16日14:00、デーゲームとして今季最多の観客数4万0354人の阪神甲子園球場にて対巨人5回戦が行われ、阪神が「2-1」の接戦を勝ち、今季初の連勝&カード勝ち越しを決めています。
阪神打線は、3回2死二塁で、<中野拓夢>が放った三遊間への深い当たりを、遊撃の<坂本>が一塁へ悪送球し、二塁走者の<梅野>が先制のホームイン(記録は内野安打と失策)しました。1点リードの四回、先頭の<近本光司>が中越え二塁打で出塁すると、<大山悠輔>が巨人先発<シューメーカー>の内角ツーシームを叩き、打球は左翼フェンスを直撃し連続二塁打、チームとして64イニングぶりの適時打で「2-0」としました。
適時打が出なかったこの64イニングの間は、<佐藤輝明>の3本の本塁打と、<ロハス・Jr.>の1本塁打、<大山悠輔>の犠飛による得点だけでした。
来日初登板初先発の<ウィルカーソン>は6回90球3安打5奪三振3四球1失点(自責点1)と好投。序盤から緩やかに落ちるチェンジアップが効果的に決まり、真っすぐの威力も十分でした。2点リードの六回に<岡本和>の左前適時打で1点差に詰め寄られましたが、粘り腰の投球で同点は阻止。<アルカンタラ>~<湯浅京己>~<岩崎優>とつなぎ来日初勝利を挙げています。
15日18:00、観客数3万4153人の阪神甲子園球場での対巨人4回戦が行われ、阪神が実に2018年5月25日以来、1421日ぶりに先発<菅野>に甲子園で黒星をつけ「4-1」で待望の今季2勝目を挙げて両目が開きました。
引き分けを挟んだ連敗は6で止まり、8試合ぶりの勝利で、史上最低を記録していた勝率も「・118」となり、1割台に回復です。
先発の<青柳晃洋>が初回、わずか12球で1失点。「0-1」で迎えた五回に二死二塁、2番<佐藤輝明>が巨人先発の<菅野>から右翼スタンドへの4号逆転2ランを運んでいます。実に(4月5日)のDeNA戦の初回(3得点)以来、82イニングぶりとなる複数得点を挙げ、八回には無死一塁で、5番<ロハス>が巨人3番手の<畠>からセンターへのダメ押しの2ランを放ち、試合を決定づけました。
ただ、この試合の得点も本塁打での得点で、好機に適時打が出ないのが気になる打線です。
開幕投手が決まっていた<青柳晃洋>が、ようやくコロナから復帰今季初先発登板、8回95球7安打6奪三振1死球1失点(自責点1)で1勝目を挙げ、9回登板の<岩崎優>がセーブを挙げています。
14日18:00、観客数1万6836人のバンテリンドームにて対中日3回戦が行われ、阪神は中日先発の<柳>に完投を許し「1-4」で負け、引き分けを挟んで6連敗を喫し、借金は14に膨らんでいます。1勝15敗1分けとなり、17試合終了時点での勝率・063はプロ野球ワーストを更新しました。
この試合先発予定でした<藤浪晋太郎>が新型コロナウイルス陽性判定を受け、代役で中継ぎから先発に回った新人<桐敷拓馬>(新潟医療福祉大)が立ち上がりにつかまりました。<大島>、<A・マルチネス>の安打などで2死二、三塁のピンチを招くと、<阿部>に右翼へ先制の2点二塁打をうたれてしまいました。二回は走者を出しながらも無得点に抑えましたが、三回の攻撃で代打を送られ、2回を39球4安打1三振1四球の2失点(自責点2)で降板となり、2番手<尾仲祐哉>に引き継ぎましたが、2番手の<尾仲祐哉>も三回に2失点し、点差を「0-4」と広げられてしまいました。
打線は、開幕から4番を務めてきた<佐藤輝明>をプロ初の「2番」に起用し、代わって<大山悠輔>を4番に据えるなど2試合連続で大幅に打線を組み替えました。四回無死から1番<中野>がチーム初安打となる左前打で出塁も、続く<佐藤輝明>が二ゴロ併殺。六、八回とともに2死一、三塁の好機をつくりますが、中日先発<柳>の前に後続が打ち取られ得点できません。
完封負けかと思われた九回に<佐藤輝明>、<近本光司>の初の連打で無死一、三塁とし、<大山悠輔>の中犠飛で「1-4」と完封を免れましたが、反撃もそこまで。連続イニング適時打なしは52イングとなっている打てない阪神です。
本日15日からは本拠地甲子園で、現在首位を走る巨人との3連戦です。
