1日、日本ハムは<斎藤佑樹>投手が現役を引退すると発表しています。
早実では1年夏からベンチ入りし、甲子園では2006年春に8強。同年夏は<田中将大>(楽天)率いる駒大苫小牧と決勝で対し、延長15回で決着つかず引き分け再試合に。翌日の再試合でも先発し優勝に導きました。この大会では、ともに大会史上最多の69イニング、948球を投げ「ハンカチ王子」の愛称で人気を集めました。
早実卒業後、早大に進み東京六大学史上6人目となる通算30勝(15敗)、300奪三振を達成するなど活躍しました。早大を経て2011年日本ハム入団。プロでは右肩と右肘の故障もあり、プロ生活11年で88試合に登板し15勝26敗、防御率4.34の成績でした。
ドラフト1位で早大から日本ハム入団。1年目は球宴に出場するなど19試合に登板し6勝6敗の成績でした。翌2012年には開幕投手も務めましたが、ここ2年は1軍登板がなく、昨オフには右肘の靭帯を断裂していることが判明。今季途中に2軍で実戦復帰し11試合で3勝1敗、防御率5.63という数字でした。
30日18:01、観客数11409人の「阪神甲子園球場」にて「阪神ー広島」21回戦が行われ、阪神は「4-5」で負け、5位広島に同一カード3連敗を喫し、対戦成績も阪神10勝11敗と負け越してしまいました。
阪神は初回、<近本光司>、<中野拓夢>の連打から好機をつくり、4番<大山悠輔>の適時打で先制に成功。1死満塁から<サンズ>の中犠飛で2点目を奪っています。
阪神先発<西勇輝>投手(5勝9敗)が<鈴木誠>に2回31号ソロを左翼席に、4回32号バックスクリーンへ逆転2ランの2発を浴びるなどして7回途中97球7安打7奪三振の4失点(自責点4)で降板、2番手<及川雅貴>に引き継ぎました。
その後、2番手<及川雅貴>が代打<会沢>に右犠飛を許して勝ち越されましたが、その裏、<マルテ>の同点打で<西勇輝>の負けが消えました。阪神は同点で迎えた8回、3番手<岩崎優>投手(30)が<小園>に4号ソロを浴びて「4-5」と逆転されてしまいました。
朗報は、<佐藤輝明>に代わり「7番・右翼」でスタメン出場した<小野寺暖>(23・背番号97)が、1点を追う4回に球団の育成ドラフト指名選手で初アーチとなるプロ1号を放っています。ウエスタン・リーグで首位打者(打率)と出塁率など2冠を獲得した苦労人の一発は今後の活躍が期待できそうです。
29日18:02、観客数12747人の「阪神甲子園球場で、対広島20回戦が行われ、阪神は「2-8」の完敗でした。対戦成績はこのカード2連敗で10勝10敗の5分となっています。
阪神は先発<青柳晃洋>投手(27)が5回79球4安打(2本塁打)の3失点で5敗目(10勝)を喫しています。
打線は4回、2点差に迫り、なおも1死一、二塁では<糸井嘉男>が一直。<サンズ>が遊飛で追加点が取れません。1点を追いかける6回1死満塁では、<梅野隆太郎>が一邪飛。代打<原口文仁>が中飛に倒れています。
7回は2死満塁で<糸井嘉男>が空振り三振。何度もの絶好機で得点を奪えませんでした。
8回に<岩貞祐太>が炎上。突き放されました。
また5回無死三塁に<青柳晃洋>の代打で登場した<佐藤輝明>(22)は先発<九里>に左飛に打ち取られ、「54打席連続無安打」の不名誉な記録を残しています。
29日、阪神甲子園球場での対広島20回戦、今月23日に1軍再昇格後、6戦目で初めてベンチスタートとなった阪神<佐藤輝明>は5回無死三塁で代打として登場。カウント「1ー0」から<九里>の直球に詰まらされ、浅い左飛に打ち取られました。
8月21日中日戦の第4打席で放った中前打を最後に、18試合で安打を打つことなく、前日28日の広島戦でも3打数無安打。これで54打席連続無安打(打率は・244)となり、1948年の<下社邦男>(金星)、1993年の<トーベ>(オリックス)の53打席ノーヒットを超え、2リーグ制以降の両リーグ野手ワースト記録を更新しています。
