<燃え殻>原作のベストセラー小説『ボクたちはみんな大人になれなかった』(2017年6月30日・新潮社刊)を<高田亮>が脚本を手がけ、<森義仁>が監督デビュー作品として兵庫県神戸市出身の<森山未來>(37)を主演に据えた、『ボクたちはみんな大人になれなかった』が11月5日よりNetflix配信開始と劇場公開に合わせ、より深く作品世界に溶け込めるスピンオフフォトブック『「海行きたいね」と彼女は言った』が発売されています。
描かれるのは主人公ボク=「佐藤」が<伊藤沙莉>演じる恋人「かおり」と過ごした、1996年・横浜でのある一日。
「だいぶ昔のことだからうろ覚えだけど、その日は、なんでか、全部がよかった」
伊勢佐木長者町駅前で待ち合わせ、黄金町の映画館ジャック&ベティに向かったけれど、「鈴木清順特集」は来週からでした。大岡川の川沿い、石川町の坂、古い喫茶店、夕方の山下公園。
お目当ての映画もやっていないし、豪華な一軒家には住めそうにないし、喫茶店のケーキは冷凍だったけれど、「かおり」は「なんか、今日はついてるね」と笑った。
もうどこにもいないあの日の彼女との日々を、書き下ろし脚本と、いま注目の写真家<木村和平>の撮り下ろし写真70点以上で綴っています。
さらに、<燃え殻>による書き下ろしエッセイ2編も収録されています。
2012年に発表された<湊かなえ>の小説『母性』が、映画化されます。ある女子高校生の遺体が見つかったことに端を発した、「母と娘」をめぐるミステリーです。
監督は、『ストロボ・エッジ』(2015年)、『ナミヤ雑貨店の奇跡』(2017年)、Netflix作品『彼女』(2021年)など、数多くの映画を手がけてきた<廣木隆一>が務め、2022年秋公開予定になっています。
今回、発表されたのは原作と監督のみ。映像化された<湊かなえ>作品の主演といえば、映画では『告白』(2010年)の<松たか子>、『北のカナリアたち』(2012年)の<吉永小百合>、『白ゆき姫殺人事件』(2014年)の<井上真央>、ドラマでは『夜行観覧車』(2013年)の<鈴木京香>、『Nのために』(2014年)の<榮倉奈々>など、そうそうたる俳優陣が主演に名前を連ねてきています。
本作『母性』の〈母と娘〉の配役も注目したい映画です。
フランスの俳優、<イザベル・ユペール>さんが、コンペ部門の審査委員長を務めた第34回東京国際映画祭のクロージングセレモニーが8日、東京「TOHOシネマズ 日比谷」で行われで行われ、コンペティション部門の最高賞の東京グランプリに、男性優位の環境に抵抗する女性を描くコソボなどの合作映画『ヴェラは海の夢を見る』(監督:カルトリナ・クラスニチ)が選ばれています。
一般客の投票で選ばれる観客賞は、日本の<池松壮亮>と<伊藤沙莉>のダブル主演作『ちょっと思い出しただけ』(監督:松居大悟)が受賞しています。
審査委員特別賞は、組織犯罪に巻き込まれた娘を捜す女性を捉えた『市民』が受賞しています。監督の<テオドラ・アナ・ミハイ>にとって制作に7年を要した思い入れのある作品だそうで、彼女は「デリケートでタイムリーなメキシコの問題を描きました。皆さんにこの国の問題を知って議論していただくことが大切だと思います」とビデオメッセージの中で語っています。
そして最優秀監督賞は『ある詩人』の<ダルジャン・オミルバエフ>、最優秀女優賞は『もうひとりのトム』の<フリア・チャべス>、最優秀男優賞は『四つの壁』の<アミル・アガエイ>、<ファティヒ・アル>、<バルシュ・ユルドゥズ>、<オヌル・ブルドゥ>がそれぞれ受賞しました。
本日<13:00(~14:45)>より「NHK BSプレミアム」にて、1997年11月8日より公開されました脚本家<三谷幸喜>の映画監督デビュー作『ラヂオの時間』が放映されます。
来年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の放送が控えています、『警部補 古畑任三郎』などで知られる人気脚本家、<三谷幸喜>初監督によるコメディ映画です。<三谷幸喜>がかつて主宰していた劇団「東京サンシャインボーイズ」の同名劇をもとに、ラジオ局内で繰り広げられるドタバタ劇を、スピーディなカメラワークやストーリー展開、ツボを突いた笑いなどを交え、コミカルに描きます。
