梅雨前後にかけて咲く<アスチルベ>ですが、花期が短いのが残念です。
ユキノシタ科チゲケサン属に分類され、球根性で毎年花を咲かせる多年草です。
東アジア・キタアメリカに約25種が分布しており、分布の中心は日本・中国・朝鮮半島で約6種が自生、別名「ショウマ(升麻)」や「アワモリソウ(泡盛草)」・「アケボノショウマ(曙升麻)」と呼ばれています。
園芸品種として、ドイツの<ゲオルク・アレンズ>が育成したのを機に色々な品種が出来てきており、日本を含む東アジアの原種が用いられていますので、ジメジメとした日本の気候風土にも合い丈夫に育ちます。
フワフワとした綿菓子のように見える独特の花は遠くから見ても良く目立ち、花色も赤・白・桃・紫と多彩で、最近人気が出てきている品種です。
多肉植物が好きな方は、色々な種類の鉢を並べられています。
そんな中、<エケベリア>の【ゴールデングロウ】と分かる鉢がありました。
バラ目ベンケイソウ科エケベリア属の植物で、中央アメリカ~メキシコを中心に約150種が自生しており、交配種・園芸品種が数多く出回っています。
エケベリア属は、鮮やかな葉が重なるようにロゼットを形成し、春秋生育型の多肉植物です。
晩春から春にかけて日によく当てると葉がきれいな赤紅色になり、また初春から夏にかけて小輪の鮮やかな花を咲かせ、一年を通して楽しめるのが魅力的です。
遠目で見たときには、花の中心部にビラビラした<副花冠>があり、星型の5弁花でしたので、 「セイロンフロンティア」 かなと思いながら近付きましたら、<フラワーブランド「武蔵」>という園芸札があり 【オキシペタラム】 だと書かれていました。
一般的に 【オキシペタラム】 の別名は(ブルースター)、和名では「ルリトウワタ(瑠璃唐綿)」からも分かりますが、多くは薄青色の花色ですが、白色や桃色もあるだけに、悩みました。
左側に見えています淡黄色の蕾の形状も、基部が長く伸びているようで、「セイロンランティア」の特徴かなともおもえます。
個人的には花姿と葉姿から「セイロンフロンティア」だと思うのですが、園芸札の置き間違いもあるだけに、どちらが正解なのかと気になるところです。
今年初めての絞り模様の 【オシロイバナ】(27) の採集から、一ヶ月が経ちました。
ようやく、あちらこちらで【オシロイバナ】が咲き始めてきました。
朝方の涼しい時に採集できればいいのですが、どうしても夕方一番に咲きだすきれいな時を撮影したいので、西日の暑さがこたえます。
株の特性もあるのだと思いますが、はっきりとした色の区別ではなく、うっすらとした模様や、斑点模様が多いように感じます。
今回の9種類で、絞り模様も合計151種類になりました。
鉢植えの中で、たくさんの花を咲かせている【イタリアンラベンダー・シュガーベリーラッフルズ】です。
シソ科ラベンダー(ラベンデュラ)属の多年草で、春先から初夏にかけてが開花時期で、桃紫色の花穂が大きく、存在感のある花姿を見せてくれます。
連続開花性で、咲いている花の茎に「次の新芽」が伸びてきますので、休むことなく花を咲かせてくれます。
咲き終えた花穂を早く切り取れば、「次の新芽」が早く開花してくれます。
写真では分かりにくいのですが、ラベンダーとして香りよりも銀白色の葉が、暑い時期には涼しさを感じさせてくれる【プラチナラベンダー・シルバーアヌーク】で、別名「ストエカスラベンダー」とも呼ばれています。
シソ科ラベンダー属の多年草で、原産地は地中海沿岸・カナリア諸島です。
フレンチラベンダー系として、美しい紫色の花が映え、ころりとした花穂がかわいらしい品種です。
開花時期は4~8月、夏の暑さにも強く、花がなくてもシルバーリーフとして一年をとして楽しめるるラベンダーです。
夏至を過ぎた頃に長さ10~15センチ程度の穂状花序を葉の付け根に咲かせる【ハンゲショウ(半夏生・半化粧)】です。
ドクダミ科ハンゲショウ属の多年生植物で、茎を折ったりしますと 「ドクダミ」 独特の匂いがあります。
高さ50~100センチの草丈で、葉は卵型で基部が心臓形の細長い形状をしています。
花穂が伸びてきますと、すぐ下に位置する葉の表面が白く変化し、虫をおびき寄せる役目を果たすのが特徴的です。
名前の由来は、<半夏生(7月2日)>頃に花を咲かせるという説と、葉の一部が白く変化することから<半化粧>とする説があり、別名「カタシロソウ(片白草)」とも呼ばれています。
鉢植えの【ホウズキ(鬼灯)】が並ぶ、浅草観音の境内に立つ「ほうずき市」は、江戸時代から毎年7月9日・10日に行われています。
ブログル仲間の<yutarou>さんが、毎年行かれているようでコメントを楽しみにしていましたが、今年は報告がなく、すっかり忘れておりました。
またこの「ほうずき市」の日に参拝をしますと、四万六千日分の功徳があるとのことで、計算しますと実に126年分です。
淡い白黄色の5弁花をやや下向きに6~7月頃に咲かせ、花の咲いた後に<蕚>の部分が発達して果実を包み込み緑色の袋状となり、8月頃から秋にかけて熟すと赤橙色に変化します。
果実はホウズキ人形や口で音を鳴らすなどの遊びで使われていましたが、素朴な遊びは、今では見かけなくなりました。
玄関先に置かれた黄橙色の「ユリ」の植木鉢が目につき、デキカメ片手になんの品種かなと近寄りましたら、【ナミアゲハ】が舞い込み、あわててシャッターを切りました。
なんとか画面の端ですが、ヒラヒラと舞っている感じが見て取れるとおもいます。
「ユリ」は、北半球の亜熱帯~亜寒帯に約100種が分布していますが、日本には約15種が自生しています。
そのうち、「ウケユリ(請百合)」「ヤマユリ(山百合)」「ササユリ(笹百合)」「イワトユリ(岩戸百合)」「タモトユリ(袂百合)」「オトメユリ(乙女百合)」の6種が、日本固有種です。
多くの「ユリ」は、横向きないし下向きに花を咲かせますが、上向きに咲かす形態は園芸品種だと思いますが、同定までは出来ませんでした。
初夏に薄紫色の花を咲かせ、秋には垂れた枝に紫色の小さな果実を多数実らせる【コムラサキ(小紫)】です。
同じ仲間に、白色の花を咲かせる 「シロミノコムラサキ」 があります。
クマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木です。
「ムラサキシキブ」とよく間違えやすいのですが、【コムラサキ】は枝が垂れ、葉の縁の全周に鋸歯がなく前半分だけに入り、葉柄と花柄が離れており、果実は固まって実ります。
花径3~4ミリほどの小さな花ですが、花姿そのままの古風な名称が似合う花です。
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