30日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前引けは前週末比527円67銭(1.97%)高の2万7309円35銭でした。
米国のインフレ加速への懸念がいったん和らいだことで、前週末の米株式相場は大幅に上昇しており、投資家が運用リスクをとる姿勢が朝方から優勢となり、東京市場でもグロース(成長)株や景気敏感株など幅広い物色につながっています。
一方で、利益確定売りや戻り待ちの売りも出ており、上値追いには一服感も出ています。
終値は大幅続伸し、前週末比587円75銭(2.19%)高の2万7369円43銭で取引を終えています。一時610円越高の「2万7401円24銭」の高値を付け、(4月21日)の終値「2万7553円06銭」以来約1カ月ぶりの高値となっています。
27日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は6日続伸で始まりました。
朝方発表の米物価指標の伸び率が鈍化しています。過度なインフレ加速への懸念が和らぎ、消費関連株を中心に買いが先行しました。一方、ダウ平均株価は前日までの5日続伸で1300ドルあまり上昇しており、週末を控え利益確定を目的とした売りが出やすくなっています。
4月の米個人消費支出(PCE)物価指数で、変動が激しい食品とエネルギーを除くコア指数は前年同月比(4.9%上昇)と前月(5.2%上昇)から低下し、市場予想と一致しています。前月比でも(0.3%)上昇と市場予想と同じで、インフレがピークアウトしたとの見方を後押しする数値です。ロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギー価格高騰などが一服、2020年11月以来約1年半ぶりに減速しています。
同物価指数は米連邦準備理事会(FRB)が物価指標として重視しています。インフレ率の伸びが鈍れば、今秋以降の金融引き締めペースが鈍化するとみられています。長期金利は(2.72%)前後と前日終値(2.75%)を下回っています。
終値は6日続伸、前日比575ドル77セント(1.76%)高の3万3212ドル96セントで取引を終えています。
27日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比、前日比168円00銭(0.63%)高の2万6772円84銭で前場をおえています
前日の米株式相場の上昇の流れを受け、買いが優勢でしたが、朝方に節目の2万7000円に接近した後は、戻り待ちの売りに押されて次第に上げ幅を縮小しています。
前日の米株式市場では小売りの一角や、半導体関連の上昇が目立ちました。東京市場でも東エレクやアドテストなどが買い戻され、相場のけん引役になりました。業種別では海運株が大幅高となり、医薬品株は利益確定売りに押され、相場の重荷になりました。
週末とあって様子見ムードも広がりやすく、午後は膠着した相場展開となり、終値は4営業日ぶりに反発し、前日比176円84銭(0.66%)高の2万6781円68銭で取引を終えています。
26日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は5日続伸して始まりました。
前日午後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は市場の想定内の内容と受け止められ、無難に通過したことに伴う買いが続いています。小売企業が市場予想を上回る四半期決算を相次いで発表し、消費関連銘柄が上昇しました。
米連邦準備理事会(FRB)が発表した5月3~4日開催分の議事要旨では、委員らが「今後数回の会合で通常の2倍の0.5%の利上げが適切になる」との認識で一致しています。市場では金融引き締めに積極的な「タカ派」姿勢をより強めるとの警戒感が出ていただけに、想定の範囲内の内容だったのを受け、幅広い銘柄に見直し買いが入っています。
ダウ平均株価は取引終了にかけ強含み、上げ幅を600ドル超「3万2774ドル14セント」をつける場面もありました。5月に入ってからの相場下落で、月末にかけ年金基金の資産配分見直しに伴う買いが入るとの観測もあり、買いを後押ししています。
終値は、前日比516ドル91セント(1.61%)高の3万2637ドル19セントで取引を終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比305.909ポイント高の1万1740.650で終えています。
26日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反発し、前日比7円91銭(0.03%)高の2万6685円71銭で終えています。
前日の米株高を背景に、主力銘柄に買いが入りました。上げ幅が一時200円を超え高値「2万6898円75銭」を付けたものの、値がさの半導体関連銘柄が売られたことで日経平均を押し下げています。
25日公表の5月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は市場が想定した内容にとどまったと受け止めら、同日の米株式市場では割安感や値ごろ感が出たとみられた銘柄に買いが入っています。東京市場でもこの流れを引き継ぎ、幅広い銘柄の買いにつながりました。経済活動の再開に向けた動きも引き続き支えとなりましたが、主力銘柄には戻り待ちの売りが出やすく、次第に値を下げています。
