非耐寒性の花【メカルドニア】ですが、元気に花を咲かせている姿に驚きました。
本来は美しい緑の葉の中で、直径1センチほどのかわいらしい花を一杯咲かせるのですが、さすがにこの時期ですのでまばらにしか開花していません。
原産地は南北アメリカで、ゴマノハグサ科です。
名称は分からずとも、ゴマノハグサ科の花は5枚の花弁の下部がくっついて筒状になり、背側の2枚(上唇)と腹側の3枚(下唇)に分かれた唇形花冠をしています。
また花弁の内側に、昆虫の目印となる模様が入っているのが特徴です。
以前にも同じゴマノハグサ科の 「ツタバウンラン(蔦葉海蘭)」 を紹介していますが、上記の決まりごとそのものの特徴が見て取れます。
まだ新しい園芸品種で、日本では2004年の夏頃からの流通ですので、身近で見かけることは少ないかもしれません。
左側にあるプランター、いつもお花で満たされていますので、写真の【フウセントウワタ】も、てっきり鉢植えで栽培されているものだとばかり思っておりました。
今朝がた、プランターのお花がきれいに片づけられており、なんとこの【フウセントウワタ】が縁石とアスファルトの隙間から育っているのに驚いてしまいました。
1月も半ばですが、まだ数個の花も咲き、棘のある実もまだ茶色く色づいていません。
風に揺れる【フウセントウワタ】を眺めていますと、植物の生命力の強さに、改めて感動をおぼえてしまいます。
ナス科の花ですので、星型の花弁に黄色い雄しべが突き出している形の花を咲かせます。
花が咲いている夏場に、何回となくこの場所に出向きました。花径が5~6ミリと小さく、コンデジのピントが合いませんでした。花も真正面を向いておらず、諦めてしまいました。
久しぶりに通りましたら、黒い実が出来ていましたので撮影です。
かわいらしい白い花を咲かせますが、葉には「ソラニン」という有毒物質を持っていますので、実も観賞だけにしておかなければいけません。
ナス科で同じ形の白い花なのに実が赤い 「タマサンゴ」 も、色違いで面白いです。
花弁の切れ込みも若干違いますが、実に光沢があるのが【アメリカイヌホウズキ】で、光沢が見られないのが「イヌホウズキ」です。
今年の夏には、なんとか小さい花を、撮影してみたいものです。
アブラナ科の花で、原産地は地中海沿岸です。
【イベリス】はスペインのイベリア半島から命名されていす。
一つの花の大きさは1センチと小さいのですが、1カ所にまとまって咲きボール状になる特徴がありますので、白・ピンク・赤・紫と多色がありますが、見分けやすい花だと思います。
もう一つの特徴は、4枚の花弁のうち、外側の2枚は大きくて、内側の花弁はその三分の一程度の大きさしかありません。
英名では「キャンディタフト」(お菓子の花)と呼ばれ、甘い香りがする特徴も持っています。
遠目では花が黒紫か黒色に見え、茎も長く風に揺れている姿で、 「チョコレートコスモス」 かなと思いました。 近づいてみますと、花弁も鮮やかな【ダリア】でした。
「チョコレートコスモス」もそうですが、写真に撮りますと、目で見た色合いより花弁の色が明るくなってしまうのが、残念です。
気品ある 房咲水仙の「ガリル」 と比べて、妖艶な色合いの<ダリア>で、【黒蝶】という品種です。
花弁の形はキク科らしく、スウェーデンの植物学者リネンの弟子であるアンデルス・ダールにちなんで<ダリア>と名付けられ、原産地であるメキシコの国花でもあります。
バラやチューリップと同様園芸品種が多様で、アネモネ咲・コラット咲等16種類の咲き方に分類され、色と形に富んだ花の代表格です。
<ユリ>は、花弁の豪華な品種「カサブランカ」をはじめ、「ヤマユリ」・「オニユリ」・「ササユリ」等、割と身近にある花だと思います。
遠目には筒状の部分が長いので「テッポウユリ」かと思いましたが、近づきますと薄い紫褐色の筋がありましたので、【タカサゴユリ(高砂百合)】だと判別できました。
花咲きは6枚の花弁に見えますが、根元はつながった筒状の花で、ユリ科共通の形状です。
園芸品の<ユリ>は切り花としては一年中咲いているようですが、【タカサゴユリ】は台湾固有種で日本の帰化植物ですが、本来は7~8月頃の夏に開花の花です。
この寒い時期に、鉢植えで咲いているのには驚きました。
花の咲き方には、「一重咲き」「二重咲き」「八重咲き」と色々とありますが、同じ枝から「一重咲き」と「二重咲き」が咲いている<クレマチス>を見かけました。
突然変異での花弁(正確には蕚)の変化だと思いますが、珍しい現象だと、眺めておりました。
このまま大事に育てていけば、「八重咲き」まで出来るのではかなと、期待しています。
祝日改正法に慣れない者としては、成人式は「1月15日」という感覚が薄れません。
「品格」という言葉がはやりましたが、成人される方々には「気品」を持たれるよう、ぴったりだと感じる<白い水仙>を贈りたいと思います。
ヒガンバナ科スイセン属に分類され、スペイン・ポルトガルを中心とした地中海沿岸、アフリカ北部が原産地ですが、今や園芸品種が1万種を超えています。
一般的には 「ニホンスイセン(日本水仙)」 や「ラッパスイセン」を多く見かけますが、写真の房咲水仙【ガリル】という品種、とても気品ある姿です。
6枚の花弁に見えていますが、外側の3枚は「蕚」であり、内側の3枚が花弁です。 中心にある筒状部分を副花冠といい、この花弁と副花冠の色と形の組み合わせで1万種以上の分類がなされています。
水仙の群生地として地元兵庫県では、淡路島の「灘黒岩水仙郷(南あわじ市)」・「立川水仙郷(洲本市)」が有名で、どちらも市花として制定されています。
この花を見て、正直ツツジ科の植物だとは思えませんでした。
仁丹よりも一回り大きい程度の花が咲いていますが、コンデジでは花の立体感、何枚か挑戦しましたが撮れませんでした。
【カルーナ】は、1属1種の植物で<ブルガリス>のみの存在ですが、変種や園芸品種が数多く作られ、どれも個性的で変化に富んでいます。
粒状の花がたくさん咲いていますが、「カルーナ」という名称はギリシャ語で「掃く」という意味に由来し、枝を箒として使用していたところから名づけられています。
「コキア(ホウキ草)」 というのもありましたが、細い枝を見ますと納得ができます。
原産地はシベリア・欧州北西部・モロッコ等で耐寒性に優れ、氷点下30度でも耐えれるのは、枝を細くして放熱を押さえているからだと想像できます。
「花」という表現を用いましたが、オシロイバナ科ですので、正確には 「オシロイバナ」 と同様に花弁がありません。
和名は「イカダカズラ(筏葛)」と呼ばれ、中南米の原産です。
「ポインセチア」と同様、色づいた花弁に見える3枚(ないし6枚)は、「苞葉」と呼ばれる部分で、3本突き出した(写真では2本が白く、赤色のままが1本見える)部分が、「蕚」と呼ばれる構成です。
原産地の中南米では、熱帯性の植物で一年中楽しめる花ですが、日本の夏は暑すぎるのか、夏場にはあまり開花しているのを見かけません。
「苞葉」の紅色色合いから、<九重葛>と呼ばれている品種です。
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