6日14:00、観客数2万1478人の「阪神甲子園球場」で、セ・リーグのクライマックスシリーズファーストステージ第1戦 が行われ、「 阪神0ー4巨人 」でした。
阪神先発<高橋遙人>が負けられない一戦で、6回87球6安打5奪三振1四球、3失点(自責点3)で敗戦投手となっています。
巨人エース<菅野>と序盤3回まではともに完全投球。投手戦になり、ゲームが動いたのは5回、先頭の<丸>に二塁内野安打を打たれると犠打と安打で1死一、三塁。<吉川>に中前打適時打され、先制点を取られました。巨人戦は今季レギュラーシーズンを含めると、21イニング目で初の失点となっています。
6回は2死から<坂本>に左前に運ばれると、続く<丸>にはこの試合初の四球を与え2死一、二塁。<ウィラー>に初球を打たれ中越え2点適時打となり、痛恨の3点目を奪われ降板しています。
阪神打線は7回まで先発<菅野>に2安打に抑えられ5安打散発で、9回に2死満塁のチャンスを迎えましたが代打の<原口文仁>が三直に倒れ、完封負けを喫しています。
崖っぷちの<阪神タイガース>ですが、本日(14:00~)先発予定の<青柳晃洋>の踏ん張りと打線の爆発を願うばかりです。
<清水雅治> <山田勝彦> <高橋建> <中村豊> <平野恵一>
阪神は2日、2軍コーチ<清水雅治>ファーム野手総合コーチ(57)、<山田勝彦>ファームバッテリーコーチ(52)、<高橋建>ファーム育成コーチ(52)、<中村豊>ファーム外野守備走塁コーチ(48)、<平野恵一>ファーム打撃コーチ(42)の5人の退団を発表しています。
2軍は今季、ファーム新記録の18連勝など快進撃を見せ「ウエスタン・リーグ」を制覇しています。勢いのまま「イースタン・リーグ」優勝の「千葉ロッテ」に勝ち3年ぶり6度目の「ファーム日本一」に輝いています。前日1日のフェニックス・リーグ最終戦で今季の全日程を終えていました。
<清水雅治>コーチは2019年に就任した<矢野 燿大>監督に請われる形で阪神入りし1軍ヘッドコーチに就任。今季から現職となり、今夏に東京五輪を戦い金メダルに輝いた野球日本代表「侍ジャパン」の外野守備走塁コーチも兼務していました。また、<中村豊>外野守備走塁コーチは、来期中日入りするようです。
<青柳晃洋>投手 <中野拓夢>内野手 <スアレス>投手
1日、 セ・リーグは「ヤクルト7ー9広島」25回戦(神宮)でレギュラーシーズンの全日程が終了し、個人タイトルが確定しています。
本塁打王には巨人<岡本和真>内野手、ヤクルト<村上宗隆>内野手が「39本」で並び、リーグでは2004年に<ローズ>(巨人)と<ウッズ>(横浜)が「45本」で並んで以来17年ぶりの2人同時受賞となっています
打率1位の首位打者は本塁打「38本」と1本差でした<鈴木誠也>(広島)が「・317」で獲得、最多安打は阪神の<近本光司>が「178本」で獲得、打点は<岡本和真>が「113」で獲得、2位<村上宗隆>が「112」でした。
投手部門では、中日の<柳裕也>投手が最優秀防御率「2.20」、最多奪三振「168」の2冠を獲得。広島の<九里亜蓮>投手と最多勝「13勝」を分け合った阪神の<青柳晃洋>投手も、勝率第1位「・684」との2冠となっています。3人とも初タイトルで、セーブには、2年連続で<スアレス>が「42」で獲得しています。
盗塁王は阪神ドラフト6位ルーキーの<中野拓夢>内野手が、盗塁数「30個」で獲得しました。新人の盗塁王は史上4人目です。 阪神では2001年<赤星憲弘>、2019年<近本光司>に続く3人目の快挙です。
球団別でみますと、阪神が12部門中5部門と最多獲得。中日勢は2019年から3年連続で最優秀防御率のタイトルを獲得しています。DeNAが唯一の無冠となっています。
ロッテ<鳥谷敬>内野手が31日に今季限りで現役を引退することを発表しました。2003年ドラフト自由枠で阪神に入団。2020年にロッテに移籍し、40歳で18年間のプロ野球生活を終えています。
今年度40歳以上となる日本人選手は今季、12球団で12選手が現役でした。