終値は小幅に3日続落し、前日比72円96銭(0.27%)安の2万6604円84銭で取引を終えています。
25日の米株式相場でダウ工業株30種平均株価はもみ合いで始まりました。
午後に公表される5月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を見極めたい投資家が多く、相場の方向感は見定まりません。
米連邦準備理事会(FRB)は5月の(FOMC)で通常の2倍となる(0.5%)の利上げと保有資産の圧縮開始を決めています。今後の利上げぺースを占ううえで、議論の中身を確認し、動向を確かめたい流れでした。
米連邦準備理事会(FRB)が午後に公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は市場の想定内の内容と受け止められました。注目されたイベントを無難に通過し、割安感や値ごろ感に着目した買いが優勢になりました。
終値は4日続伸し、前日比191ドル66セント(0.60%)高の3万2120ドル28セントで取引を終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、前日比170.293ポイント高の1万1434.741で終えています。
25日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅続落し、前引けは前日比35円06銭(0.13%)安の2万6713円08銭でした。
前日の米株式市場でハイテク株に売りが広がったのが相場の重荷となりましたが、下値では押し目買いも入っています。
前日の米株式市場でハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が(2.3%)超下げ年初来安値を更新したのを受け、東京市場でもハイテク株の一角に売りが出ました。指数寄与度の大きい値がさ株も含まれ、日経平均の下げ幅は一時170円を超え「2万6578円03銭」の安値をつけています。
しかし、売り一巡後は下げ幅を縮小し、日経平均は前日終値近辺まで値を戻す場面が出ています。
終値は小幅続落し、前日比70円34銭(0.26%)安の2万6677円80銭で取引を終えています。
24日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3営業日ぶりに反落して始まりました。インターネット広告収入の減少など業績悪化懸念からハイテク株が売られ、消費関連銘柄にも売りが波及しました。
SNS(交流サイト)のスナップが23日夕、2022年4~6月期の業績が会社予想を下回る見通しだと発表しています。マクロ経済環境の悪化を理由に挙げており、インフレや景気減速でネット広告収入が打撃を受けているとの見方が広がっています。スナップ株は一時4割安となり、広告収入に依存するSNSのメタプラットフォームズとネット検索のアルファベットも大幅安になっています。
ダウ平均の構成銘柄でもハイテク株が売られ、顧客情報管理のセールスフォースとスマートフォンのアップルが安く、インフレが消費を冷やすとの見方から、映画・娯楽のウォルト・ディズニーやクレジットカードのビザなど消費関連銘柄も下げています。
午前中に下げ幅は一時500ドルを超え「3万1365ドル59セント」の安値を付けています。ただ、前週までハイテク株や景気敏感株と同じように売られてきたディフェンシブ株には下げ過ぎとみた買いが入りました。ダウ平均株価は午後に下げ渋り、引け間際にプラスに転じています。
終値は小幅に3日続伸し、前日比48ドル38セント(0.15%)高の3万1928ドル62セントで取引を終えています。
ハイテク株が多いナスダック総合株価指数は反落した。前日比270.827ポイント(2.3%)安の1万1264.448で終え、年初来安値を更新しています。
24日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比138円19銭(0.51%)安の2万6863円33銭で前場を終えています。
米株価指数先物が日本時間同日午前の取引で軟調に推移し、また、24日のアジア株式市場では、中国・上海株や香港株が下落しており、日本株の重荷となりました。
主力の値がさ株の一部が下落し、指数を下押しした面もあります。下げ幅は一時260円を超え取引時間中の安値「2万6736円01銭」を付ける場面がありました。
終値は3営業日ぶりに反落し、前日比253円38銭(0.94%)安の2万6748円14銭で取引を終えています。
23日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸して始まりました。
前週はインフレが企業収益を圧迫するとの懸念が高まり、前週まで8週連続で下落し、その間の下落幅は3600ドル近くに達しています。割安感や値ごろ感に着目した銘柄が相場を押し上げました。
<バイデン米大統領>が23日、中国製品に課している制裁関税の引き下げを「検討している」と述べたのも、インフレの抑制や米中貿易の拡大につながるとみた買いを誘いました。
終値は続伸し、前週末比618ドル34セント(2.0%)高の3万1880ドル24セントで取引を終えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反発し、前週末比180.658ポイント(1.6%)高の1万1535.275で終えています。
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