26日、「阪神甲子園球場」にて両チームとも今季最終戦となる「阪神-中日」25回戦が行われました。
今季限りでの現役引退を発表した生え抜き左腕として今季16年目でした阪神<岩田稔>投手(37)が試合前に実施された「引退セレモニー」に登場しています。
長男<輝大>君(13)がファーストピッチに挑み<岩田稔>は捕手役、長女<美來>さん(12)が打席に立ち、次女<菜心美>さん(10)が審判を務めています。父と同じサウスポー<輝大>君の投球はストライク。甲子園にどよめきが起こりました。
その後、<岩田稔>と同じ1型糖尿病と闘うヴィッセル神戸の<サンペール>選手が花束贈呈に登場し、「岩田選手、16年間お疲れ様でした。私も同じ糖尿病です。岩田選手は糖尿病の人々にとってヒーローです。諦めないことを教えてくれました。とても尊敬しています。お疲れ様でした」と惜別の言葉を送っています。
試合終了後の引退セレモニーも多くのファンからの声掛けと拍手に包まれ、最後の一球を<梅野隆太郎>捕手に投げ込んでいます。お疲れさまでした<岩田稔>投手。
24日18:00、観客数8310人の「マツダスタジアム」にて「広島ー阪神」25回戦(最終戦)が行われ、阪神が「7-2」で勝ち、今季の対戦成績を12勝12敗1分けの五分としています。首位ヤクルトは巨人に「6-4」で勝ちマジックを「2」(残り試合3)としています。
阪神の新人左腕<伊藤将司>が今季10勝目(7敗)を挙げています。2リーグ分立後、阪神新人左腕の2桁勝利は、12勝した1967年の<江夏豊>以来で2人目。先発のみで10勝をマークしたのは<伊藤将司>が球団史上初となっています。
直球、ツーシーム、カットボールの組み立てで相手打線を封じ、3点リードの2回に<坂倉>に12号ソロ本塁打を浴びましたが、5回2/3を90球4安打3奪三振2四球の1失点でした。ボールが先行しはじめた6回は1死から<西川>に四球を与え、続く<鈴木誠>を一ゴロに打ち取って2番手<及川雅貴>と交代しています。
打線は、<佐藤輝明>が2回1死一、三塁で広島先発の<九里>の直球を捉え、右翼スタンド上段へ24号3点本塁打を打ち込み先制点を挙げています。
阪神は7回に<糸原健斗>の犠飛で1点を加え「4-1」、8回には<坂本誠志郎>の2点適時三塁打で「7-1」と引き離しました。リリーフ陣も明日の中日との今季最終戦(阪神甲子園球場)に向けて<岩崎優>・<スアレス>が休養できたのは好材料です。
24日、「マツダスタジアム」にて「広島ー阪神」25回戦(最終戦)が行われ、待ちに待った阪神<佐藤輝明>に約2カ月ぶりの特大本塁打が飛び出しています。
「0ー0」の2回1死から<木浪聖也>と<ロハス>の連打で一塁、三塁の好機、カウント1-2と追い込まれてから、広島<九里>の直球をとらえ先制の24号3点本塁打を右翼席上段にたたき込んでいます。
本塁打は8月19日のDeNA戦(東京ドーム)での球団新人記録の23号以来となっています。新人の24本塁打は1958年の<森徹>(中日)を抜き、歴代単独7位の記録となっています。
あと1本で新人の今世紀最多、2003年<村田修一>(横浜)の25本に並びます。新人の最多記録は1931年<桑田武>(大洋)、1986年<清原和博>(西武)の31本。残り試合は、26日のレギュラーシーズン最終戦の中日戦(甲子園)だけです。
前半の勢いでは、新人本塁打の記録を塗り替える勢いでしたが、後半戦はNPB野手ワーストの59打席連続無安打や2軍降格も経験。前日23日は、広島<森下>から左前打を放ち、直後の<坂本誠志郎>の同点適時打につないでいます。2試合連続「7番右翼」でスタメン出場したこの試合も、我慢して使い続けてくれた首脳陣の起用に応えています。
23日18:02、観客数8090人の「マツダスタジアム」での「広島ー阪神」24回戦は投手戦の末「1-1」の引き分けに終わりました。デーゲームでヤクルトは巨人に「11-1」で大敗。優勝へのマジックは「3」で変わらず。ヤクルトとのゲーム差は「0」になっています。
