ブログル仲間のみなさんも、 【タイワンホトトギス】 をよくアップされていましたが、これが環境省レッドリスト「絶滅危惧IA類(CR)」に指定されている品種だとは、気が付かれていないかもしれません。
ユリ科ホトトギス属の花は、東南アジアに分布していてわずか19種類しかなく、日本では13種(変種は除く)が確認されており、7種類がなんらかの絶滅危惧種の認定を受けています。そのうち10種類は日本固有の花です。
散歩の途中で、明らかに<ホトトギス>属だと分かる花を見つけました。
花弁の斑紋の色が、赤紫色でなく、どちらかといえば青紫色に近い感じの斑紋で、変種かもしれない色合いの<ホトトギス>で、品種を同定する自信がありません。
どちらにしても2~4日間という短い開花ですので、面白い花姿、ゆっくりと眺めさせていただきました。
バラは咲いた後、黄色くなる実もあるようですが、多くの種類では赤い丸い実が出来ます。
バラの実は<ローズヒップ>と呼ばれ、ハーブーとして利用され、特に肌にいい効果があると言われています。
いつも目にするバラの実は、真っ赤に熟した艶々とした丸い実です。
きれいな花には棘があるといいますが、実にも棘があるのを見つけました。
熟している間に、食べられないように防御しているのでしょうねぇ。
どのようなバラの種類かは分かりませんが、棘が残っていることを考えれば、おそらく原種に近いのではないかと想像しています。
来年の開花時期に、忘れていなければ、咲いているバラを確認してみたいものです。
石垣に出来た小さな穴に、以前紹介した 【ツタバウンラン(蔦葉海蘭)】 が芽を出していました。
どこから種が飛んできたのか、不思議な場所に芽吹いています。
根を張る土の厚みもないので、はたして大きく育つものなのかと心配です。
この石垣の前を通るときには、気に止め、成長を見守りたいと思います。
冬に赤橙色の花を咲かせるのが、アロエ(ユリ)科アロエ属の【キダチアロエ】で、住宅地の植木鉢等で目にするようになりました。
普段なにげなく【キダチアロエ】を見ていますが、これが「ワシントン条約」で輸出入が禁止されている植物だとは、案外知られていません。
別名、<医者いらず>と呼ばれるように、火傷や切り傷にこの肉厚の葉から出るねばねばした汁を付けるのは、民間治療として広く知られています。
アロエヨーグルトに使われているのは、葉の幅が広い「アロエベラ」という品種ですが、健康食品として人気があるようです。
「ベゴニア」と名前が付いていますが、街中の花壇や植え込みで一般的に目にする<ベゴニア・センバフローレンス>は、シュウカイドウ科のシュカイドウ属です。
この【フォーチューンベゴニア】は同じシュウカイドウ科ですが、ベゴニア属の花で、良く見かける4枚花弁のベゴニアがベゴニア属ではないかと勘違いしていました。
バラともラナキュラスにも見える豪華な花を咲かせますので、「花壇の女王」と呼ばれているのもうなづけます。
一房から数個の八重の花(雄花:写真)が咲き、最後に一重の花(雌花)が咲きましたら、その花房は終わりを迎えます。
長く豪華な花を楽しむためには、(雌花)を摘まなくてはいけませんが、なんだかかわいそうな気になります。
可憐な白い花びら(蕚)で目を楽しませてくれていました 【白雪姫(スノープリンセス)】 と同様、こちらも白い斑紋の「葉」が面白い植物です。
「カズラ」と付いていますので、つる性の草のように見えますが、分類上はキョウチクトウ科の常緑つる性の低木です。
この【初雪カズラ】、新芽のときには赤みの強い濃い桃色で、徐々に白みが強くなり、白色と緑色の斑点が混ざる姿を見せ、最終的には緑一色に落ち着きます。
それぞれ「葉」の成長時期に合わせて、色とりどりの模様が混ざりながら成長してゆきますので、色彩の変化が楽しめる日本原産の植物です。
釣鐘型の形状で横向きに咲いていますが、ツツジ科エリカ属の花です。
南アフリカ原産で、咲き始めの頃は白色なのですが、時間の経過とともに花の先端から、薄紅色がかって変化してゆきます。
葉の形状は杉の葉に似ていて、夏咲きの品種と、今頃の晩秋から春に咲きだす品種とがあります。
色づく変化が楽しめるのは、観賞用として面白い花かもしれません。
【ダンギク(段菊)】と名が付いていますので、「キク科」の植物だと思われがちですが、シソ科(以前はクマヅラ科にに分類)の花です。
葉の形が菊と似ていて、節にボール状にかさなって、3~4段の花を段々に付けますので、名前が覚えやすい花です。
青紫色の花の形状も面白く、蕚は5裂、4本の飛び出した雄しべが、糸状に見えます。
桃色や白の花もありますが、この青紫色が一番素敵だと思います。
別名「サマーキャンドル」という名前通り、夏に咲く花だと思いますが、この時期に咲いているのを見つけました。
橙色の鮮やかな花と、つややかな葉が特徴で、南インド・スリランカが原産地です。
キツネノゴマ科で、熱帯性の小低木に分類され、当然夏の暑さに強い植物です。
ローソク立てにみえる麦穂に似た棒状の茎があり、その棒状に沿って橙色の花が開花してゆくのが楽しめます。
【サフィニア】 のように、日本の気候に合わせた品種改良が行われてゆきますと、1年中が開花時期になり、季節感がなくなりそうです。
和名では【ツタバウンラン(蔦葉海蘭)】ですが、英名では「コリセウムアイビー」と呼ばれています、ゴマノハグサ科キンバラリア属の植物で、ヨーロッパ原産の帰化植物です。
1センチにも満たない小さな花ですが、唇形で薄紫色のかわいい形がなんとも愛らしいです。
ほふく性のあるツタですので、地面では広がり、石垣などでは垂れ下がって咲いています。
花は唇形で上唇は2裂、下唇は3裂に分かれ、先端は丸くて中央には黄色で2本の隆起(おり距)があるという、小さな中で見事な造形を見せてくれています。
ゴマノハグサ科は、面白い形の花が多く、これとよく似た「唇状の花」では 「キンギョソウ」 があり、「筒状の花」として 「ジキタリス」 などが思いつきます。
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