2日午前の東京外国為替市場の円相場は対ドルで上昇し、一時、6月上旬以来、約2カ月ぶりの円高ドル安水準となる「1ドル=130円60銭近辺を付けています。 米国の景気後退懸念が意識されて米長期金利が低下。日米の金利差が縮小するとの見方から円買いドル売りが先行しました。 アジア歴訪中のペロシ米下院議長が台湾を訪問するとの一部報道も材料視されています。米中の対立が先鋭化するとの警戒感が高まり、リスク回避を目的に相対的に安全な資産とされる円を買う動きが広がりました。