映画ファンとして、『昼顔』と聞けば、カトリーヌ・ドヌーブが主演した娼婦<セヴリーヌ>役を思い出してしまいます。
夫が勤めに出ているお昼間だけ、娼婦として輝く役どころを暗に指している題名で、よく考えたものだと感心します。
ヒルガオ科ヒルガオ属の植物で、「アサガオ」と同様に、朝方に開花します。
昼になってもしぼむことなく、夕方まで咲いていますので、【ヒルガオ】と呼ばれる由縁です。
つる性の多年草で、花の落ちた「ツツジ」の舗道の植え込みの中で、咲いていました。
淡い桃色の花は、5~6センチあり、「アサガオ」と同様に漏斗状の形態をしています。
<苞葉>が<蕚>を包み込むように咲いていますので、帰化植物の「セイヨウヒルガオ」との区別は容易です。
「ツツジ」の株の間に根をおろしているようで、野草として 「桃色昼咲き月見草」 のように、掃除のおばちゃんに 「刈り込み」 されずによかったなと、安心して見ておりました。
「ナニワイバラ」 、 中心部の雄しべの数が多く花粉がたっぷりありますので、花粉を食べる昆虫にとっては、おいしい花だとおもいます。
前回は 「ホソヒラタアブ」 でしたが、今回は【コアオハナムグリ小青花潜)】が、朝食中でした。
コガネムシ科ハナムグリ属の昆虫としては、15ミリ程度と小型です。
緑色の体に白~黄色の斑点を散りばめ、体にはうぶげ状の細かい毛がたくさん生えていますので、花粉の中で動き回ると体中に花粉がついていま。腹部側にも毛が生えていますので、雌しべとの接触する機会も多くなるような形態です。
この体中についた花粉が、花にとってはありがたい受粉作用となり、持ちつも持たれつの関係が、できているのでしょう。
一見、スジコガネ属の「アオドウガネ」かなと思いましたが、上翅の根元に当たる<小楯板(しょうじゅんばん)>が、「V字型」なので、ハナムグリの仲間だと分かります。
これがコガネムシ系になりますと、「U字型」になり、幼虫が植物の「根」を食べ、成虫は「葉」を食べる害虫として嫌われてしまいます。
<小楯板>の形をを確認する以前に、花粉を食べるのは「ハナムグリ」だと思えばいいのですが、へそ曲がりのコガネムシがいるかも知れず、昆虫を同定するのも難しい作業です。
14歳の少女<桂真紀>を主人公に、23歳になるまでの10年間を、丁寧に描いた8章からなる小説です。
少女から大人の入り口に差しかかるまでの出来事が、友達関係、親子関係、思いを寄せる男性関係の中で、これといった結末もなくなだらかに語られてゆきます。
「グラデーション」は、色彩の濃淡の変化、物事の段階的な変化に対応した言葉ですが、女の子としてどこにでもありそうな出来事の積み重ねを、心の成長とともに書き込まれています。
主人公の<真紀>は、美術大学に進み、美術の教職を目指しますが、残念ながら教師の道は狭き門で浪人となり、友人の絵画教室の手伝いをする現状で終わりますが、この先どのような人生の「グラデーション」を積み重ねて着くのかは、読書の想像の世界です。
多感な少女の心の動きを、それとなく感じさせてくれた一冊でした。
野草といえども、都会の中できれいに咲いてる花があることは、ありがたいことです。
舗道脇の植え込みに、 「シャリンバイ(車輪梅)」 が植え込まれていますが、空いた場所に 「桃色昼咲き月見草」 が群生して咲いていました。
長い茎の先にかわいらしい花を付け、風に揺れている姿は、色合いと共に可憐な感じでした。
本日その前を通りましたら、道路掃除のおばちゃんが、本来の植え込みの主である「シャリンバイ」だけを残し、きれいに<刈り込み>されていました。
おばちゃんのお仕事だと言えば、それまでなのですが、別に「シャリンバイ」を脅かす害草でもありませんので、残していてほしかったです。
清掃前・清掃後の写真を撮影して、<刈り込み>作業は完了。
道路管理をする神戸市としては、当然の手順なんだと割り切らなければいけないのが、残念でなりません。
地下街の「メトロこうべ」、高速神戸駅側の(神戸タウン)と新開地駅側の(新開地タウン)がありますが、どちらも不景気の影響でしょうか、シャッターが降りたままの空き店舗ばかりです。
立ち呑み処「鈴ぎん:福寿」の向かい側には、トンカツの 「とんき」 さんがありましたが、昨年3月に店を移転されてから、空き店舗のままでした。
