「ペラルゴニウム」は南アフリカ原産の、フウロソウ科ペラルゴニウム属の花で、本来は一季咲きの花です。
和名も「ナツザキテンジクアオイ(夏咲天竺葵)」と呼ばれているように、夏に咲く花です。
この【ペラルゴニウム:エンジェルアイズ】は、四季咲きの品種として育成されました。
名前通り、花径2センチ程度のかわいらしい小輪の花を、たくさん咲かせます。
上側の大きな花弁の2枚、あるいは5枚すべての花弁の中心に黒や赤色の斑紋やストライプの模様が入る特徴があります。
花弁の縁が、フリルのように波打つものが多く、華やかさにあふれている花だとおもいます。
今日は業界の会合で、日帰りで東京都港区の竹芝まで出向きます。
朝のお花シリーズも、飛び出していきますので休憩にしようかと考えていたのですが、運よく東京がらみで【お江戸小町】という品種を見つけましたので急いでアップです。
アブラナ科アブラナ属の分類されていて、原産地はヨーロッパ西・南部です。
キャベツの仲間の「ケール」を観賞用に改良したのが<ハボタン>で、日本には江戸時代に渡来しており、当時は「オランダナ」の名前で輸入されています。
葉の形で<丸葉系・ちりめん系・さんご系>に分類されます。
最近では 「照葉ハボタン」 という、光沢のある葉の品種もあり、多種に渡るようです。
【お江戸小町】は、淡紫色・淡黄色・緑色と三色の色合いが楽しめる葉が重なり、よく見かける<ハボタン>のように地面で大きくなるタイプではありません。
茎を伸ばし小輪の塊を付け、変化に富んだ色合いが、粋な小町娘を彷彿させるのでしょうか。
漏斗状の形の花弁が特徴的な<カラー>は、サトイモ科オランダカイウ属の花です。
花弁と見えるのは、「苞」と呼ばれる葉が変化したもので、この「仏炎苞」と棍棒状に見える「肉穂花序」からなる面白い形を構成しています。
盛花や生け花では白色の「オランダカイウ」を良く見受けますが、桃色の「モモイロカイウ」や写真の「キバナカイウ」も最近では見かけるようになりました。
原産地は南アフリカで、白色の「オランダカイウ」は湿地帯に良く育つ「湿地性」ですが、「モモイロカイウ」と「キバナカイウ」は乾燥した土壌を好む「畑地性」と違う性質を持っています。
葉は楕円形、矢じり型、ハート型等あり、花弁(苞)に白い斑点が見受けられます。
ちなみに「カイウ」とは「海芋」の意味ですが、サトイモ科として球根が食べれるのかどうかは分かりません。
魔除けとしての効用があるようで、玄関脇などに「ヒイラギ」の植え込みを良く見かけます。
幼稚園児ぐらいの女の子とお母さんが前を歩いていました。
「ママ~、この葉っぱさん、枯れているねぇ」
「本当に、黄色くなっているわねぇ」
お節介な男は、
「このヒイラギは【五色ヒイラギ】という品種で、季節により葉の色が変わるんですよ。
新芽のときには桃色から赤色になり、黄色・黄緑・緑と変化してゆくんです」
「へぇ~、そうなんですか・・・」
モクセイ科モクセイ属の常緑低木で、東アジアが原産地です。
【デージー】はキク科ベリス属の花で、原産地はヨーロッパ~北アフリカです。
和名では「ヒナギク(雛菊)」として通用しています。
【デージー】は、「Day’s eys(太陽の目)」が転化した名前と言われており、属名の「ベリス」はラテン語で「美しい」を「意味する「ベリエス」に由来しています。
ヨーロッパでは、ごく自然に自生していますので、野草扱いのかわいそうな花のようです。
写真では赤色と白色の【デージー】を並べていますが、花弁の形が違うのに気が付かれたでしょうか。
赤色は「フィストゥローサ種」で、花びらがクルリと巻いた「筒状花」、白色は「リグローサ種」で、花びらが平たい「舌状花」です。
