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- ダウ平均株価(9月29日)@終値3万3507ドル50セント
29日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸して始まりました。朝方に発表されました米連邦準備理事会(FRB)の重視する物価指標が市場の想定の範囲にとどまりました。このところ株価の重荷となっていた米長期金利の上昇が一服し、株式投資家の安心感につながりました。
29日朝発表の8月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前月比で(0.4%)上昇した。一方、食品とエネルギーを除くコア指数は前月比(0.1%)上昇と、市場予想(0.2%上昇)を下回っています。コア指数の前年同月比の上昇率は(3.9%)と、7月の(4.3%)から伸びが鈍化し、市場予想と一致しました。
市場では、(PCE)物価指数の発表を受け、米国のインフレの沈静化が進んでいるとの受け止めが広がりました。29日朝の米債券市場では長期金利が(4.5%台前半)で推移しており、前日終値(4.57%)を下回っています。金利の低下で、株式市場では幅広い銘柄に買いが入りました。
買い一巡後は、共和党幹部が提案したつなぎ予算案を可決できなかったと伝わりました。新しい会計年度が始まる10月1日が迫っており、政府機関の一部閉鎖を避けられないとの見方が強まり、米政府機関の一部閉鎖のリスクが意識され、高水準の米政策金利が長く維持されるとの見方も根強く、ダウ平均は下げに転じ、一時「3万3407ドル45セント」の安値を付けて終えています。
終値は反落し、前日比158ドル84セント(0.47%)安の3万3507ドル50セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、前日比18.045ポイント(0.14%)高の1万3219.322でした。 S&P500種は、11.65ポイント (0.27%)安の4288.05でした。
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