13日18:00、観客数1万6872人のバンテリンドームで対中日2回戦がおこなわれ、阪神は「0-1X」の中日にサヨナラ負けを喫し、引き分けを挟んで5連敗となってしまいました。勝率はわずか6分7厘となり、16試合時点では1979年西武の7分1厘を下回り、プロ野球最低記録となっています。首位巨人とは10ゲーム差に開きました。
開幕からわずか1勝だけですが、さらにこの日災難が起こりました。<江越大賀>、<藤浪晋太郎>、この日の先発予定の<伊藤将司>が新型コロナ陽性判定を受けてしまいました。濃厚接触疑いの<馬場皐輔>と<山本泰寛>は、特例2022対象選手として出場選手登録を抹消されました。まさに泣きっ面にハチの状態の阪神です。
前日の変更打線から元に戻した1番<近本光司>、2番<中野拓夢>の2人がこの日の阪神の安打すべての3本を打ち、盗塁も決めるなどチャンスメークしますが、3番以降が沈黙。急遽先発の<小川一平>は4回2/3を66球2安打4三振1四球1死球失点0で2番手<岩貞祐太>に引き継ぎ、<アルカンタラ>~<浜地真澄>~<湯浅 京己>~9回<加治屋蓮>と中日打線を抑えながらも打線の援護がありませんでした。ここ3試合で2得点だけでは何ともなりません。
互いに決定打が出ないまま、「0-0」の延長10回、<京田>の左中間の二塁打、代打<根尾>の四球で1死一、二塁。2イニング目に臨んだ6番手<加治屋蓮>が打たれました。2ストライクからの3球目。ストライクゾーンに入ったフォークを1番<大島>に捉えられ、前進守備の右中間を破られ、サヨナラ負けの14敗目です。
12日18:00、観客数1万7033人のバンテリンドームにて「中日ー阪神」1回戦が行われ、阪神は「1-2」の悪夢の逆転負け。今季2度目の4連敗で、今季1勝13敗、借金12となっています。
4番の<佐藤輝明>が今季初めて三塁でスタメン出場。1番には<島田海吏>初先発。不動のリードオフマンだった<近本光司>が3番に。またドラフト6位の<豊田寛外>が「7番・左翼」でプロ初スタメン。鬼門のバンテリンドームで、最悪のチーム状態から脱するために、大幅なオーダー変更で臨んだ矢野燿大監督でした。
6回中日先発の<大野雄>から<佐藤輝明>が3号ソロ本塁打を右翼席前列に運び「1-0」で迎えた8回。この回からマウンドに上がった2番手<湯浅京己>が1死から<ビシエド>に左翼へ二塁打を許すと、続く<阿部>に中前へ運ばれ同点とされ、<西勇輝>の勝利投手が消えてしまいました。さらに<湯浅京己>は暴投で三塁進塁を許すと、<石川>に左前へ勝ち越しのタイムリーを浴びて逆転されてしまいます。
前回5日DeNA戦で7安打完封でチームに今季初白星をもたらした<西勇輝>が先発。得点圏に4度走者を置くも要所で粘りきり、7回108球7安打4三振1四球1死球の好投で得点を許しませんでした。持ち味の細かい制球でテンポ良く凡打の山を構築。通算防御率を0.40としています。
10日14:00、観客数3万8051人の阪神甲子園球場にて対広島6回戦が行われ、阪神は「0-1」の完封負けを喫し、両リーグ最速の借金11。1分けをはさみ、今季広島戦は5連敗となっています。
阪神先発の<ガンケル>は7回87球3安打3奪三振1失点(自責点1)と好投で、2回の<マクブール>の本塁打の被弾が悔やまれる1球となりました。味方打線から1点の援護も受けることができず、2敗目となっています。2番手<湯浅 拓夢>続く3番手<岩崎優>と無失点だけに悔しい一投となってしまいました。
打線も<近本光司>の11試合連続安打などがありましたが、チャンスをなかなか作れないなか、初めて得点圏に走者が進んだのは七回。1死から<佐藤輝明>が右中間に二塁打を放って出塁。その後二走<佐藤輝明>が三塁まで進塁しましたが、本塁には生還できず。後続が打ち取られました。九回無死では先頭打者の2番<中野 拓夢>が左安打で出塁、<糸井嘉男>の二ゴロと<栗林>の暴投で、1死三塁の絶好機に外野フライの犠飛でよい<佐藤輝明>が三振、<大山悠輔>が連続三振で2時間24分の試合終了でした。
白星以上に1点が取れない、なさけない阪神です
10日14:00、ZOZOマリンにて行われました「ロッテーオリックス」3回戦は、「6-0」でロッテが勝っています。
