2日、阪神の<近本光司>外野手(27)が、「三井ゴールデン・グラブ賞」が発表されプロ3年目で初のゴールデングラブ賞を受賞しています。阪神の外野手が選ばれるのは2015年<福留孝介>(44・現中日)以来6年ぶりになります。
<近本光司>は今季140試合中堅を守り、俊足を生かした守備範囲の広さを左中間、右中間が深い甲子園で発揮し、美技で投手陣を救いました。守備率は9割9分6厘。守備記録は264刺殺、4補殺、1失策でした。失策数も2019年4個→2020年3個→2021年1個と減少しています。
<矢野燿大>監督も来季のレギュラーで決まっているのは中堅の<近本光司>だけと話しており、来季も名守備を数多く見せてくれそうです。
30日、阪神球団は2年連続でセ・リーグ最多セーブに輝いた阪神の守護神<ロベルト・スアレス>投手(30)が、MLB(米大リーグ)に挑戦するということで今季限りで退団することを明らかにしています。
2年契約最終年の来季は本人側に選択権があり、球団は交渉を続けてきましたが、保留選手名簿から外れました。
2019年オフにソフトバンクから移籍。加入2年目の今季は62試合に登板して1勝1敗42セーブ、防御率1・16と圧倒的な成績を残しています。
プロ野球の日本一を決める舞台が、四半世紀ぶりに神戸に帰ってきました。オリックス・バファローズは27日午後6時から、ほっともっとフィールド神戸(神戸市須磨区)で、ヤクルトとの日本シリーズ第6戦に挑みます。対戦成績は2勝3敗で、阪神・淡路大震災の翌年に日本一を遂げたかつての本拠地で、負けられない一戦がいよいよ開始です。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催日程が遅れ、既に別のイベントが入っていた本拠地・京セラドーム大阪(大阪市)が使えず、ブルーウェーブ時代の本拠地で戦う機会が巡ってきました。
神戸での日本シリーズ開催は、リーグを連覇して日本一となった1996年以来、25年ぶりとなりました。
18:00の試合開始ですが、神戸の今の気温は「8.5℃」です。ドーム内での試合とは違い選手たちは寒い中での対戦になりそうです。
広島は16日、現役時代は内野手として広島、南海でプレーし、広島の監督を務め、1975年から1985年までの11年間で球団史上初優勝を含む4度のリーグ優勝、3度の日本一へ導いた<古葉竹識>さんが12日に亡くなったと発表しています。85歳でした。葬儀、告別式は近親者のみで執り行われています。
<古葉竹識>さんは熊本出身。熊本県立済々黌高校、専修大学(中退)、日鉄鉱業二瀬鉱業所硬式野球部を経て1958年に広島に入団。1年目から遊撃手として活躍し、1963年にベストナインを受賞、1964、1968年には盗塁王のタイトルを獲得しています。1970年にトレードで南海へ移籍し、1971年に首のけがの影響で現役を引退しました。
翌1972年から南海に入り<野村克也>監督の下でコーチとして指導者の経験を積み、1974年から広島でコーチを歴任し、1975年5月にシーズン早々に帰国した<ジョー・ルーツ>の後を継ぎ監督に就任しています。
1年目から球団史上初のセ・リーグ優勝へ導き1979、1980、1984年にはセ・リーグ優勝と日本一を達成して赤ヘル黄金期を築き上げました。
1985年の勇退後、1年間の野球解説者を経て大洋(現DeNA1987~1989年)監督に就任、1999年には野球殿堂入り。その後は東京国際大学で指導者として後進の育成に尽力を注ぎました。プロ野球の監督経験者が大学チームの監督になったのは初のケースで、全日本大学選手権にも出場した後、名誉監督となっています。
7日14:00、観客数2万1492人の「阪神甲子園球場」にてセ・リーグクライマックス・シリーズファーストステージ・第2戦が行われ、阪神は「2-4」で巨人に逆転負けを喫し、2021年の全日程が終わってしまいました。