生放送のラジオドラマを控え、緊張気味のスタジオ。初めて書いた脚本が採用された主婦の「鈴木みやこ」も、直前のリハーサルを見学していました。そんな中、突然主演の人気女優「千本のっこ」が設定を変えたいと文句を言い始める。困り果てたプロデューサーは、「みやこ」に脚本の書き直しを依頼。だが他の出演者も口々に不満を漏らしはじめ、メロドラマだった物語は次第にアクションへと変貌してゆきます。
「ディレクター」に<唐沢寿明>、「鈴木みやこ」<鈴木京香>、「プロヂューサー」に<西村邦彦>、「千本のっこ」に<戸田恵子>、<細川俊之>、<井上順>、<布施明>が共演しています。
『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』などで知られるドキュメンタリーの巨匠<フレデリック・ワイズマン>が、自身の生まれ故郷であるマサチューセッツ州ボストンの市役所と街の姿を捉えたドキュメンタリー『ボストン市庁舎』が、2021年11月12日より全国で公開されます。
竣工された1960年代当時のモダニズムの代表建築として知られるボストン市庁舎は、<カルマン・マキンネル&ノウルズ>設計により〈市民がアクセスしやすいオープンな場所になるように〉と広場を中心にデザインされています。それを象徴するように、ポスター下部には、映画の最も象徴的な人物である<マーティ・ウォルシュ市長>と職員らが、市民と向き合うように配されています。
多様な人種と文化が共存する大都市ボストン。カメラは市庁舎の中へ入り込み、市役所の人々とともに街のあちこちへと繰り出します。警察、消防、保健衛生、高齢者支援、出生、結婚、死亡記録、ホームレスの人々の支援、同性婚の承認など数百種類ものサービスを提供する市役所の仕事の舞台裏、そして市民の幸せのために奮闘する市長<マーティ・ウォルシュ>と市役所職員たちの姿を映し出します。
山形国際ドキュメンタリー映画祭2021インターナショナル・コンペティション部門優秀賞受賞作品です。
『96時間』シリーズの<リーアム・ニーソン>が主演を務め、地下に閉じ込められた26人の命を救うため巨大トラックで危険な氷の道を走り抜けるドライバーの戦いを描いた『アイス・ロード』が、2021年11月12日より全国で公開されます。
カナダのダイヤモンド鉱山で爆発事故が起こり、作業員26人が地下に閉じ込められます。事故現場に充満したガスを抜くための30トンもの救出装置をトラックで運ぶため、4人の凄腕ドライバーが集められます。
鉱山への最短ルートは厚さ80センチの氷の道「アイス・ロード」で、スピードが速すぎれば衝撃で、遅すぎれば重量で、氷が割れて水に沈んでしまいます。地下の酸素が尽きる30時間以内に装置を届けるべく、命がけでトラックを走らせる彼らでしたが、事故には危険な陰謀が隠されていました。
共演に<ローレンス・フィッシュバーン>、<ベンジャミン・ウォーカー>が名を連ね、『アルマゲドン』などの脚本家<ジョナサン・ヘンズリー>が監督・脚本を手がけています。
<城田優> <生田絵梨花>
<古沢良太>が脚本、<田中亮>が監督を務める『コンフィデンスマンJP 英雄編』は、2022年1月14日より全国で公開されますが、キャストとして、<城田優>(35)と<生田絵梨花>(24)が公表されています。
『コンフィデンスマンJP 英雄編』は、<長澤まさみ>(34)、<東出昌大>(33)、<小日向文世>(67)が共演する第1作目の『コンフィデンスマンJP』(2019年・監督:田中亮)、第2作目の『コンフィデンスマンJP プリンセス編』(2020年・監督:田中亮)に次ぐ劇場版シリーズ第3弾となります。
地中海に浮かぶマルタ島の首都・ヴァレッタで、コンフィデンスマン(信用詐欺師)トリオである「ダー子」、「ボクちゃん」、「リチャード」がコンゲームを繰り広げるさまが描かれます。
<城田優>は危険な密輸貿易により若くして莫大な財を成し引退したスペインのマフィア、「ジェラール・ゴンザレス」役で参加。スペインにルーツを持つ<城田優>は、英語とスペイン語だけで役を演じます。
<生田絵梨花>は「ゴンザレス」の内縁の妻である魔性の女「畠山麗奈」役でキャスティングされました。劇場版1作目では<織田梨沙>演じる「モナコ」、2作目では<関水渚>演じる「コックリ」が影のヒロイン〈コンフィガール〉として登場しましたが、今作では「畠山麗奈」がそのポジションを担うこととなります。
