<エリカ>は、ツツジ科エリカ属として、南アフリカを中心として、ヨーロッパを含めて700種以上が分布し、園芸品種も400種を超えていますので、残念ながらこの<エリカ>の品種の特定は出来ませんでした。
葉は針葉樹のように細いのですが、その葉が見えないほど筒状の花が密集した姿です。
<エリカ>の花姿は、卵型やつぼ型、写真のような筒状型と形態は様々です。
( 興味を持たれた方は、右蘭のキーワードで <エリカ> と検索してみてください )
英語では「ヒース」、ドイツ語では「ハイデ」、日本では学名の「エリーカ」から<エリカ>と呼ばれています。
クリスマスツリーのように紡錘形の形がひと株の根元から何本か出ているようで、見事な姿に見とれておりました。
今年1月の観察当初にありました2枚の葉は、1枚目の葉が先月枯れてしまい、今月なかばには2枚目の葉も枯れてしまいました。
3枚目の葉(一番奥)と4枚目の葉(写真右側で傾いています)は、それぞれ17ミリと23ミリで、先月から成長が見られず今月も同じ葉長のままです。
今月当初に芽吹いた5枚目の葉が、葉長35ミリと急に大きく伸びてきています。
一番手前が新しい6枚目の葉に当たります。
この調子で順調に成長してくれればいいのですが、古い葉は新しい葉のために枯れてゆく運命なのかなと、心配事はつきません。
白色と青紫色が並んで咲いていましたので、とても見栄えがする景色楽しめました【フウリンソウ(風鈴草)】です。
キキョウ科ホタルブクロ(カンパニュラ)属の草花で南ヨーロッパが原産、日本には明治初年頃に導入され、別名「カンパニュラ」、「ツリガネソウ(釣鐘草)」とも呼ばれています。
属名の「カンパニュラ」は、ラテン語の<カンパーニ(鐘)>に由来していますが、まさに花姿そのものです。
草丈は60~150センチ、茎は太くてあまり枝分かれせずに真っ直ぐに立ちあがり、斜め上向きや横向きに花を付け、花は5センチほどの釣鐘型で、先端の裂片は丸みを帯びて短いです。
同じ属の仲間として、 「ホタルブクロ」 がありますが、こちらは細長い形状の釣鐘型です。
多くの県でレッドリストに挙げられており、兵庫県ではBランク(環境省の絶滅危惧Ⅱ類相当)のレッドリスト対象の【キリンソウ(麒麟草)】を見つけました。
ベンケイソウ科マンネングサ(キリンソウ)属の多年草です。
和名では、花が咲く姿から「黄輪草」とも表記されています。
茎は太くて草丈5~30センチ、葉はベンケイソウ科らしく肉厚の長楕円形で、互生して生えています。
葉の縁は、中央から先端にかけて鋸歯となり、茎の先端に<集散花序>で黄色の花を多数咲かせます。
花は星型の5弁科で花径は10ミリ程度、花期としては5~8月です。
花だけを見れば、同じマンネングサ属の 「メキシコマンネングサ」 などと同じ花姿ですが、「葉」の形状が全く違いますので、見間違うことはありません。
お花好きの方の植え込みの手入れには、感心させられるものがありますが、正にそんな場面に出くわしました。
かわいい花弁の 【ロベリア ホット】 を敷き詰めて、鮮やかな花の絨毯を作り上げています。
使用されている花は、キキョウ科ロベリア(ミゾカクシ)属の一年草です。
花径1.5センチほどで、蝶々に似た花姿ですので、色とりどりの小さな蝶が乱舞しているようで見ごたえがありました。
花色が多彩で、株は横に広がる特性がありますので、うまくその性質を生かした手入れに、感心して長めておりました。
本日は、イタリアのヴァイオリニスト、ヴィオラ奏者、ギタリストであり、作曲家の<ニコロ・パガニーニ>(1782年10月27日~1840年5月27日)が亡くなった日です。
とても技巧的な曲が印象的で、特に「ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調Op.7」の第3楽章が、『ラ・カンパネラ』として印象に残っています。
その作曲家の名を冠した<バラ>が、フランスのメイアン社から1993年に作出されています。
四季咲きの中輪種として、5~11センチほどの花径ですが、香りはほとんどありません。
剣弁高芯咲きとして、開き切っても花芯が見えることはあまりなく、きれいな花姿を持ち続けます。
少し黒みのある濃い赤色の花弁で、非常に花付きがよく花で株が覆われるように咲き誇ります。
房咲きですので、花が次々と咲き、花持ちがいいので人気品種のひとつです。
花径4センチばがりの小輪ですが、赤色と白色の対比がきれいな花弁模様を見せてくれています【カリフォルニアローズ・フェスタ:スパークラローズ】です。
「ローズ」という名称が付いていますが、熱帯アフリカを原産地とする 「インパチェンス」 の園芸品種で、バラ科ではなくツリフネソウ科ツリフネ属に属しています。
花の姿が原種に比べ<バラ咲き>の所から、「ローズ」の名が冠されたようです。
花期が春から秋へと長いのが魅力的で、これからの時期に次々と花を咲かせて楽しませてくれる多花性です。
気温の高い原産地では多年草ですが、非耐寒性のため日本においては一年草扱いになっています。
「スイートピー」は、マメ科レンリソウ属の植物ですが、この【スイートピーシェラブ】は、「スイートピー」と名が付いていますがマメ科ではなくてヒメハギ科の植物です。
「スイートピー」に似ている花をたくさん咲かせるということと、<シェラブ(旺盛に枝を広げる性質)>に育つことで、名付けられていますが、なんともややこしい名称です。
15~20度前後の温度があれば、春~冬まで途切れなく長い間咲き続けてくれますので、面白い花姿を楽しむ鑑賞花としては重宝だと思います。
ヒメハギ科の花は両性で左右相称、蕚および花弁は普通各5枚あり、内側の蕚2枚が花弁状になる種類が多く、また花弁は下3枚が合わさり舟形になり、上2枚が小さい(またはない)花姿です。
「パトリオット」と聞けば、湾岸戦争時代にイラク軍が発射したスカッドミサイルを撃墜したことで有名になったミサイルで有名ですが、なぜ品種名に付いているのかは分かりません。
ユリ科ホスタ属の多年草で、<H.’Francee’(フランシー)>の突然変異種で、1911年<J.machen.Jr.>が作出しています。
大きな葉に乳白色の斑が入り、とても明るい雰囲気を醸し出し、春から秋にかけてきれいな模様が楽しめる観葉植物です。
名前の「ホスタ」は、オーストラリアの植物学者<N.T.Host>の名前に由来しています。
本来は海岸などに生えている【トウオオバコ(唐大葉子)】ですが、道路際に生えているのを見つけました。
オオバコ科オオバコ属の多年草で、「オオバコ」の仲間です。
「唐」と名が付いていますが、学名の末尾にも「japonica」とあるように日本在来種です。
踏みつけられても丈夫な「オオバコ」よりも全体的に大型で、葉はやや厚みがあり、葉面が立つ傾向にあります。
葉の間から、高さ40~80センチの長い花茎を数本立て、小さな白色の花を穂状花序の形態で密集させ、7~9月頃に咲かせます。
子供の頃には、丈夫な<維管束>がある茎を二つ折りにしてお互いが引っ張り合う「草相撲」で遊んだものですが、そんな遊びをしている子供たちは見かけなくなりました。
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