1964年の<嵯峨健四郎>(東映)の77打席ノーヒットが投手も含めたワースト記録となっています。
先発<青柳晃洋>の代打で登場した<佐藤輝明>は、6回に2番手投手の<及川雅貴>と交代し、1打席でベンチに退いています。
28日18:01、観客数1万2628人の阪神甲子園球場での対広島19回戦、阪神は2安打のみで「0-2」と完封負けを喫し、対戦成績は10勝9敗となっています。
阪神打線が先発<床田>を打ち崩せず、痛恨の黒星で、首位ヤクルトはDeNAに「4-0」で勝ち、ゲーム差は1と広がりました。
先制のチャンスは2回、<大山悠輔>が四球、<糸原健斗>の右安で、無死一、二塁の好機にこの日34歳の誕生日の<サンズ>は左飛、<佐藤輝明>は51打数無安打となる三振、続く<梅野隆太郎>も三振でした。
6回に<近本光司>の右安、<中野拓夢>の犠打と<マルテ>の死球で1死一、三塁の好機を作りながら、<大山悠輔>が平凡な投ゴロ。<糸原健斗>は力のない弾道の低い投直に倒れています。
7番で出場した<佐藤輝明>は3打数無安打2三振。ついに野手のワースト記録となる1993年<トーベ>(オリックス)の53打席連続無安打に並び、28年ぶりにNPB野手ワースト記録に名を刻んでしまいました。
先発<秋山拓巳>は7回98球6安打9奪三振2失点(自責点2)で降板しています。4回1死から<鈴木誠>に先制の30号ソロを被弾。5回は無死二塁で、<マルテ>が<床田>の犠打を一塁へ悪送球。無死一、三塁と好機が拡大し、<上本>に犠飛を打たれ2失点目でした。打線の援護がなく6敗目(10勝)となっています。
背番号「21」の<岩田稔>投手(37)が戦力外通告を受けている報道が出ていますが、今度は<中田賢一>投手(39)が、<桑原謙太郎>投手に続き今季限りで引退を表明、近日中に引退会見が行われる予定です。
<中田賢一>は、2019年オフに無償トレードでソフトバンクから阪神に移籍。先発の一角として期待されましたが、3試合に先発し0勝2敗に終わっていました。オフには減額制限を超える50%減の年俸1750万円でサイン。「なんとか、こうやって残していただいた。先発、中継ぎ、自分の中ではこだわらず、行けと言われたところで、喜んで行きます」と不退転の決意で今季挑んでいました。
高知・安芸での2軍キャンプ、投内連携プレーの練習中に左ふくらはぎを痛め、出遅れましたが、その後はイニング数を伸ばし、4月18日の2軍広島戦(鳴尾浜)で今季初先発。その後は1軍の先発のバックアップ要員として、先発で投げ続けましたが1軍登録には至りませんでした。
2軍がウエスタン・リーグ優勝を決めた9月24日オリックス戦(甲子園)で先発し3回2/3、54球、4安打、3失点で降板。これが公式戦での最後の投球となりました。
北九州市大から2004年ドラフト2巡目で中日に入団。2013年オフにFAでソフトバンクに移籍。2018年には史上136人目の通算100勝を挙げています。先発、中継ぎで通算297試合に登板。100勝79敗1セーブ、16ホールド、防御率3・75。剛球で真っ向勝負してきた右腕が背番号「20」のユニホームを脱ぎます。
27日、阪神球団が<岩田稔投手>(37)を来季の戦力構想から外したことが報道されています。
<岩田稔>は関大を経て2005年大学・社会人ドラフト希望枠で入団。大阪桐蔭高2年冬に発症した1型糖尿病と闘いながら、3年目の2008年に10勝をマーク。同年以降は左肘手術などの故障も乗り越え、長年にわたって先発ローテを支えてきました。ここまで通算200試合登板で60勝82敗、防御率3・38の成績を残しています。ただ、ここ数年は若手投手の台頭もあり、昨季は5試合登板にとどまっていました。