ようやく借主が決まり、内装工事が始まりました。
「福寿」の<川本店長>さんに聞きますと、来月なかばの開店予定だそうです。
「なに屋さん?」と聞けば、驚いたことに<ジャズ喫茶>だとか。
どう考えてもこの場所で<ジャズ喫茶>は、無理だろうと思います。
話しを聞いた「福寿」のお客さん達、口々に「また閉店やな」と言われます。
勝算があっての出店でしょうが、さてどうなることやら、どのようなお店が出来上がるのか、来月の開店が楽しみです。
【餃子の王将】(新開地店)の今月の特別メニューは、「ばり飯(はん)」(577円)です。
ばり=皿うどん、飯=ご飯で、一皿で「中華丼」と「皿うどん」の二食分が楽しめる内容です。
ご飯は隠れて見えていませんが、海老・ホタテ貝の海鮮類と、具だくさんの野菜の餡かけが、たっぷりと掛っています。
セットのスープにレンゲがついて出てきましたが、お箸だけで十分に楽しめました。
欲張りなメニューで、他店にはない発想、店長さんの苦労がうかがえる一品でした。
一目見て、何の花だろうと考え込んでしまいました。
後ろに見える薄紫色の花弁(正確には「蕚」で、花弁のように変化しています)を見て、<クレマチス>だと分かりました。
キンポウゲ科クレマチス属の花で、原産地は日本・中国・南ヨーロッパ・西南アジアと多岐にわたり、原種だけでも300種以上、交配種としては2000種以上が登録されています。
一般的な一重咲きに始まり、八重咲き、万重咲き、チューリップ咲き、釣鐘型と形態も多く、それだけ園芸品種として愛されているのだと思います。
時間が経ちますと、後ろにある花弁(=蕚)は落ちるようで、隣に咲いている花はこの糸状の部分だけが残っていおり、面白い形を見せてくれていました。
黄色の花 「メキシコマンネングサ」 が絨毯のように咲き誇り、一面が黄色一色です。
その中で、忙しそうに朝食中の【ハナアブ(花虻)】がおりました。
【ハナアブ】は、ハエ目(双翅目)ハナアブ科に属する昆虫の総称で、日本国内では400種以上が推定されていますので、学名的な名前をさがすのは諦めました。
ほとんどの成虫は黒く、胸部や腹部に黄色や橙色の斑紋を持ち、一見ハチ類と見間違える昆虫です。
ハチは翅が4枚あり、ハエ目は後翅が退化して<平均コン>に変化しており、前翅2枚しかありませんので、区別は容易です。
冬の間、枯れた「メキシコマンネングサ」でしたが、この時期に星型の黄色い花を律義に咲かせてくれますので、「ハナアブ」にとっても貴重な食事源だと思います。
休憩のために入った某喫茶店のテーブルに、花丈の低い鉢植えが置かれていました。
上部花弁だけに赤色の斑入り模様がある、矮性の品種で、花が咲き誇っています。
蕾や雄しべの形状から「ユリかなぁ」と考えながら眺めていましたら、ママさんから「かわいいユリでしょう」と声をかけられ、「【愛子さま】という品種なんですよ」と、教えていただきました。
「カサブランカ」のように大きな花弁ではなく、「ツツジ」程度の大きさで、上品な桃色の花弁です。
敬宮愛子内親王にあやかり、「シンビジューム」に<愛子さま>があり、「バラ」には<プリンセスアイコ>がありますので、「ユリ」にあってもおかしくはありません。
ちなみに、愛子内親王の愛犬の名前が「ゆり」だからというのは、考えすぎかな。
廉価な価格で、レトルト製品を発売しているハチ食品さんですが、今回は【メガ盛りカレー】(98円)を食べてみました。
一般のレトルトカレー製品は、200グラムが標準ですが、この製品は300グラムと「メガ盛り」でした。
「大辛」とありますが辛さの評価は別として、価格からみると、十分にお値打ちのカレールーだと思います。
<じゃがいも・人参>の具材もそこそこありました。
ミンチ肉までの大きさもない<鶏肉・牛肉>が、逆に変に肉が堅いだの脂身が多いのだと感じさせずによく溶け込んでいて、カレールー自体の味を邪魔をしていません。
<しょうが・ニンイク>の隠し味も自己主張がなく、よく馴染んでおりました。
500円、600円と「〇〇牛使用」や「タン」といった素材の良さだけを売りにしたレトルトカレーに比べ、スパイシー感はありませんが、この価格での商品としては、驚きに値します。
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