先取点を奪ったのは阪神でした。2回1死から久々に先発出場の<梅野隆太郎>が、中越え二塁打を放って得点の好機を作り、続く<佐藤輝明>が巨人先発の<高橋>の直球を振り抜き、左中間へ先制の適時二塁打を放っています。
しかし、直後の3回に守備のミスから試合をひっくり返されてしまいます。<青柳晃洋>が打ち取った<吉川>の遊ゴロを<中野拓夢>がファンブル。その後に3連打を浴び、<丸>に逆転の右前2点適時打を打たれてしまいます。<青柳晃洋>は3回途中5安打3失点(自責点0)で降板でした。
懸命な継投で勝利を目指しましたが8回、大山のエラーから1死二、三塁とピンチが広がり、守護神の<スアレス>が<ウィーラー>に初球を中犠飛とされ「2-4」と、ビハインドが2点に広がってしまいました。
シーズンを象徴するように拙守が失点につながり、打線は満塁の好機を作るもここ1本の決定打が出ませんでした。阪神の弱みが凝縮されたような試合内容で、終わってしまいました。
ブログル仲間の阪神ファンの皆さん、<birdy>さん、<MR職人>さん、<おしょうさん>、<中村祐美子>さん、ファイナルステージに届かず、残念な結果になってしまいましたが、シーズン最終まで夢を見させてくれた<阪神タイガース>に感謝です。
6日14:00、観客数2万1478人の「阪神甲子園球場」で、セ・リーグのクライマックスシリーズファーストステージ第1戦 が行われ、「 阪神0ー4巨人 」でした。
阪神先発<高橋遙人>が負けられない一戦で、6回87球6安打5奪三振1四球、3失点(自責点3)で敗戦投手となっています。
巨人エース<菅野>と序盤3回まではともに完全投球。投手戦になり、ゲームが動いたのは5回、先頭の<丸>に二塁内野安打を打たれると犠打と安打で1死一、三塁。<吉川>に中前打適時打され、先制点を取られました。巨人戦は今季レギュラーシーズンを含めると、21イニング目で初の失点となっています。
6回は2死から<坂本>に左前に運ばれると、続く<丸>にはこの試合初の四球を与え2死一、二塁。<ウィラー>に初球を打たれ中越え2点適時打となり、痛恨の3点目を奪われ降板しています。
阪神打線は7回まで先発<菅野>に2安打に抑えられ5安打散発で、9回に2死満塁のチャンスを迎えましたが代打の<原口文仁>が三直に倒れ、完封負けを喫しています。
崖っぷちの<阪神タイガース>ですが、本日(14:00~)先発予定の<青柳晃洋>の踏ん張りと打線の爆発を願うばかりです。
<清水雅治> <山田勝彦> <高橋建> <中村豊> <平野恵一>
阪神は2日、2軍コーチ<清水雅治>ファーム野手総合コーチ(57)、<山田勝彦>ファームバッテリーコーチ(52)、<高橋建>ファーム育成コーチ(52)、<中村豊>ファーム外野守備走塁コーチ(48)、<平野恵一>ファーム打撃コーチ(42)の5人の退団を発表しています。
2軍は今季、ファーム新記録の18連勝など快進撃を見せ「ウエスタン・リーグ」を制覇しています。勢いのまま「イースタン・リーグ」優勝の「千葉ロッテ」に勝ち3年ぶり6度目の「ファーム日本一」に輝いています。前日1日のフェニックス・リーグ最終戦で今季の全日程を終えていました。
<清水雅治>コーチは2019年に就任した<矢野 燿大>監督に請われる形で阪神入りし1軍ヘッドコーチに就任。今季から現職となり、今夏に東京五輪を戦い金メダルに輝いた野球日本代表「侍ジャパン」の外野守備走塁コーチも兼務していました。また、<中村豊>外野守備走塁コーチは、来期中日入りするようです。
<青柳晃洋>投手 <中野拓夢>内野手 <スアレス>投手
1日、 セ・リーグは「ヤクルト7ー9広島」25回戦(神宮)でレギュラーシーズンの全日程が終了し、個人タイトルが確定しています。
本塁打王には巨人<岡本和真>内野手、ヤクルト<村上宗隆>内野手が「39本」で並び、リーグでは2004年に<ローズ>(巨人)と<ウッズ>(横浜)が「45本」で並んで以来17年ぶりの2人同時受賞となっています