既に今季限りでユニホームを脱いだのが、41歳の西武<松坂大輔>投手、中日の43歳<山井大介>投手と40歳の<藤井淳志>外野手。さらに11月13日に40歳となるソフトバンクの<高谷裕亮>捕手も31日、現役引退を発表しました。
これで残るは7選手となりました。球界最年長44歳の中日<福留孝介>外野手は今季14年ぶりに中日に復帰し、91試合に出場、193打数42安打18打点4本塁打、打率・218でした。オリックスの<能見篤史>投手は42歳で、兼任コーチとして優勝を味わいました。41歳で投手最年長となるヤクルトの<石川雅規>投手は16試合に登板して4勝5敗の成績でした。
さらにソフトバンクの<和田毅>投手、日本ハムの<鶴岡慎也>捕手、(9月11日)広島戦では史上31人目の通算「300盗塁」を達成した阪神の<糸井嘉男>外野手、ヤクルトの<青木宣親>外野手(1982年1月生まれ)が40歳となるシーズンが終わりました。40歳を超えるベテラン選手も、残り7選手。どこまで若手に負けない活躍を見せてくれるのでしょうか。
広島・鈴木誠也 ヤクルト・村上宗隆 巨人・岡本和真
セ・リーグのレギュラーシーズンが、今夜の「ヤクルトー広島」25回戦(18:00~・神宮)で終了します、投打各部門の個人タイトルも確定することになります。
本塁打部門では現在39本でトップに並ぶ<村上宗隆>(21・ヤクルト)と<岡本和真>(25・巨人)を<鈴木誠也>(27・広島)が1本差で追う展開となっています。3人が同本数で本塁打王ということになれば、実に1リーグ時代の1943年に<岩本章>、<加藤正二>、<古川清蔵>(3人ともに名古屋)が4本で分け合って以来78年ぶりの記録となります。
<鈴木誠也>が1日の試合で不発に終わり、<村上宗隆>、<岡本和真>の2人が分け合った場合、セ・リーグで2人の本塁打王が誕生するのは2004年に<ローズ>(巨人)と<ウッズ>(横浜)が45本で並んで以来17年ぶり。日本人同士となれば1984年に<掛布雅之>(阪神)と<宇野勝>(中日)が37本で分け合って以来37年ぶりとなります。
また、<村上宗隆>には史上最年少での40号到達という期待もかかっています。さらに現在112打点でトップの<岡本和真>を1差で追っており、本塁打と打点の2冠獲得となればセ・リーグでは1962年の<王貞治>が高卒4年目で38本塁打、85打点で記録したのに並ぶ記録となります。
阪神とヤクルトの優勝争いも、消化試合もなく最後まで目が離せませんでしたが、個人タイトルも最後まで気が抜けないようです。
31日、プロ野球ロッテは<鳥谷敬>内野手(40)が、本人から同日に申し入れがあり、今季限りで現役を引退すると発表しています。
<鳥谷敬>は、球団を通じて「阪神で16年、ロッテで2年。いろいろな人と出会い、支えていただき、ここまで現役をすることができた。今は感謝の気持ちでいっぱい」とコメントしています。
<鳥谷敬>は、阪神からの引退勧告を拒否し、昨年3月にロッテに加入。今季は32試合の出場で打率1割7分、0本塁打、2打点でした。
2004年に自由獲得枠で阪神に入団し2017年に通算「2000安打」を達成。2018年10月には球団の最多安打記録「2064」を更新、遊撃手として活躍しました。「1939試合」連続出場を果たし、<衣笠祥雄>(広島)の「2215試合」に次ぐ歴代2位の記録を残しています。
今季の4月3日には史上44人目の通算1000得点を達成。不調で7月6日に出場登録を抹消された後は1軍に昇格してませんでした。
10月31日現在、プロ18年の通算成績は2243試合出場で2099安打、打率2割7分8厘、138本塁打、830打点の記録を残しています。
10月23日から取りざたされていましたニュースですが、<松井稼頭央>2軍監督の昇格が妥当な路線かなとみており、正直なところ話題作りで「本当かいな?」という疑問でコメントを控えていましたが、日本ハムは、来季からの新監督にOBの<新庄剛志>氏(49)が就任することを正式発表しました。2012年から10年間指揮を執った<栗山英樹>監督は、すでに今季限りでの退任が発表されています。