先発の<秋山拓巳>は、3回2死二塁から<西川>に右翼へ先制適時二塁打を浴びましたたが、5回65球3安打3奪三振2四球の1失点と役割を果たし、2番手<アルカンタラ>に引き継ぎました。
広島先発<森下>の前に沈黙していた打線は7回2死から貴重な1点を挙げています。<ロハス>がしぶとく四球を選び出塁。<佐藤輝明>が左前にポトリと落ちる安打で一、三塁とした後、続く<坂本誠志郎>が追い込まれながら右前に執念の同点適時打を放っています。なおも2死一、三塁の好機でしたが、<糸井嘉男>が遊直で、追加点が取れませんでした。
阪神は六回にまだ65球の<秋山拓巳>に代打を送り継投策に移行。6回は<アルカンタラ>、7回は馬場皐輔>、8回は<岩崎優>が無走者に抑える力投。最終回は<スアレス>が締めくくり、引き分けに持ち込んでいます。
21日18:00、観客数14573人の「阪神甲子園球場」にて「阪神ー中日」24回戦が行われ、阪神は「6-1」で中日に快勝でした。
先発<高橋遙人>は3試合目となる完封勝利を目指す投球でした。8回まで90球1安打9奪三振無失点の快投で4勝目(2敗)を挙げています。しかし9回に入るイニング間の投球練習でアクシデントがあったようで、急きょ降板。9回は<小川一平>が引き継ぎました。
打線は初回に<島田海吏>、<中野拓夢>の連続安打で好機、<近本光司>の二ゴロ間に先制。さらに、2回にも<島田海吏>の2点適時二塁打などで3点を奪い、<柳>を引き下ろしました。
7回には<ロハス>の適時打、さらに、投手<高橋遙人>が自らを援護する適時打で点差を広げています。阪神11安打で「6点」でしたが、残塁も「11」と目立ちました。
阪神敗戦による、ヤクルトの優勝マジック「3」の減少は阻止しています。
20日18:00、観客数15619人の「阪神甲子園球場」にて「阪神ヤクルト」25回戦(最終戦)が行われ、「0-0」の痛恨の引き分けに終わっています。首位・ヤクルトの優勝マジックは1つ減って「3」(残り6試合)となっています。
先発の<ガンケル>は抜群の制球力でヤクルト打線を圧倒しました。4回には<青木>、<山田>、<村上>と3者連続三振に打ち取っています。<村上>に対しては3打席連続三振。7回2/3を94球4安打9奪三振無失点の快投で降板しています。2番手<岩崎優>、<スアレス>と盤石のリレーでヤクルトを完封で抑えましたが、1点が取れませんでした。
前夜16安打11得点の打線はヤクルトの先発<高橋>の前に試合終盤まで沈黙でした。<糸原健斗>と<大山悠輔>の連打で無死一、二塁の好機をつくった5回は、<小野寺暖>がバスター失敗で浅い右飛。<坂本誠志朗>と<ガンケル>も左腕に封じられ、先制点が取れませんでした。
7回は1死から<糸原健斗>が遊撃内野安打で出塁しましたが、<大山悠輔>と<小野寺暖>が連続三振。9回守護神<マクガフ>から無死から<中野拓夢>が安打で出塁、<近本光司>が見事な犠打で二塁に送り、一打サヨナラのチャンスでしたが、<マルテ>が一邪飛、<糸原健斗>が粘りましたが、前進守備の外野を越すことができず左飛に打ち取られて試合終了でした。
19日18:00、観客数16558人の「阪神甲子園球場にて「阪神ーヤクルト」24回戦が行われ、阪神が16安打の猛攻で「11-0」と首位ヤクルトとの直接対決2連戦の初戦に大勝し、ゲーム差を1・5に縮めています。ヤクルトのマジック4を減らさず、20日甲子園球場での胴上げを阻止しています。
打線は苦手だった<奥川>を4回途中5失点で降板させ、最終的に11得点の猛攻。途中26分間の雨天中断もありましたが、先発の<青柳晃洋>投手は7回無失点でハーラー単独トップとなる今季13勝目(5敗)を挙げています。
1回はこの日3番に起用された<近本光司>がプロ3年目で2ケタとなる先制の10号右越え3ランを<奥川>から放っています。4回は1番<島田海吏>、2番<中野拓夢>の2者連続タイムリーが出ています。