打率1位の首位打者は本塁打「38本」と1本差でした<鈴木誠也>(広島)が「・317」で獲得、最多安打は阪神の<近本光司>が「178本」で獲得、打点は<岡本和真>が「113」で獲得、2位<村上宗隆>が「112」でした。
投手部門では、中日の<柳裕也>投手が最優秀防御率「2.20」、最多奪三振「168」の2冠を獲得。広島の<九里亜蓮>投手と最多勝「13勝」を分け合った阪神の<青柳晃洋>投手も、勝率第1位「・684」との2冠となっています。3人とも初タイトルで、セーブには、2年連続で<スアレス>が「42」で獲得しています。
盗塁王は阪神ドラフト6位ルーキーの<中野拓夢>内野手が、盗塁数「30個」で獲得しました。新人の盗塁王は史上4人目です。 阪神では2001年<赤星憲弘>、2019年<近本光司>に続く3人目の快挙です。
球団別でみますと、阪神が12部門中5部門と最多獲得。中日勢は2019年から3年連続で最優秀防御率のタイトルを獲得しています。DeNAが唯一の無冠となっています。
ロッテ<鳥谷敬>内野手が31日に今季限りで現役を引退することを発表しました。2003年ドラフト自由枠で阪神に入団。2020年にロッテに移籍し、40歳で18年間のプロ野球生活を終えています。
今年度40歳以上となる日本人選手は今季、12球団で12選手が現役でした。
既に今季限りでユニホームを脱いだのが、41歳の西武<松坂大輔>投手、中日の43歳<山井大介>投手と40歳の<藤井淳志>外野手。さらに11月13日に40歳となるソフトバンクの<高谷裕亮>捕手も31日、現役引退を発表しました。
これで残るは7選手となりました。球界最年長44歳の中日<福留孝介>外野手は今季14年ぶりに中日に復帰し、91試合に出場、193打数42安打18打点4本塁打、打率・218でした。オリックスの<能見篤史>投手は42歳で、兼任コーチとして優勝を味わいました。41歳で投手最年長となるヤクルトの<石川雅規>投手は16試合に登板して4勝5敗の成績でした。
さらにソフトバンクの<和田毅>投手、日本ハムの<鶴岡慎也>捕手、(9月11日)広島戦では史上31人目の通算「300盗塁」を達成した阪神の<糸井嘉男>外野手、ヤクルトの<青木宣親>外野手(1982年1月生まれ)が40歳となるシーズンが終わりました。40歳を超えるベテラン選手も、残り7選手。どこまで若手に負けない活躍を見せてくれるのでしょうか。
広島・鈴木誠也 ヤクルト・村上宗隆 巨人・岡本和真
セ・リーグのレギュラーシーズンが、今夜の「ヤクルトー広島」25回戦(18:00~・神宮)で終了します、投打各部門の個人タイトルも確定することになります。
本塁打部門では現在39本でトップに並ぶ<村上宗隆>(21・ヤクルト)と<岡本和真>(25・巨人)を<鈴木誠也>(27・広島)が1本差で追う展開となっています。3人が同本数で本塁打王ということになれば、実に1リーグ時代の1943年に<岩本章>、<加藤正二>、<古川清蔵>(3人ともに名古屋)が4本で分け合って以来78年ぶりの記録となります。
<鈴木誠也>が1日の試合で不発に終わり、<村上宗隆>、<岡本和真>の2人が分け合った場合、セ・リーグで2人の本塁打王が誕生するのは2004年に<ローズ>(巨人)と<ウッズ>(横浜)が45本で並んで以来17年ぶり。日本人同士となれば1984年に<掛布雅之>(阪神)と<宇野勝>(中日)が37本で分け合って以来37年ぶりとなります。
また、<村上宗隆>には史上最年少での40号到達という期待もかかっています。さらに現在112打点でトップの<岡本和真>を1差で追っており、本塁打と打点の2冠獲得となればセ・リーグでは1962年の<王貞治>が高卒4年目で38本塁打、85打点で記録したのに並ぶ記録となります。
阪神とヤクルトの優勝争いも、消化試合もなく最後まで目が離せませんでしたが、個人タイトルも最後まで気が抜けないようです。
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