「叡山電鉄」、「箱根登山鉄道」、「富士急行」、「大井川鐵道」、「南海電鉄」、「神戸電鉄」 の6社からなる「全国登山鉄道‰(パーミル)会」は、「山の日」の8月11日(金・祝)に「南海電鉄」の難波駅(大阪市浪速区)で、各社沿線の観光PRキャンペーンとグッズ販売会を実施すると発表しました。詳細は次のとおりです。
※日時 8月11日(金・祝)午前11時~16時
※場所 南海電鉄難波駅2階イベントスペース
※内容 各社および‰会の観光パンフレット配布、各社の鉄道グッズ販売(大井川鐵道はパンフレット配布のみ) 鉄道模型ジオラマ展示 ‰会6社の、運転台からの展望などが楽しめるDVDの放映
「全国登山鉄道‰会」は、所属6社に「観光地が沿線にあり、かつ登山鉄道としての性格を有している」という共通点があることから、勾配を示す際に用いる千分率「‰」になぞらえた名前を付けて、2009(平成21)年9月に結成されています。これまで、各社沿線の見所を紹介するパンフレットを作成するなど、共同での旅客誘致に努めています。
< (画像:東武トップツアーズ) >
2017年8月10日から下今市~鬼怒川温泉間(12.4㎞)をSL「大樹」が復活運転します。片道約35分かけて、C11形らしく3つの動輪を表現したものに「大樹」の文字を重ねたヘッドマークをつけ、杉並木や鬼怒川渓谷の景色の中を走ります。
また、下今市駅と鬼怒川温泉駅の転車台で、蒸気機関車がゆっくりとまわる姿は歴史を感じられる時間を満喫できそうです。
「大樹」は、世界遺産「日光の社寺」の日光東照宮から連想する「将軍」の別称・尊称で、世界一の高さを誇るタワー「東京スカイツリー®」を想起させることから、力強く大きく育ってほしいとの思いが込められています。
SLのヘッドマークのデザインは、C11形らしく3つの「動輪」を表現したものに、「大樹」の文字を重ねていて、徳川将軍の家紋「三つ葉葵」をイメージさせるデザインにもなっています。
南海電鉄と阪堺電気軌道が2017年8月8日(火)から、「前方後円墳型ヘッドマーク」を掲出した車両を運行します。
両社はこれまで、巨大な前方後円墳を擁する古墳群として知られる百舌鳥古墳群(大阪府堺市)と古市古墳群(同羽曳野市、藤井寺市)の世界文化遺産登録に向け、企画乗車券の発売など各種取り組みを実施してきました。
今回のヘッドマーク掲出車両は、両古墳群の国内推薦が決定したことを受けて運行されるもので、掲出期間は2018年1月31日(水)までです。
ヘッドマークといえば、円形が主流ですが、上手く前方後円墳にあやかった形に仕上げ、よく目立ち印象に残ることだと思います。
阪神電鉄は10月1日(日)から、日本酒にちなんだラッピング列車「Go!Go!灘五郷!」を運行します。初日は出発式などが行われます。
灘五郷は「灘の生一本」で知られる日本酒の生産地。神戸市の西郷・御影郷・魚崎郷と、西宮市の西宮郷・今津郷の五つの郷で構成される。灘五郷酒造組合・神戸市・西宮市・阪神電鉄の4者は連携して灘の酒蔵の活性化プロジェクトに取り組むことを決め、10月1日「日本酒の日」からラッピング列車を運行することにしました。
車両は1000系電車の6両編成1本を使用。「日本一の酒どころ『灘五郷』が育んできた日本酒文化を、ほっこり楽しい和風テイストなイラストレーション」で車体を装飾するという。車内でも灘の酒に関するポスターなどを掲出する。運行区間は本線・阪神なんば線・神戸高速線ですが、相互直通運転により山陽電鉄線や近鉄線でも運行されます。
2014年10月17日(金)、JR西日本は「デゴイチ」の愛称で知られるD51形蒸気機関車の本線運転復活を発表していました。
JR西日本では、京都市の梅小路蒸気機関車館でD51形200号機を走行可能な状態で保存しており(動態保存)、同館内で「SLスチーム号」として展示運転を行っていました。しかしこのD51-200は営業路線を走るのに必要な検査を受けていないなどの理由から、普通の列車のように駅と駅のあいだを走ることはできませんでした。
JR西日本が発表したのは、これを解決するためD51-200に大規模修繕、改造を施し、本線運転を可能にするー簡単にいえば普通の列車として走れるようにする、ということです。
このD51-200は、「SLやまぐち号」(新山口~津和野)と「SL北びわこ号」(米原~木ノ本)で現在使われているC56形蒸気機関車160号機を置き換える形で、2017年度以降に登場する予定でした。
そして先般、JR西日本は「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」(2017年9月~12月)の期間における臨時快速「SLやまぐち号」の運転日と、牽引(けんいん)する蒸気機関車を発表しました。
11月23日(木・祝)~26日(日)は山口市内で「全国SLサミットinやまぐち」を開催。これにあわせ、D51形蒸気機関車(デゴイチ)200号機が復活します。23日(木・祝)には、「SLやまぐち号」を牽引する蒸気機関車3台がそろう予定です。
阪神電鉄は、甲子園駅の列車接近メロディーに、シンガーソングライターの<高橋 優>さんが作詞・作曲した『虹』を期間限定で採用すると発表しました。
