオイル漬フレーク・高級品




(2019.8更新:本格販売開始にともないパッケージが変更された。現在の新オリーブオイルツナがこれで、中身は同じ)

 三洋食品が高級ツナ缶の主戦場・オリーブオイル漬に新規参入した。以前からオリーブオイルツナ(トマト&バジル)というオリーブオイル使用の製品は出していたが、香りづけ程度にオリーブオイルを使っているだけで、本品めいてオリーブオイルを主とする製品は初めて。
 高級イタリアンレストラン・アルポルト 片岡護シェフ直伝のスペイン産オリーブオイルをふんだんに使い、びんながまぐろの味を引き出している……というアピールがおどる。イタリア産オイルは過去様々な製品で用いられてきたが、スペイン産オイル使用の製品は珍しい。もっと言うと直売価格で200円前半なのはもっと珍しい。
 販売に携わった三洋食品の社員が「過去のプリンス製品と一線を画す、美味しくプレミアムなツナ缶」と太鼓判を押していた。
 
 9月から本格販売するにあたり、モニター用としてアルミ缶にシール貼ったプレ缶を発売した。本格販売の折に使われるDR缶仕様が227円なので、中身は一緒でちょこっとだけ安い。入手できるのは三洋食品の本社直売所か本社通販のみ、新発売にあたり宣伝されたのが静岡のフリーペーパー「すろーかる」のみということで、知名度もプロモートも十分とはいえない印象。
 スペックを見る限り他社オリーブオイル漬けより若干グラムあたりのカロリーは低く収まっている。また、オリーブオイル漬けのメインストリームはソリッド缶にあるため、フレーク缶はまだ市場で根を張る余地がありそうだ。
 私の観測範囲で本品レビュー記事は見当たらなかったので、これもまた世界初のツナ缶レビューだ。2017.7製造、新商品だから当たり前だが熟成は介していない。ちなみにパッケージのびんながまぐろ絵は赤缶にあしらわれてるアイツと一緒。

☆缶を開けたところ(開けてそのままの様子)
  
 お前本当にフレークかよ。
 ほぐし身は非常に粗い。全体的に身がでかい。オリーブオイルの自己主張は他社先行品より引っ込んでいて、無難な味の第一印象にまとまっている。
 液汁が野菜スープの下味と塩味を前面に出しており、オリーブオイル漬でしっとりさとツナとしてのバランスの良さを両立した。ただし後を引くしょっぱさが在るため、味の薄いベース食材を用意しておきたい。
 
 今までのオリーブオイル漬では考えられなかった「ごはんにのっける」に適した味が個性的だ。
 本格販売後も、本社直売での価格は250円未満帯になる。コストパフォーマンスに長けた新規参入のオリーブオイル漬として、今後市場に浸透できるよう期待したい。

☆参考資料
「すろーかる 2017年8月号 静岡駅南」46p
https://z241.secure.ne.jp/~z241131/backnumber/digital-book/1708_no115/index.html



☆各種評価
・グレード ★★★★☆
・価格   ★★★☆☆ #216円/個(プレ缶)
・味覚評価 ★★★★★ #無難さとプレミアムを両立
・入手性  ★☆☆☆☆ #今は本社通販、本社直売のみ
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g
217kcal/缶 食塩相当量0.9g
原材料 びんながまぐろ、オリーブ油、食塩、野菜エキス、調味料(アミノ酸等)
JAN:なし 製造固有記号なし
製造者 三洋食品株式会社(静岡県焼津市焼津5-7-3) 製品ページ
Tuna canning review No.86
#びんながまぐろ #オリーブオイル漬 #三洋食品

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