プロ16年目の今季は1月上旬に新型コロナウイルスに感染。6月には中継ぎに転向し、7月の1軍昇格時には3試合に登板して防御率0・00と好投でした。ウエスタン・リーグでは17試合登板で4勝1敗、防御率1・97。後半戦はここまで1軍昇格の機会はありませんが、ウエスタン・リーグ優勝が決まった24日のオリックス戦では1点リードの4回2死一、三塁のピンチで先発<中田賢一>から引き継ぎ登板し、わずか1球で<岡崎>を三邪飛に抑えていました。
球団は近日中に<岩田稔>と今後について話し合いの場を持つようです。生え抜き左腕は他球団での現役続行を目指すのか、背番号「21」のユニフォームを脱いで引退を決意するのか。気になる報道です。
26日14:00、観客数17624人の「東京ドーム」で行われました「巨人ー阪神」22回戦、阪神が「4-3」で勝ち、ナイターのヤクルトが中日に負ければ首位に返り咲きます。
先制点は阪神が奪いました。3回2死から4番・<大山悠輔>が先発<山口>の初球を振りぬき、打球は左翼席上の「一番搾り」の看板に直撃(100万円の懸賞)する豪快な17号ソロで先制しました。
1点リードの5回には、2死満塁から<糸井嘉男>が3番手<鍵谷>の直球を狙い澄ましたかのように振り抜いた打球は鮮やかに一塁線を突破。走者一掃の3点適時二塁打で追加点を奪い「4-0」としました。
先発の<ガンケル>は6回81球4安打3奪三振1失点(自責点1)と好投。唯一の失点は6回<松原>に11号ソロを被弾したのみで、先発としての役割を十分に果たし、8勝目(3敗)を挙げています。
25日、「阪神甲子園球場」にて、ウエスタン・リーグ「阪神―オリックス」が行われました。
今季限りでの現役引退を表明している阪神<桑原謙太朗>投手が、「引退登板」に登場しています。
「2―2」の9回。大きな拍手に包まれた甲子園で最後のマウンドへ。<大下>に対し、初球は137キロで空振り、2球目は121キロで空振り、最後は136キロで空振りを奪い、3球三振。かつて対戦相手を震え上がらせた〈真っスラ〉とスライダー、<桑原謙太郎>らしい投球で有終の美を飾っています。
<大下>との対戦を終えると、両軍ベンチから花束を受け取り、スタンドに手を振りながらベンチに下がりました。無人の右翼席には「虎を支えたスライダー 苦労人 桑原選手 お疲れさま」と書かれた横断幕が出ていました。
2014年オフにオリックスから阪神に移籍した右腕は2017、2018年と2年連続で60試合以上に登板。2017年には43ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手賞に輝いています。通算成績は242試合に登板し、15勝13敗、78ホールド、防御率3・61でした。
25日14:00、「東京ドーム」にて「巨人ー阪神」戦がおこなわれ、阪神が「3-0」と完封で勝利しています。
阪神先発の<高橋遥人>投手(25)が9回2安打無失点で自身初の完封勝利を挙げました。今季2勝目。相手エース<菅野>との投手戦を繰り広げ、9回には一打サヨナラとなる満塁を背負いながら最後まで投げ切りました。
自身初の2試合連続2桁13奪三振を奪っています。圧巻は二回から四回にかけての6者連続奪三振。7番<中田>から3番<坂本>まで三振の山を築いていきました。
<糸原健斗>の先制弾が飛び出した直後の7回の守り。先頭の<坂本>に右前打を打たれ、この日初めて先頭打者の出塁を許しましたが、<高橋遙人>は冷静でした。<岡本和>、<ウィーラー>、<丸>からテンポ良くアウトを刻み、この回はわずか6球で抑えています。
8回はバットでも<高橋>が魅せました。<菅野>から左前打をマークし、今季初安打を記録。ここから<近本光司>の右翼線二塁打、<中野拓夢>の左中間の2点適時二塁打を呼び込んだ形となってホームを踏んでいます。
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