今年の 春の大会 ときの列車接近メロディーは、<星野源>作詞・作曲の『恋』でした。
夏の選抜「第99回全国高等学校野球選手権大会」の開催にあわせて変更されます。『虹』は大会期間中に放映されるテレビ番組『熱闘甲子園』のテーマソングにも選ばれています。
今回の列車接近メロディの編曲は、音楽プロデューサーで鉄道ファンとしても知られる<向谷 実>さんが担当。列車が駅に到着する際に、サビの部分が約10秒間放送されます。
実施期間は8月7日(月)の始発から大会終了日(8月21日予定)の終電まで。通常の『線路は続くよどこまでも』から『虹』に変更されます。
なお、甲子園駅の列車接近メロディーが高校野球大会の関連曲に変更されるのは、夏の大会では今回が5回目です(春の大会では2015年~2017年に実施)。
JR西日本と「アドベンチャーワールド」(和歌山県白浜町)は、特急「くろしお」の車両にパンダの顔や「アドベンチャーワールド」の光景などをラッピングした「パンダくろしお「Smileアドベンチャートレイン」を運行すると発表しました。
使用車両は287系電車1編成(6両)、運行区間は京都~新宮間、運行期間は8月5日(土)から2019年11月ごろまでです。
車体前面はパンダの顔、側面は「アドベンチャーワールド」の動物をデザイン。車内の座席には、パンダの顔がデザインされたヘッドレストカバーが使われます。
運転初日の8月5日(土)は、臨時特急「くろしお95号」(天王寺~白浜)として運転。これにあわせ天王寺駅1番ホームでは出発式が、白浜駅では地元の人らによるお出迎えがそれぞれ行われます。
夏休み中に楽しめるということで、子供たちの人気が出そうです。
ANAクラウンプラザホテル神戸(神戸市中央区)4階のティーラウンジ「ザ・ラウンジ」では、神戸市営交通100周年 を記念し、地下鉄3000形車両デザインを再現した「神戸市営地下鉄ケーキ」(3800円)を1日1台限定で販売する。期間は8月1日から10月31日まで。
今年8月1日に100周年を迎える神戸市営交通。市営地下鉄・新神戸駅が直結するなど縁の深いANAクラウンプラザホテル神戸は、“100周年を共に祝福したい”と企画されました。
ひとつひとつ丁寧に作られる「神戸市営地下鉄ケーキ」は、神戸市交通局監修のもと、市営地下鉄3000形車両を表現。チョコレートの中にはアーモンドの香るスポンジにホワイトチョコレートムースやイチゴのクリーム、ラズベリーのジャムがサンドされ、子どもから大人まで楽しめるケーキに仕上げられています。
また、8月1日から6日までの期間中は神戸市役所(神戸市中央区)1号館2階の市民ギャラリーにて、写真パネル展と合わせてケーキのサンプルが展示されています。
新たな観光列車「THE ROYAL EXPRESS(ザ・ ロイヤル・エクスプレス)」が、2017年7月21日(金)、運転を開始します。走行区間は横浜駅と、伊豆半島の先端に近い伊豆急下田駅(静岡県下田市)のあいだ。走るのはJR東海道本線とJR伊東線、伊豆急行線ですが、東急電鉄と、そのグループである伊豆急行が送り出す列車です。
日本各地に観光列車が走る現在、この「ザ ・ロイヤル・エクスプレス」は、「クルーズ」と「片道」、2種類の乗車プランがあります。
「ザ・ ロイヤル・エクスプレス」は、列車への乗車(車内での食事付き)と伊豆の旅館やホテル、観光がセットになった1泊2日の「クルーズプラン」と、列車への片道乗車と車内での食事がセットになった「食事付き乗車プラン」という、2種類の旅行プランを用意。すべてお任せで旅することも、旅の一部に「ザ ・ロイヤル・エクスプレス」を組み込むこともできます。
「ザ ロイヤルエクスプレス」の客席は「ゴールドクラス」と、より上級の「プラチナクラス」という2タイプの構成。「食事付き乗車プラン」の旅行代金(大人1人あたり)は「プラチナ」だと3万5000円ですが、「ゴールド」は2万5000円(子ども2万円)と比較的安価に設定されています。
「プラチナ」と「ゴールド」では食事の内容などが異なるほか、「プラチナ」は、男性は襟付きシャツ、女性は襟付きシャツまたはワンピースなどの着用が推奨されています。サンダルでの乗車は、「プラチナ」「ゴールド」とも「ご遠慮ください」です。なお「クルーズプラン」利用の場合、乗車は「プラチナクラス」になります。
京都丹後鉄道(丹鉄)は7月22日から、「おもちゃ列車」(畳を敷いたお座敷列車をつなげて運行する列車)の定期運転を始めます。
畳敷きの「お座敷車両」に鉄道おもちゃのジオラマを置き、自由に遊ぶことができます。22日に観光列車「丹後あかまつ号」に併結して西舞鶴~天橋立間を2往復し、23日には「丹後あおまつ号」に併結して天橋立(1本目は宮津発)~福知山間を2往復する。8月から12月までは、同じ車両とダイヤで毎月第1土、日曜に運転されます。
「おもちゃ列車」は昨年11月、初めて西舞鶴~豊岡間で運行されました。今回は、鉄道を生かしたイベントで地域活性化を図る会社「北近畿鉄道ビジネス」に運営を委託しています。運賃のほかに企画券(400円)が必要。定員30人。予約や問い合わせは丹鉄(0772・25・2323)へ。
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