ロッテの<佐々木朗希>投手(20)が、オリックス戦でNPB史上16度目、16人目の完全試合を達成しています。投球数105、ゲーム19奪三振も日本記録に並ぶという歴史的な快投でした。
NPBにおける完全試合は、<槙原寛己>(巨人)が1994年5月18日の広島戦(福岡ドーム)で記録して以来28年ぶり。パ・リーグでは<今井雄太郎>(阪急)が1978年8月31日のロッテ戦で記録して以来、44年ぶりになります。さらに最年少記録は、1960年8月11日の阪神戦で記録した<島田源太郎>(大洋)の20歳11か月で、2001年11月3日生まれで20歳5か月の<佐々木朗希>はこの記録も更新しています。
<佐々木朗希>は1回2死から5回まで打者13人から連続で三振でアウトを重ね続けました。6回先頭の<紅林>の中飛で記録は途切れたものの、その後も1人の走者も許さず、奪三振ショーでした。9回2死、<杉本>のから空振りでこの試合19個めの三振を奪い、2つの快挙を同時に達成しています。
連続打者奪三振のこれまでの日本記録は、<梶本隆夫>(阪急)が1957年、<土橋正幸>(東映)が1958年の「9」でした。ゲーム奪三振の日本記録は<野田浩司>(オリックス)が1995年4月21日のロッテ戦で奪った「19」でした。
9日14:01試合開始、観客数3万8634人の阪神甲子園球場で、対広島5回戦が行われ、阪神は「1-9」の大敗で広島との対戦成績を0勝4敗1分けとしています。阪神は13試合目で借金10に到達。球団史上最速でリーグ史上最速の2桁借金となりました。
阪神先発の<秋山拓巳>は、3回73球7安打1奪三振2四球6失点(自責点6)で2番手<岩貞>に引き継ぎましたが、負け投手となっています。
阪神の得点は、4回広島先発の<森下>から4番<佐藤輝明>の左翼席に放ったソロ2号本塁打のみでした。
8日18:01、観客数3万4502人の阪神甲子園球場で対広島4回戦が行われ、3時間53分の延長戦は、12回規定により「3-3」の引き分け、対広島には0勝3敗1分けとなっています。
阪神先発の<藤浪晋太郎>投手は、4回86球5安打2三振4四球の3失点(自責点3)で交代しています。5回以降は継投へ。<桐敷拓馬>、<浜地真澄>、<小川一平>、<アルカンタラ>と無失点で抑え続けました。9回は<岩崎優>が1死一、二塁のピンチで後続を断っています。延長に入り<湯浅京己>、<馬場皐輔>、救援7投手の無失点リレーが救いでした。
初回に2四球などで2死一、三塁を招き、<坂倉>に右前への先制打を許すと、2回2死3塁から<西川>に右前適時打。さらに4回、2死二塁から<西川>に右中間を真っ二つに破る適時三塁打を浴び、3点を失っています。前回は1日の巨人戦(東京ドーム)で4回6失点。自身2試合連続で5回に届かず、今季の3度目の先発でまたも初白星は挙げれませんでした。
阪神打線は、「0-3」の4回、<大山悠輔>が<大瀬良>から左越え2号本塁打で反撃。5回に<糸井嘉男>の左犠飛で「0-2」と1点差に迫りました。さらに6回は代打<ロハス>が右越えの同点適時二塁打を放ちましたが、三塁でタッチアウト、二塁で残れば1番の<近本光司>へとつながっただけに三塁狙いは隠れたミスだと思います。
本日7日<128:00>から、阪神甲子園球場で予定されていましたプロ野球ナイター、阪神対DeNA3回戦は、DeNAの選手、スタッフに新型コロナウイルスの陽性者、濃厚接触疑いが多数出たため中止となっています。
DeNAは6日に<柴田>が陽性判定となって抹消されて<田部>が昇格。この日は<斎藤隆>チーフ投手コーチ、<戸柱>、<牧>、<倉本>、<山下>、チームスタッフ1名の計6人が陽性判定となり、<石田>、<大田>、<桑原>、<神里>が濃厚接触者疑いのため自主隔離とすることが球団から発表されています。
今季、新型コロナウイルスが理由で1軍の公式戦が中止されるのは、2日と3日に予定されていました「楽天-ソフトバンク戦」(楽天生命パーク)以来、2度目になります。昨季は5月に「日本ハム戦ー広島戦」が中止になっています。
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