21日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸して始まりました。
21日朝に<イエレン米財務長官>が米国銀行協会のイベントで「銀行危機が悪化すれば預金をさらに保護する用意がある」と表明し、金融システム不安への警戒が後退しています。
経営難に陥っていたスイスの金融大手クレディ・スイス・グループをスイス同業のUBSが買収することで19日に合意し、これを好感した買いも前日から続いています。金融のJPモルガン・チェース、同業のゴールドマン・サックスがダウ平均の上昇をけん引して、地銀株も買われ、前日に(47%安)で終えたファースト・リパブリック・バンクは一時3割超上げています。
終値はは続伸し、前日比316ドル02セント(0.98%)高の3万2560ドル60セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比184.571ポイント(1.58%)高の1万1860.109でした。S&P500は、前日比51.30ポイント (1.30%)高の4,002.87でした。
20日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反発して始まりました。欧州金融機関の経営を巡る過度な懸念がひとまず和らぎ、買いが先行しています。
経営難に陥っていたスイスの金融大手クレディ・スイス・グループを巡っては、スイスの同業のUBSによる買収が決まりました。世界的な金融危機につながるリスクがひとまず回避されたとの見方から、米株市場では主力株に買いが入っています。
前週に下げが目立った米地銀株は総じて堅調に推移しているものの、ファースト・リパブリック・バンクの株価は大幅安となっています。前週、米大手行による資金支援を受けると発表しましたが、経営環境を巡る不透明感が拭い切れていないとの見方から、売りが優勢となっています。
21~22日には米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、米株市場では積極的に買いを入れる動きが限られています。
終値は反発し、前週末比382ドル60セント(1.20%)高の3万2244ドル58セントで終えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、前週末比45.025ポイント(0.39%)高い1万1675.538ポイントでした。
20日、米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)』はJPモルガン・チェースなどの大手行が、経営不安が高まっている米中堅銀行ファースト・リパブリック銀行の新たな支援策を協議していると報じています。
大手11行が預け入れた預金300億ドル(約4兆円)の一部、または全部を資本に転換する案も浮上していると、関係者の話として伝えています。協議はJPモルガンの<ダイモン最高経営責任者(CEO)>が主導しているといいます。
20日の米市場では、スイス金融大手UBSが、経営危機に陥った同業のクレディ・スイスの救済買収を発表したことを好感。金融システムに対する不安が後退し、株価が上昇しています。ただ、ファースト・リパブリック株は下落が続き、一時(45%超)急落しました。
20日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前週末比227円45銭(0.83%)安の2万7106円34銭で前場の取引を終えています。金融システムの混乱が世界の景気を悪化させるとの懸念が強まり、幅広い銘柄で売りが優勢となりました。
3月10日の米銀シリコンバレーバンク(SVB)の経営破綻に端を発した金融システムへの懸念から、銀行融資が抑制されて米景気が悪化するとの見方が強まっています。前週末17日の米株安が東京市場にも波及しています。
経営不振に陥っていたクレディ・スイス・グループについて、スイスのUBSが買収することで19日に合意、経営破綻などの最悪の事態は免れています。救済措置が支えとなって日経平均は上昇に転じる場面もありましたが、積極的にはリスクを取りにくい状況で買いは続きませんでした。
日本時間20日午後の取引でダウ工業株30種平均の先物「Eミニ・ダウ先物」の6月物が下落に転じており、20日の米株式相場が下落するとの警戒から、祝日を控えた東京市場では幅広い銘柄で手じまい売りが出ています。
終値は反落し、前週末比388円12銭(1.42%)安の2万6945円67銭で終えています。
17日の米ダウ工業株30種平均株価は反落して始まりました。米地域銀行の経営悪化への懸念が強く、銀行の融資態度の厳格化が景気を冷やすとの見方も売りを誘っています。金融株が売られ、景気敏感株も下げる銘柄が目立ちました。
前日は米地銀のファースト・リパブリック・バンクに米大手銀11行が計300億ドル(約4兆円)を預金の形で資金支援すると発表。これを好感した買いで前日の同社株は(10%高)で終えましたが、業績への懸念は払拭されず、17日はほかの地銀株と並んで売り直されています。
銀行が貸し出しに慎重になれば米経済にも逆風になります。景気敏感株も売られやすく、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスや建機のキャタピラーが安く、半面、長期金利の低下を受けてハイテク株の一角には買いが入っています。
終値は反落し、前日比384ドル57セント(1.19%)安の3万1861ドル98セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに反落し、前日比86.764ポイント(0.74%)安の1万1630.513でした。 S&P500種は、前日比43.64 (1.10%)安の3,916.64でした。
週末17日の欧州株式市場は軒並み反落しています。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比74.63ポイント(1.01%)安の733.40で引けています。週間では(5.3%安)でした。
ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は(1.33%安)、フランスCAC40種指数は(1.43%安)、ストックス欧州600種指数は(1.26%安)でした。
欧米の金融不安の高まりからリスク回避ムードが広がり、銀行株や小売株など幅広い銘柄が売られました。
FTSEでは通信大手BTが(6.1%安)と下落率トップ。オンライン食品販売オカド・グループ(4.5%安)や保険大手プルデンシャル(4.0%安)、金融大手HSBCホールディングス(2.9%安)も売られています。
産金大手エンデバー・マイニング(2.4%高)や資源大手グレンコア(2.2%高)など資源株は堅調でした。
DAXでは、エネルギー大手シーメンス・エナジー(4.3%安)やコメルツ銀行(3.5%安)などが売られています。
17日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前引けは前日比183円09銭(0.68%)高の2万7193円70銭で終えています。
資金繰りが懸念されていた米中堅銀行に複数の米大手銀行が預金すると発表したのを受け、金融システムへの不安が和らいで運用リスクをとる流れが優勢でした。
米中堅銀行のファースト・リパブリック・バンクに対してJPモルガン・チェースなど大手銀行11行は16日、合計300億ドル(約4兆円)を預金すると発表しました。16日の米株式相場は目先の金融システムの懸念が後退するとの見方から大幅に上昇。東京市場でも投資家心理の支えとなりました。
買い一巡後は利益確定や戻り待ちの売りも出て上値を抑えています。スイスのクレディ・スイスで再び金融機関の資金繰り不安が高まる可能性もくすぶり、短期筋の買い戻しが進んだあとは積極的に戻りを試す展開にはなりにくい状況でした。
終値は反発し、前日比323円18銭(1.20%)高の2万7333円79銭で終えています。
16日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続落して始まりました。欧米金融機関の経営に対する不安が続くなかで、欧州中央銀行(ECB)がインフレ抑制を優先する姿勢を示し、市場の重荷となっています。
(ECB)は16日、前回に続き(0.5%)の利上げを決めています。利上げに慎重になるのではないかとの見方もあっただけに、金融引き締め姿勢をくずさなかったことが株売りを誘いました。
21~22日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、利上げへの警戒が高まっています。金融引き締めが景気を冷やすとの見方から、景気敏感株や消費関連株を中心に売られ、一時「3万1571ドル46セント」の安値まで下げています。
経営不安が続く米地銀のファースト・リパブリック・バンクを米大手銀行が支援するとの観測から、金融システム不安が和らぐとみた買いが広がり、引け間際に米銀11行が預金の形で総額300億ドルの資金支援を実施すると発表後にダウ平均の上げ幅は400ドルを超え「3万2281ドル61セント」の高値をつける場面がありました。
終値は、前日比371ドル98セント(1.2%)55セントでセントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は、最近の米長期金利低下で相対的な割高感が薄れ4営業日続伸し、前日比283.225ポイント(2.5%)高の1万1717.277でした。S&P500は、前日比68.35 ポイント(1.76%)高の3960.28でした。
16日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前引けは前日比255円09銭(0.94%)安の2万6974円39銭でした。
取引時間中に日経平均が節目の2万7000円を下回るのは(1月23日)以来となりました。米銀の経営破綻をきっかけにした金融システム不安が欧州でも広がり、銀行株や保険業などの下げが目立ちました。
15日の欧州市場では業績不振が続くスイス金融大手のクレディ・スイス・グループ株が過去最安値を更新しました。筆頭株主のサウジ・ナショナル・バンクが追加投資をしないと伝わったためで、欧州にも金融不安が波及しました。金融をはじめ国内の主力株にも売りが広がり、日経平均は下げ幅を一時500円超まで拡大し「2万6632円92銭」の安値を付けています。
一方、日本時間16日午前にクレディ・スイスが資金調達策を発表。スイス国立銀行(中央銀行)から最大500億スイスフラン(約7兆1000億円)の資金を借り入れるオプションを行使する意向とし、流動性低下への懸念がいったん和らいでいます。これを受けて株価指数先物などに買い戻しが入り、日経平均も急速に下げ渋っています。
終値は、前日比218円87銭(0.80%)安の2万7010円61銭の大引けでした。(1月23日)の「2万6906円04銭」以来の安い水準となりました。
15日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反落して始まりました。
下げ幅は「700ドル」を超え「3万1429ドル82セント」の安値を付ける場面もありました。15日の欧州市場でスイスの金融大手クレディ・スイス・グループの経営不安から欧州株相場が大幅安となり、米国市場でも金融株を中心に売りが広がりました。
クレディ・スイスは、筆頭株主のサウジ・ナショナル・バンクの会長が「追加の出資要請には応じない」と述べたと伝わりました。スイス国立銀行(中央銀行)と同国の金融規制当局は15日、経営不安が広がっている金融大手クレディ・スイスに対し、「必要があれば流動性を供給する」として、支援の用意があると表明していますが、米国で銀行破綻が相次ぐ中で、金融システムが一段と不安定になるとの懸念が広がっています。
終値は反落し、前日比280ドル83セント(0.87%)安の3万1874ドル57セントで終えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、前日比5.903ポイント(0.052%)高の1万1434.052でした。 S&P500種は、前日比27.36 ポイント(0.70%)安の3891.93でした。
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