日経平均株価(4月19日)終値3万7068円35銭
4月
19日
19日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反落し、午前終値は前日比1260円89銭(3.31%)安の3万6818円81銭でした。下げ幅は一時1300円を超えています。
前日の米ハイテク株安を受け、値がさの半導体関連株などに売りが膨らみました。さらに日本時間午前、中東イラン情勢に関する爆発報道が伝わると、幅広い投資家によるリスク回避目的の売りが加速して株安に拍車がかかりました。
19日午前、中東の複数のメディアはイラン領内の複数の場所で爆発があったと報じれれ、イスラエルによるミサイル攻撃とみられ、空港などの軍事施設のほか、核施設周辺で爆発があったとも伝わりました。中東情勢が一段と悪化するとの懸念が強まり、投資家心理が急速に悪化しています。
米経済指標の発表を受けて米景気は堅調に推移しているとの見方が改めて広がり、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ時期が一段と後退しています。米長期金利が上昇し、米ハイテク株には相対的な割高感を意識した売りが出たことから、19日の東京市場でも値がさの半導体関連株などに売りが波及しました。
終値は続落し、前日比1011円35銭(2.66%)安の3万7068円35銭でした。(2月9日)「3万6897円」以来、約2カ月ぶりの安値となっています。下げ幅は、(2021年2月26日)の「1202円26銭安」以来、3年2カ月ぶりの大きさでした。