(2021.5.3追記):2021年初めにトップバリュツナ缶がリニューアルして、旧トップバリュのフタが開けやすいライトフレークが値段そのままでトップバリュベストプライスに改称。悪名高かった旧トップバリュベストプライス(No.16)は「サラダに使いやすい ライトフレーク」となっている。調味液から野菜汁とたまねぎ粉末がオミットされているものの、味の評価点に変化はない。 良心的な方のライトフレーク トップバリュベストプライスで展開されるフタが開けやすいツナ缶三兄弟のうち、末弟に属するカツオ油漬缶。2017年ツナ缶ブログで取り上げたフタが開けやすいライトフレーク(No.63)のリニューアル品で、「フタが開けやすい」の副題がなくなっている。実は三兄弟の中で液汁の品質が良いという疑惑があり、本品のみ大豆油が”遺伝子組み換えでない”と示されている(まぐろ油漬とまぐろ水煮は遺伝子組み換え不選別)。 フタが開けやすい系列共通の「つまみを斜めに引っ張るとつまみがちぎれてフタが開けられなくなる」というアキレス腱は本品にもあるので、注意して開けること。万が一ちぎれてしまったら缶切りやナイフで開けられる。 同じブランドで似た名前のトップバリュベストプライス サラダに使いやすいライトフレークとは味が雲泥の差なので、特にこだわりがない限りフタが開けやすい本品をおすすめしたい。見分け方は、フタが真っ赤で「まっすぐ引く」と書いてあるのが本品である。 なお、海外製造品なのでトップバリュの製造所固有記号検索システムでは工場が追跡できない。2019.9製造。 缶を開けたところ 値段の割に大ぶりな身。魚が臭くない。油も(値段の割には)くどくない。 シンプルなツナ缶に仕上がっていて、これだけを食べるならシーチキンNewマイルドを上回っているというのが筆者の所見だ。 原材料のコストの制約をなんとかして味に反映させようとした努力は伝わる。少なくとも、これを毎日食べ続けても情緒不安定になることはないし、サラダに使いやすいヤツ(非推奨)に20円足すとこの味になるという点は評価できる。おねだん以上の味なのは保証しよう。 廉価ツナ缶は修羅の道。それでも安心して食べられるような銘柄を読者が見つける道しるべとしてツナ缶ブログが役立つことを期待したい。 各種評価・スペック ・グレード ★★☆☆☆ 2.1 ・価格 ★★☆☆☆ 1.9 #80.2円/缶(4缶321円) ・味覚評価 ★★★☆☆ 2.8 #同ライトツナフレークより好評価してる ・入手性 ★★★☆☆ 3.5 #イオン、マックスバリュ、一部ミニストップなど ・原産国 タイ ☆スペック 内容量 70g 186kcal/缶 タンパク質11.2g 食塩相当量0.8g 原材料 かつお、大豆油、食塩/調味料(アミノ酸) (大豆油:遺伝子組み換えではありません) JAN:4902121054336(単品)/4902121979363(4缶シュリンク) 製造固有記号A3I 輸入者 イオントップバリュ株式会社(千葉県千葉市美浜区中瀬1-4) 製品ページ Tuna canning review No.119-2 (2018.10.17初版作成/2021.05.03ブランド改称にあわせ画像と解説差し替え) ■「ツナ缶スーパーリンク!!」 ・(No.25)マグロ油漬(旧パッケージ) →及第点。多くの輸入ツナ缶と比べたら「まだ良い」方のまぐろ油漬。これと同価格で中身がひどいのは幾らでもある。今も中身はほぼ一緒のはず。 ・(No.63)カツオ油漬(旧パッケージ) →良心的なほうのライトフレーク。これも、多くの輸入ツナ缶(カツオ)と比べたらまだ良い方。スペックは本記事のやつとほぼ同じ。 ・(No.16)サラダに使いやすいライトフレーク →良心的じゃないほうのライトフレーク。単品で食べるには堪えない。見分け方は「フタが開けやすい」かどうか。 ・(No.107)いちまる 焼津の綱本カツオ →本品の5倍高いするかつお油漬缶。同じかつお原材料なんて信じられます?
投稿日 2018-10-22 02:39
ワオ!と言っているユーザー