花と昆虫は切っても切れない関係ですので、先だってのように「ユリ」を写そうとしましたら、 「ナミアゲハ」 などと遭遇する機会が間々あります。
「リンドウ」 といえば秋の開花だと思っていましたが、紫色のきれいな花を見つけ撮影しようとしましたら、一匹の「蠅」と遭遇、タイトルはまだ取り上げていない<ニクバエ(肉蠅)>にしました。
ハエ目(双翅目)ニクバエ科に属し、ヤドリニクバエ亜科とニクバエ亜科の2亜科を合わせて日本には100種以上が確認されています。衛生害虫として「ニクバエ科」の「蠅」は研究が進んでいる分野で、まだまだ新種の発見の可能性が残っています。
イエバエ科の「イエバエ」も胸部背に黒い縦筋がありますが、「イエバエ」は縞模様が4本で、本種は3本と奇数で見分けがつきますが、1/100種類までの同定は出来ませんでした。
夏に小さな6弁花を花茎に沿って穂状にたくさん咲かせ、その頂点に小さな葉がたくさん付く姿が、パイナップルに似ていますので、別名「パイナップルリリー」と呼ばれています。
ユリ科ユーコミス属の球根植物で、原産地は南アフリカを中心に11種ばかりが分布しています。
属名のユウコミスはギリイア語で、「美しい頭の毛」という意味で、花茎の蝶点に小さな葉がたくさん付いている形状に由来しています。
花色は白色や淡い緑色、黄色などがあり、性質が非常に丈夫なために公園などの公共の場所によく植えられていました。
有名な<さかたのタネ>では、「野放し球根」と呼ばれ、地植えで植えっぱなしでも世話することなくよく育つ品種が出回っています。
青紫色の美しい可憐な花を咲かせる野生の蘭でしたが、もはや自生種は少なくなっているようです。
ラン科シラン属の多年草で、割と育てやすい花ですので、園芸品的に楽しまれている方も多い花です。
その【シラン(紫蘭)】の花後に、長さ5センチ弱の青い「実」が出来ていました。
春先になりますと地表から芽を出し、葉の長さは20~30センチ程度、花茎は葉とほぼ同じに成長してゆきますが、葉よりも長く伸びて先端に花を咲かせますが、蜜はありません。
【シラン】のタネは1.6ミリ程の細長い形で、ホコリのように軽いので、<ダストシード>と呼ばれています。
タネは小さいので成長する確率は低いため、実の中にはたくさんのタネが詰まっており、秋頃に茶褐色に熟しますとホコリのようなタネを飛び散らせて子孫を増やしてゆきます。
朝方の 「ノキシノブ」の成長観察記録(7) で、(安庵)の号にて拙い川柳を載せましたので、今宵は久し振りに【安庵】さんに顔出しです。
いつもL字型のカウンターのみじか手に座るのですが、今宵きれいな【コチョウラン(胡蝶蘭)】が目の前に飾られており、お客さんからのプレゼントだと教えていただきました。
美人ママさんですから、お客さんも喜んでプレゼントされたんだとおもいます。
日本では「胡蝶蘭」と花姿を「蝶」に見立てていますが、属名の「ファレノプシス」はギリシア語で、「ファライン(蛾)」と「オプシス(~のような)」の2語からなり、花姿を「蛾」に見立てています。
属名の由来を教えてあげようかなとおもいましたが、今おられるお客さんからのプレゼントかもしれず、今宵の肴を何にしようかと黙ってメニューを眺めておりました。
【ノキシノブ(軒忍)】の成長観察記録の報告も(7)回目になり、半年経ちました。
5月までは、毎月一枚ずつ新しい芽が出て伸びてきていましたが、今回は6月の状態のままで、成長の変化はありませんでした。
一般的に気温が高くなれば植物にとってはいい環境だと考えるのですが、【ノキシノブ】にとってはありがたくない環境なのか、前回の水苔を足した悪影響が出ているのか、判断が付きません。
また8月も気長に、成長の観察を続けたいと思います。
< 枯れもせず 伸びもせずに 一ヶ月 > (安庵)
2週間ほど前に 【シェフレラ】の花 を紹介しましたが、かわいい「実」が出来ている姿と遭遇いたしました。
台湾・中国南部を原産とする常緑性の樹木で、大きいモノは樹高10メートルを超えて成長します。
正式な和名は「ヤドリフカノキ」ですが、あまり耳にすることはなく、一般的には「カポック」や「ホンコンカポック」という名称(誤用ですが)で呼ばれています。
5ミリほどの黄色い実ですが、まだ途中の段階で、これから熟してきますと赤色に変化してゆきます。
赤く熟した姿、撮影できる機会があればいいなと眺めておりました。
以前街角で見つけた【オリーブ】の樹に、 小さな実が実のっているのを紹介しました。
偶然同じ道を通ることがあり、「そうだそうだ」と 実ができていた【オリーブ】 の樹を確かめに出向きましたら、長さ2センチほどに成長していました。
枝先にポツリポツリト大きな実が出来ており、暑い日差しの中、きりりと冷えた「ドライマティニー」に添えられた【オリーブ】の実が頭に浮かんできました。
樹高2メートルほどの大きさですが、結構な数の実、この後どうなるのかと、気になるところです。
梅雨前後にかけて咲く<アスチルベ>ですが、花期が短いのが残念です。
ユキノシタ科チゲケサン属に分類され、球根性で毎年花を咲かせる多年草です。
東アジア・キタアメリカに約25種が分布しており、分布の中心は日本・中国・朝鮮半島で約6種が自生、別名「ショウマ(升麻)」や「アワモリソウ(泡盛草)」・「アケボノショウマ(曙升麻)」と呼ばれています。
園芸品種として、ドイツの<ゲオルク・アレンズ>が育成したのを機に色々な品種が出来てきており、日本を含む東アジアの原種が用いられていますので、ジメジメとした日本の気候風土にも合い丈夫に育ちます。
フワフワとした綿菓子のように見える独特の花は遠くから見ても良く目立ち、花色も赤・白・桃・紫と多彩で、最近人気が出てきている品種です。
多肉植物が好きな方は、色々な種類の鉢を並べられています。
そんな中、<エケベリア>の【ゴールデングロウ】と分かる鉢がありました。
バラ目ベンケイソウ科エケベリア属の植物で、中央アメリカ~メキシコを中心に約150種が自生しており、交配種・園芸品種が数多く出回っています。
エケベリア属は、鮮やかな葉が重なるようにロゼットを形成し、春秋生育型の多肉植物です。
晩春から春にかけて日によく当てると葉がきれいな赤紅色になり、また初春から夏にかけて小輪の鮮やかな花を咲かせ、一年を通して楽しめるのが魅力的です。
遠目で見たときには、花の中心部にビラビラした<副花冠>があり、星型の5弁花でしたので、 「セイロンフロンティア」 かなと思いながら近付きましたら、<フラワーブランド「武蔵」>という園芸札があり 【オキシペタラム】 だと書かれていました。
一般的に 【オキシペタラム】 の別名は(ブルースター)、和名では「ルリトウワタ(瑠璃唐綿)」からも分かりますが、多くは薄青色の花色ですが、白色や桃色もあるだけに、悩みました。
左側に見えています淡黄色の蕾の形状も、基部が長く伸びているようで、「セイロンランティア」の特徴かなともおもえます。
個人的には花姿と葉姿から「セイロンフロンティア」だと思うのですが、園芸札の置き間違いもあるだけに、どちらが正解なのかと気になるところです。
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