5回には7番<木浪聖也>の右前適時打、9番投手<青柳晃洋>の中越え2点二塁打、1番<島田海吏>の中前適時打でさらに4点を追加。7回には<木浪聖也>、<島田海吏>がともに適時二塁打を放っています。
先発<青柳晃洋>を引き継いだ8回には<及川雅貴>、9回には<小林慶祐>が、ともに打者3人で抑えて完封としています。
阪神ファンとしては久々の大量得点で、安心して観戦できました。今夜からの残り試合5試合もこの勢いで勝利してもらいたいものです。
19日、「阪神甲子園球場」にて「阪神-ヤクルト」戦が行われました。
阪神の新人<中野拓夢>が球団新人歴代6位となるシーズン122安打を記録しています。
初回無死一塁から左前打、好機を拡大する一打で無死一、二塁とし、近本の10号3ランを呼び込んでいます。3回先頭では右前打を放ち、<徳網茂>に並びました。4回には右前打を放ち3打数3安打(123安打)と記録を伸ばしています。
18日18:01、観客数14787人の「阪神甲子園球場」にて「阪神ー広島23回戦が行われ、阪神が「2-1」で接戦を制し、対戦成績を11勝12敗としています。首位ヤクルトとのゲーム差を「2.5」とし、明日から甲子園球場にてまさに天王山となるヤクルト2連戦を迎えることになります。
4試合ぶりに先発出場した<佐藤輝明>の右中間を破る二塁打をきっかけに、先制点をもぎ取りました。
「1-0」のまま迎えた7回には、先頭、糸原健斗>、<ロハス>が連打で出塁。<佐藤輝明>の代打<島田海吏>は見逃し三振に倒れましたが、続く<坂本誠志朗>が左前打で1死満塁と好機を拡大し、<伊藤将司>の代打<糸井嘉男>が左犠飛を放ち、ほしかった追加点を奪い「2-0」としました。
先発の<伊藤将司>は、7回90球4安打5奪三振無失点で9勝目(7敗)を挙げ、球団新人左腕では1967年に12勝を挙げた<江夏豊>以来、54年ぶりの快記録を成し遂げています。初回から5回1死まではパーフェクト投球。7回には<坂倉>が放ったライナーが左の臀部付近に直撃するアクシデントもありましたたが、すぐにマウンドへと戻り、好投を続けました。
9回に登板した抑えの<スアレス>は11試合連続無失点として42セーブ目を挙げ、残り6試合で35セーブの広島<栗林>が追いつけなくなったため、単独での最多セーブ王が確定しています。また、外国人として2015年に< 呉昇桓(オ・スンファン)> が記録した41セーブを超え球団新記録となっています。次の目標としては球団記録の<藤川球児>の「46」セーブです。
18日、「阪神甲子園球場」にて「阪神-広島」23回戦が行われ、12日巨人戦(東京ドーム)以来の4試合ぶりに「7番・右翼」でスタメン出場した<佐藤輝明>が、4試合ぶりの安打で先制点のお膳立てを作りました。
「0-0」の3回先頭で迎えた第1打席。広島先発<九里>のスライダーを捉え、右中間へ運びました。右翼<鈴木誠>が打球処理にもたつく間に三塁に到達(記録は二塁打と鈴木誠の失策)しました。直後、<坂本誠志郎>捕手の中犠飛で生還し、先制のホームを踏んでいます。
この1本で今季25本目の二塁打となり、セ・リーグの新人では1999年に<福留孝介>(中日)の記録に並び、4位タイとなっています。
17日の広島22回戦(甲子園)では、2点ビハインドの9回1死一、二塁に代打で登場。ホームランなら逆転サヨナラが期待できる場面でしたが、広島守護神<栗林>のフォークを振らされ空振り三振。球団記録を更新する167個目の三振に終わっていました。
7回3打席目になる1死一、二塁の追加点の好機には、代打<島田海吏>に変えられましたが、<島田海吏>は三球三振に打ち取られています。
<佐藤輝明>は、シーズンの規定打席到達まであと「1」打席でしたが、あす以降に持ち越しとなりました。
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