また今回「ダー子」たちが狙うのは、「ゴンザレス」が所有する史上最高のお宝〈踊るビーナス〉です。劇中では、行方不明とされていた幻の古代ギリシャ彫刻をめぐってだまし合いが巻き起こります。
本日<13:00(~2:54)>より「NHK BSプレミアム」にて、1993年アメリカ製作の『原題:Cliffhanger』が、邦題『クリフハンガー』として1993年12月4日より公開されました作品の放送があります。
監督・製作は『ダイ・ハード2』の<レニー・ハーリン>が務めています。脚本は<ジョン・ロング>の原案を元に、本作でデビューの<マイケル・フランス>と主演の<シルヴェスター・スタローン>が執筆しています。
雪のロッキー山中を舞台に、紛失した1億ドルの現金を手中にせんとする武装強盗団と山岳救助隊員の戦いを描いています。ある日、ロッキー山脈からSOSが入ります。山岳救助隊員がひとりで救出に向いますが、それは雪山に散った3個の現金入りのトランクを回収するために武装強盗団が張った罠でした。舞台設定をフルに活かしきった垂直状況のアクション・シーンは実際に4千メートルの標高イタリア・ドロミテ山脈で撮影されています。
主演は『オスカー(1991)』・『刑事ジョー ママにお手あげ』とコメディが続いていましが、久々にアクションに復帰した<シルヴェスター・スタローン>。共演は、<ジョン・リスゴー>、<マイケル・ルーカー>、<ジャニン・ターナー>、<ポール・ウィンフィールド>が名を連ねています。
大ヒットミュージカル『イン・ザ・ハイツ』・『ハミルトン』などの原作者として作詞や作曲なども手がけ、ディズニーアニメ『モアナと伝説の海』では音楽を担当するなど、現代ミュージカル界を代表する才能として知られる<リン=マニュエル・ミランダ>が長編映画初監督を務めた『tick, tick...Boom!チック チック …ブーン!』が、2021年11月12日より公開されます。
名作ミュージカル『RENT レント』を生んだ作曲家<ジョナサン・ラーソン>の自伝ミュージカルを映画化しています。
1990年のニューヨーク。食堂のウェイターとして働きながらミュージカル作曲家としての成功を夢見る「ジョナサン」は、オリジナルのロックミュージカルの楽曲を書いては直しを繰り返していました。もうすぐ30歳を迎え、これまでともに夢を見てきた仲間たちも現実に目を向け始め、焦りを覚える「ジョナサン」でした。
自分の夢に価値はあるのか、時間を無駄にしているだけではないかと自らに問いかけながらも、時だけが過ぎていきます。
『アメイジング・スパイダーマン』・『ハクソー・リッジ』の<アンドリュー・ガーフィールド>が主人公「ジョナサン」役を演じ、第94回アカデミーで主演男優賞にノミネートされています。Netflixで2021年11月19日から配信されますが、先行して一部劇場で公開される作品です。
戦国時代の名将<武田信玄>の父で、甲府を開いた<武田信虎>の晩年を描いた時代劇『信虎』が、2021年11月12日より全国で公開されます。
「武田信虎入道」は息子「信玄」に甲斐を追放され、駿河を経て京で「足利将軍」に仕えていました。追放より30年が過ぎた元亀4年、80歳になった「信虎」は、「信玄」が危篤に陥っていることを知ります。武田家での復権を目指し甲斐へと向かう「信虎」でしたが、新たな当主「勝頼」とその寵臣に阻まれてしまいます。
やがて武田家存続こそが自らの使命であると悟った「信虎」は、「織田信長」との決戦にはやる「勝頼」の暴走を止めるべく知略を巡らせます。
<寺田農>が主演の「信虎」に扮し、信虎の娘・「お直」を<谷村美月>が演じ、<矢野聖人>、<荒井敦史>、<榎木孝明>、<永島敏行>、<渡辺裕之>、<隆大介>、<石垣佑磨>、<杉浦太陽>、<葛山信吾>、<嘉門タツオ>、<左伴彩佳>(AKB48)、<柏原収史>がキャストに名を連ねています。
『デスノート』・『平成ガメラ』シリーズの<金子修介>が監督を務め、<黒澤明>監督作や<今村昌平>監督作で知られる<池辺晋一郎>が音楽を担当しています。
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