同じ【デージー】でも、これだけ形が違うと、別の品種に見えてしまいます。
「ブルーデージー」(ルリヒナギク属) や 「ユリオポスデージー」(ユリオポス属) のように「〇〇デージー」と名の付いた花がありますが、すべて別属の植物で、紛らわしい名称です。
ひとくちに【ダイアンサス】といえば、ナデシコの園芸品種で多数の種類があります。
ナデシコ科ナデシコ属の花で、「テルスター」という品種名で、四季咲きです。
日本の 「カワラナデシコ(河原撫子)=(大和撫子)」 とは随分と花姿が異なりますが、花弁の先端に切れ込みがあるナデシコ属の特徴は変わりません。
細い花茎の頂部に花径2センチほどの大きさで咲いていますが、矮性の品種ですので、小さくてとてもかわいい感じの花だと思います。
ロンドンオリンピックの女子マラソンへ出場させる選手選考を兼ねた「名古屋ウィメンズマラソン」が、もうすぐスタートです。
土佐礼子さんは今回で引退ですが、野口みずきさん、赤羽有紀子さん、尾崎好美さんたちが走られます。
オリンピックの残り枠を目指して、栄冠はどなたが手にされるのか、興味あるところです。
【ゲッケイジュ】は、クスノキ科ゲッケイジュ属の常緑高木で、地中海沿岸が原産地です。
雌雄異株で雌株は少なく、4~5月頃に黄白色の花を咲かせ、10月ごろに暗紫色の果実が実ります。
「葉」にはシネオールと呼ばれる芳香成分が含まれていますので、香ります。
「葉」を乾燥させたものを「ローリエ」と呼び、カレーやシチューの香辛料としてお馴染みのハーブで、我が家でも常備してあります。
古代ギリシャでは葉のついた若芽を編み、「月桂冠」として勝利と栄光のシンボルとして勝者の頭にかぶらせました。
さて、今日の月桂冠はどなたの頭上に輝くのでしょうか、競技の結果が楽しみです。
南アフリカのドラケンスバーク山脈が原産地で、コキンバイザサ科ロードヒポキシス属の花です。
ロードヒポキシス属は、ギリシャ語の<ロードン=バラ色>と<ヒポキシス=コキンバイササ属の植物>からなり、「バラ色のヒポキシス」という意味を持ちます。
和名である【アッツ桜】は、太平洋戦争中にアッツ島で日本軍が玉砕したことを悼んでつけられたと言われていますが、アッツ島があるアリューシャン列島とどのように関連しているのかは分かりません。
細長い葉の間から咲きますが、、雄しべ・雌しべの目立たない特徴を持っています。
花径は2~3センチっ程度ですが、6枚の花弁が3枚づつ互い違いにつく、面白い形状をしていますので、すぐ記憶に残る花だと思います。
以前にも <斑紋入りの花【カルセオラリア】> として紹介していますが、今回は黄色一色の花を見かけました。
ゴマノハグサ科カルセオラリア属としては、花径1センチほどの少し小さめの花がたくさんつく、小輪多花性の品種のようです。
花弁が袋状になるというユニークな花、いろんな種類を観察したくなる花です。
細くて小さな枝の先に、1センチほどの黄色い花をたくさん付けて咲いている姿は、<花がはじけた>感じで、クラッカーの名称通りです。
原産地は南アフリカ、キク科ユリオプス属の常緑低木です。
ユリオプス属としては100弱の品種があるようですが、同じ仲間には日本でもお馴染みの 「ユリオポスデージー」 があります。
それにしても、南アフリカ原産のキク科の花が多いのに驚きます。
「ガザニア・ガズー」 「デモルフォセカ」 「オステオスペルマム」 等、この時期楽しめる花が多いのは、嬉しいことです。
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