コーチ等の指導者としての経験がない<新庄剛志>ですが、同様にプロでの指導経験がなかった<栗山英樹>監督は、2012年の就任1年目にリーグ優勝。2016年には、ソフトバンクに一時11・5ゲーム差をつけられましたが、球団記録となる15連勝を挙げるなどして逆転優勝に導き、広島との日本シリーズも制して10年ぶりの日本一に輝いています。
<新庄剛志>氏は1989年のドラフト5位で西日本短大付高(福岡)から阪神に入団。2000年オフにFA権を行使して米大リーグのメッツに移籍。ジャイアンツ、再びメッツと3年間米国でプレー、この間2001年のジャイアンツ時代には日本人初となるワールドシリーズ優勝を果たしています。
2006年4月に現役を引退後はインドネシア・バリ島に移住するなど表舞台から姿を消していたものの、2019年末に自身のSNSで現役復帰を宣言。1年間のトレーニングの末、昨年12月に48歳にして12球団合同トライアウトを受験、話題となりました。
NPBでは通算13年プレーし、1411試合に出場。1309安打、205本塁打、716打点、打率2割5分4厘。外野手部門でベストナイン3回、ゴールデングラブ賞3回。大リーグでは3年で303試合に出場し215安打、20本塁打、100打点、打率2割4分5厘の成績を残しています。
28日、南郷にて「みやざきフェニックス・リーグ」の「西武―阪神」戦が行われ、試合は「9-1」で阪神が勝利しています。
右肘痛で2軍調整している阪神の<西勇輝>投手が復帰登板で、2回を無失点に抑えています
初回、先頭の<西川>に右中間へ安打を許し、<愛斗>の左前打で1死一、三塁とピンチを招きましたが、<山村>を捕邪飛、<仲三河>を中飛に打ち取り、無失点で切り抜けています。 2回は、<長谷川>を遊飛、<中熊>を三直で2アウト。最後は<ジョセフ>を3球三振に仕留め、2回2安打無失点でマウンドを降りています。
10月13日の巨人戦(東京ドーム)で右肘の異変を訴え、2回途中で降板。翌日14日に出場選手登録を抹消され、2軍での調整が続いていました。約2週間ぶりの登板でしたが、クライマックスシリーズに向けて順調な仕上がりを見せています。
(89)<藤井彰人>、(73)<金村暁>、(96)<筒井壮>、(85)<福原忍>、(99)<井上一樹>、(88)<矢野燿大>監督
26日18:01、観客数10921人の「阪神甲子園球場」にて「阪神ー中日」25回戦が行われ、阪神は4安打完封の「0-4」で負け、ヤクルトの6年ぶりの優勝と阪神の2年連続の2位が決定しています。阪神にとって16年ぶりのリーグ優勝の夢が、本拠地で消えてしまいました。
ミスで無駄な点を与える、今季を象徴するような戦いぶりでした。2回1死一、二塁、<木下>の三ゴロで併殺コースは、二塁手<糸原。が一塁へ悪送球する適時失策で先制点を献上しています。
「0-1」の5回は無死から2番手<及川雅貴>が、先頭<岡林>をスライダーで空振り三振に仕留めましたが、ワンバウンドした球を捕手<坂本誠志郎>が一塁ベンチ方向にそらし、振り逃げで出塁を許しています。(記録は投手の暴投)この後、四球、安打で1死満塁として三番手<馬場皐輔>に交代。<馬場>は2死後、<大島>に2点適時打を浴びてしまいます。
打線も沈黙でした。<糸原健斗>が気を吐く3安打の猛打賞でしたが、他は<大山悠輔>の1安打のみの計4安打完封負けで今季143試合目(77勝56敗10分け)を終えています。
26日、「阪神甲子園球場にて「阪神ー中日」25回戦が行われました。
阪神<佐藤輝明>が、プロ野球ワースト6位タイとなるシーズン「173」個目の三振を記録しています。
4回2死走者なしの第2打席で、中日左腕<小笠原>の直球に空振り三振。2回の打席に続き2打席連続三振に倒れ、2015年<中村 剛也>(西武)の「172」三振を抜き、2004年<岩村明憲>(ヤクルト)のワースト6位タイ記録に並んでいます。
三振数のプロ野球記録は1993年<ブライアント>(近鉄)の「204」三振(127試合)です。日本人の最多記録は2019年<村上宗隆>(ヤクルト)の「184」三振(143試合)で、上の歴代5位は、 1992年の<ブライアント>(近鉄)の「176」個です。
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